Archive for 24th 2月 2014

ソチオリンピック フィギュアスケート:エキシビション

四輪マークTシャツで会見。すばらしいと思ったマイク松ですこんにちは。ただでは起きない。というかあのTシャツほしい。もうオフィシャルグッズにすればいいのに。

今日はフィギュアスケートのエキシビションです。

フィギュアスケート、エキシビション。実況は鳥海さん、解説はジュンジュン。よかった鳥海さんで。ポエムを魔法のひょうたんに閉じ込めてくれた牛魔王、ありがとー!

オープニング。選手がオフィシャルジャージで登場。新しいですね。

まずはロシアのジュニア選手から。アディアン・ピトキーエフ。2Aは高いジャンプですね。ジュニアGPで2位に入ってるらしい。3Lzも軸が安定してます。ステップのエッジも深いし。3Aで転倒したりとまだ荒削りですが、次世代を担う逸材ぽいですね。順調に育っておくれ。車を壊したりしないでおくれ。

ペアのフョードロワ&ミロシキン。世界ジュニアで3位。ロシアの昔の番組みたいです。ミロシキンがすばらしいビールマンスピンやってる。すごいな。あくまでエキシ用の演技ですが、結構技もってます。2Twも高さがある。ミロシキンはでかいが故にホールドが安定してます。なんかおもしろい。成長したらいいペアになりそう。

ユリア・リプニツカヤ元帥。もうでてきました。すごい歓声。元帥は15歳なのにもうこんな大人っぽい曲を表現できるんですね。3Tも普段通り。そしてスパイラルも見事。3Tも連続でぽんぽん跳んできます。でもまったく問題なし。ステップはこの曲表現。ここまでできる選手そんなにいませんよ。180度開脚スパイラルから、すばらしいイナバウアー。FSとは違うしっかりとエネルギーを放射します。スーパーI字スピンから、最後は柔軟性をいかしたポジションでフィニッシュ。こともなげにやってのけるッ!これが元帥です。多少笑顔も見られてよかった。でもたぶんSPとFSに全力を注いでいたんでしょう、ふつうにやってましたね。スパシーバ元帥。4年後も頼むよ。

ボブロワ・ソロヴィエフ。ジャミロクワイ「コズミック・ガール」ほか。プログラム全体を大人の雰囲気で包み込みました。前半はゆったりしたいい雰囲気で情熱的に滑るし、後半はリズムよく盛り上げました。しっかりした技ももってますね。これからロシアNO.1をかけてがんばってくれ。結構大変そうですけど。曲のセレクションがよかった。

おっ町田戦国大名が登場!ちょっと待って、腹ごしらえするから。腹が減っては戦国大名の演技は見られぬ!

町田樹。さあ何かな。「独眼竜政宗」かな?ってクィーン「ドント・ストップ・ミー・ナウ」ですよね。戦国大名町田はめがねをかけ、赤いマフラーで登場です。そのまま滑り始めます。めがねとマフラーをおいてスピードに乗ります。ジュベールお父さんのようなドライブの演技もみせながら。3Aはしっかり決めてます。ちゃんとエキシで表現することがあるのはいいことですよね。3Lzも流れのあるジャンプ。そしてきましたエアギター!このエアギターもすごいうまい。技術よりもパッションが大事ですからね。3T、2Aから、壮大な夢を見るようなイーグル。最後はめがねとマフラーを戻してフィニッシュ。ストーリー性のあるすばらしいエキシでした。エンターテイナーだ。

ほう清・とう健。「夢やぶれて」。この物語を出せるのはこの場ではこのペアだけですね。力強く、はかなく。それでも繰り出してくる大技に心が揺さぶられます。3Tw、3LoThもただのエレメンツではないですね。SlLiのようなリフトから最後のスターリフト。なんたる演技か。このエキシだけで1つのショーができるほどでしょう。まだまだみたいです。

浅田真央。「スマイル」ほか。普通の滑りの中にも磨き上げたエッジワークが感じられますね。オリンピックのエキシには人生が透けて見えるものですが、あの世紀の演技のあとでみるといろいろなことを考えさせられます。コミカルな部分にもさまざまな思いを込めているような。3Fもきっちり決めて、すばらしいポジションのスパイラルで沸かせます。2Aからビールマンスピンでフィニッシュ。ここまで大人っぽい滑りもできるようになっているのもありますが、クワンの滑りを思い出させました。

イリニフ・カツァラポフ。「スノー」。2人が入れ替わっていくだけで物語が紡がれていく。ここまでのスケーターになってきてますね。SlLi+RoLiは大きなポジション、SlLiも安定してます。CiStもスケーティングがスムーズだし、ステップもおもしろい。すごいキレのあるRoLiで振り回し、最後はダンススピンでフィニッシュ。構成もしっかり音楽にあわせてますし、クライマックスのようにまわしてます。さらにRoLiでフィニッシュ。この男女の物語もまた独特です。まだ若いのに表現力秘めてますね。さらにのびていきそう。

デニス・テン。民族衣装で登場。「カザフスタンの戦士」。ちょっと町田に刺激されたか、こっちも英雄然とした雰囲気をただよわせています。その体勢のままステーショナルスピン。かっこいい。2Aから3Fと安定してます。あんなにコンディションが整わない日々が続いたテンが銅メダルですからね。ほんとに感慨深いです。SlStはすごい戦いの場面を表現していますね。ダイナミック。高速スピンからもう1つステップ。長い長いステップ。でもまったくあきさせない。戦いの場面がえがかれていました。かっこよかったです!カザフスタンではデニス・テンのアイスショーとかも開催されるみたい。ラキムも呼んであげてね!

ストルボワ・クリモフ。ローリング・ストーンズのマークのTシャツ着てます。「ミス・ユー」ほか。いいスケーティングみせてます。2Twも高い。SPみたいですね。3Tもばっちりタイミングあってました。ペアスピンもいい回転の中に表現がしっかり。手拍子を求めて3SThも流れがありました。このパワーをいかしてロシアのペアを守っていってほしいです。大きなリフトは安定感もあるくらいでした。

カロリーナ・コストナー。すごい衣装!やらなかったFS「シェヘラザード」ですね。すごいきらきらしてる。すばらしい滑りから3Tもスムーズに決めました。ただ動かず、ただ滑ってるだけなのにどこまでも何かを表現してくる。そしてスピードに乗ったらすごい速い。スパイラルもそりゃカメラもアップでとりますね。ステップも本番用。この躍動感とエッジワーク。みせてくれます。3Sも流れがあります。そしてフィニッシュ。ジャンプ2つでいいんやと。この世界観。さすがです。ディスイズフィギュアスケートゥ!

ペシャラ・ブルザ。やったー!みられる!「ダーティ・ダンシング」。わかったわかった。オマエらの美男美女はわかった。僕はよく知りませんが、富井によると映画そのままだそうです。エキシの華やかさはこのカップルにおまかせですね。SlLiはまさにダンサーの華やかさをしっかり表現。ダンスリフトから一転、エレクトロな音楽でがっつり踊ります。音楽戻してSlLi。ホールドしながら場内を盛り上げるブルザ兄さん。最後はダイナミックな技でフィニッシュ。かっこよかったです!この美男美女ぶり、この2人の絆の前にはメダルなんかハエですよ。というかメダルよりすごいものをもうもってる。

高橋大輔。前半最後だそうです。「ブエノスアイレスの春」。久しぶり。1人なのにいきなりタンゴの雰囲気満載に。3Fも難しい入りからばっちり。ステップは少し滑るだけでもこの躍動感。3Tからキャメルスピンでまたすばらしい演技パート。この表現力に今更ながら感嘆しますね。3Lzからスピン、そして仕上げのステップ。歯切れのよいエッジワークはほんとにすばらしい。誰にも見劣りしませんね。ジュンジュンもうまいと。最後のコンビネーションスピンまで1つの物語として成立していました。

後半、ちびっこがでてきました。10年したらまた元帥みたいなのになるんですかね。

エレーナ・ラジオノワ。ラジオノワじゃないですか!確かにジュニア枠かもしれんけど。「ロシアンフォークミュージックメドレー」。ラジオノワをそう呼んでいいのか鳥海さんも戸惑っています。というかまた大きくなってますね。ショールをもって踊ってます。軽快なステップから3Sもお手の物。ちょっと早く生まれてたら代表だったかもしれませんからね。ショールをおいてどんどん技術を繰り出してきます。ビールマンスピンもスーパーポジション。この表現力さすがです。元帥つながりなら呂蒙と陸遜みたいな感じですかね。

グレイシー・ゴールド。「シカゴ」より。猛烈なゴージャスさを醸し出しています。イナバウアーから3Lzもいいジャンプ。初めてのオリンピックでここまでできるものですかね。アメリカらしい華やかさ、もはやショービジネスそのものという雰囲気です。2A跳んだら、フェルナンデスが帽子をもってきましたよ。こういうときよくでてきますね。3Tもいいしバレエジャンプも見栄えがします。左右に目線を振ってアピールし、最後は高速スピンでフィニッシュ!なんたる華やかさ。アメリカの希望ですね。余談ですが、もし将軍がオリンピックに出ていたら、あの帽子をもっていく役を巡って舞台裏でけんかしていたことでしょう。そしてふところで帽子をあたためてもっていくでしょう。新入りじゃな、気の利くやつ。

ムーア=タワーズ・モスコビッチ。「スケーターズ・ワルツ」ムーア=タワーズが電話してますね。モスコビッチも電話しながら登場。メールを打った後で演技に。おもしろい。大きなリフトで、やってるあとでまたメール打ってけんかに。おもしろいプログラムです。さすがカナダ、一筋縄ではいかないプログラムつくってきます。3SThは見事に決まってます。またメール打ち始めた。これはおもしろい。最後は携帯で写真撮ってフィニッシュ。これはいいプログラムです。こういうのもないと。ちなみにあの打ち方からして、使ってる携帯はBlackBerryですね。さすがカナダ。みんなも使おう。

ハビエル・フェルナンデス。きましたきました!これはすごいぞー。「エアロビック・クラブ」。ジュンジュン「最近ああいうコンポってみませんよね」。確かに。適当に踊りながら3T。すごいな。スクワットしながらスピン。ハビエルマンに変身し、さらに演技。なにしろ肉襦袢の母国ですからね。お客さんは大喜び。マントを分割してさらに演技。カメラマン席にちゃんととっとけよとアピールも。すごいステップからお父さんステップまで、倒れたらムーア=タワーズ・モスコビッチが水をかけてきました。さらにヒートアップ。みればみるほどすごいスケーティング技術がありました。よかったよかった。お客さんこんなに喜んでくれたで。ムーア=タワーズ・モスコビッチの水かけたあと逃げ方がおもしろかった。

キム・ユナ。「イマジン」。いい雰囲気。アイスショーとしてしっかり作ってありますね。イーグルからの2Aもきれい。キャメルスピンのポジションもいい。でもそれより音楽をいっぱいに感じて、それを素直に表現している感じ。すごく軽やかで、同時に強い意志も感じます。スパイラルから2Aもスムーズ。スーパーな技術に支えられた、流れるように演じられたプログラムでした。さすがです。

ヴァーチュー・モア。「ステイ」。このプログラムもいいんですよね。寝転がってスタート。エッジワーク、視線の合わせ方、2人の距離のコントロールだけで物語を作り出します。ぱっとポジションをとってステイというのを繰り返す、メリハリのリズムがすばらしいですね。アクロバティックなリフトが強調されますが、2人は滑ってるだけで十分なんですよね。すばらしかったです。

カナダのパトリックちゃん。「ステッピング・アウト」。不吉な曲名だけどジャズピアノでとてもいい。それにあわせてまたすばらしいエッジワークでどんどん滑ってきます。うまい。3Tも高さあります。なんという軽快なステップ。スムーズ。その能力を極限まで追求してる滑りです。そしてピアノの歯切れのいいリズムと一体になったようなステップ。ヴォーカルのしゃれた雰囲気に寄り添うようなエッジ。高速スピンでフィニッシュ。いやーすばらしい。うまいうまい。軽々とこなしていました。

サブチェンコ・ソルコビー。「ウェン・ウィンター・カム」。2Twは軽々と高く。CuLiのような小リフトもとても効果的。次もCuLiからDs。ペアとアイスダンスが融合したようなプログラム。そして大きなラッソーリフト。つなぎ部分のユニゾンもほんとにペアらしく、一体となった演技。ペアスピンも首だけで支えるスピン。これも叙情がありました。冬は寒いだけじゃなくて、いろいろなものがある。考えさせられます。エキシらしい表現もよかった。

アデリーナ・ソトニコワ。「オブリビオン」。あの布、前より大きくなってますね。巨大な蝶、未来的な天使のようです。難しい布の扱いもばっちり。適当に動かしているのではなく、しっかり表現してます。それをもちながらのスパイラルも難しいだろうに。布をおいてももちろん表現。あっという間にスピードに乗る滑り。3Fからイーグルもきれい。難しい曲の音をしっかりとらえてます。最後はスピンでフィニッシュ。いやーいい演技でした。大歓声。

デイヴィス・ホワイト。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」から「アダージョ」。序盤はゆったりした滑りから。音楽の中を生きているような、浮遊感のある演技。あるいは海中を自由に泳いでいくような。高いレベルのリフトでもその雰囲気を維持したまま。こういう演技もできるということを教えてくれます。やわらかな雰囲気を会場全体にひろげていくような。いつもと全然違いますが、この振り幅がチャンプという感じです。疲れとれました。

羽生結弦。スターきました。「ホワイト・レジェンド」。重い曲ですが、何しろスターですから。滑り出しがスター。3Fも跳んだ後がスター。スピンもポジションがスターと、終わったあとがスター。つなぎの滑りがスター。ジャンプ終わった後すぐステップにいくところがスター。しっかり音楽にあわせてきめるところがスター。ウィアーばりのシットポジションでの移動がスター。コンビネーションスピンのポジションと、終わりの表情がスター。わかりやすいプログラムじゃなくても、あちこちにスターのきらめきがあります。スタースターばっかりですが、ほんとにそうですからね。

大トリはボロソザル・トランコフ。トランコフの髪型がおもしろい。「メテル」。吹雪のことだそうです。なかなか遠くをまわっているボロソザル。やっといっしょになりました。片足でのラッソーリフト、のち回転。ペアでもすごい感情表現。ジャイアントスイングで盛り上げて、Dsの軌道も終わりもかっこいい。Dsだけでここまで表現できる。キャリーリフトはほんとに安定してます。ステーショナルリフトもポジションがかっこいい。最後は同じ方向をみてフィニッシュ。激しい技はなくともここまで入れる。ジャンプもスロージャンプもツイストもなかったのに。ちょっとトットミアニーナ・マリニンを思い出しました。

金メダリストといっしょにスケーターを代表して、パトリックちゃんがあいさつしていました。さすが年長者。フィナーレはみんなで滑ったり踊ったりしていました。男女ペアで踊る場面があったのですが、やっぱり町田戦国大名はリプニツカヤ元帥と踊っていました。大名と元帥。

最後はいつまでも観客に手を振っていました。みんながずっといつまでもぐるぐるぐるぐるぐるぐるまわっていたのがおもしろかったです。

エキシビションおもしろかったです。演技もほんとにすばらしかったですが、会場との一体感もあって、いい雰囲気でした。選手のみなさん、おつかれさまでした。