フィギュアスケート四大陸選手権2019(3):ペアFS

フランスで新スポーツが人気。このライトセーバーフェンシング、フランスでほんとにフェンシングの種目にしようとしてるらしいですね。とはいえフォースをまず身につけるべきだと思うマイク松ですこんにちは。プロビデンスの持ち主ならジャパンにいるんですけどね…。
四大陸選手権はペアFS。本社探しの旅の前になんとか間に合いました。

フィギュアスケート四大陸選手権2019、ペアFS。実況は赤平さん、解説は小山さん。
カナダのカミーユ・ルーエ&アンドリュー・ウルフ。スリーピング・アット・ラスト「ターニング・ページ」。あれ?これケイン・オシェイのSPの曲ですね。最初はいい雰囲気です。この2人の関係性いいですよね。3Twはまずまず。キャッチは要練習ですね。2T+1Tになりました。グループ5リフトはワンハンドリフトで安定してます。3Sはきれいに両方とも転倒しました。ペアスピンは軸もしっかり。こういう2人のエレメンツはうまいんですよね。3LoThはしっかり着氷。スパイラルからのグループ5アクセルラッソーリフトは最初から最後までよく流れていました。3SThは転倒。コレオリフトもきれいなポジションチェンジ。グループ3リフトはローテからキャリーに変化。Dsでフィニッシュ。今後結構期待していいんじゃないかと思うペアです。158.91。
アメリカのヘイブン・デニー&ブランドン・フレイザー。イレプレッシブルズ セレクション。ダンスリフトぽい入り。3Twはいいキャッチ。加点つきますね。ソロは2Sに。3LoThは幅もあるいいジャンプ。まずまずの出だし。グループ5アクセルラッソーリフト。てきぱきやります。2A+SEQはファーストジャンプでツーフット。3SThは流れがまたいい。スロージャンプは武器のようですね。Dsは大きな回転です。イグジットでスピードが落ちないようにしたいですね。ペアスピンは安定した回転。見栄えがします。コレオリフトを手早く入れて、グループ3リフトはフレイザーの安定したホールド。上で動いてもびくともしない。グループ5リバースラッソーリフトは最後の降ろし方が工夫ありました。自分たちの武器をしっかり表現できました。184.18。いい点でました。
アメリカのタラ・ケイン&ダニー・オシェイ。「白鳥の湖」。前もやってましたね。突然スピードが上がった印象。3Twはちょっと横にずれてしまいました。3Sはケインが転倒。痛そう。スパイラルを入れてからの3LoThはそもそも前に降りて転倒。グループ5リバースラッソーリフトはスムーズなポジションチェンジ。しっかりレベル上げてる印象。2Aはきれいに決まりました。つなぎ部分もいいですね。コレオシークエンスにつなげて世界観出せてますよ。超難しいスモールリフト入りからの3SThは成功。がんばってますね。Dsからペアスピンにつなげます。アクセルラッソーリフトはケインがいいポジション。そしてグループ3リフトはキャリーですごいケインの姿勢。リフトでたたみかけてフィニッシュ。登場が第1グループでしたが、これくらいはやれるというところをみせましたね。180.36。2転倒が響いた。
カナダのイヴェリン・ウォルシュ&トレント・ミショー。アベル・コジェニオウスキ「ロミオとジュリエット」。3T+2T+2Tを最初に決めてきました。さすがカナダ期待のペア。3Twは抱きかかえる形になりましたがまずまず。3Sは手をつきましたがまずまず。グループ5アクセルラッソーリフトは上に上がらず失敗。ノーカウントになりました。3LoThは転倒。立て直したい。コレオシークエンスからステップラッソーリフト。Dsはウォルシュの姿勢が低い。地を這うよう。3TThはなんとかこらえました。がんばった。グループ3リフトはがんばってキャリーしてます。お姫様だっこイグジット。ペアスピンはよく世界観つくってました。うーん最初はよかったんですが。なかなか立て直せませんでしたね。159.05。
アメリカのアシュリー・ケイン&ティモシー・ルデュク。「W.E」より。そろいの衣装です。3Twは高さ出せてました。大きなツイスト。3Loを跳んできました。3FThは高さもあったし降りもスムーズ。質が高いです。グループ5アクセルラッソーリフト。流れるようなポジションチェンジ。2S+2T+2Loになりました。全体的にユニゾンをとてもしっかりあわせてます。グループ5ステップラッソーリフトはこれまたスムーズ。流れを切らないです。3SThは遠くまで投げてましたね。グループ3リフトはワンハンドでキャリーからローテに変化。珍しいですね。ペアスピンは姿勢が難しい上に男女が組み合わさった形がきれいです。コレオシークエンスからDsでフィニッシュ。同じ衣装なので芸術性がありました。しっかりアメリカチャンプの力は出せましたね。196.82。大喜び。
中国のチェン・ペン&ヤン・ジン。「バラ色の人生」。情熱的な入り。最初は2Sになりました。3T+2Tは成功。3Twはまったく乱れなし。当たり前のように投げます。3LoThは飛距離あるジャンプ。流れもいい。Dsは短くてきぱき。コレオシークエンスはショートリフトの形がきれい。3SThは高さと幅がすごい。こうやって点が取れますからね。グループ5リバースラッソーリフトは入り方に工夫。ペアスピンをはさみます。最後にリフトでたたみかける構成ですね。アクセルラッソーリフトはローテもキレあります。グループ3リフトはどうやって支えてるのかわからんバランスでした。さすがの出来ですね。構成もよかったし。205.42。
中国のウェンジン・スイ&コン・ハン。エジオ・ボッソ「レイン・イン・ユア・ブラック・アイズ」。初披露だそうです。独創的でアスレチックな表現からスタート。人間アコーディオン。3Twは高さがはんぱない。3T+2Tを成功。ダンスリフトを入れつつ3SThも切れ目がない。Dsは音楽の余韻にあわせた工夫。ペアスピンもポジションが独創的すぎる。3Sは転倒。グループ5アクセルラッソーリフトはぶんぶん回してます。それなのに安定。3FThはちょっとタッチあったけどパワフル。コレオシークエンスはこのペアの良さが出ますね。おもしろい表現。グループ5リバースラッソーリフトはこれまた激しいポジションチェンジグループ3リフトはあぶないあぶない。すごいポジションでした。これでフィニッシュ。表現を追求する姿勢は変わってないですね。211.11。趙宏博兄さんも今回は納得。
カナダのキルスティン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ。ピンク・フロイドメドレー。緊迫感ある入り。3Twは少しかつぎましたかね。3S+2T+2Tはばっちり成功。工夫した入りから3LoTh。きれいに決まりました。グループ3リフトはスターポジションから降ろし方に工夫。ペアスピンは回転が安定してます。コレオシークエンスでの表現も秀逸。3Tもしっかり決めました。ジャンプは決まります。グループ5リバースラッソーリフトはローテからキャリー、そしてお姫様だっこイグジット。1つ要素を入れられなかったらしい。3SThは余裕ありましたね。アクセルラッソーリフトはぶんぶんローテして振り回す。Dsはかっこいい余韻を残しました。がんばりましたね。トップはどっちなのか。211.05。惜しくも2位。0.06差。

○最終結果:(にんげんっていいな)
1. いいないいな、スイ・ハンっていいなくまのこみていた
2. おいしいムーア=タワーズにほかほかマリナロ
3. あったかいペン・ジンで眠るんだろな
4. 僕も帰ろケイン・ルディックへ帰ろ
5. でんでんでんぐりかえってケイン・オシェイ
スイ・ハンが逆転優勝。転倒がありながらもエレメンツの質で逆転した感じですかね。休んで戻ってきても強い。ムーア=タワーズ・マリナロは2位。惜しかった、ほんとに惜しかったです。3位はペン・ジン。ムーディーな演技できました。ケイン・ルデュクは前半のミスが響いたか。ケイン・オシェイの方はよく巻き返しました。

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