Archive for 22nd 2月 2014

刈屋さんの偉大さと豪太さんのおもしろさについて

今日はすごいねむかったマイク松ですこんにちは。フィギュアスケート女子シングルFSをみたあとぎりぎりで仕事にいって、ぎりぎり間に合いました。でも今日は仕事が手につかなかったです。脳内で振り返っていました。

それで今日は振り返って今朝書いてないことを書こうと思ったのですが、別の人に全部いわれてしまいました。

浅田真央 自分の演技目指した4年間

そうです刈屋さんです。今は解説委員の立場から発言しているようですね。ニュースでコメントしたようですが、ほんと自分がいおうと思っていたことをすべていわれました。まあ刈屋さんならしょうがない。というかほんとよくいってくれました。この評価がほしかった。

考えてみればアナウンサー出身の解説委員って最強ですよね。ジャーナリストとしての膨大な取材経験と、アナウンサーとしてのプレゼン能力を兼ね備えているわけですから。よく知らないんですが魔法使いと僧侶を兼ねた賢者みたいな感じでしょうか。そこにさらに解説委員としての見識と、刈屋さんのパーソナルな愛情が加わる。

今回もエイトトリプルの話など技術的なことをしっかり伝え、だからといって話を難しくしない。とてもわかりやすく解説しています。そして何よりフィギュアスケート選手すべてに対する海よりも愛情を感じました。ここでスルツカヤとクワンを取り上げてくれたのがすばらしくうれしかったです。もちろん浅田は単独でもすごい選手はわかるのですが、2人と比肩するということでよりわかりやすくなるし、2人の偉大さも伝えることができますからね。

メダルが取れるかどうかは時の運というのは、フィギュアスケートの女神の話でもおなじみ。要はメダルがあるかどうかで選手の価値がきまるわけではないというのを、きちんと伝えてくれています。助かります。現役続けてほしいという話も、選手からしたらうれしいですからね。それも含めて話しているのもわかります。

僕が付け加えるなら、浅田が滑りきったあとで「応援している方々に恩返しができた」といっていることくらいでしょうか。人々の期待を大きく受け止め、力に変えて、終わったら恩返しができたという。この偉大さが横綱じゃなくてなんでしょうか。勝っても負けても偉大なのが横綱なら、浅田は大横綱でしょう。こういう偉大さに「いやいや御礼を言いたいのはこっちです」といって御礼をいうのがまわりまわって、あの「感動をありがとう」につながってるんだと思いますが、先にいうんじゃないのになあと思います。

ともかく改めて刈屋さんの偉大さを思い知った次第です。ありがとうございます。いちおうお願いですが、早いとこ現場に復帰してください。フィギュアスケート4種目×2でミンポーの実況がNHKの実況を上回ってるんですよ。危機です。

先ほど解説委員が最強だなという話をしましたが、そのような賢者的な立場を若干誤った形で、1人で勝手に確立している人がいます。そう、オレたちの豪太こと三浦豪太さまです。

特にフリースタイルスキーはもう豪太の解説の独壇場です。ほかにできる人もいないので豪太におんぶにだっこなのですが、そんな時でも豪太の解説は天衣無縫、自由自在です。スキークロスみましたがやっぱり自由でした。

豪太の解説はなぜおもしろいのか考えてみたのですが、自由だから以外にやっと思い当たったのは、豪太は解説という立場にまったくとどまってないということなのです。解説としてはとにかく現場のデータがばっちり入っていて、選手の名前は間違えないし、自分の解説する競技は深く理解しているし、技術的な解説も適宜やってくれます。モーグルとかではきっちりダメ出しをしてくれるのですが、そのほかにも変幻自在な立場を使い分けています。

まずは実況。実況の人はちゃんとついているのにもかかわらず、実況よりも先に妙に適切なタイミングで、適切な言葉を投げかけてきます。「先に出たのは○○だ!」とか「○○3位に上がった!」とか「あーっと転倒した!」とか「いよいよ優勝は2人に絞られましたよ」とか。特に決勝に近づいてくると本来の実況はどんどん後追いになってしまいます。悪気はないのでいいのですが。

次に競技関係者です。ほんとによく知っている日本選手だけではなく、外国人選手にも「座右の銘は『リスクを取らないとビスケットはもらえない』です」とか「試合前に塩でお清めするんですが」など、妙に詳しい小話的データを盛り込んできます。「~だそうですよ」じゃなくて常に断定口調です。あまつさえファーストネームで呼ぶのでややこしいです。

次に一般のファンです。豪太が1レースに必ず1回以上口にするのが「これは最後までまったくわかりませんね」です。実際わからないのですが、解説がいうこともないだろうと思うのに「こりゃもうわかんないですね」といってきます。あと「よくあそこのキッカーは今日転倒する選手が多かったのですが、まさかあの選手が餌食になるとは」といっていました。餌食久しぶりにききました。

スキークロスではほんとに転倒あり接触ありでゴールも写真判定されることも多いのですが、そのときにも「手を伸ばしてる!これは根性ですねー」「あータッチの差だあははは」などと一般のファンと化すときもあります。

そして最後に一般人です。ときどき「あー」などというときがあります。きっとよくしっている競技なのに。あーて。あとさっき「オリンピックの魔物」を「オリンピックのまるもの」といっていました。なんだろうまるものって。新生物?

このようにいろんな立場を自由自在に勝手にスイッチしながら天衣無縫に話す。これがもやっとするところの正体でしょう。さっき「先日のハーフパイプでは最後は黙ってしまって、解説としてどうなのかなという感じだったのですが」と反省していました。ええんやで。豪太はそれでええんやで。

しかし豪太の解説のよいところはほんとに純粋に競技を楽しんでいるところです。立場を自在に変化しながら、しっかり競技を楽しんでいる。今回はみられませんでしたが、カーリングのオレたちの小林さんこと、小林宏さんと同様です。競技に対する愛情がおそろしく深いので、やっぱり受け入れてしまいますよね。

カーリングもそうですし、ウィンタースポーツは全般的にそうかもしれないのですが、とにかくオリンピックの解説はただの解説ではなく、そのスポーツのおもしろさを広く知ってもらうという大事な大事な任務があるのです。競技人口を増やすまたとないチャンス。必要なことだけ伝えておけばOKというものではありません。とにかくスーパー重要で、実況をポエムに任せて視聴者を減らしているいる場合ではないと思うのですが、ともかく豪太の解説はなんかわからんけど楽しそうだというメッセージはしっかり伝えているので、実はえらいのです。ええ。興味がある人はNHKオンデマンドでモーグルかスキークロスでも見てください。

ここまでまとめたところでねとらぼの記事にまとまっていました。遅い遅い。豪太のおもしろさに気づくのが。でもまとまってて助かります。リアルタイムでみていましたが、もう気になったのでNHKオンデマンドでもう一度みてみましたが、おもしろかったです。「このスキークロスは、アルペンも、フリースタイルも、スキークロスのファンも来る、もう…スキーのお祭りですね!」というざっくりしたまとめ方や、忍者的もおもしろかった。あと「ドラマ以上にアニメ的」はすごいですね。

なんだかだらだらと書きました。カーリングみよう。