フィギュアスケート全日本選手権2011(5):エキシビション

実況は鈴木さん、解説はじゅんじゅん。
宇野昌磨。映画「タッカー」より。SPと同じプログラム。最初の3Lo転倒。次の3Sでも転倒。やはり試合じゃないから準備とか明るさなどの違いで難しいんでしょうね。イーグルからの2Aは見事。それにしても音楽表現がすばらしい。こんなに達者なティーンエイジャーが日本にいるというのが驚きです。こういう選手はヨーロッパ文化圏にしかいないんだと思ってました。どういうスケーターに成長するのか楽しみです。
宮原知子。「Sympathipue」傘を持って登場。かわいいけど、いきなり小道具使いでたたんだ傘を両手に持ったまま2A。そして3Lz+3Tのコンビネーション。驚愕です。3Fもばっちりだね。お人形みたいにかわいいのにこのジャンプ。しかも滑りもきれいだし、腰に手をあてる仕草もかわいーなと見とれると3Sも入る。凄すぎる。この上を行くジュニアのファイナルチャンプ、ユリア・リプニツカヤって一体どんな選手なんですか。ジュニアの代表になったそうですが、ミンスクまで見に行きたくなります。しかしそれよりじっくりとピョンチャンオリンピックのエースとして育ってほしいですね。
庄司理紗。お姫様のようなピンクの衣装。映画「塔の上のラプンツェル」より。確かにディズニーっぽい。かわいいプログラムでいつもの大人っぽい庄司選手と別人のよう。2A+3Tとジュニアたちはジャンプを跳びまくりですね。3Lzもきれい。堂々としたスパイラルから3Sもいいですね。SlStも入っているし、まるでSPのようです。最後はビールマンですか。エキシというよりはこんな魅力もあるというプレゼンのよう。
今井遥。ザ・バード&ザ・ビー「朝からゴキゲン」。ムームーみたいな衣装。3Tをふわっとおりて、手を腰にウキウキと滑るのが有香ちゃんぽい。3Lo+2T+2Loも難なくこなして独創的なスピンの回転が速い。スピンもすばらしいけど、イーグルやスパイラルもシズニーのように美しくなりました。あとは「パンにバターを塗るような・・・」と形容されるスケーティングを身につけるだけ・・・かなりいいところまできているからあとはスピードかな。
町田樹。「Don’t stop me now」歌詞によくあった振り付けですね。熊川哲也さんも大絶賛とか。3Aが凄い高さとスピードですね。3Fも高い。そこはエアギターじゃなくてマイクでパフォーマンスしてほしいとにわかフレディーファンとしては思うのですが(DVD買った)、ギターの振り付けも音によく合いますね。NHK杯の時はそれほどいいと思わなかったのですが、今回はよかった。悪のりするタイプね。3Tも2Aも高さがあって爽快さ100倍でした。でも、この眼鏡顔、どこかで見覚えがある・・・歯医者さん?
荒川静香。ジョシュ・グローバン「Smile」。薄いピンクの衣装がかわいい。バラの花を一輪持って登場、ジャンプはさすがに全盛期というほどではないようでしたが、スケーティングにはスピードがあって、イナバウアーも腰が柔らかいですね。ずーっと滑っていられそうなイーグルはさすがオリンピック金メダリスト。
高橋成美&マービン・トラン。エルビス・プレスリー「A little less conversation」。トリプルツイストは高い!スロージャンプはちょっとうまくいかなかったけど、高橋成美の踊りってかわいいですよね。リフトのポジションも美しい。ジャイアントスイングも豪快。最後は片手のリフトでぐるぐると。
羽生結弦。「ホワイト・レジェンド」。ステップからの3Fは高さがありますね。あ、これ生演奏に合わせてるんだ。3Tもいい。熱くて激しいステップ。シット体型のツイズルもすごい。スピンも多彩で見事ですね。白鳥というよりは鶴とかもっと大きな鳥のように見えましたよ。身を削りながら踊っているかのような・・・。アンコールはFSのロミジュリ。SlStが終わってから3S+1Lo+3S(?)。世界選手権も期待しています。
村上佳菜子。フィリッパ・ジョルダーノ「愛は深く」。今年はシリアス路線ですね。3Fは高いです。3Tもいいですね。スパイラルも美しい。3S+2Lo+2Loもバレエジャンプも高い。フィニッシュもドラマティックですてき。やはり3枠目はこの人しかいないなと思わせる出来。去年の世界選手権も8位。今年もそれ以上行ってしまうかも。アンコールはFSのメンデルスゾーン。最後のジャンプがうまく跳べなくてその瞬間苦笑いした顔もかわいい。最後もやっちゃったという笑顔。キュートですなあ。
小塚崇彦。「チェロソングス」。この曲えらくかっこいい。ジャンプ入らなくてもいいんじゃないかと思うぐらい滑りがいい。おじさんぽい低音の渋い曲が似合いますよね。ということで、小塚は以外とブルースが得意なのではと思うのですが。それにしてもイーグルが自由自在。スピードも抜群。アンコールはFSですが、衣装がブルーなので、まさに「その者蒼き衣をまといて」だ!大ババ様、赤いライトがまるで王蟲の目のようですぅ。ワシの盲いた目の代わりによく見ておくれ・・・。
やけに、アナウンサーがパトリック・チャンのことを言っているなと思ったら、ここでパトちゃん登場。オマエ、クリスマスニ、ナニヤッテルンダ!リア充じゃないのか。
パトリック・チャン。どこかに衣装を忘れてきたのか真っ白なTシャツに黒のパンツ。実はこの人は京橋の板前さんとか・・。「Mannish boy」。ちっちゃいホップにはさんで3F。板前じゃないわ、この人!2Aになっちゃったけど高い。パトちゃんにしてはマッチョな振り付けでセクシー風味なんだけど、Vネックの白Tなんだよね。もうTシャツ脱ぐか頭にはちまき巻くか(板前らしく)してほしい。ウォーレンジャンプを右回り、左回りと続けた後に3Tはすごすぎて笑った!でもすごすぎるけど、白T(洗濯していると思われる)!NHK杯のロス・マイナーを見習って関空で「大阪好きやねん」とか「べんきょうしまっせ」とか「ぼちぼちでんな」と書いたTシャツを買ってくればよかったのに。というか、私がそれを差し入れればよかった。こんなに近くにパトちゃんが来たというのになみはやドームにいないなんて!
鈴木明子。映画「バーレスク」より。3Lz、スパイラルもいいなあ。2A+2Aと手を抜きませんね。この上着を脱いでからがすごくすき。3Sの後すぐ足を上げるところがいい。台詞の部分もセクシー。鈴木はこの映画が好きで5回以上見たと言っていたとじゅんじゅん。指さしも決まってる。投げキッスも自然。というか似合いすぎてて短く感じます。アンコールはSPの。私も由希奈ちゃんが言ってたスタスタ走るところが好きだー。
高橋大輔。映画「海の上のピアニスト」より。すーっと滑ってすぐに3T。3Aも滑りながらふわっと鋭いジャンプが入るところがすごい。ぽろぽろとピアノが流れるだけの曲なのにドラマチック。清流のようだ。去年のSPのマンボ。3Fからスピン。手拍子を促して手のぐるぐるも多め。腰の振りも完璧だけど、シャツをはだけてないのが気になるわ。世界選手権では白シャツのボタンを開けて、胸毛とネックレスを仕込んでお願いしたい。
浅田真央。「誓い~ジュピター」。最初のスピンが手のひらひらとスカートの裾の動きでとてもきれいですね。もう音楽と相まって巫女のような美しさ。これでいい年が越せそうです。静かな曲ですが、スポットライトも追うのが一生懸命なのスピードがあるので見入ってしまいます。アンコールはFSの「愛の夢」。最後のスパイラルが鳥が飛んでいくようでいいですよね。トリを飾るにふさわしい演技でした。ありがたい。

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