Archive for 1st 11月 2017

フィギュアスケートグランプリシリーズ2017 カナダ大会(3):女子シングルFS

ハロウィンって、仮装パーティーとして定着していくんだろうと思っていましたが、夕方のニュースを見ていると、保育園だか幼稚園ではほぼなまはげになっていました。やっぱり祭りって土地の影響を受けるものなのですね。富井です。
さて、女子シングルフリー。解説は織田信成将軍。実況はみかみさん。

本田真凜。「トゥーランドット」3Lzは成功。3F+3Tもいいですね。コンビネーションスピンも美しい。ステップも華やかですね。そこからすぐにフライングシットスピン。流れが良い。2A+3Tも流れのあるジャンプ。3Fは高さがなくて単独に。3S+2T+2Loも成功。ここから3Loまでがちょっと何もない感じ。2Aも成功。最後のレイバックスピンはきれいですね。流れが途切れなかったのはとても良かったですね。でも・・・トゥーランドットと言えば、太田由希奈ファンとしてはちょっと物足りないのですよね。流れはあったけど、逆に言えば流れてしまったなあ。次々展開してゆくような美しさが欲しい。でもデビュー戦としては十分。178.52

カナダのアレイン・チャートランド。「サンセット大通り」3Lzは転倒。ちょっと表情が暗い。3Fは何とか。フライングコンビネーションスピンは回転が速い。ステップはスピードがあって素晴らしい。2A+1Lo+3Sは成功。3Lzの2度目はきれいにきまりましたが、次の3Loも転倒。3S+2Tもステップアウト。コレオシークエンスも良いですね。2A+2LoはOK。フライングコンビネーションスピンも個性的で良いです。が、同じスピンが2度あってノーカウント。最後のコンビネーションスピンもノーカウントで134.17。ああ、最後の2つのスピンで8点以上失ってしまいました。もったいない。

カナダのラーキン・オーストマン。「レ・ミゼラブル」より。最初が1Fと、回ることができませんでした。しかし2A+3Tは鮮やかに成功。しかし次が2Lzと立て直せません。フライングシットスピンの後曲調が変わってコレオシークエンスのあと2T、3S+2T+1Lo、2Aは転倒、3SはOK。ステップもスピードがありませんね。フライングコンビネーションスピン、コンビネーションスピンと最後までちょっとミスが多かったですね。でも、これがデビューですから、これからの糧になるでしょう。123.56

オーストラリアのカイラニ・クレイン。映画「ムーラン・ルージュ」より。3Lz+2Tは最初のジャンプが高い。3Fも成功。3LzもOK。フライングコンビネーションスピンも面白いですね。コンビネーションスピンも個性的。3Loは慎重に跳んで成功。3Lo+1T、とここにきてジャンプミス。でも、ほとんど済んでいるので気が楽ですね。コレオシークエンスも躍動感が。2A+2T、2Aと全部終わってステップ。レイバックスピンの回転が速い。難易度は低いけど迫力があってなかなか見応えがあります。143.03

フランスのロリーヌ・ルカブリエ。「マリリン・モンローメドレー」衣装もマリリン風。3Lz+3Tは高さがありますね。3Fもスカートがひらひらしてかわいい。3Sも成功。キャメルスピンのポジションがきれい。コンビネーションスピンもおもしろい。マリリンぽいポーズも入ってステップもステキ。2A+2TもOK。2Aも成功。3Lzはステップアウトでコンビネーションにならず。コレオシークエンスのあと3Lo。最後のレイバックスピンは少し回転が足りないかな。このプログラムもジェイソン・ブラウンの振り付け師か。天才か。166.43

アメリカのアシュリー・ワグナー。映画「ムーラン・ルージュ」より。2Aは成功。ちょっと音楽と合わなかった。3F+3Tは迫力のあるジャンプ。2A+2Tも成功。フライングシットスピンも良いですね。続けてコンビネーションスピン。3LoもOK。3Fも幅がありますね。3Lo+2Tもセカンドジャンプで両手を上げて。ステップはゆっくりして、3Lzは高さがあります。コレオシークエンスでは良いスパイラルが入りました。フライングコンビネーションスピンでフィニッシュ。キャリアも終盤なのにジャンプが入りますね。やや回転が足りないところはあったようですが。183.94

アメリカのカレン・チェン。映画「2人でスローダンスを」より。スピードのある3Lz+2T。3Fも成功。コンビネーションスピンもスピードがすごい。フライングコンビネーションスピンも素晴らしい。ステップも上手ですね。2A+1Lo+3Sもいい。3Lzも高い。2Loになってしまいましたが、続くジャンプは2Aと成功。3Sはステップアウト。後半、やや疲れましたか。しかしスパイラルは全米女子チャンピオンにふさわしい素晴らしさ。やはり女子シングルはこうでなくては!レイバックスピンの回転速度も素晴らしいですね。170.40

本郷理華。映画「フリーダ」より。不思議なポーズから。3F+3Tはちょっと流れが止まってしまった。3Sは片手をあげて。3Lzはバランスを崩しましたがなんとかがんばりました。ステップはスピードの緩急が面白いですね。フライングキャメルスピンのあと2A+3T+2T、3Lo、3F+2Tとジャンプを続けます。フライングコンビネーションスピンは終わり方がもう少し気をつけて欲しい。コレオシークエンスは情熱的。そこから2Aがいい。コンビネーションはポジションが面白いですね。いいですね!あとは、顔の向きとか細かいところを気をつけて欲しいです。鈴木明子なら視線、首の角度までこだわりがありますよ。176.34

アメリカのコートニー・ヒックス。「アメイジング・グレイス」すごい、ステップから入ってるんだな。上手いなあ。3F+3Tは高かったんですが、着氷出来ませんでした。2Aは成功。フライングキャメルスピンも素晴らしい。フライングコンビネーションスピンも美しい。2A+2Tも成功。2Lz+1Lo+3S。スケーティングにスピードがあるから退屈じゃないですね。3Lz、3T、3Fと後半のジャンプは良かったですね。ちょっと疲れたかな。最後のコンビネーションスピンも仏像的。すごい。体力的に大変そうだけど素晴らしかった。182.57

ロシアのマリア・ソツコワ。「月の光」3Lz+3Tは高さも飛距離も凄い。3Fもいいですね。回転の速いレイバックスピン。ステップも優雅。滑りがいいなあ。3Loも素晴らしい。3F+1Lo+3Sもいい。3Lzはややバランスを崩しましたが小さな事。コレオシークエンスの後2A+2T、2Aとほとんどのジャンプで片手を挙げてます。フライングキャメルスピンはまずまず。コンビネーションスピンももう少し驚くようなスピードがあれば優勝しちゃいそうなのにな。なに、この正統派。メドベデワに勝つ日もあるかもしれない。192.52

カナダのケイトリン・オズモンド。「ブラック・スワン」3F+3Tは手をついてしまいました。2A+3Tは成功。すごい飛距離。3Lzもかっこいい。フライングコンビネーションスピンも素晴らしい。レイバックスピンのスピード!いいですね。3Loも流れが良い。バレエ部分はどうかな?2Fは3回転にならなかった。3S+2T+2Loのあと、ステップも迫力があります。コレオシークエンスも見せ場になりますね。2Aでは転倒。コンビネーションスピンでフィニッシュ。ミスも多かったけど、オリンピック金メダルを狙うに十分なプログラム。でも、去年の可憐な「椿姫」の方がオズモンドにはあっていたような・・・。アシュリー・ワグナーのブラックスワン(これは映画の世界観があふれ出していた)が心に残っているだけにちょっと比べてしまいます。212.91

ロシアのアンナ・ポゴリラヤ。ななんと、続けて「ブラック・スワン」3Lz+3TはOK。2Aも成功。フライングコンビネーションスピンは見事。3Lo+1Lo+3Sはやや着氷が乱れました。2Lzになってしまいました。続くフリップも1F。珍しい。2Lo+2Tのあと、2Aで転倒。珍しい。ステップは元気ない。当たり前か。スピンで転倒して腰を強打しました。立ち上がってコンビネーションスピン。うーん、残念。ミスしないのが普通だと思っていたので、ポゴリラヤでも失敗するんだな。怪我があったようですね。でも、プログラムはとてもキャラクターに合っていて、完璧な状態だったら良かったのではないかと思います。しかし、トップ選手のフリーがかち合うと難しいですね。156.89

○最終結果
1.オズモンドUFO
2.ソツコワ金ちゃんヌードル塩味
3.ワグナー夜店の一平ちゃん
4.ヒックスどん兵衛・きつねうどん
5.本田どん兵衛・天ぷらそば
6.本郷金ちゃんヌードルカレー味

1位はオズモンド。ジャンプミスが続いてどうなるかと思いましたが優勝。でもブラックスワンはもうちょっと改良が必要かも。完璧なポゴリラヤだったらポゴリラヤに軍配が上がりそう。2位のソツコワは良かった。ジャンプで手を挙げすぎなんじゃないかと思うけど・・・どうせなら空中でカニとかキツネとか作って跳んで欲しい(加点になるのかどうか知らないけど)。

3位はワグナー。ワグナーとしてはまだまだだったけど、魅せる力がすごい。まだ調整不足だから回転不足が取られなくなると優勝もあったのかもな。しかし、4位のヒックスがすごく良かった。スケートはスピードですよ、やっぱり。単調なアメージンググレースもあのスピードで滑ると全然退屈じゃない。すごい。

すごいといえば、5位の本田。ごめん、トゥーランドットには厳しくて。でもジャンプが決まれば持ち前の華やかさで魅了しますね。あとは、それ以上の驚きを与えて欲しい。やっぱりスピードなのかな。あとは美への異常なこだわり。それは6位の本郷も同じ。恵まれた容姿を生かすべく、どの瞬間も手を抜いて欲しくない。顔の向きとか些細なところがまだまだ雑に見える時があります。2人とも日本代表目指してがんばれ!