Archive for 9th 3月 2020

フィギュアスケート欧州選手権2020(8):アイスダンスFD

プロ野球開催延期。まあ仕方ないですよね。MLBは予定通り開幕らしいので、なんとか全試合行われるようがんばってほしい。マイク松ですこんにちは。

さて、インドネシアにいく前にやっておきたかったのですができなかった、欧州のアイスダンスFDです。

フィギュアスケート欧州選手権2020、アイスダンスFD。実況は小林さん、解説は滝野さん。

スペインのサラ・ウルタード&キリル・ハリアヴィン。「オロブロイ」ほか。得意のフラメンコですね。最初の部分がよく練られた芸術性の高いものですね。しかしツイズルで足をついてしまいました。だいじょうぶか。OFStは丁寧なステップで、RoLiはスムーズな実施。コレオステップではしっかりフラメンコを表現。またおもしろい構成。ミラーの動きがいいですね。コレオスピンからダンススピンに入ります。このカップルすごく芸術性追求してますね。CuLiもシームレスに入れてきます。DiStは曲にあわせた表現。続けてSlLiにつなげています。コレオリフトでフィニッシュ。まだまだ成長中だけど、これに技術がついてきたらかなりいい演技ができそう。ズーリンがついてるからだいじょうぶ。185.84。

イギリスのライラ・フィアー&ルイス・ギブソン。マドンナメドレーですよ。たのしみ。写真を撮る振り付けとかほんとにかっこいい。そしてツイズルは間にちょっと振り付けを入れるとか。すばらしい。OFStはなめらかで曲もしっかり表現できてる。続けてMiStにつなげます。エッジも深いしその間のダンスもキレあります。CuLiは上げ方もうまいしポジションも。滝野さんも見せ方がうまいと評価。ダンススピンの入り方にもつなぎ部分がうまい。うまい入り方からSlLi+RoLiという離れ業を披露。これは珍しいし、すぐコレオステップで会場を盛り上げます。コレオリフトは肩車でマドンナっぽい動き。ギブソンのダンス技術もいいな。最後まで盛り上げました。ばっちりばっちり!これはすごい!イギリスのアイスダンスここにありですね!この伝統本当に守ってほしい。192.34。

ロシアのアレクサンドラ・ステファノワ&イヴァン・ブキン。「プリマヴェーラ」ほか。ツイズルはばっちりあってました。完璧です。すぐダンススピン。ステファノワの見せ方をよくわかってます。SlLiはノーハンドで持ち上げる。と思ったらRoLiを組み合わせたロングリフトです。なんたる芸術性。OFStはよくあってるしリズムの取り方もいい。DiStはエッジも深いし丁寧なスケーティング。得意のコレオツイズルからStLiまでつなげる。やっぱり必殺技はみせないと。コレオステップでフィニッシュ。ポジションがほんとにきれいに作ってあります。211.29。

ロシアのティファニー・ザゴルスキー&ジョナサン・ゲレーロ。「サバイバー」。RoLiへの入り方はうまいですねー。徐々に盛り上げる感じ。OFStは同調性が高い。CuLiはポジションもいいしパワフル。物語をつくってますね。ツイズルは終わり際を次の展開にもっていってる。DiStは2人の動きをあわせたり、別の動きにしたりという構成がうまい。SlLiはあぶない入り方。ようできるな。ダンススピンはしっかり空気を変えて。しかし滝野さんが指摘していたようにスピードが落ちてきたかも。コレオステップではがんばって踊ってます。コレオリフトでフィニッシュ。最後までスピードを維持してればよかった。188.03。

ロシアのヴィクトリア・シニシナ&ニキータ・カツァラポフ。「わが母の教え給いし歌」ほか。静かな入りで引き込みます。ツイズルは高速ツイズルで魅了します。OFStは音楽の美しさにベストマッチ。会場がウイルスで満ちてても浄化されそう。SlLiはカツァラポフのホールドがいい。コレオスピンからCuLiはかなりの力業。がっつり演じます。SeStはちょっとつまづいたけど終わりに幸福感を出しています。クラシカルなよさを存分に表現。RoLiはこれまた愛そのものの表現。ダンススピンの余韻もうまいです。スライディングでフィニッシュ。いやー見事見事。ロマンの境地がありました。こういう演技、みんな待ってましたよね。220.42。実況席も絶賛してました。

フランスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン。フォレスト・ブラック「ファインド・ミー」。RoLiから入ります。いいキレです。コレオステップでは2人の関係性をダンスで表現。独創性しかない。ツイズルはまずまず。少し離れたか。CiStは滑りの質が高い。スピードもあるしまったく動きに引っかかりがない。StLiはポジションが独創的。StLiにつなげます。抽象的なテーマをすばらしく表現。OFStもまずまず。スライディングがすごい。ダンススピンから最後はコレオリフトでフィニッシュ。最後の視線でさまざまな表現を入れてました。220.28。おー!2位になった。新しく使った曲が規定に合わないんじゃないかと議論になったらしい。そうなんかな。

イタリアのシャルベール・ギニャール&マルコ・ファブリ。機材トラブルで待たされたらしい。「スペース・オディティ」ほか。StLiの入り方もいいし、ナチュラルに終わってる。OFStはよく合わせてます。てきぱきした印象。ツイズルはリフトっぽいのを入れて実はツイズル。コレオステップはしっかり踊ってます。ダンスうまいな。RoLiはキレあるし安定もしてる。CuLiはその流れでパワフル。ダンススピンとのコントラストがいいですね。DiStはスピードが落ちないと滝野さん。大事な要素ですよね。コレオスピンでフィニッシュ。いい余韻でした。持てる力は出せましたね。205.58。

○最終結果:(麒麟がくる的に)
1. シニシナ・カツァラポフがくる(2人で)
2. パパダキス・シゼロンがくる(2人で)
3. ステファノワ・ブキンがくる(2人で)
4. ギニャール・ファブリがくる(2人で)
5. フィアー・ギブソンがくる(2人で)

ついにシニシナ・カツァラポフが欧州を制しました。なぜかここだけ表彰台にもあがってなかったのですが、今回はアイスダンスのよさを存分にみせてくれましたね。2位はパパダキス・シゼロン。ほんとに少しの差でしたがよくわかりません。どっちもよかった。ステファノワ・ブキンが3位。実力をのばしてきてます。ブキンが伸びればスコアが伸びる。ギニャール・ファブリは逆転されましたがしっかりよさは出せてました。機材トラブルが影響もしたかも。

でも今日はフィアー・ギブソンがすばらしかった。別の意味でアイスダンスの可能性を感じました。イギリスのアイスダンスはこうでなくちゃ。それでいいところまできてますからね。めざせ欧州の表彰台!