フィギュアスケートグランプリシリーズ2010 NHK杯(1) :アイスダンスSD・ペアSP

うっかり録画のチャンネルを間違えて、女子シングルSPはずーっと真っ黒な映像が続いていてしょげるマイク松ですこんにちは。NHK杯はこういうときでもちゃんと録画できるから安心ですね。よかった。
ということで今日はアイスダンスのSD、これはホシノSDとかのシニアディレクターじゃなくて、今シーズンから始まったショートダンスです。ショートダンスって何なのか、しっかり勉強しないと。そしてペアSPです。
NHK杯どんどんみていきたいのですが、われわれはちょっと所用で新潟に行かなければなりません。レビューは来週からになりますがご了承ください。

フィギュアスケートグランプリシリーズ、NHK杯:アイスダンス・ショートダンス。実況は佐藤さん、解説は樋口地蔵尊。地蔵尊よろしくお願いいたします!
今年からアイスダンスはショートダンスが始まりました。どんなものになるかをしっかりみておかないとですね。
ハンガリーのドラ・トロツィー&バラジュ・マヨール。ハンガリーのジュニアチャンピオンだそうで、今年からシニア参戦。「ザ・ロイヤル・ワルツ」「シング・シング・シング」。RoLiはまずまず。そのあとパターンダンス。ODの中のCD部分という感じ。1周の中で8つポイントがありました。音楽変わってここからはクリエイティブパートというらしいです。ツイズルはあってないですしMiStは疲れたかユニゾンがあいませんね。なんとかがんばりました。ジャッジも悩んでいるのか?32.68。この得点もどういう得点なのかわかりませんね。じっくりみていかないと。
ショートダンスは結構みるの大変ですね…。徐々に慣れていきましょう。
中国の于小洋・王晨。この字ってネットで大丈夫かな…。「美しき青きドナウ」。曲は違ってもいいんですね。パターンダンスにすぐ入ります。このパートはいつ入れてもいいんですね。1組よりはいいですね。女性のポジションがきれい。クリエイティブパートではツイズルはあってますね。RoLiはもっとダイナミックさがほしいかも。MiStはタイミングはよく合わせてるけどもっとポジションもあわせてほしい。地蔵尊は男性に表現力を求めていました。まずまずですね。43.50。コーチのぞんざいな格好とヘアスタイルが、妙に前においてあるたーちゃんとうさじいの仲間っぽかったです。図書館にいそう。
イギリスのペニー・クームス&ニコラス・バックランド。シニア初出場。映画「アメリ」より「アメリのワルツ」「タンゴ・デ・ロス・エクシラドス」。RoLiはダイナミックでスムーズ。技術うんぬんより音楽をよくつかんでます。ポジションもきれい。パターンダンスもそつなくこなしてます。バックランドのホールドうまいじゃないですか。タンゴになるとあいつが滑ってきそうな気がする。パトとかいう人。ツイズルはあいませんでした。MiStはユニゾンがまだまだ。パターンダンスはがんばってただけに、こっちまでまだ滑り切れてないのかも。でも上々のデビューという印象でした。43.52。まだまだ伸びそう。もっとペニーが存在感出さないと。
日本のリード姉弟。うわー!クリスが七三マンに!ぐわー!あのもじゃもじゃしていたクリスが七三マン(ちょびひげ仕様)に!いるのかわかりませんがクリスファンはがっかりしちゃうかも!映画「アダムス・ファミリー」より。SlLiはすばらしいポジションで滑りも安定してました。まあ比較にできませんがパターンダンスは丁寧に滑ってますね。ずっとよくなってます。佐藤さんはパターンダンスに追いつくのに必死です。がんばって。キャシーの傾きもいいです。でもツイズルでクリスがよろけて手をついてしまいました。今まで結構よかったのに。MiStも他のカップルとは実力が違うと思うのに。最後はおもしろいポーズでしたが、ツイズル以外はかなりよかったですよ。44.90!あのミスがあってこれとは。モロゾフもわりと喜んでいる様子。次回はクリスのひげをちょびひげじゃなくてサリーちゃんのパパみたいなひげとか、ねこのひげとか、チェンジしてみたらうまくいくかもですよ。(無責任)
ロシアのエレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフ。ロシアのジュニアチャンピオン。あー思い出した!「シンドラーのリスト」で独特の表現してたやつらだ。イルニーク・カサラポフってJSPORTSでは読んでた。あいつらうまいんですよね。映画「ロマノフ王朝の最期」より。最初の滑りからしてやるなという感じ。雰囲気出してます。イリニフ脚長い。ツイズルは高速回転!すばらしいです。拍手きてますね。パターンダンスに入り、脚の高さがばっちりあってます。イリニフはよくバレエの訓練積んでますね。難しい入りからのSlLiは工夫がありました。最後はタンゴに変わり、MiStではカツァラポフがちょっとバランス崩しましたが佐藤さんのいうように距離も近いし。最後までしっかり雰囲気出してました。これはやはり期待できそうです。56.89!ズーリンも満足そう。今気づきましたが、ズーリンは宮沢章夫に似てますね。なぜ今そうなってるのかが気になる。
第2グループ。遊びは終わりだとばかりにベテラン勢が。たのしみ。
チェコのルチア・ミスリベツコワ&マテイ・ノワク。JSPOTSではミシルヴィチコワ・ノバックっていってたカップルですね。「バタリエーロ」。アイスダンスらしいステップが最初にきていていいですね。パターンダンスも無茶せず地道に。地蔵尊は女性のエッジが甘いと指摘。さすがあれだけでわかるんですか地蔵尊。音楽変わってクイックステップ。MiStは元気に滑ってました。ツイズルは見事にあってませんでした。苦手なんですね。最後はRoLiでフィニッシュ。これはよかったです。45.20。
アメリカのシブタニ兄妹。きましたね!全米ジュニアチャンピオン。アメリカの次代のエース候補で、デイヴィス・ホワイトらとコーチも同じ。妹はいつ大きくなるんだという感じですが注目です。「回転木馬のワルツ」。のっけからワルツの雰囲気がよく作れてますね。そして3連続ツイズル。見事ですね。MiStはとにかくユニゾンがぴったり。さすがです。そしてパターンダンス。曲の解釈と規定がばっちりいけてました。しかしその途中で転倒してしまいました。ぐわーこれは痛い。衣装が少し破けてますが、ぎりぎりのところでもちこたえておもしろいパーツになってました。そのあとはしっかり曲も表現し、音楽に合わせて盛り上げていました。それだけにあの転倒が痛かった。衣装にブレードが引っかかったみたいですね。まあドンマイってことで。53.68。あの皇族っぽい雰囲気はいったいどこから出てくるんだろう。
カナダのウィーバー・ポジェ。相変わらずでかいなポジェ。でも結構ポジェもさっぱりしてきましたね。「アット・ラスト」「チーク・トゥ・チーク」。パターンダンスへの入りもスムーズだし、曲によくあわせた丁寧な表現。スピードもあります。曲が変わって一転華やかなダンス。MiStもユニゾンとともに手の使い方がきれい。演技を大きく見せています。持ち味の大きなRoLiでフィニッシュ!おおっすばらしい!このカップルこんなにうまかったでしたっけ?大きく飛躍しましたね。曲も同じですがデュブレイユ・ロウゾンの正統な後継者という感じで。あー振り付けはカメレンゴなんですね。58.69!トップにきましたよ!
イタリアのカッペリーニ・ラノッテ。カッペリーニちゃーん!おおっあいかわらずさえない感じのラノッテ。「ケ・セラ・セラ」「ガールズ・ガールズ・ガールズ」。滑りはなめらかでスピードがある。カッペリーニちゃんのスカートがすばらしいですね。パターンダンスはカッペリーニちゃんの魅力を存分に表現。ラノッテの存在感がなくなればなくなるほどいきてくるぞ。技術面も存分。MiStはまずまずの出来。曲が変わってツイズル。心配なところでしたがまずまず。RoLiから最後はラノッテのネクタイをひっぱってフィニッシュ!いい振り付けです!2人をよくわかってますよ。こういう雰囲気を作り上げたらよさが出てくる。これから技術面をもっと高めていきましょう。ラノッテグッジョブや。キスクラでもカッペリーニちゃんとイケメンコーチをツーショットでとったりして、横にラノッテが出てくるというおもしろさ。55.68。まずまずですね。終盤スピードがおちたのがよくなかったか。まあ最初から調子のいいイタリア勢ってどうしたのって感じですからね。
アメリカのデイヴィス・ホワイト。横綱登場です。「ラ・ボエーム」「椿姫」。2ステップくらいですーっとスピードに乗っていく。速いですねー。そして最初の高速ツイズル!速いです。そこからMiSt。流れと音楽表現を重視してますね。パターンダンスになってもスピードがおちない。要素も基準以上にこなしながらも、それ以上の表現があります。パターンダンスが終わったら解き放たれたようなノエビア姉さん。一気にRoLi2連発でフィニッシュ!さすがですわー。横綱相撲ですわー。まだまだ向上するところがよくわかっていてもこの時点でここまでできてるとは。いつもシーズン最初に演技をみたら、この完成型はめっちゃいいんだろうなと思わせるのですが、今回もそう思わせました。楽しみです。66.97!はーいありがとうございまーす。ホワイトがソファから立つときにうーあっておっちゃんみたいにいってました。
SD終わっての順位:
1. ノエビア姉さんとホワイト
2. ウィーバーと巨神兵
3. ツンデレとカツァラポフ
4. カッペリーニとL
5. シブタニ兄と妹
1位はデイヴィス・ホワイト。もうここまで仕上げてきているのかとありがたいやら申し訳ないやら。というか今の時点でここまでやらないと、これからがきついのかもしれませんよね。初日なのに上半身も下半身もぱんぱんにビルドされた白鵬をみたような気持ちです。
2位はウィーバー・ポジェ。やはりエースが偉大なだけあってなかなか印象に残りづらいのですが、まあ同じことやってもだめですからね。こっちの路線は大歓迎。がんばってほしいです。3位はイリニフ・カツァラポフ。ジュニアのときにはわりとツンデレっぽい演技をしていたイリニフですが、もはやもりもり風格を醸し始め、先輩達の通った道を歩いているんだなあと思いました。カツァラポフもがんばってほしいです。
4位はカッペリーニ・ラノッテ。オリンピックも出たし、ようやく本来のカッペリーニちゃん押しでいこうという風になったのかもしれませんね。日本にきてくれてありがとうカッペリーニちゃん。名古屋はいいところですよ。ラノッテもおいしいものでも食べてよ。きしめんとか。5位はシブタニ兄妹。あの転倒がなければ結構上いってたかも。FSでは切り替えて、その実力をたっぷりみせてやってほしいです。すごいからね。

女子シングルの展望で太田由希奈が登場!こういうポジションでこれからやっていくんでしょうか。やっぱりバンクーバーで名を上げたのかなあ。こちらの方は富井に書いてもらいますね。屈託なくでてきて華やかな雰囲気を振りまく太田をみてもやもやする富井。なにやらいってますがほっておきましょう。

フィギュアスケートグランプリシリーズ、NHK杯:ペアSP。実況は曽根さん。解説は若松さん。曽根さんもフィギュアスケート担当になったんですね。これはうれしい。若松さんの声かわいいですよね。
ロシアのベラ・バザロワ&ユーリ・ラリョーノフ。シークレット・ガーデン「アダージョ」。ソロジャンプは3T、うまく決めました。スピードもあっていい滑り。3Tも余裕ありましたね。3FThも決めてきました。Dsもラリョーノフがしっかり安定してます。めずらしくソロスピンもあってます。よしよし。要素をしっかり決めてきます。リフトからSlStもあぶなげなし。いいじゃないですか!バンクーバーを経て成長しましたね。曽根さんも川口・スミルノフに次ぐペアだと紹介してますが、その風格を備えてきましたね。60.16。いい点でました。
ドイツのマイリン・ハウシュ&ダニエル・ベンデ。「ムーラン・ルージュ」より「ロクサーヌのタンゴ」。3Tはしっかりそろえて成功。いい出だし。2Twはまずまず。3FThも高さがありました。練習ではあまり決まらなかったらしいけど大丈夫。でもスピードが前のペアに比べてあんまりないですね。SlStももうちょっと躍動していいと思う。リフトは大きさがあります。ソロスピンはさすがドイツ(イメージだけど)、そろえてきますね。そのままフィニッシュ。SPを堅実に演じましたね。よし。コーチが赤いめがねのだるまみたいな人だ。なんだあれは。50.49。
アメリカのケイトリン・ヤンカウスカス&ジョン・コフリン。「オブリビオン」。スピードある入り。3Twはしっかり3回。3SThは高さがあってよかったです。3Tもばっちりのタイミングで成功。ワンハンドでおろすリフトも安定してます。ソロスピンはずれたしあんまり柔軟性を見せられませんでした。SlStはもっとがんばって。Dsでフィニッシュ。序盤の勢いを持続したかったところですが、全体的にまとめてきました。滑り込んでいけばもっとよくなるかも。54.19。
中国の張悦・王磊(おうらい)。ネットで出るかなあ。「タンゴ・デ・ロス・エクシラドス」。2Twは高さがありました。ほう清・とう健と同じコーチらしい。3Tもしっかり。スピードを維持してますね。3LoThも余裕がまだまだありそう。ソロスピンもポジションを工夫し、リフトもスムーズ。SlStはタンゴの雰囲気をよくがんばって出してます。若松さんもタンゴをもってくるのはチャレンジングだけどがんばってると評価。最後は音楽があまってましたが、意欲的に取り組んでいていいですね。あ、キスクラにほう清・とう健のコーチいました。49.72。
第2グループ、カナダのミレーヌ・ブロデュール&ジョン・マタトール。急に時差を気遣う曽根さん。「マイ・ウェイ」。3Twは肩に乗せてしまいました。3Tは決まりました。3LoThもしっかり着地。さっきからよくやった的な雰囲気を実況席が醸し出してますが、よっぽど調子悪かったんかも。ソロスピンも無難にこなしてます。マタトールがDsで重そう。SlStは途中までアイスダンスみたいに手をつなぎながらステップ。これでレベルあがるらしい。最後は雄大なリフトでフィニッシュ。よくがんばりました。54.28。演技は大きかったですよね。
アメリカのケイティ・デニー&ジェレミー・バレット。映画「今ひとたび」より「愛のテーマ」。最初に華やかなデニーとしょんぼり顔のバレットという対比が。ステップからの3Twはなんとか。3Tも難しい入りからしっかり決めてきました。3LzThを問題なく成功。みんな結構難しいスロージャンプ跳んできますね。ソロスピンはよく合わせてましたが、バレットが少し早く終わってしまいました。SlStはチェンジオブペースもあって堅実に点をとってきている印象。リフトは大きく決めてフィニッシュ。全体的にもっと躍動感がほしかったような気もします。55.03。
日本の高橋成美&マービン・トラン。ついにシニアきましたね。まずはグータッチから。マイケル・ブーブレ「フィーリング・グッド」。3Sはなんとか成功。よしよし。練習ではトランが失敗していたらしいのですが。2Twは高さありました。ソロスピンは完璧なユニゾン。ばっちりですよ。スパイラルは高橋のポジションがすばらしい。その流れから3TTh。難しいジャンプですね。タッチがあったかもと若松さん。SlStは少しよろけたところもありましたがユニゾンと工夫があります。リフトは高橋のポジションがI字!Dsもいいクオリティでフィニッシュ!おおっすばらしいです!よくペアのシニアで出てきてくれました!いいところともっと伸びていくところがどっちもたくさんあって、これからが楽しみです。57.23!いい点出ました!
中国のほう清・とう健。横綱きました。まだGPS出てくれるとはありがたい。美しい最初のポジション。ショパン「ノクターン 第20番」。3Tは流れがあるきれいなジャンプ。演技の流れがスムーズ。3Twもキレあります。Dsも流れを止めない構成できれいですよねー。3LoThは高さ、距離ともにすばらしいです。スパイラルからのリフトは難しいポジションでもよどみなく。SlStは物語を紡ぐチェンジオブペース。要素じゃなくて表現ですよね。ソロスピンはちょっとずれましたがそれも表現みたいでした。ありがとうございました。もう世界王者にもなったしマイペースで独自の表現を追求しているんでしょうか。67.10。それでこの点。
SP終わっての順位:
1. ほう清・とう健
2. バザロワ・ラリョーノフ
3. 高橋・トラン
4. デニー・バレット
1位はほう清・とう健。このメンバーでは圧倒的に優勝でしょう。日本はいいところですので観光楽しんでもらえればと思います。名古屋にはひつまぶしというおいしい料理があってですね。
2位はバザロワ・ラリョーノフ。ポイントがすくないからか最初に登場しましたが明らかに第2グループの演技でしたよね。最初にこのペアが登場して結構全体のレベルが上がったのかもしれないです。
3位に高橋・トランがきました!デニー・バレットより上にきたのは自信持っていいでしょう。いい技たくさんもってる。FSでも固くならず自分たちの演技してほしいです。ほんとにシニアのペアにきてくれてうれしいです。4位はデニー・バレット。差はほとんどないし表彰台狙っていけますよ。今日はゆっくり休んでくださいな。

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フィギュアスケートグランプリシリーズ2010 NHK杯(1) :アイスダンスSD・ペアSP への2件のフィードバック

  1. ゆみさまま のコメント:

    おはようございます。さっそくのレビュー、ありがとうございます♪
    女子のSP、録画を失敗してしまったそうですが、NHK杯の公式サイトで全選手の動画が見られますから!(ご存知ですよね?)
    ・・・モロゾフコーチ、「アダムスファミリー」お好きなんですね。アルバンくんにも振付けてましたよね、3年前のシーズンかに・・・・。このときはおててちゃんがついてましたが。クリスのは模様でしたね。
    個人的には、JGPSとかけもちな成美ちゃん&トラン組が、がんばっていることが嬉しいです!素敵な演技でした。
    今日のフリー、期待しちゃいます。

  2. マイク松 のコメント:

    こんにちは。コメントありがとうございます。遅くなってごめんなさい。
    モロゾフなんで「アダムスファミリー」好きなのかはちょっと気になりますね。わかるような気もします。
    高橋&トランはほんとがんばってもらいたいです。日本のペアを切り開く上でも。

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