Archive for the ‘フィギュアスケート’ Category.

フィギュアスケート世界選手権2019(4):男子シングルFS

アルバース先生が9失点・・・こんなこともありますね。富井です。さて、フリースケーティング。解説は岡崎真さん、実況は小林さん。グループ3、4の12人。

ロシアのミハエル・コリヤダ。「カルメン組曲」4T+3Tは成功。続けての4Tはステップアウト。3A+2Tもいいですね。シットスピンも回転が美しい。コレオシークエンス。3Fも成功。3Aはこれも高さがあって素晴らしい。3S+1Eu+2Sはこれで良かったのかな。3Lzも美しいジャンプ。ステップシークエンスはちょっとバランスを崩すところもありましたがOK。キャメルスピンも丁寧。コンビネーションスピンは最後のレイバックがちょっと短いでしょうか。ジャンプがステップアウトした4T意外はすべて高い加点がついていました。262.44

ジョージアのモリス・クビテラシビリ。「モーツァルト・ロックオペラ」4S+3Tはステップアウト。3Aもなんとか成功。3F+1Eu+3Sはコントロールされたジャンプ。3LoもOK。キャメルスピンはまずまず。コレオシークエンスもまずまず。4T+2Tも成功。ここで入るのは大きい。4Tは大きく転倒。でもすぐに立ち上がりました。3Fは成功。すごい精神力。シットスピンもいいです。落ち着いています。ステップシークエンスはややスピードがないかな。でも丁寧。コンビネーションスピンもコントロールされてます。顔を打ちそうなほど転倒したのに偉いです。240.74

ロシアのアンドレイ・ラズキン。「ロミオとジュリエット」4T+2Tは高さのあるジャンプ。4Tの単独も立ちました。3Aはフリーレッグをついてしまいました。キャメルスピンはまずまず。3FもOK。ステップシークエンスは姿勢がきれい。でももうちょっとスピードが欲しいなあ。3F+2T+2Loも美しい。3Lz+2Aのシークエンスも成功。3LoもOKです。素晴らしい出来。コレオシークエンスもいい。シットスピンはちょっと回転速度が遅いかな。コンビネーションスピンもやや疲れが見えます。しかし最後までこらえて回りました。終わった後にほっとして笑顔。ロシア人にしては珍しい雰囲気。248.74。素晴らしい成績。

フランスのケビン・エイモス。「In this shirt」4TはOK。イーグルがすてき。3Lzは素晴らしい。イナバウアーからの3Aも素晴らしい。3Loも高さがあります。キャメルスピンも見事。本当にエイモスのスケートは素晴らしい。イーグルからの3Aは残念ながら転倒。3Lz+3Tはステップアウト。3F+1Eu+3SもOK。コレオシークエンスがすてきすぎる。シットスピンは回転が足りないか。コンビネーションスピンはOK。ステップシークエンス音楽に合ったドラマチックなステップ。最後のポーズもかっこいい。しかし手が痛そう・・・と思ったら切ってしまったようですね。失敗したところもありましたが全体的にエイモスの世界に没頭して楽しめました。247.47

中国の金博洋。「Hable con ella」4Lzは成功。すごい高さ。4T+2Tも成功。3A+1Eu+3SもOK。キャメルスピンもまずまず。ステップシークエンスも工夫があります。4Tは跳ぶ前にスピードがなくて着氷がもう一つ。3Aは成功させました。3Lz+3Tも流れはなかったですが成功。3Fはいい。シットスピンは回転が速い。コンビネーションスピンもいいですね。コレオシークエンスもがんばっています。ちょっと疲れた感じだけどほぼすべてのジャンプを成功させました。262.71。久しぶりに素晴らしい金博洋が見られました。

チェコのミハル・ブレジナ。AC/DC「サンダー・ストラック」ほか。高さのある4S+2Tは成功。3A+2Tもコントロールされたジャンプ。3Fも流れのあるジャンプ。シットスピンも素晴らしい。ステップシークエンスも渋い。渋オジステップ。コンビネーションスピンもいい。3Lzもきれいな着氷。3Aも素晴らしい。3Fは転倒。流れがいいジャンプに見えたのですが。イーグルからの3Lzは素晴らしい。コレオシークエンスもロックに合ってる。コンビネーションスピンも素晴らしい。最後はロックスター。満足そうに氷を叩きました。転倒もあったけど、素晴らしかった。254.28

アメリカのヴィンセント・ジョウ。映画「グリーンディスティニー」より。4Lz+3Tは素晴らしいでは足りないぐらいのジャンプ。4Sも美しい。3Fはまずまず。4Tもコントロールされているジャンプ。美しいイーグルのコレオシークエンス。3A+2Tは着氷がもう一つでしたがOK。3AもOKです。キャメルスピンもいい。コンビネーションスピンもいいスピン。3Lz+1Eu+3Fも空中姿勢がきれい。ステップシークエンスはまあ普通かな。シットスピンは面白い形。しかし、最初のジャンプのすごさですよ。素晴らしかった・・・。全体的にもよくまとめました。出せるものをすべて出し切った演技でした。281.16。いきなり280点越え。

宇野昌磨。「月光」4Sはきれいだったんですがステップアウト。4Fも両手をついてしまいました。素晴らしいスピードの滑りなのですが速すぎるのでしょうか。4Tは素晴らしい。キャメルスピンは素晴らしい。コンビネーションスピンもため息が漏れそうな曲に合ったスピン。コレオシークエンスもすごいイーグル。あんなに長い間滑れますかね。4Tがセカンドジャンプをつけられずに単独に。3Aは素晴らしい。3A+1Eu+3Fは見事、見事。3S+3Tも素晴らしくコントロールされたジャンプ。ステップシークエンスも素晴らしい。足換えのコンビネーションスピンも回転が速い。うーん、完全にはほど遠かったですが、いつ見ても素晴らしいプログラム。270.32

イタリアのマッテオ・リッツォ。「クィーン・メドレー」ユニバーシアード優勝。4Tは転倒。3Aも軸が斜めでしたがなんとか立ちました。3Lz+3Tは成功。3Loもいいジャンプ。キャメルスピンもOK。コレオシークエンスも曲によく合ってます。3A+2Tも成功。3F+1Eu+3Sもきれいな3連続。3Lzも流れのあるジャンプ。シットスピンも回転が速くて美しい。ステップシークエンスも盛り上げますね。そのままコンビネーションスピン。最初のジャンプが上手くいきませんでしたが後半はよくまとめたと思います。最終グループでよくやりました。257.66

羽生結弦。歓声がすごすぎる。「オリジン」4Loは立ちました。すぐにイーグル。すごいです。4Sはしゃがんでしまいましたが立ち上がりました。すごい。コンビネーションスピンも素晴らしい。ステップシークエンスもプルシェンコより上手いよね。3Loは助走をほとんどつけず成功。4Tは流れのあるジャンプ。素晴らしい。4T+3Aもややバランスを崩しかけましたがこらえました。3F+3Tも流れがあります。3A+1Eu+3Sもまとめました。コレオシークエンスもなんかすごい。シットスピンもいい。コンビネーションスピンは高速回転で。終わってすぐガッツポーズ。「周りの放送席の拍手が鳴り止みません!」投げ込まれる無数のプーさん。観客の歓声もロックコンサート並み。滑るロックスター。300.97

アメリカのネイサン・チェン。「Land of all」すごく静かな表情。4Lzは素晴らしいコントロール。4Fはややバランスを崩し前傾姿勢になりましたが見事な着氷。4Tも流れがります。3Aも流れと幅のあるジャンプ。キャメルスピンも美しい。ステップシークエンスも流れるよう。4T+3Tも二つのジャンプの調和が素晴らしい。3Lz+3Tも見事。3F+1Eu+3Sもいい。コレオシークエンスもいいしその後すぐにコンビネーションスピンがまたすごい。そのあとのコンビネーションスピンも美しい。素晴らしく清浄な世界。心が洗われます。323.42。これはすごい・・・。あの羽生以上か!!

アメリカのジェイソン・ブラウン。「サイモン&ガーファンクルメドレー」4Sは転倒。3Aは着氷がつまってしまいました。3Sも着氷がもう一つ。キャメルスピンは男子で一番美しい。コレオシークエンスのスパイラルも美しい。3LoはOK。1Aとジャンプが抜けてしまいました。3F+3Tは見事。3Lz+2T+2Loも見事。コンビネーションスピンもレイバックポジションの美しさよ。ステップシークエンスはさすがに上手いですがちょっとよろけてしまいました。コンビネーションスピンもすごい回転スピード。やや苦笑いですがさわやか。254.15

○最終順位
1.ネイサン・チェン
2.羽生結弦
3.ヴィンセント・ジョウ
4.宇野昌磨
5.金博洋
6.ミハエル・コリヤダ

1位のネイサン・チェンが完全優勝。フリーの前の静かな表情が印象に残りました。平常心でしたね。対する羽生は闘志むき出しで不動明王のような激しさがありました。しかしそこがいい。その激しさあってのスター。ネイサン・チェンに負けたままでは引退できませんから来年は怪我なくシーズンを終えて欲しい。しかし、次から次へと好敵手が現れて羽生はある意味もってますね。ずっと優勝だと燃えないタイプだと思うので。年上の高橋、パトリック・チャンからはじまって、同世代のハビエル・フェルナンデス、そして年下のネイサン・チェン、宇野昌磨、まだ見ぬジュニア世代。楽しみ。

ヴィンセント・ジョウは素晴らしい出来でした。文句なしのジャンプ。4位の宇野はジャンプの失敗は残念でしたがそれでも美しいプログラム。来年こそ、優勝。5位の金博洋は復活してきました。偉い。6位のコリヤダはSPで失敗してもフリーで巻き返してきてさすがの実力をみせました。

6人ともすごかった。今年はレベルが高すぎる。来年も楽しみですね。

フィギュアスケート世界選手権2019(3):男子シングルSP

成瀬で負けました。富井です。もうこれはフィギュアスケート。野球なんかいいわ。男子のSPは35人。女子に比べると5人も少ないので全部見ます。解説は岡崎真さん、実況は小林さん。

ドイツのパウル・フェンツ。「ブルースカイズ」3Aは流れのあるジャンプ。4Tは回転不足でコンビネーションジャンプになりませんでした。キャメルスピンはまずまず。シットスピンは回転が速い。3Lz+3Tとこちらをきちんとコンビネーションジャンプに。ステップはまずまず。コンビネーションスピンはレベル4をとれていたようです。パウル・フェンツにしてはもう一つの出来かなあ。63.27

エストニアのアレキサンドル・セレフコ。初出場の17歳。「I step out for a while」すてきな入り方。身のこなしがいい。ジャンプは構えが長いけど3Aは着氷。3F+3TもなんとかOK。キャメルスピンはちょっと身体が硬いなあ。次のジャンプが1Lzになってしまったのが残念。シットスピンは手の使い方が個性的でいいスピン。ステップシークエンスはスケーティングはもう一つでも上半身の表現がいい。踊れる選手。コンビネーションスピンは最後のアップライトスピンが回転が速くていい。魅せるのが上手なのでこれからジャンプが決まると上位に入りそう。63.25

フィンランドのヴァルター・ヴィルタネン。31歳と最年長選手。「Milonga de mis amores」半分半袖。小芝居上手い。2Lzになってしまってノーカウント。イーグルからの3Lz+2TはOK。キャメルスピンはOK。コンビネーションスピンは面白い構成。2Aは慎重に。ステップシークエンスは「丁寧でいい」と岡崎さんからお褒めの言葉が(珍しい)。面白いポジションのシットスピン。ジャンプ以外はなかなか良かった。55.73

マレーシアのジュリアン・ジージエ・イー。「To build a home」高さのある3A。3Lzも流れがあります。キャメルスピンもOK。3F+3Tも成功。それからすぐのシットスピンは回転も速い。ステップシークエンスもすてきですね。音楽の盛り上がりに合ってます。コンビネーションスピンも回転が速い。急にレベルが上がりました。やっぱり上手ですね。年々上手くなってるなあ。73.63

アルメニアのスラヴィク・ハイラペティアン。「カルーソ」ミーシャ・ジーっぽい雰囲気の選手。3Aは着氷がつまってしまいました。3Lzは転倒。いい感じに踏み切れたと思ったのですが。キャメルスピンはOK。3S+3Tはまとまりのあるジャンプ。コンビネーションスピンは個性的。ステップシークエンスはまずまず。コンビネーションスピンもユニーク。60.66

イギリスのピーター・ジェイムズ・ハラム。「スムース・クリミナル」3Aはステップアウト。3Lz+3TはOK。キャメルスピンは回転が速くていいです。フライングシットスピンもいいですね。マイケルっぽい振りが面白い。3Fはオーバーターン。ステップシークエンスはスピードがあります。コンビネーションスピンは個性的だなあ。面白いステップ。滑りきってガッツポーズ。満足そうな笑顔にこちらもにっこり。バネがあってスピンで跳ぶところがすごく面白い。それが生かされたプログラムでした。66.06

スウェーデンのアレクサンドル・マヨロフ。これで引退してしまうマヨロフ。残念だ。「Bang Bang」4Tは高さがあったのに手をついてしまいました。もったいない。3Aは軸が斜めでしたがこらえました。キャメルスピンはOK。3Lz+3Tは流れのあるジャンプ。シットスピンの回転も速い。さすがマヨロフ。ステップシークエンスもベテランぽく、スケーティングに味わいがある。コンビネーションスピンもポジションがきれい。おお、まずまず上手くいったのでは!フリー進出は間違いないのでうれしい。コーチの肩にポケモンを乗せるお茶目なマヨロフ。79.17

アゼルバイジャンのウラジーミル・リトヴィンツェフ。18歳、初出場。「Abbey road blues era」ジュニアとの掛け持ち。姿勢が美しい。スピードのあるスケーティングからの4T。3Aも美しいジャンプ。キャメルスピンも美しいポジション。この子、すごくない?3F+3Tもいいジャンプ。コンビネーションスピンも回転が速いですね。ステップシークエンスもツイズルがきれい。コンビネーションスピンも回転がとても速いし見なれない形が多い。この子はいずれメダルを取るでしょう。小林さんも「覚えておきたい選手」81.46

ロシアのアンドレイ・ラズキン。ラズキンはコフトゥンの代役だったのですが、その後、コフトゥンは怪我のために引退してしまいました・・・。うぅぅぅ。
さて、ラズキン。世界ジュニア、欧州選手権にも出場したことのない初出場の21歳。ミーシン門下生。ロシア選手権4位。「I put a spell on you」4Tは見事着氷。3Aも流れのあるジャンプ。やりますね。キャメルスピンもいいスピン。3F+3Tも軸が細くて飛距離が長い。ステップシークエンスもまずまず。シットスピンも指がかっこいい。コンビネーションスピンはまあまあかな。でも上手くまとめましたね。ノーミス。ロシア男子もレベルが上がっていますね。84.05。ジャンプの質がとても高いのでトップに立ちました。

イスラエルのダニエル・サモーヒン。「Senza parole」4T+3Tは流れのあるジャンプ。4Sは転倒。キャメルスピンはOK。3Aは大丈夫。コンビネーションスピンは回転が速い。ステップシークエンスもドラマチック。でもちょっとステップが雑に見えますがどうでしょうか。シットスピンは少し音楽をオーバーしてしまいました。でも転倒しても回転不足ではないようでいい挑戦だったと思います。82.00

トルコのブラク・デミルボガ。「I’m not the only one」構えの長い3Aでしたが成功。3Lz+3Tはステップアウト。シットスピンの回転が速い。ステップシークエンスはちょっとふらふらしています。緊張でしょうか。3Fは着氷がもうひとつでしょうか。コンビネーションスピンはOK。キャメルスピンは途中でやめてしまいました。うーん、最後がもったいなかったですね。60.79

スイスのルーカス・ブリッツギ。「Love is a bitch」3Aは流れのあるジャンプ。3Lzは転倒。キャメルスピンは回転も速いしポジションもきれい。シットスピンも回転が速い。さすがスイスの選手。3Fは飛び上がる前がかがみすぎましたかね、転倒してしまい、コンビネーションジャンプになりませんでした。コンビネーションスピンも上手、やっぱりスピン上手いです。ステップシークエンスもすばらしいのですがちょっとがっかりしてしまったようです。ジャンプがもったいなかったなあ。54.58

オーストリアのルック・マイアーホーファー。「Ponga」16歳。ダンスが上手い。アイスダンスやっても良さそうな手の動き。3Lz+3Tは流れがあっていい。2Aですが余裕があります。キャメルスピンはちょっと回転がゆっくり。3Fは着氷でこらえました。ステップシークエンスが華やか。サンバによく合ってます。シットスピンは足が長すぎて邪魔に見えます。コンビネーションスピンも足が絡まりそう。65.78

ポーランドのイーゴリ・レズニチェンコ。「Give me love」4Tは転倒。3Aも転倒。キャメルスピンはOK。1Lz+3Tになりましたが3Tはつけられました。シットスピンは上手。ステップもなかなかいいのですがジャンプがあれだけ決まらないとしんどいですね。シットスピンも足をジャンプして変えながらおもしろいですね。いいところあるんだけどなあ。50.15

ウクライナのイワン・シャムラトコ。「Domani」スピードがありますね。しかし3Aはステップアウト。3Lz+3Tもこらえきれませんでした。うーん、残念。ステップシークエンスはまずまず。キャメルスピンはきれいです。3Fは転倒。コンビネーションスピンも素晴らしい。シットスピンの回転も素晴らしい。美しいメロディーによくあった美しい滑りだったんですけど・・・ジャンプが残念でしたね。でも今後期待できそうな選手です。62.99

メキシコのドノヴァン・カリーヨ。来ました!この子を見てから一応全員見ようと思うようになったんです。埼玉なのにすごい歓声だ・・・みんな知っているんですね。「ジャズマシーン」ほか。笑顔がちょっと硬い。最初から手拍子。みんなご贔屓なんですね。構えが長いところからの1A。残念。3Lz+3Tは転倒。コンビネーションスピンは面白いポジション。ステップシークエンスは意欲的。3Fもステップアウト。こういうの続くんですよね。キャメルスピンはOK。シットスピンは回転が速くていい。なぜ、最後のポーズを上から撮るんだ・・・。四大陸に比べると硬かったなあ・・・。はじけるととても爽快なプログラムなんですが・・・。また来年だ!絶対見ます!!実況席も残念そう。54.99

オーストラリアのブレンダン・ケリー。「プレリュード・エイジ・オブ・ヒーローズ」4Tはこらえてちゃんと着氷しました。さすがブレンダン・ケリー。3S+3Tと確実にまとめました。キャメルスピンは普通ぐらい。3Aはきれいな着氷。さすがちゃんとしています。ステップシークエンスは動きにキレがあります。コンビネーションスピンもいいです。シットスピンはちょっと短いかな。でもちゃんとまとめてきました。よかった。78.26

フランスのケビン・エイモス。初出場だそうです。意外。「Horns」素晴らしい滑り。4Tはぴたっと着氷。素晴らしい加点がついています。3Lz+3Tはやや着氷が乱れましたがOK。キャメルスピンもいいですね。3Aもややつまりましたがこらえました。面白い形のシットスピン。回転も速い。コンビネーションスピンもおもしろい。ステップシークエンスは素晴らしいし独創的。緩急が自由なんですよね。音楽にめっちゃ合ってる。隣のフランス実況席が盛り上がっています。88.24。初出場でこの出来は素晴らしい。泣いちゃってます。

ジョージアのモリス・クビテラシビリ。「ブラッドストリーム」4Sは転倒。3Aは流れのあるジャンプ。コンビネーションスピンは速い。ピアノを弾くマイムのあと、4T+3Tはいいジャンプ。キャメルスピンはまあまあかなあ。ステップシークエンスはいいんですがエイモズの後で見ると単調だな。シットスピンは最後のポーズがちょっと高いかな。でも転倒があっても4T+3Tをちゃんと跳んでよくまとめました。82.67

チェコのミハル・ブレジナ。「Who wants to live forever」4S+2Tはバランスを崩しましたがセカンドジャンプをつけました。3Fは流れのある美しいジャンプ。キャメルスピンもいいスピン。シットスピンも回転の美しいスピン。3Aはつまりましたが立ちました。ステップシークエンス上半身も足下もよく動いています。コンビネーションスピンも安定した素晴らしいスピン。バランスを崩したジャンプもありましたがかなりいい出来でしたね。86.96

韓国のチャ・ジュナン。プロコフィエフ「シンデレラ」美しい4S。3Lz+3Loも流れがいいですね。キャメルスピンのポジションがきれい。3Aで両手をついてしまいました。珍しい。シットスピンは回転がものすごく速い。ステップシークエンスはやや動揺しているのかな。コンビネーションスピンはポジションがどれも美しい。79.17。4Sと3Aが回転不足だったそうです。4Sきれいだったんだけどな。

田中刑事。「メモリーズ」最初のジャンプが2Sになってしまい、無得点。もったいない。3Lz+3Tは素晴らしいジャンプ。キャメルスピンはOK。シットスピンも美しい。3Aは流れのあるジャンプ。ステップシークエンスもスピードがあります。こんなに上手だったっけ?コンビネーションスピンも素晴らしい。ただ最初のジャンプが・・・もったいない。あれがせめて3回転入ればかなりいいところに行けたのですが。78.76

カナダのナム・ニューエン。フランク・シナトラ「ザッツ・ライフ」4S+3Tはサルコウがとても良かった。キャメルスピンもOK。慎重に跳んだ3Aは着氷が乱れましたがどうにかこらえました。シットスピンはまずまず。3Fはコントロールされたジャンプ。ステップシークエンスは相変わらず器用。コンビネーションスピンはコントロールされたスピン。うーん。3Aがスピードがなかったですね。それ以外は良かったですが、ニューエンはもっと出来る子だと思うんですけどね。82.51

中国の金博洋。「While my guitar gently weeps」4Lzは転倒。4T+3Tは難なく成功。キャメルスピンはいいですね。3Aも高さのあるジャンプ。シットスピンもとても回転が速い。コンビネーションスピンもポジション変化がすごい。ステップシークエンスはやや焦っているような感じ。岡崎さんが言うには会場が暑いので息苦しいのではとのこと。そうかもなあ。あと、この人、昔より足が細くないですか?気のせいだといいんですが。84.26。転倒がもったいなかったですね。

ラトビアのデニス・バシリエフス。「Papa was a rolling stone」ほか。素晴らしい足裁き。わくわくします。3Fはコントロールされてますね。3Aは構えが長すぎたせいか転倒。トレードマークの素晴らしいシットスピン。ステップシークエンスの見事なこと。2Lz+3Tになってしまいました。キャメルスピンもいいですね。足換えのコンビネーションも素晴らしい。ああ、転倒はありましたがそれ以外はとても素晴らしい。点は出ませんが私はとても堪能しました。しかしランビエールはとても残念そうだ・・・。74.74

イタリアのマッテオ・リッツォ。「ヴォラーレ」4Tは素晴らしいジャンプ。3Aもコントロールされた美しいジャンプ。キャメルスピンはちょっとゆっくり。ステップシークエンスも流れるよう。滑りがとても美しい。3Lz+3Tも素晴らしい。シットスピンも回転がとても速い。コンビネーションスピンも変化が美しいですね。すごい。完璧でしたね。93.37。なんと、ここでリッツォがトップ。見るたびにいつも予想より上手くて驚く選手。

イスラエルのアレクセイ・ビチェンコ。映画「レイクエム・フォー・ドリーム」より。一時期はやったよね。4Tはなんとか着氷。3Aは高さのあるジャンプ。足換えのコンビネーションスピン。3Lz+2Tは最初のジャンプでバランスを崩しましたがなんとかセカンドをつけました。キャメルスピンはOK。ステップシークエンスはスピードはあるのですがちょっと雑なように見えます。シットスピンはOK。77.67。今シーズンはちょっと調子が悪かったですね。でも本人は満足そう。

アメリカのヴィンセント・ジョウ。「エクソジェネシス交響曲あがない」4Lz+3Tは空中姿勢も美しい。4Sは高さがありました。シットスピンもOK。何気ないイーグルがきれい。3Aは着氷がもうひとつでしょうか。ステップシークエンスもなかなかうまい。キャメルスピンも回転が速い。コンビネーションスピンもいい。前よりジャンプ以外が上手くなってる!これは強い。94.17

ロシアのアレクサンドル・サマリン。「コールド・ブラッド」初出場とは意外。幅があったのですが2Lzになってしまい無得点。4F+2Tでコンビネーションジャンプに。キャメルスピンもダイナミック。スピードのある3Aでしたが着氷がもう一つ。コンビネーションスピンの回転も速い。ステップシークエンスはやや疲れているような感じ。シットスピンは面白いポジション。ああ、最初のジャンプ失敗で舞い上がってしまったみたいな感じですね。もう一つ実力を発揮できなかった。78.38。この辺の点数に集中してますね。

ビチェンコは今シーズンは準備が遅かったらしく、調子がもう一つだったようですが引退撤回で来シーズンはばりばりやるらしいです。嬉しい。
やっと最後のグループ。しかしメンツが豪華すぎ。

羽生結弦。「秋に寄せて」最初が2Sになってしまいました。3Aはコントロールされたジャンプ。4T+3Tも流れがあります。キャメルスピンも素晴らしい。シットスピンも美しいポジション。美しいステップシークエンスはすごい複雑。王者の力を見せつけますね。コンビネーションスピンも素晴らしくてあっという間に終わりました。最初のジャンプが珍しい失敗でしたね。なんとも言えない表情。そしてプーさんが投げ込まれています。これ、10年後に見ると意味がわからないでしょうね。94.87。それでも暫定1位なんですね。すごいなあ。

宇野昌磨。「天国への階段」4Fは転倒。続くんだなあ・・・。4T+2Tはセカンドが3回転になりませんでしたが美しい流れ。キャメルスピンも素晴らしい。3Aはすぐにイーグルでかっこいい。シットスピンもかっこいい。ステップシークエンス上手。すぐにコンビネーションスピン。フィニッシュへの流れが素晴らしい。91.40。あれ、羽生くんの上に行ったかと思いましたが、だいぶ違うものですねと思ったらフリップが回転不足だったそうです。

アメリカのジェイソン・ブラウン。「Love is a bitch」3Fは素晴らしい。3Aも流れがあります。シットスピンの回転も速い。コンビネーションスピンもポジションの変化が速い。バレエジャンプが見事。3Lz+3Tがすばらしい。キャメルスピンの回転もめちゃくちゃ速い。身体のラインも美しい。ステップシークエンスも凝ってますね。最後まで流れが途切れない演技。トップに立って欲しい。96.81。4回転なくてこれとは夢のある点数ですね。バシリエフスもこれがやりたかったんだよね。

ロシアのミハエル・コリヤダ。ミューズ「I belong to you」3Tになってしまいました。コンビネーションをどうするのか。3Lz+2Tとちゃんと計算できる子でした。キャメルスピンもポジションがきれい。3Aも高さのあるジャンプ。ステップシークエンスも素晴らしい。シットスピンの回転も美しい。コンビネーションスピンも素晴らしいですが、レイバックの姿勢がちょっと短いかなあ。84.23

カナダのキーガン・メッシング。「君は友達」素晴らしいスピード。4Tは転倒。もったいない。雄大なイーグル。キャメルスピンも回転が速くて素晴らしい。大きな3Aは着氷。ステップシークエンスはちょっと疲れてしまったのかな。シットスピンも素晴らしい。バレエジャンプも高い。3Lzはコンビネーションジャンプにしないとだめだった。残念。コンビネーションスピンも素晴らしかったのに。82.38

アメリカのネイサン・チェン。「キャラバン」ペンギンぽい衣装。3Aは高さがありますね。4Lzはなんとか持ちこたえました。キャメルスピンも素晴らしい。軽いスケーティング。余裕がありますね。4T+3Tも余裕。シットスピンもポジションがきれい。ステップシークエンスは片足で滑るところが絶妙。コンビネーションスピンも素晴らしい。隙のないプログラム。で、すぐに見直しましたが、どこも音楽の調和がすばらしい。スピンの回転まで音楽に合ってますね。振り付けはシェイ=リーン・ボーン。あんた天才だよ。(去年のネメシスもめちゃくちゃ好き)107.40

○SPを終えての順位(個人的意見です)
1.ネイサン・チェン(踊るペンギン)
2.ジェイソン・ブラウン(踊る踊り子)
3,羽生結弦(踊る神の化身)
4.ヴィンセント・ジョウ(踊るジャンプマシーン)
5.マッテオ・リッツォ(踊る予想以上)
6.宇野昌磨(踊る妖精)
7.ケヴィン・エイモス(踊る芸達者)
8.ミハル・ブレジナ(踊る男気)

1位はチェン。素晴らしかったとしか言えない。なのに衣装がまるでペンギン。足をぶるぶるさせるペンギン。一人楽しそうにしてたのも印象的でした。フリーも楽に滑っているところが見たい。2位のブラウンも完璧でしたね。完成度でいえばこちらが上で、着氷とかどこも見直すところないです。これに96点は夢があるし、ジャンプだけでは認めませんよという強いメッセージを感じます。

そして3位が羽生。こんな日もありますが、それでも94点。次元の違う選手というのは見てわかる。でもちょっと今日は気持ちの余裕がなかったかな。自国開催のプレッシャーがあったのかな。日本じゃなかったら2Sのミスはなかったような気がします。4位のヴィンセント・ジョウが滑りも素晴らしかったのがびっくり。5位のマッテオ・リッツォも予想以上に素晴らしい出来。おめでとうございます。

6位の宇野昌磨は羽生結弦のミスで動揺してしまったかと思います。勝てると思うな思えば負けよみたいなところが心の奥底でよぎってしまったかも。エイモスも素晴らしかった実力を発揮できました。ブレジナもちょっとミスはありましたがよくまとめました。フリーも期待。

フィギュアスケート世界選手権2019(2):女子シングルFS

連休に飽きてきたという巷のニュースを見た富井です。うん、知ってた。まだ4日もありますね☆
さーて、こんな時はフィギュアスケート。解説は中庭健介さん、実況は小林さん。

第3グループから。
カナダのガブリエル・デールマン。「サムソンとデリラ」より。3Lz+3Tは成功。3Fは着氷がややつまりましたが成功。3Lo、2AもOK。なかなかの出だしです。キャメルスピンも無難に。ステップシークエンスはもう少しスピードがあればなあ。でも曲に合っててエレガント。2A+3Tはセカンドジャンプがステップアウトかとおもったら転倒扱い。アクセルはきれいだったのですが。続くジャンプも2Lzに。気落ちしないで。しかし2S+2T+2Tと立て直せません。コンビネーションスピンはいいですね。コレオシークエンスは曲の盛り上がりにあってスピードを感じます。コンビネーションスピンはOK。192.67

アメリカのブレイディ・テネル。プロコフィエフ「ロミオとジュリエット」ジュリエットというよりはロミオっぽい入り。2Aは美しい。3Lz+3Tもコントロールされたジャンプです。3Fもいいですね。2Aも高さがあります。レイバックスピンの回転も速い。ステップシークエンスも雰囲気的に苦悩するロミオ。3Lz+3Tもお見事。3Lo+2T+2Loも最初が高い。3Sもしっかり着氷。コレオシークエンスも勇ましい。コンビネーションスピンも速い。続けてもう一つコンビネーションスピン。ノーミスでしたね。加点しかないです。素晴らしい。213.47

ドイツのニコル・ショット。「Pas sans toi」3F+2TはOK。3T+2Tは最初でバランスを崩しましたがよくセカンドジャンプをつけました。2Aは大丈夫。3S+1T+2Loはさっき2Tを使ったので1Tに変えて3連続ジャンプ。計算の出来る人だ。3Fは手をついてしまいました。キャメルスピンはまずまず。コンビネーションスピンもOK。3Loも着氷がもう一つ。3Sもバランスを崩しかけましたがよくこらえました。ステップシークエンスはエレガントでとても良いです。コレオシークエンスも音をよく拾っています。レイバックスピンも雰囲気あります。最高とはいきませんが、まずまず良さは出せたと思います。170.56

ロシアのソフィア・サモドゥロワ。「バーレスク」今年のヨーロッパチャンピオン。3F+3Tは幅のあるジャンプ。3Lzも成功。3Loも流れがありますね。ステップシークエンスは前より大人っぽい。音楽をよく聴いて滑ってます。シットスピンは回転が速い。ここからがサモドゥロワ。3Sも成功。後半になるとスピードが上がります。2A+3Tも成功。スタミナがありますね。3Fも余裕。2A+2T+1LoもOK。コレオシークエンスも曲に合ってる。レイバックスピンもいい。コンビネーションスピンは回転が速い。あれ、でも思ったより得点が出ない・・・。3連続が最後1Loだったからかなあ。208.58

宮原知子。「ブエノスアイレスの冬」すばらしい3S。構えなく跳びますね。3Lz+3Tも高さがあります。いいですね。左右に回るコンビネーションスピンは本当に素晴らしい。3LoもOK。キャメルスピンも優雅です。ステップシークエンスもアイスダンサーのような素晴らしい足裁き。3Lzはやや低いかな。2A+3Tは幅があるジャンプ。コレオシークエンスのスパイラルがすてき。3F+2T+2Loは手をついてしまい、お客さんが悲鳴。でも何事もなかったように2A。レイバックスピンの回転が速くてずっと回ってそう。最後のガッツポーズも勇ましい。ああ、手をついてしまったのが残念。でもジャンプが素晴らしかった。215.95

紀平梨花。「ビューティフル・ストーム」素晴らしい高さの3A+3Tはすごい。3Aの単独では転倒。でも完全に回ってました。3Loも高いなあ。コンビネーションスピンも回転が速い。ステップシークエンスも複雑。ジャンプだけじゃないんだよね。3Lz+2Tも楽な感じで完璧なジャンプ。3Fも美しい。レイバックスピンの回転も高速。3Lz+2T+2Loもいい。シットスピンの回転も速い。コレオシークエンスも見事。3Sも完璧。素晴らしい流れ。ああ、3Aの転倒がなければ。そこがもったいなかったなあ。223.49

ロシアのエフゲニア・メドヴェージェワ。「Mumuki」ほか。高さのあるすばらしい3Lz。3S+3Tもすごいなあ。3F+2T+2Tも見事認定。キャメルスピンもOK。コレオシークエンスはやや淡泊。3Loは素晴らしいですね。ジャンプが良くなりましたね。2A+3TもOK。3Fも大丈夫。2Aは両足着氷か。コンビネーションスピンは回転が速い。ステップシークエンスは上手ですね。コンビネーションスピンも素晴らしい。鬼の形相でガッツポーズ。すごい迫力。見事にジャンプを修正しましたね。今シーズン最初の不調は何だったんでしょう。本当に素晴らしい。223.80

アメリカのマライア・ベル。「ピアノレッスン」ほか。2A+3Tは回転がはやい。3LoはOK。コンビネーションスピンも素晴らしい。3F+2Tもいいですね。足換えのコンビネーションスピンもOK。ステップシークエンスもいいです。でもちょっと単調かなあ。2A、3Lz+2T+2Loと成功。3Fもいいジャンプです。3Lzはバランスを崩しかけましたが持ち直しました。コレオシークエンスもスピードがあってスパイラルが美しい。これこそアメリカ。レイバックスピンも回転が速い。おお。ほぼノーミス。すごいガッツポーズ。よくまとめました。208.07

韓国のイム・ウンソ。映画「シカゴ」より。3Lzは単独に。3Loは美しいジャンプ。2A+3Tも高さがありましたが着氷でバランスを崩してステップアウト。コンビネーションスピンも素晴らしい回転。コレオシークエンスはもうちょっとスピードがあった方がよかったんじゃないかな。3Lz+3Tは見事。3S+2T+2LoもOK。3Fは転倒。もったいない!!2Aは成功。レイバックスピンはまずまず。ステップシークエンス曲の感じが良く出てる。キャメルスピンもいいですね。3Fの転倒がもったいなかったですね。でもよくまとめたと思います。205.57

坂本花織。映画「ピアノレッスン」より。素晴らしいスピード。3F+3Tは美しいですね。2Aも着氷した後にすーっと伸びていきます。3Lzも見事。シットスピンも回転が速い。スケーティングが上手い。マライア・ベルと似たような曲なのにドラマッチク。ステップシークエンスも素晴らしい。3Sもすっと入ります。2A+3T+2Tもすごい幅だ。1Fになってしまったのがもったいない。コンビネーションスピンも音楽に合った回転。コレオシークエンスもスピードのあるスパイラル。3Lo+2Tも大きなジャンプ。コンビネーションスピンも素晴らしい。あああ・・・フリップが1回転になったのが悔やまれますが、それ以外は力強いスケーティングで魅力あふれるものでした。222.83

ロシアのアリーナ・ザギトワ。「カルメン組曲」キレのあるスケーティングですね。2AはOK。3Lz+3Tは高い。3Sも素晴らしい。2Aも構えなく跳びます。キャメルスピンも回転が速い。コレオシークエンスもおしゃれだな。3Lz+3Loはバランスをやや崩しました。3F+2T+2LoもOK。3Fは高い。コンビネーションスピンもポジションの変化が多い。ステップシークエンスもいいですね。コンビネーションスピンはすごい変化。ノーミスですね。237.50。トップを守りました。

カザフスタンのエリザベット・トゥルシンバエワ。「ブエノスアイレスの秋」4Sは着氷。すごい。3Lzも着氷。3Fも姿勢がきれい。3Loも着実にいいジャンプを跳んでいます。キャメルスピンもいい。コレオシークエンスはふつうかなあ。3S+3Tも成功。2Aはステップアウト。2A+1Eu+3Sも着氷。ジャンプ構成がすごいな。コンビネーションスピンも回転が速い。ステップシークエンスも力強い。本当に力強いスケーティングが出来るようになりました。コンビネーションスピンの回転も軸が細くて速い。もう途中から笑顔でした。やりましたね。4Sはすごい。これが来季からの標準演技でしょうか。224.76

○最終順位
1.ザギトワ 237.50
2.トゥルシ 224.76
3.メドベー 223.80
4.紀平梨花 223.49
5.坂本花織 222.83
6.宮原知子 215.95

うわー、めっちゃ僅差。
1位のザギトワは完全優勝。ザギトワもシンデレラだった昨シーズンからなかなか勝てない苦しいシーズンになりましたが、底力を発揮。そして今シーズン一番伸びたトゥルシンバエワが2位。なんか、新世界の幕開けを感じます。とはいえ、ここから5位まで2点差の中にひしめいています。

メドベージェワはすごい迫力で貴乃花を思い出す雄叫び。感動しました。カナダのチームは強い女性を表現するプログラムに長けていると思うのではかなげなロシアの少女プログラムでなく、筋肉エレガントな力強いプログラムを希望します。シェイ・リー・ボーンの振り付けとかね。そして紀平。SPかFSで2Aを跳んでいれば余裕で銀メダル。どちらも3A成功したら優勝でしたね。惜しかった。坂本花織も個人的にはちょっと点が出なかったと思うぐらいジャンプが素晴らしかった。惜しかった。3Fが入れば間違いなく銀メダルだったなあ・・・。

そして宮原。FSのジャンプがとても良かった。来シーズンはもっとジャンプの点が伸びるんじゃないかな。高ささえでればこっちのものだ。

日本はメダルを逃したとはいえ、余裕の3枠。すごい。

フィギュアスケート世界選手権2019(1):女子シングルSP

最後のPL戦士、中川の活躍に目を細めています。富井です。
さて、フィギュアスケートの世界選手権。40人のエントリーとのことなのですが、なんとか、全員レビューしたいと思います。四大陸選手権の男子が結構面白かったので。フリーは12人ぐらいになると思いますが・・・。解説は中庭健介さん、実況は小林さん。

中国のホンギー・チェン。「白鳥」振り付けがミーシャ・ジー。3T+3Tはセカンドで手を上げてきれいなジャンプ。3Lzも両手をあげています。キャメルスピンも個性的な形。コンビネーションスピンもまずまず。2Aも成功。ステップシークエンスもなかなかいいです。レイバックスピンは回転も速くて美しい。最後のポーズもきれい。さすがミーシャ・ジー。1番滑走と思えないぐらいの出来。レベル高い。58.53

リトアニアのエルズビエータ・クロッパ。3T+3Tはセカンドジャンプが高い。3Fは着氷した後に転倒。もったいない。シットスピンはちょっと短いか。ステップシークエンスはもう少しスピードが欲しいところです。2AはOK。コンビネーションスピンはもう一つ。レイバックスピンもやや物足りないかなあ。47.95

イタリアのマリナ・ピレッダ。「アレグリア」より。3Lz+2Tはセカンドの回転がどうでしょう。レイバックスピンはOK。スピードのあるステップシークエンス。足下もしっかりしているし、上半身もよく動いています。キャメルスピンの回転も速くていい。3Fも着氷がかっこいい。2Aも素敵。コンビネーションスピンもいい。持ってるものをすべて出せた感じですね。53.27

ルーマニアのユリア・ザウター。3Loは高さがありました。2Aも流れの中で跳んでいます。シットスピンは途中のスピードの変化がいい。3T+2Tは幅のあるジャンプ。キャメルスピンはポジションがいい。ステップシークエンスは上手ですが、レベルは2にとどまってしまいました。コンビネーションスピンはややバランスを崩してしまったかな。53.11

スペインのバレンティナ・マトス。長身の選手。3F+2TはOK。3Loもややバランスを崩しかけましたが着氷。キャメルスピンはポジションがきれい。レイバックスピンも美しいですが、もう少しスピードが上がればもっと良かった。2Aはいいジャンプ。ステップシークエンスはツイズルが得意のようですね。コンビネーションスピンもきれいです。実力を発揮できてガッツポーズです。50.25

デンマークのパニル・サレーセン。3T+3Tはバランスの良いジャンプ。3LoもOK。レイバックスピンは最後ちょっとスピードが落ちてしまいました。2Aはいいです。シットスピンはなかなかいいスピンですが、この人はポジションチェンジが少ないですね。ステップシークエンスは曲に合ってます。コンビネーションスピンはいいスピン。コーチがすごく嬉しそう。54.36

スロベニアのダシャ・グルム。ドビュッシー「月の光」。3Fはやや両足着氷に見えましたが大丈夫だったでしょうか。3T+3TはOK。キャメルスピンは変化がいいですね。ベテランの味。2Aも成功。シットスピンも低くていい。ステップシークエンスも音がよくとれています。自分で振り付けているからかな。コンビネーションスピンも身体は硬いけどなかなか素敵。57.78。おお、いい点数に感激して泣いています。きっとフリーもでられますね。おめでとうございます。

エストニアのエヴァ・ロッタ・キリバス。3T+3Tは美しくて幅のあるジャンプだと思いましたが回転不足かな。3FはOK。レイバックスピンは形がきれい。イーグルからの2Aは素敵。キャメルスピンも回転が速い。ステップシークエンスはOK。コンビネーションスピンは個性的でいい。55.38

ブルガリアのアレクサンドラ・フェイギン。「シンドラーのリスト」他。3T+3Tは流れのあるジャンプ。3Loも流れがあって美しいです。キャメルスピンもOK。2Aもまずまず。コンビネーションスピンは回転が速くてポジションチェンジが素早い。ステップシークエンスも欲からだが動いています。レイバックスピンも美しい。やっと1番滑走者を超える選手が出てきたかな。56.69。あらら、思ったほどでませんでした。

イギリスのナターシャ・マッケイ。「小雀に捧げる歌」力強いポーズから。3Lo+2TはOK。3Sは高さがある。2AもOK。つなぎの部分が面白い。キャメルスピンもいいですね。ステップシークエンスもエネルギッシュ。この作品には意味があるんだろうなと思わせます。映画を見ているよう。コンビネーションスピンも回転が速くて素晴らしい。シットスピンも速い。おお、良かった。56.40

イタリアのロベルタ・ロッテギエーロ。「プラウド・マリー」スピードのある3T+3T。セカンドの軸がやや斜めだったかなあ。3Fは片手をついてしまいました。レイバックスピンは最初の回転が速かったのにだんだん落ちたのが残念。2AはOK。コンビネーションスピンは大丈夫。シットスピンはやっぱり後半のスピードがなあ。ステップシークエンスは曲に乗って踊っているよう。楽しいプログラムでした。51.50

アゼルバイジャンのエカテリーナ・リャボワ。「踊るリッツの夜」プルシェンコアカデミーの生徒。3Lz+3Tは成功。2Aはやや着氷が乱れた上に回転が足りなさそう。コンビネーションスピンは速い。ステップシークエンス工夫はあるのですがもう少し音楽を聴いて欲しいところですが、まだまだこれから。3Fも着氷が惜しかったですね。キャメルスピンは美しい。レイバックスピンもポジションがきれいですね。どちらもプルシェンコっぽい。57.18

スウェーデンのアニータ・オストランド。「ジュテーム」滑りがなめらか。2Aは流れがあっていいジャンプ。2Loになってしまったのは得点が入りません。残念。レイバックスピンは回転が速くていい。3T+3Tは幅のあるきれいなジャンプ。シットスピンも回転が速い。ステップシークエンスはきれいなんですがちょっと淡泊かな。コンビネーションスピンも回転が速くていい。ああ、2Loがもったいなかったですね。53.07

オーストリアのソフィア・シャラー。「Paint it black」3T+3Tはどうにか。3Sの予定が2Sに。続くものですね。キャメルスピンも回転速度はちょっとゆっくり。2AはOK。ステップシークエンスはなかなか意欲的。シットスピンは最後がちょっとゆっくりになってしまいました。コンビネーションスピンは良かったです。48.72

アルメニアのアナスタシア・ガルスチャン。「ジュテーム」3Lz+3Tは成功。3Fは着氷がもう一つ。レイバックスピンは優雅。スカートがすごく開くので跳びにくそうにも思います。2Aもなんとか成功。コンビネーションスピンはポジションチェンジが速い。フライングキャメルスピンはちょっと短い?ステップシークエンスは素敵。47.75。すべてが回転不足だったそうです。いけたと思ったのになあ。

カナダのオーロラ・コトップ。「ブラックバード」他。3T+3Tはステップアウト。3Sは両足だったかな。シットスピンは回転が速くていいですね。レイバックスピンの回転も速い。2Aも着氷がもう一つ。ステップシークエンスは曲に合ってていいですね。コンビネーションスピンもすてき。48.83

ブラジルのイサドラ・ウィリアムス。「Take five」ダンスが上手。3Lz+2Tはややつまりましたが成功。3LoもOK。コンビネーションスピンも音楽と合ってていい。2Aはやや着氷がよくありませんでした。シットスピンもOK。ステップシークエンスは音の取り方が上手。レイバックスピンは回転も速くてポジションが美しい。55.20

オランダのキアラ・ファン=ディール。「サハラナイト」最初のジャンプが2Lzになってしまいました。がんばって。3F+1Tとフリップは高かったのですが。2AはOK。シットスピンはポジションがいい。コンビネーションスピンは回転がとても速い。ステップシークエンスはエッジの乗り方がいい。レイバックスピンも回転が速いですが、ちょっと雑な感じに・・・うーん、残念。最初のジャンプが決まらないと気持ちが持たないですね。41.85

オーストラリアのカイラニ・クレーン。「アダージオ」3Lo+3Loは転倒。2Aは流れのあるジャンプ。コンビネーションスピンはすてき。3Lzで転倒。2転倒はもったいない。シットスピンも回転が速い良いスピン。ステップシークエンスも情感あふれる演技。しかしスピードが落ちてしまっていますレイバックスピンも回転が速くてポジションが美しい。48.82

香港のイ・クリスティ・リャン。「scene d’amour」3Lz+3Tはバランスを崩しましたがなんとか着氷。キャメルスピンはOK。ステップシークエンスはまずまず。2Aは幅があって美しい。3Fも成功。レイバックスピンは回転が速くてビールマンポジションがいい。コンビネーションスピンも素晴らしい。よくまとめました。58.60。これでトップに立ちました。

スイスのアレクシア・パガニーニ。「Yo soy Maria」3Lzは転倒。3T+3TはOK。キャメルスピンは上手。しかし次のジャンプが1Aになってしまいました。レイバックスピンもいい。ステップシークエンスは今までの選手では一番上手(と思う)。コンビネーションスピンも素晴らしい。ああ、アクセルが・・・。実力者なのですが。50.51。フリーに進むのは難しいかな。

フィンランドのエミ・ペルトネン。「カルーソ」3Tは着氷の時に手をついてそのあと転倒。3Loは単独になってしまったため無得点。シットスピンは上手。レイバックスピンも回転が速い。2Aは見事に成功。ステップシークエンスも緩急があっていい。コンビネーションスピンも一つ一つのポジションが美しい。3Loに2Tをつけて欲しかった。53.22

ベルギーのルナ・ヘンドリックス。「It’s all coming back to me now」スピードがありますね。3Lz+3Tは転倒。シットスピンの回転も速い。コンビネーションスピンのシットポジションが特に素晴らしい。2Aは成功。3Fも姿勢がきれい。ステップシークエンスもツイズルがすごく速い。レイバックスピンの回転も速い。素晴らしい。転倒がなければすごいことになってたと思うんだけど。ちょっともったいなかった。62.60

ドイツのニコル・ショット。「With you」3Loは着氷した後にすぐにツイズル、素晴らしい。3T+3Tも入り方に工夫がありましたが着氷がもう一つ。キャメルスピンはまずまず。ステップシークエンスはベテランの味。2Aの着氷もきれい。コンビネーションスピンもOK。レイバックスピンもしっとり。63.18

スロバキアのニコル・ラジコワ。「ラブストーリー」3Lzが2Lzになってしまいました。3Lo+2Tもバランスを崩しています。キャメルスピンはOK。レイバックスピンも回転が速い。2Aは慎重に跳んで成功。ステップシークエンスは曲に合ってドラマチック。コンビネーションスピンも良かったですね。ああ、最初のジャンプがなあ。51.22

ハンガリーのイヴェット・トート。「アップタウン・ファンク」ほか。3T+2Tはなんとかコンビネーションにしました。3Lzは回転不足気味みたい。キャメルスピンはそれほどよくなかったけどコンビネーションスピンはいいですね。2Aは成功。ステップシークエンスは意欲的。ちょっとバランスを崩して手をついてしまいました。レイバックスピンはOK。うーん、手をついたのがもったいなかった。54.87

カナダのアレン・チャートランド。「黒く塗れ」2Aは成功。3Lz+2Tは慎重に成功させました。シットスピンもOK。3Loは飛び上がるときにバランスを崩して転倒。ステップシークエンスは上手ですね。レイバックスピンの回転もいい。コンビネーションスピンも素晴らしい。うーん、転倒が痛かった。カナダ、大丈夫かなあ。55.89。フリーには進めました。

チェコのエリシュカ・ブレジノワ。「アルビノーニのアダージオ」3T+2Tは途中で手をつきましたが、認定はされるようですね。3Lzは成功。高さがあります。キャメルスピンは素敵。2Aもバランスの良い美しいジャンプ。コンビネーションスピンもOK。ステップシークエンスもよく動いています。上手になりましたね。レイバックスピンもOK。おお、手をついた意外はよくまとめました。音楽が余ったのはどうしてなんでしょう。振り付けがミーシャ・ジー。57.13。ミーシャ・ジーは売れっ子だかあ。いいことです。

カナダのガブリエル・デールマン。カナダの出場枠はデールマンにかかっている!「カルメン」より。素晴らしい3T+3T。2Aも美しい。すぐにキャメルスピン、これも素晴らしい。レイバックスピンも複雑ではないけど美しいスピン。3Lzはバランスを崩してスケートが止まってしまいました。ステップシークエンスはまた一つレベルが上がりましたね。上手。コンビネーションスピンは複雑で素晴らしい。もったいないところもありましたが素晴らしい。カナダ、安泰。69.19

韓国のイム・ウンソ。「Somewhere in time」スピードがすごい。3Lz+3Tは鋭いいいジャンプ。キャメルスピンも素晴らしい。ステップシークエンス3Fも流れがあって着氷した後がいい。2Aも成功。レイバックスピンも回転とポジションが美しいのですが、惜しくもレベル3。コンビネーションスピンも良いですね。72.91

アメリカのマライア・ベル。「To love you more」アダム・リッポンの振り付け。2Aは高さがある美しいジャンプ。3Lz+3Tは回転がどうかな。コンビネーションスピンははっとする素晴らしさ。フライングシットスピンも見事。素晴らしい入り方。3Fも流れがある。レイバックスピンもビールマンポジションでもスピードが落ちない。ステップシークエンスも祝祭感がすごい。音楽と振り付けがよく合っている。このプログラムは彼女のキャラクターにもよく合ってて点数が出るように作ってありますよね。素晴らしい。71.26。あのジャンプだけでしたね、でも回転不足ではありませんでした。

カザフスタンのエリザベット・トゥルシンバエワ。「月光」3Lzは高さがあって素晴らしい。イーグルからの2Aも素晴らしい安定感。コンビネーションスピンも回転が速い。3S+3Tも完璧なジャンプ。キャメルスピンもいい。ステップシークエンスも素晴らしいスピード。レイバックスピンも軸が細い。・・・うーんすごすぎる。今シーズンコーチが変わってめきめき上手くなってますね。75.96

フランスのロリーヌ・ルカブリエ。「Maktub」3Tは単独になりましたがこの後どうでしょうか。3Lzはステップアウト。コンビネーションジャンプになりませんでした。コンビネーションスピンは独創的で素敵。ステップシークエンスはエジプトっぽい。面白くてルカブリエ大好き。でもスピードがもうちょっと欲しい。2Aは成功。キャメルスピンはOK。レイバックスピンは回転が速くてこれも手の使い方が面白い。あー、ジャンプが残念でしたね。でもまずまずまとめました。キスクラのコーチががっかりしている。56.81

ロシアのソフィア・サモドゥロワ。「Nyah」3F+3Tは成功。キャメルスピンは面白い。ステップシークエンスも上手。3Loの着氷の後がかっこいい。2Aも見事。レイバックスピンもすごい回転スピード。コンビネーションスピンも変化が素晴らしい。余裕の最後のポーズ。自信がついたのか前より貫禄があります。70.42

坂本花織。「From my first moment」素晴らしい3F+3T。大きいですね。2Aも大きい。コンビネーションスピンも素晴らしい。ステップシークエンスも見事な足裁き。スパイラルからの3Loもいいジャンプ。加点が2点もついてます。キャメルスピンも言うことない。レイバックスピンも最後がちょっとスピードが落ちたのが残念かなあぐらいで素晴らしい出来でした。76.86。現時点でトップ。実は世界選手権初出場。

アメリカのブレイディ・テネル。「Rebirth」3Lz+3Tはまとまったジャンプでしたが、セカンドジャンプが回転不足のよう。キャメルスピンはいいですね。ステップシークエンスは坂本花織の後だからかゆっくり見えます。2Aはとんだ後に手を上げるのがかっこいい。イーグルも素敵。3Fも成功。レイバックスピンは回転が速い。コンビネーションはさすが上手だなあ。69.50

宮原知子。「小雀に捧げる歌」氷のタッチが素晴らしい。3Lz+3Tは成功。キャメルスピンもいい。2Aも流れの中で跳びます。3LoもOK。コンビネーションスピンも素晴らしい。ステップシークエンスは音楽とぴったり合ってていいですね。レイバックスピンも回転が速いし最後までスピードが上がっていくようです。中庭さんも言ってましたが品のあるスケーティング。パンにバターを塗るようなスケートです。しかし、やっぱり最初のコンビネーションジャンプがどうだったか。70.60。うーんセカンドジャンプが回転不足だったようです。

ロシアのエフゲニア・メドヴェージェワ。「トスカ」国内選手権7位だったそうです。力強いスケーティング。3F+3Tはセカンドが回転不足のようです。2Aは着氷がかっこいい。シットスピンも回転が速い。難しい入りの3Loは素晴らしい。キャメルスピンもいい。コンビネーションスピンも回転速度が一定。ステップシークエンスはさすがのスケーティング。とにかく力強い。トスカって曲が重いのに、それに負けません。男子のようなスケートだなあ。パワフル。あのはかなげな少女はもういません。74.23。

紀平梨花。「月の光」世界選手権初出場。ここまで国際大会ではすべて優勝。3Aが1Aになってしまいました。これはもったいない。3F+3Tは着氷が完璧ではありませんでした。シットスピンは素晴らしい。3Lzは完璧なジャンプ。コンビネーションスピンは回転スピードがすごい。ステップシークエンスは軽やか。レイバックスピンも素晴らしい。あっという間に終わってしまいます。70.90

ロシアのアリーナ・ザギトワ。「オペラ座の怪人」3Lz+3Loは高さが素晴らしい。キャメルスピンもすごいなあ。ステップシークエンスも細かいステップがすごい。スパイラルから向き直っての2A。レイバックスピンも回転軸が細い。最後の3Fも完璧。コンビネーションスピンも複雑。うっとりしてため息が出る。まあ、トップですね。これぞオリンピックチャンピオン・ザギトワ。82.08

○SPを終えての順位
1.ザギトワ
2.坂本
3.トゥルシンバエワ
4.メドヴェージェワ
5.イム
6.ベル
7.紀平
8.宮原

1位のザギトワは素晴らしいとしかいいようがないです。身長が伸びて大変だったと思いますが最後に間に合いましたね。2位の坂本もジャンプがすごい。世界一と言ってもいいのでは。そして急成長の3位、トゥルシンバエワ。コーチとすごくあってるんでしょうね。フリーの4回転が楽しみ。

4位のメドヴェージェワも力強くて素晴らしい。大変なシーズンでしたが選手寿命が伸びたような気がします。5位のイム・ウンソはちょっと驚き。素晴らしいSPでした。フリーも力を発揮して欲しい。そして6位のマライア・ベルもよかった。FSものびのびやれるといいなあ。7位の紀平は逆転の紀平だからきっと大丈夫。8位の宮原はむしろ結果を気にせず品のある滑りを見せつけて欲しい。

世界ジュニアフィギュアスケート選手権2019:女子シングルFS

最初に言っておきますが、すごかったです、富井です。いやー、今更だけど見て良かったジュニアの女子シングル。最後まで見た後にここを書いているのですが、来年のシニア女子は恐ろしいことになります。ロシア女子は確かにジャンプはすごいけどなんだか似たような人ばかりで退屈だなと思っていた私でした。でも4回転跳ぶっていうのはすごいわねー見てみるかしらと思ったのですが・・・。
解説は岡部さん、実況は小林さん。トップの12人のレビューになります。

アゼルバイジャンのエカテリーナ・リャボワ。15歳。プルシェンコアカデミーの生徒。「アドミラル」他。3Lz+3Tは流れのあるジャンプ。ターンからの3Loはもう一つ。コンビネーションスピンはまずまず。3Sはもう少し高さが欲しかったところ。ステップシークエンスになってやや疲れた感じ。2A+3Tはステップアウト。2AはOK。3Lz+2Tとだんだん淡泊な演技。3Fで転倒。頑張って。足換えのコンビネーションスピンはいい回転。レイバックスピンもポジションがきれい。最後までがんばりました。154.60

韓国のユ・ヨン。14歳。「パイレーツ・オブ・カリビアン」パンツスタイルがよく似合います。3Lz+3Tは素晴らしいジャンプ。3Fも着氷がいいですね。3Loは構えが長かったけどOK。ステップシークエンスも音のとらえ方が上手。2A+3Tも飛距離が素晴らしい。レイバックスピンの回転も速い。3Lz+2T+2Loもいいですね。3Sも加点のつくジャンプ。シットスピンはまずまず。2Aもきれいですね。足換えのコンビネーションスピンも回転が速い。いい演技でしたね。SPは出遅れましたが実力を発揮できたFSでした。来年からはシニアに上がってきそうです。178.82

ハンガリーのユリア・ラング。15歳。「マラゲーニャ」2Aは成功。3F+2Tは足がちょっと巻いている?3FもOK。シットスピンのポジションもきれいなコンビネーションスピン。2Sになってしまい、ランディングも乱れました。3TはOK。レイバックスピンのポジションが見事。ステップシークエンスも一生懸命やってて応援したくなります。3T+1Eu+2F、2A+2Tとなんとか着氷。キャメルスピンの後は身体の柔らかさがすばらしい最後のポーズ。153.24

フランスのアナ・クズメンコ。15歳。「セブンネイション・アーミー」3Lz+3TはOK。3Fは回転不足みたい。2A+1Eu+3Sはこちらも回転不足のようでした。3Lzは大丈夫かな。キャメルスピンはOK。全体的にスピードに欠けます。3Loは転倒。3F+2Tももう一つ。2Aは大丈夫かな。コンビネーションスピンは回転はいいと思います。ステップシークエンスも疲れた感じ。緊張しすぎたのかな。レイバックスピンはちょっと曲に遅れてしまいました。うーん。ちょっと力を発揮できなかった感じですが、これも経験ですね。147.86

イタリアのルクレツィア・ベッカーリー。15歳。映画「ファントム・スレッド」より。3F+2Tはエッジがどうかな。3Loはランディングがもう一つ。3Tは成功。ステップシークエンスは優雅ですがもう少しスピードが欲しい。3Lzはステップアウト。コンビネーションスピンはOK。工夫のある入りの3Lz+2T。続くジャンプは2Fになってしまいました。2A+1Eu+2Sは回転がどうだったか。コンビネーションスピン、レイバックスピンは良かったですね。動きはとてもいいのですが、ジャンプが残念。コーチ席にアンナ・カッペリーニ・・・もうコーチなんですか。147.03

川畑和愛。17歳。「Piano concerto in F」スピードのあるスケーティングからの3Lz+3T。2A+3Tで転倒。キャメルスピンはいいですね。3Sも片手をあげていい。3Lzは回転不足のようですが美しいジャンプ。シットスピンも上手。1Loになってしまいました。3Fは幅があります。ステップシークエンスもスピードがあっていい。2A+2T+2LoもOK。コンビネーションスピンはもう少しスピードがあればな。今日はミスが多かったですが、いいところもでてました。この人のスケート、好きです。157.47

白岩優奈。17歳。「展覧会の絵」3Lz+3Tは美しいジャンプです。イーグルからの2A+3Tもいい流れ。シットスピンも回転が速い。ステップシークエンスも後半スピードが上がるのがいい。3Fもいいジャンプ。2AもOK。キャメルスピンもよく回っています。3Lz+2T+2Loは流れのあるいいジャンプ。3Sも高さがあります。コンビネーションスピンも大丈夫。最後の3Loも流れがいい。ここでいいジャンプが入ると大きいです。よくまとまった演技でした。ランビエールがかっこいい。185.46。ここでトップに立ちました。

アメリカのハンナ・ハリル。全米選手権で4位の15歳。「タンゴセレクション」3Lz+3Tは高さがありますね。両手をあげて加点です。3LoもOK。シットスピンの回転も速い。ステップシークエンスも音のとらえ方が面白い。でもややタンゴじゃない。3Lzも高い。2Aはオーバーターン。2A+1Eu+3Sもいいですね。3F+2Tはステップアウト。3Fはなんとか着氷。コンビネーションスピンはポジション変化が速い。レイバックスピンも回転が速い。さすが上手ですね。176.69

ロシアのクセニア・シニツィア。14歳。ラフマニノフ「Trio Elegiaque」コストルナヤの代わりに出場。3Sは高さがあります。3FもOK。イーグルからの2Aと簡単に跳びますね。ステップシークエンスは優雅。2AもOK。3Lz+3T+2Tも成功。3Lz+2Tはルッツでバランスを崩してもセカンドをつけるところがすごい。コンビネーションスピンは軸が細くて回転が速い。3Lo+3Tはセカンドジャンプが高い。足換えコンビネーションスピンも回転が速い。レイバックスピンも美しい。淡々とジャンプを跳んできますね。もうちょっとスピードの変化とか欲しいですが14歳なのに技術が高いです。188.84

アメリカのティン・ツイ。16歳。「ジゼル」全米選手権で5位。アメリカも強化が進んでいるようです。スピードのあるスケーティングからの2A。3Lz+3Tも美しいジャンプ。3F+1Eu+3S、2A+2TもOK。足換えのコンビネーションスピンもバレエらしくていい。キャメルスピンも回転が速くていい。3Lzもランディングが美しい。3Loも高さがある。3Fは構えが大きくて転倒。ステップシークエンスは曲に合ってて美しい。そこからのコンビネーションスピンも素晴らしい。後半は良かったのですが、フリップが残念でしたね。この人のジャンプいいなあ。194.41

ロシアのアレクサンドラ・トゥルソワ。14歳。「Kill the target」他。マイムが上手。すごいスピード。4Lzは転倒。ルッツ?4T+3Tは成功。4回転-3回転????続けて4Tも成功。えー、なにこれ。4回転て、1回じゃなくてこんなに跳べるの?もう、男子やん。シニアの日本男子でも羽生、宇野に続けるぐらいのジャンプ構成じゃん!!こんなことになっているのか・・・。そして2Aがごく簡単に見える。コンビネーションスピンも回転がすごく速い。3Lz+3Loは回転がもう一つ。皆殺しイーグルからの3Lz+1Eu+3Sは完璧なランディング。足換えのコンビネーションスピンも素晴らしい。3Fは流れがあります。キャメルスピンもすごいなあ。ステップシークエンスも動きがいい。終わった瞬間に鼻がでそうになりました。すごー、すごーーー。ジュニア男子より高得点なんじゃないですか???知らんけど。222.89

ロシアのアンナ・シェルバコワ。14歳。「ロンド・カプリチオーソ」この人がロシアのシニア優勝だけど、ジュニアでは3位。なんだそれは。4Lzはステップアウトですが成功。3F+3Loも美しいジャンプ。2Aは流れがあります。次の2Aは着氷した後すぐに次のポジションに移るのがすごい。コンビネーションスピンも個性的。複雑な入り方からの3Lz+3T。3F+1Eu+3Sはややバランスが悪かったかなと思いましたがすごい加点。3Lzも成功。コンビネーションスピンも素晴らしいポジション変化。ステップシークエンスもなかなか。レイバックスピンはややトラベリングでしたが回転が速い。なんかすごーーーーい。これか、これがロシアの次世代か。219.94。4回転ルッツ降りても2位なんか!

○最終順位(力士風に)
2.玉トゥルソワ(片男波部屋)
1.琴シェルバコワ(佐渡ヶ嶽部屋)
3.千代ツイ(九重部屋)
4.シニツィナ風(尾車部屋)
5.魁白岩(浅香山部屋)
6.ユの海(八角部屋)

うううーん。SPは退屈でしたが、FSの4回転は興奮しました。なんですか、4Lzって。その上4T+3T、4Tなんて、完全にシニア男子でも上位だけじゃないですか。あとは3Aが入ればもう男子の大会に出ても6位以内に入れる。バンクーバー五輪なら金メダルです。と興奮が止まりません。トゥルソワ、シェルバコワ、すごいです。どちらが金になるのか銀になるのかは時の運みたいな。2人ともすごすぎました。続いてジュニア女子の大会になればアメリカのツイが優勝でいいんじゃないですか。伸びしろがあってこれからが楽しみ。坂本花織のような美しいジャンプが良かった。

シニツィナも見事でしたが、国内大会が問題ですね。これからどうすればいいのでしょう。白岩も素晴らしい出来でした。SPで出遅れたのが残念でした。そして6位の韓国のユ・ヨンはシニアになると思うのでこれから四大陸選手権も大変になりそうです。

ジュニアでは高レベルのジャンプが跳べてもシニアになって大人の女性の体型になると得意だったジャンプで苦しむことが多く、見ているこっち側もつらかったのですが、ここまで技術が進むとシニアになってもやれるんじゃないかと希望がわきました。来シーズンが楽しみ。どういう状況になるんでしょう。本当にわくわくします。

それでも3Aをコンスタントに跳んでいるのは紀平だけなんですよね。改めて3Aって難しいジャンプなんだと思いました。