フィギュアスケートグランプリシリーズ2019 NHK杯(5):アイスダンスFD

会議っていつでも早く終わってほしいんですが、用事があって本当に早く終わってほしいときに限って長くなると思うマイク松ですこんにちは。もちろん今日の会議も長くなる厄介な問題はあった。だけど普通だったら早く片付く問題にとてつもなくでかい爆弾が仕掛けられていたというのは本当に本当に勘弁してほしいです。
NHK杯はアイスダンスFD。アイスダンスがみられるほんとに貴重な大会です。

フィギュアスケートグランプリシリーズ、NHK杯、アイスダンスFD。実況は澤田さん、解説は宮本さん。
カナダのキャロラン・スシース&シェーン・フィルス。トム・ジョーンズ「よくあることさ」ほか。いい雰囲気からスタート。これトム・ジョーンズなのか。OfStはよくあってます。雰囲気もあるし。ツイズルは最初はずれてましたがしっかりリカバー。スライディングがとてもうまくできました。StLiは独創的。最近StLiってはやってますね。ゆっくりしたリズムでCiSt。これもいい雰囲気。曲もきっと2人にあってるんですね。SlLi+RoLiは少しつなぎがうまくいかなかったか。でもリフト自体の豪快さはありますね。ダンススピンはかっこいいですが、最後の曲はあのプル様もお使いのセックスボムですね。この曲もおしゃれに踊りこなしてます。コレオリフトでフィニッシュ。自分たちの演技はできましたね。172.01。
アメリカのロレイン・マクナマラ&クイン・カーペンター。「レスキュー」ほか。いきなりStLiに入ります。降り方がうまかったです。いったん持ち上げるのが難しいと宮本さん。OfStからMiStは曲の静けさをよく表現しながらも大きな動きです。CuLiは軌跡がきれいだし、ダンススピンはとてもポジションが独創的で美しいです。やりますね。ツイズルはとてもよくそろってましたが距離ができてしまいました。RoLiはきれいな回転。コレオスピンでフィニッシュ。曲もよかったし解釈も進んでる印象。170.21。
ロシアのソフィア・シェフチェンコ&イゴール・エレメンコ。若手の演技注目ですね。「メカニズム」ほか。StLiから入ります。ツイズルは間に軽くリフトも入れつつおもしろい見せ方。このプログラム自体もおもしろいです。SlLiは一度降ろしてからまた上げるパワーもあります。MiStはもう少し滑ってほしいですが曲にはあわせてますね。OfStはよくあわせてるし、CuLiへのつなぎが見事。ダンススピンはシェフチェンコのポジションが超きれいです。最後までとても芸術的なプログラムでした。これはいいですねー。キスクラではコーチと全員でポーズ。そういうのいいですよね。178.08はシーズンベストです。
中国のシンユエ・ワン&シンユー・リュー。「ブラック・スワン」。またStLiから入りました。最初高かったけどちゃんと低くしたと宮本さん。チェックポイントですね。OfStをしっかりあわせてダンススピンにつなげます。スピンの終わり方が工夫。DiStは王のアピールがうまい。コレオスピンはジャイアントスイング的な大きさ。SlLiは曲にしっかりあわせて高々とあげます。柳のパワーがいきるCuLiです。ツイズルはもう少し合わせたかったですね。コレオステップでフィニッシュ。最後はちょっと疲れたかもですが、がんばりました。183.11。
イギリスのライラ・フィアー&ルイス・ギブソン。マドンナメドレー。いい曲選んできますねー。ツイズルも一工夫していていい感じにできました。途中のツイズルは少しずれましたが、MiStは途中にダンスも入れていて見栄えがすると宮本さん。そしてCuLiは芸術的な上に降ろし方も見事。スロージャンプにいきそうな形からスライディング、そしてダンススピン。回転が速いです。デススパイラルにいきそうなところからStLi+RoLiは斬新な組み合わせ。コレオステップは2人よくそろってました。よく踊れますね。肩車の形でのコレオリフト最後はスライディングでフィニッシュ。マドンナの勉強も進めているし、それをしっかり振り付けに入れていました。193.01。いい点出ました。
アメリカのクリスティナ・カレイラ&アンソニー・ポノマレンコ。アメリカの若手。「ファルーカ」。ツイズルは途中でずれましたがなんとかリカバー。コレオスピンをはさんでダンススピン。ここでもフラメンコの雰囲気をキープ。OfStはうまくあわせてきてます。RoLiは入る前にスピードが落ちてしまったか。CiStはちょっと難しい音楽になってしまいましたが、がんばって踊ってました。曲が難しいな。CuLi+StLiという組み合わせ。うまくこなしてました。最後はコレオリフトでフィニッシュ。技術はあるなというところですが、フラメンコはもう少し経験が必要だったかも。182.26。
イタリアのシャルベール・ギニャール&マルコ・ファブリ。「スペース・オディティ」ほか。ギニャールが白目みたいなすごいメイクしてきましたね。StLiはワンフットでのローテ。きれいなポジションでした。OfStはそつなくいけました。ツイズルは回転の速いローテでした。いいユニゾン。コレオステップは音楽が変わってしっかり切り替えますし、RoLiはうまくいってましたがちょっと降ろし方がうまくいきませんでした。ダンススピンも回転が速くててきぱきいけました。DiStは大きなエッジワーク。リンクを大きく使えてます。豪快なスライディングから最後は静かにフィニッシュ。曲の構成もうまく使って、ダイナミックなプログラムにしてきました。198.06。RDの貯金がいきましたね。
ロシアのアレクサンドラ・ステファノワ&イヴァン・ブキン。「プリマヴェーラ」ほか。いつものようにツイズルから。うまく合わせました。回転の速さよりも浮遊感を演出。ダンススピンも同じ見せ方ですね。技術感じます。SlLiはポジションチェンジでみせたあとで、回転のキレがすごいRoLiにつなげました。OfStは片足でもスピードが落ちない。DiStはなめらかなエッジワークをアピール。必殺のコレオツイズルでみせたあと、StLiにいきました。滑りにメリハリがあるから演技全体も見栄えがします。スライディングでフィニッシュ。うまくいきましたね。208.81。ファイナルを決めました。
フランスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン。自然体で入ってきましたね。「ダニー」ほか。RoLiから入ります。緊迫感を表現する回転。詩を表現するという芸術的な振り付け。すごいな。その中にエレメンツが織り込まれてる感じ。ツイズルは普通のステップと融合してる。CiStはスピード感あるステップの中でも物語表現が分厚く。ちょっと顔を見合わせたりするだけでいいんですよね。StLiは安定感ある。StLiへの入り方もフライング気味の豪快さ。OfStはリンクを大きく使うし、コレオリフトからダンススピン。1つ1つのエレメンツに意味を感じてしまうような出来。最後まで静謐かつ動態的でした。チャンプの滑りでした。226.61。ありがとうございました。全部で世界最高得点だそうです。

○最終順位:(プリン的に)
1. パパダキス・シゼロンプリン
2. ステファノワ・ブキンプリン
3. ギニャール・ファブリプリン
4. フィアー・ギブソンプリン
5. 王・柳プリン
6. カレイラ・ポノマレンコプリン
パパダキス・シゼロンが優勝。別次元ではなくほんとに別物の滑りというか演技でした。ファイナルはもっといい戦いができそうです。ステファノワ・ブキンもファイナルが楽しみ。もっとあげていけるでしょう。ギニャール・ファブリはファブリにもすごいメイクを施してみるのはどうでしょうか。
今回おもしろかったのはやはりフィアー・ギブソン。相変わらずいいプログラムを作っていますが、マドンナの解釈がほんとに進んでいる感じ。みていてほんとに楽しいです。王・柳もカレイラ・ポノマレンコもまだまだのびしろたっぷり。誰でも最初からうまかったわけじゃないんですからね。

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