フィギュアスケート世界選手権2011:ペアFS

オフィスの片付けをしたマイク松ですこんにちは。懸案だったので少し片付いてうれしいです。毎日ちょっとずつ片付けていればこんな苦労をしなくていいってほんとですかね?自分にはエルドラドでは一生安楽に暮らせるみたいな話に聞こえます。
今日はフィギュアスケート世界選手権のペアFSをみます!

フィギュアスケート世界選手権、ペアFS。実況は小林さん、解説は岡部さん。
エストニアのサビアコ・クルバック。サビアコは赤い衣装。というか両方ともハートがあしらわれてますね。いいステップからの2Twは流れよく決まりました。3T+2Tは成功。そこからリフト。無難にこなしてますね。組んだばかりのカップルだし確実にいきましょう。3Loは成功。次のリフトもしっかりこなしてます。ぎこちないつなぎの動きからソロスピンに。ポジションの男女の違いを指摘する岡部さん。3SThはしっかり。2Aはクルバックが1Aになってしまいました。決めておきたかったところ。スパイラルをつまらないとディスる岡部さん。かんべんしてあげてください。Dsとペアスピンでフィニッシュ。全体的にすごいゆっくりやってくれるので、最初にエレメンツを確認するのにとても便利でした。積み重ねていってほしいです。126.56。
中国のジャン・ワン。ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」。3Twは大きく決めてきます。さすが中国。3T+2Tはツーフットだったかも。3Sもタッチあったか。リフトはちょっとゆっくりか。ワンがもうちょっとしっかりしないと。ソロスピンはよくそろってました。つなぎの部分でユニークなポジションがあっておもしろい。工夫してますね。次のリフトはしっかりホールドもされていてぶんぶん振り回してました。スパイラルはまずまず。3LoThは音楽にあわせて投げていていいですね。続いて3SThは手をついてしまいました。もったいない。Dsはもっと深くいきたいところ。リフトからペアスピンでフィニッシュ。1つ1つの演技はしっかりしていてよかったです。曲表現をがんばってほしいところ。147.38。
チェコのカドレコワ・ビダール。スポーティな衣装。「ノストラダムス」より。いきなりアクセルラッソーリフトから始めてますね。おもしろい。そしてつなぎの部分もしっかり振り付けとして考えられてます。よしよし。2Twは投げ上げる方向があぶなかったがなんとか。3SThはぼちぼち。3LzThを跳んできました。がんばった。リフトはおっけー。そしてスパイラルからDsに入ります。つながりがナイス。そしてこの時点で最後のリフトをやってしまいます。よほどソロジャンプに自信があるのか。2Lo+2Lo+SEQを跳んできましたね。2Sも決めてきた。そんなに無理しないってことですね。ソロスピンはあってない上にだんだん近づいてくる。もうちょっとで接触するところでした。スリリング。スパイラルは2つに分けるパターン。ペアスピンでフィニッシュ。プログラムに工夫があって楽しい演技でした。技術をつければもっと上にいきそう。それにしても「ノストラダムス」ってこんな爽快な音楽なんですね。ふしぎ。132.51。
ロシアは準備期間が1ヶ月なのによくやってくれたという実況席。確かにそうです。
中国のドン・ウー。「神話」。3T+2Tはドンがツーフットになりました。3Sはウーが2Sになってます。2Twはトリプルいけそうな高さ。ソロスピンは回転があいませんね。リフトはポジションがきれい。つなぎがシンプルと岡部さん。がんばれ。3LoThはステップアウト。3SThは余裕ありましたね。リフトは移動もイグジットもあぶない感じ。スパイラルはとてもいいですね。ちょっと得意不得意が分かれてる感じ。ドン・ウーがNo.2じゃないのかな。Dsのあとトランジションがシンプルなので「楽しくない」とディスる岡部さん。わりと辛辣ですね。ペアスピンはしっかりまとめました。まだ技に精一杯なのかも。137.75。ウーは相変わらず板前みたい。
イタリアのベルトン・ホタレク。チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」。3T+2T+2Tを決めてきました!ベルトンはちょっと巻き足っぽい。2Twは確実に。リフトは降ろし方に工夫がありますね。3Sはベルトンが2S。Dsからしっかり演技パートも入ってますね。ソロスピンはまずまずそろってます。スパイラルはホタレクのフリーレッグが下がってきてると岡部さん。確かに。リフトはがんばってます。3SThはがんばりました。ペアスピンはいいスピンだし、曲をよく使ってると岡部さんがほめてます。このへんの表現力は確かにありますね。いいカップルだ。3LoThは足ついてしまいました。最後のリフトのあと、ベルトンが渾身の切腹でフィニッシュ。ロマンチックな演技のあと最後に武市半平太ばりの切腹がみられました。心うたれたわー。157.15。
ドイツのハウシュ・ベンデ。「プリンス・オブ・ペルシャ」。最初にイシダイショーみたいな輪くぐりがみられました。3Twはキャッチが見られましたが、3SThは高さありました。荒々しい演技だ。3T+2Tはベンデがミスでうまく決められず。つなぎでまたイシダイショーみたいな動きが。おもしろい。ソロスピンは見事な出来。ユニゾンもばっちりでした。スピードあるスパイラル。リフトはずっとワンハンドで。2Sはきれいに確実に。3FThは転倒。難しい方に挑んだんですが。リフトはベンデのパワーが生きるラッソーリフト。そしてリフト連発で降り方に工夫。Dsからダイレクトにペアスピンにつなげました。149.65。あの転倒とかありましたが、基本的に技術はありますよね。
アメリカのエボラ・ラドウィッグ。ラドウィッグが落とし物を拾ってる。この位置で出てくるカップルじゃないかも。プッチーニ「トゥーランドット」。3Twはおっけーですね。3Tはラドウィッグが回転不足で転倒。どうした。3LzThは転倒。投げるタイミングがずれてますかね。どうもジャンプがあってないみたい。小さなリフトをつなぎにもってきてますね。スパイラルの見せ方はうまいですね。2A+1Lo+2Sはコンビネーション扱いになるらしい。リフトは大きな演技。3LoThは流れがあっていいジャンプ。そしてエボラが後ろ向きにあがるリバースラッソーリフトが炸裂。かなりあぶない感じだけどうまくこなしました。Dsから最後のアクセルラッソーリフトでフィニッシュ。大技を最後にもっていきましたが、やっぱりジャンプがうまくいかなかった感じですね。でも特にリフトはよくやりました。155.91。
カナダのムーア=タワーズ・モスコビッチ。ミュージカル「レ・ミゼラブル」。最初にいいつなぎの演技をもってきます。よく練習してますね。3Twはしっかり回ってますね。3T+2A+SEQはアクセルでムーア=タワーズが転倒。おしい。3LoThはがんばりました。トランジションの工夫がいいと岡部さん。リフトはなかなか。3Sは2人ともぎりぎりがんばりました。きれい。スパイラルはおもしろいポジション。Dsはポジションはよかったけど短いですね。ペアスピンは両回転とも。リフトは回転からキャリーにもっていきます。がんばってるモスコビッチ。3SThは曲終わりにぴったり。ソロスピンは回転速くがんばってる。最後のリフトはひざついた状態からもっていく工夫がありました。演技全体にバリエーションがあっておもしろいプログラム。演技もしっかりやってましたね。163.17。
カナダのデュハメル・ラドフォード。SPで鼻にエルボーがヒットし鼻血がたくさんでていました。今日はどうかな。3Twは怖がらずにしっかりキャッチ!おっけー。むしろデュハメルが少し怖がってたかも。3Lz+2T+2Tを決めてきました。なるほど。3LoThも成功。リフトはラドフォードがイーグル。ソロスピンもしっかり合わせてきてます。やはりグループ3は少し今までと違いますねー。Dsでもしっかり表現。3Tはデュハメルが2Tになってしまいました。スパイラルはチェンジエッジはなめらかですね。リフトは力強い。3FThもしっかり決めました。リフトは移動がすごくなめらかですね。ペアスピンでフィニッシュ。難度の高い技をしっかり決めていました。さすが。173.03。
日本の高橋・トラン。がんばって!「想いの届く日」。3Sは高橋が転倒してしまいました。うーん惜しい。2Twは高さがあって加点がつきそう。3SThは投げるタイミングがずれて転倒。めずらしいですねー。ソロスピンはしっかりユニゾンもとれてました。これまたユニゾンのしっかりとれてたステップでつなぎます。Dsは回転速度がありましたね。3T+2T+SEQはステップアウトになってしまい、セカンドはカウントされず。がんばって!次のリフトはすばらしい上げ下ろし。3TThは成功しました。ペアスピンは回転速度があってポジションチェンジもすばらしい。つなぎの部分でのスピードがほんとあります。リフトは降りてからの流れがきれい。最後のリフトもしっかり決めました。転倒は残念無念でしたが、演技の雰囲気がとてもあってよかったですね。曲に合わせた演技が歯切れよかった。160.10。
ロシアの川口・スミルノフ。ドビュッシー「月の光」。最初の繊細な演技がとてもいいですね。3SThはランディングでオーバーターンもいいジャンプ。3Tはまずまずですね。つなぎの部分もよく考えられてる。3Twは成功。Dsはポジションがめっちゃきれい。スミルノフのいいまわしかたがみられました。ソロスピンはいつも通りばっちり合わせてきますね。移動速度も速い。スパイラルは途中でポジションチェンジがあってそれが流れをみせてますね。2A+2A+SEQはなんとか。3LoThは回転はしていましたが高さが足りなくて転倒。リフトの安定感は抜群ですね。連発してもまったくホールドに乱れなし。最後の川口のポジションはもうガラスの彫刻のようでした。スピンでフィニッシュ。うまくいかないところもありましたが、要所要所で世界トップクラスの力を見せてくれました。187.36。
アメリカのヤンカウスカス・コフリン。組み替えが聞くほどたくさんペアやってる人がいるということでうらやましいという岡部さん。シューベルト「アヴェ・マリア」。2Aから入りますね。3Twもしっかりキャッチ。どうもコフリンが亡くなったお母さんに捧げるプログラムだそう。がんばれ。3LoThは投げるタイミングどうかなと思いましたが成功。3T+2T+2Tはしっかり決めました。リフトはスピードとポジションチェンジが確実。Dsもまずまずですね。ソロスピンはユニゾンはしっかりとれてます。コフリンの頭の位置をしっかり指摘する岡部さん。スパイラルもスピードが落ちないですね。いい演技になりそう。3SThは手をつきました。そしていちいちリフトが豪快です。ペアスピンもしっかりポジションチェンジを入れていました。おおーいい演技です!ミスを最小限にとどめましたね。175.94。うーんやはり順番が悪かったか。
ドイツのサブチェンコ・ソルコビー。「ピンク・パンサー」。のっけからおもしろいサブチェンコ。いい動きや。3FThは高さも距離もでかすぎる。すごいな。3T+3T+SEQを決めてきました!ビッグジャンプですねー。Dsはどピンクでよく目立つサブチェンコのポジションがきれい。ソロスピンも速いのにばっちりあいまくってました。すごいな。スパイラルはさすがのスピード。ずっと落ちない。イーグルからの3Twもばっちり。イーグルからの2Aもタイミングもあってます。リフトはイグジットがソルコビーがずっとイーグルで工夫した終わり方。ペアスピンのポジションもキレまくってますね。うわーすごい演技だ。リフトはワンハンドでそのあとのつなぎの部分にもっていくのがかっこいい。リフト連発でしかもスムーズ。最後の3SThをばっちり決めてサブチェンコ早くもガッツポーズ。完璧なFSでした。ベリッシモベリッシモ。いやー参りました。217.85!ぐわーきましたー。
中国のほう清・とう健。このカップルは順番気にしなくていいですね。リスト「愛の夢」。最初の入れ替わりでさっと物語を紡ぎ出してます。2A+2A+SEQはファーストでシングルになってしまいました。次も2Tに。リフトはエントランスに工夫。すばらしいです。ソロスピンは高い質で演じてます。スピンはこうでないと。ペアスピンからのつなぎの部分もしっかり表現してます。3Twは高い。高すぎ。3SThはもう1回転できそうな余裕。でかいジャンプ。スパイラルもきれいです。リフトは空に飛んでいきそうなほう清姉さんのポジションがすばらしいです。3LoThも高さも距離も大きな大きなジャンプ。イーグルでのキャリーリフトでフィニッシュ。さすがですねー。ペアの豪快さと繊細な表現力をあわせもってます。でも今回はソロジャンプがしんどかったですね。204.12。
ロシアのバザロワ・ラリオノフ。「仮面の男」。いつもこのプログラムはバザロワは仮面なのかという疑問が出てきておもしろいです。仮面をつける演技から。3Tはラリオノフ転倒。3Twは高い高い。3FThも決めてきてます。相変わらずバザロワの姿勢はいいですねー。2A+2A+SEQはセカンドで回転が足りなかったみたい。がんばれがんばれ。ペアスピンは回転が速い。スパイラルはうまく2人が組み合わされてる。アクセルラッソーリフトはキャリーに変化して、最後はバザロワをぶんぶん振り回して降り。すごいな。3LoThはスムーズに決めました。リフトは今度は上げ方がすごい。背中を通してあげてます。ソロスピンはまずまず。リフトは両方の回転を入れて。Dsのポジションはすばらしかったです。いい演技でした!ソロジャンプだけでしたね。187.13。わりと不満そう。
ロシアのボロソザル・トランコフ。トランコフやる気ですね。チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」。ゆったりした滑りからスタート。3Twは高さもキレもばっちりですね。3Tはトランコフがステップアウト。がんばれ。3T+2Tはきっちり決めてきました。グッド。そしてアクセルラッソーリフト。いいポジションでのキャリーにもってきました。スパイラルは複雑な組み合わせのポジション。ソロスピンはおっけーですね。3LoThは高さも距離もばっちり。そしてすぐにリフトに。ポジションもいいですね。これはいい演技になりそう。ノーハンドのリフトから3STh。ばっちりだ。Dsからペアスピンも隙なし。最後のポーズでトランコフが指を2本くっつけて立てましたが、その謎だけですね。ばっちりの演技でした。お互いにすばらしいパートナーを見つけましたね。よかったよかった。210.73!おおー!2位にきましたか!
○最終順位:
(阪急電車的に、ちょっとのばして):
1. 西宮北口:サブチェンコ・ソルコビー
2. 門戸厄神:ボロソザル・トランコフ
3. 甲東園:ほう清・とう健
4. 仁川:川口・スミルノフ
5. 小林:バザロワ・ラリオノフ
6. 逆瀬川:ヤンカウスカス・コフリン
7. 宝塚南口:デュハメル・ラドフォード
8. 宝塚:ムーア=タワーズ・モスコビッチ
9. 阪神国道:高橋・トラン
10. 今津:ベルトン・ホタレク
サブチェンコ・ソルコビーはこの世界選手権のFSでノーミス。会心の演技でトップ奪取ですね。ほんとにいうことない。全体的に芸術的な音楽を使う中で、ピンク・パンサーで笑いもとりながら完璧に仕上げてくるのがマジリスペクトですわー。あまりに感心して軽口みたいになった。
2位はボロソザル・トランコフ。組んだばかりなのに2位。岡部さんじゃないですが組み合わせる余裕があるのがまずすばらしい。そしてシャッフルしたらすばらしいカップルが誕生しました。トランコフのミスしてやる気のなくなるところはもうみられないんでしょうか。3位はほう清・とう健。すばらしい演技でした。ソチに向けても意気軒昂とのこと、これは楽しみですわー。
川口・スミルノフは4位。1つ順位を上げました。表彰台は逃しましたが、やはり今回の演技は迫力を感じました。すばらしかった。サンボマスターのいう命の放射がみられましたよ。そしてしっかり受け止めました。5位のバザロワ・ラリオノフもよかったし、ロシアの競争は激しくなってますががんばってください。
高橋・トランは9位。ちょっと気負ってましたかねー。でも日本でペアのカップルが生まれたのはほんと心強い。日本のフィギュアスケートもホンダバンや村主姉さんたちが冬の時代を支えてくれたからこそ今があります。がんばってほしいです。
でもやはり世界選手権のペアはおもしろいですね。ペアが盛んなロシア開催だけあって、会場の盛り上がりもすばらしかったです。

カテゴリー: フィギュアスケート パーマリンク

フィギュアスケート世界選手権2011:ペアFS への2件のフィードバック

  1. ココア のコメント:

    日本ペア枠ふたつとれたんですよね!すごいすごい。
    新しいペア見つけるための、トライアウト実施されるみたいっすね。
    もっと早くやってよーって思うけどww楽しみ(^^)

  2. マイク松 のコメント:

    ココアさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    2枠は超めでたいですね!これで日本のペアの世界が広がっていく。
    すごいたのしみです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)