四大陸フィギュアスケート選手権2020(6):男子シングルSP(第3、4グループ)

昨日の話の続きみたいですが、アマビエさまを描いたトラックがあるそうですね。確かに効き目がありそうだなと思った富井です。心が弱ると神々しいものに触れたくなりますよね、ということでフィギュアスケートです。
解説は中庭さん、実況は小林さん。

オーストラリアのブレンダン・ケリー。映画「シャーロック・ホームズ」より。4Tはステップアウト。4Sは転倒。この曲は追いまくられる感じになってしまうな。3A+2Tは成功で一息。キャメルスピンはまずまず。ステップシークエンスはベテランらしく上手。3Loはまずまず。3A+2Tは同じだけどいいのか。次のジャンプは2Lzになってしまいました。3Lz+1Eu+2SもOK。コレオシークエンスはシャーロックぽい。コンビネーションスピンも頑張っている。シットスピンもまとめました。疲れたようでしたが最後までやりきりました。213.11

中国のハン・ヤン。「ラ・ラ・ランド」最初のポケットに手を入れた滑りから良い。素晴らしい3A。3Lzも美しい。3F+2Tも成功。キャメルスピンも回転が一定でいい。コレオシークエンスも映画の世界観をよく表しています。滑りが本当に良い。味わい深い。3Sはもうちょっとの出来かな。でも3Loは素晴らしい。3Lz+2Tは途中で手をついてしまいました。3Fも成功。シットスピンも回転が速い。ステップシークエンスも優雅で素敵。もう人生の苦みを知る男を表現できるのはデニス・テンのいない現在ではハン・ヤンしかいない。コンビネーションスピンも素晴らしい締めくくり。ああ素晴らしい。個人的にはもうここで優勝。239.41

アメリカのカムデン・プルキネン。「ラスト・エンペラー」4Tは着氷が両足になりました。3Aは高さもあって良いジャンプ。3Loもいい。3Lz+1Eu+3Sも成功。コンビネーションスピンもOK。ステップシークエンスはちょっと単調かな。3A+3Tもなんとか着氷。3Lzは転倒してしまいました。コレオシークエンスは曲にあってます。3Fはコンビネーションにしたいところでしたがならず。コンビネーションスピンのあとシットスピン。226.82

友野一希。映画「ムーラン・ルージュ」より。4Tは見事着氷。動きがとても良い。4T+2Tも素晴らしい。3Aも成功。ステップシークエンスもキレがある。ピタッと止まるところもかっこいい。シットスピンも回転が速い。これ、あの名作の高橋大輔にも見劣りしないじゃないですか?3LoもOKでしたがサルコーが2Sに。4Sが入ればすごいことになりましたね、ちょっともったいない。コンビネーションスピンもいいです。3A+1Eu+3Sも成功。3Lzもちゃんと降りました。足替えのコンビネーションスピンもいい。コレオシークエンスもスピードがあってすごい迫力。これこれ、これが友野の爆発力。最後が盛り上がるととても印象が良い。うーん、やっぱり覚醒。本人も満足そうです。しかしスコアにはちょっともの足りないよう。251.05

アメリカのトモキ・ヒワタシ。「ペトリューシュカ」スピードがありますね。4T+3Tは流れのあるジャンプ。4Tも高さがあってきれい。3Aは着氷がもう一つ。シットスピンは体勢が低くて良い。高いバレエジャンプの後に3S。躍動感があります。ステップシークエンスも弾むような良さ。3Aは転倒。3Lz+1Eu+3Fは見事。コンビネーションスピンもOK。コレオシークエンスではまたバレエジャンプ。得意技ですね。イーグルの後に3Loはステップアウト。足替えのコンビネーションスピンはレイバックポジションが素晴らしい。最後のポーズがちょっとうまくいきませんでしたがなかなか良い出来だったと思います。240.78

カナダのナム・ニューエン。「ビートルズメドレー」4S+3Tは成功。すごい歓声だ。4Sも成功させました。こうなると持ち前のうまさが光ります。ああ、でも1Aになってしまいました。3A+2Tはなんとか成功。キャメルスピンもいい。ステップシークエンスは少し遅いような気がします。丁寧ではありますが。3A+1Eu+3Sとミスを帳消しに。3Lo、3Fと成功。お客さんをあおってのコレオシークエンス。コンビネーションスピン、足替えのコンビネーションスピンと最後まで盛り上げました。アクセルを失敗しても跳び続けるところに新しいニューエンを感じました。251.60

カナダのキーガン・メッシング。「ノーベンバー・レイン」見事な4T+2T。最初のジャンプが大きかったです。4Tは両手をつきましたが着氷はしました。2A+2Tはちょっと残念。個性的なフライングシットスピン。入るときもかっこいい。3Lzはちょっとスピードを落としすぎました。3Lzは成功ですが単独になってしまいました。2Aになってしまいましたが、3S+3Tは成功。ステップシークエンスは少し集中力がない感じ。コレオシークエンスはメッシングらしい技術。うまいなさすがに。コンビネーションスピンの回転は速いのですがちょっとバランスを崩してしまいました。コンビネーションスピンも難易度高い。あー・・・やっぱり失敗が目立ちましたね。SPがいいとこうなりがちなのですよね。ほんとに持っている力は抜けててやりきればカナダチャンピオンは間違いないと思っているのですが・・・28歳とはいえ、まだまだ上がり目がある。結婚して精神的に落ち着くと思うので次のオリンピックまで目指してほしい。243.93

キスクラの三人(ニューエン、ヒワタシ、友野が)一つの席に座ってキャッキャしている姿がまるで修学旅行。アマビエ様並にめでたさがある。ありがたいのう。

鍵山優真。映画「タッカー」より。軽快な足さばき。4T+2Tは見事です。3Loも素晴らしい。4Tもバランスを崩しそうで流れのある着氷。3A+1Eu+3Sも成功。キャメルスピンもポジションが美しい。シットスピンもいいけどやっぱりさっきのメッシングと比べるとスピンはもっと頑張れる。ステップシークエンスもまずまず。3F+3Tも簡単な感じ。3Lzも成功。3Aは着氷がもう一つでしたがジャンプはそろえました。コレオシークエンスは若さがはじけて爽快。コンビネーションスピンは最後なのに勢いが衰えずとてもいい。素晴らしいジャンプ。270.61。すごすぎる。

その頃キスクラではなぜか組み体操が行われていました。何がそんなに楽しいのか。ありがたいのう。

韓国のチャ・ジュンファン。「The fire within」不思議なお衣装。4Tは高さもあって素晴らしい。4Sも迫力がある。3Lz+3Loはやや低いが成功。キャメルスピンもOK。ステップシークエンスは振り付けがドラマチック。芸術性が高い。3A+2TもGood。3Aも隙がない。3F+1Eu+3Sもいい。コレオシークエンスのイナバウアーは羽生くんの形によく似ていて美しい。シットスピンも姿勢がきれい。コンビネーションスピンも手の使い方がドラマチック。素晴らしいフリー。しかし、後半のジャンプが回転不足だったようで265.43。

羽生結弦。ご存じ「Seimei」衣装の萌黄色(?)が高貴。4Lzはステップアウトでしたがリカバリーが早い。4Sは完璧。回転が群を抜いて速い。3Aは高さもすごい。3Fも見事な着氷。コンビネーションスピンも迫力。ステップシークエンスもまさに演じています。4T+1Eu+3Sはバランスを崩しながら3連続に。ある意味すごすぎる。4Tは転倒。3A+3Tは完璧。シットスピンも手の動きが複雑。コレオシークエンスはなんで倒れないのかが不思議。コンビネーションスピンからフィニッシュ。悪霊は退散しました。プーさんが投げ込まれているのが神への捧げ物のようです。前回のオリンピックから30秒短くなっているので編曲したそうです。大変でしたね。299.42

中国の金博洋。「The path of silence」螺鈿のような凝った衣装。4Lzは大きい。次のジャンプは2Sになってしまいました。3A+1Eu+3Sも成功。2Tになってしまったのは少し力が抜けてしまったみたいでしたが大丈夫でしょか。コレオシークエンスはまずまず。キャメルスピンもOK。スピードのあるスケーティングからの4T+2T。大丈夫ですね。3Aも大きい。3Lz+3Tは簡単そうに飛びます。ステップシークエンスもスピードがあって良い。シットスピンの回転も速い。コンビネーションスピンも曲にあってます。ちょっとジャンプがそろいませんでしたね。残念。267.67

キスクラはメンバーが羽生、チャ、鍵山に代わり落ち着いた感じになりました。あの三人は見えないところでもキャッキャしていてほしい。

アメリカのジェイソン・ブラウン。映画「シンドラーのリスト」より。3A+2Tは流れが素晴らしい。4Tの予定が2Tになってしまいました。3Aは美しい。ユダヤの踊りを思わせる手の使い方。3Fも高い。すぐにコンビネーションスピン。もう手を伸ばしただけで美しい。3Lz+1Eu+3Sは完璧。3F+3Tも美しい流れ。コレオシークエンスも物語があります。3Loからのコンビネーションスピンもバランスを崩しては出来ない難しい構成。ステップシークエンスの緩急がすごい。見事な流れ。キャメルスピンも絶品。流れがねーすごいよねー。滑りの芸術性が高い。274.82

○最終順位
1.羽生結弦
2.ジェイソン・ブラウン
3.鍵山優真
4.金博洋
5.チャ・ジュンファン
6.ナム・ニューエン

1位は羽生結弦。神官というか天使というのかそういう神々しさはコロナの時代に見るとウイルスが減っていってるような心持ちになります。とはいえ、やっぱりあのオリンピックの演技が格別であったことも再確認。神無き時代の新プログラムに期待は高まるばかり。やっぱり個人的には高難度のプログラムより難易度を落としても羽生ワールド完全版を見たいです。

2位のジェイソン・ブラウンは4回転にチャレンジして失敗はしたもののそういう路線を突き詰めていますよね。ジェイソン・ブラウン自身がユダヤ教徒という話も小林さんからありましたがほんとにシンドラーのリストの映画の世界でした。

そしてニュースターの鍵山優真。本当にすごい。ジャンプの質がいい。羽生結弦、宇野昌磨が引退するまでにこんなにすごい選手が出てくるとは。友野一希も来期が楽しみなのに次のオリンピックは一体どうなるのか。5枠ぐらいほしいところです。

4位の金博洋は頑張りましたがFSの出来はもう一つでした。でも一時期の不調からは脱出。5位のチャ・ジュンファンは羽生の良い影響を受けてて時々そっくりなときがあるのでびっくりします。そしてナム・ニューエン。5位はすごい。でもこれぐらい当たり前な選手。来年にも期待してます。面白キスクラにも。

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