『ジョニー・ウィアー自伝』読みました

ジョニー・ウィアー自伝』読みましたよ。表紙からもうジョニー・ウィアー以外何物でもありません。原題は『Welcome to my world』。まさにジョニーワールドがカラフルに広がっていました。
私は最近までウィアーの自伝が出ていることを知らなかったのですが、日本では昨年の4月5日に発売されてたんですね。早速図書館で借りて読んでみましたが、厚い。みっちり280ページ。こういう本はブログを転載してスカスカのペラペラなんだろうと思っていましたが、すごいボリュームです。内容も生い立ちから現在(2011)まで書いています。
まず最初の写真からおもしろいものがあるのですが、一番驚いたのはバンクーバーオリンピックの開幕式でのライサチェックとのツーショット。実は2人は仲良しなのかと思いきや、それはそれで正真正銘のライバルだったようです。ライバルだから悪口は出てきませんが、フィギュアスケート選手としては一番よく出てきました。あとはプルシェンコや限られた友達以外はあまり関心がないようで、2008年のスケートアメリカでは「無名の日本人選手が優勝した」と素っ気なく書かれていたりしました。もちろんこれは小塚のこと。まあ、世代がちょっと違う小塚やパトリック・チャン、アダム・リッポンなどのことが書かれてないのはわかりますが、アボットとかも1行程度。
しかし、アメリカのスケート連盟やジャッジについては恨み辛みが満載。こんなにも冷遇されていたとは知りませんでした。率直に語るのがウィアーの魅力ですが、どこの国でも正直者は生きにくいものなんですね。それからファッションに対するこだわりもすごい。由希奈さんも子供の頃にお母さんの靴紐の結び方が気に入らないなど、自分が良いと思うことに決して妥協せず「こだわりさん」と呼ばれていたこともあったらしいですが、芸術家気質の人間は常人には理解しがたい「美へのこだわり」がないと駄目なんでしょうね。
昨年の同性婚の相手については書かれてませんが、初恋のことも老人じゃないんだからそこまで書かなくても・・・と思うぐらい赤裸々に書かれていますし、コーチとのエピソードも満載。しかもここまで書いたからにはもうフィギュアスケートの世界から足を洗うつもりなのかと思いきや、今シーズンはグランプリシリーズにエントリー(ロシア大会、フランス大会)。3回目のオリンピックも射程に入っているんでしょうか。
サラ・ジェシカ・パーカーなどのセレブとの交流やパーティー、ファッションとどれだけ自分の好きなことに囲まれてもウィアーはフィギュアスケートが大好きなんですね。主観だらけの採点、夕飯にトマト1つだけというような過酷なアスリート生活。それでも自分を一番表現できるのは競技としてのフィギュアスケートなんでしょうね。一体どんなプログラムになるのか、ジョニーが今世界に伝えたいことは何なのか、とても楽しみです。ジョニー・ウィアーファンで未読の方はは安心してぜひご一読を。翻訳も安心の田村明子さんです。

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『ジョニー・ウィアー自伝』読みました への4件のフィードバック

  1. そばえ のコメント:

    富井さんこんばんは。
    ジョニー自伝、面白そうですね。機会があったら読んでみます。
    旦那さんとは去年の9月あたりで交際開始してスピード結婚したはずなので、自伝に出てないのは仕方ないですね(笑)。
    最後にジョニーを見たのは去年の夏にあったショーなのですが、
    その時に滑ったプロがエディット・ピアフ「水に流して(原訳:私は決して後悔しない)」でした。
    自身の代表的なプロの振りをいくつかした後にこの曲が流れてきたとき、「ああ、この人はもう現役復帰しないんだろうなあ」としみじみしたのを覚えています。
    そんなわけで、現役復帰宣言を耳にした時はビックリしたんですが(笑)、とても嬉しかったです。
    こんな選手、なかなかいませんしね。
    いい意味で来シーズンの男子シングルをひっかきまわしてくれる事を期待します!

  2. 富井副部長 のコメント:

    そばえさん、コメントありがとうございます。
    >旦那さんとは去年の9月あたりで交際開始してスピード結婚したはずなので、自伝に出てないのは仕方ないですね(笑)。
    そうなんですか。超スピード婚だったんですね!
    >いい意味で来シーズンの男子シングルをひっかきまわしてくれる事を期待します!
    もちろんやるからには勝ちたいと思いますが、それを超えた「これぞジョニー・ウィアー!」というのを期待しますよね。2012シーズンを思い出すと真っ先に思い出すのはウィアーのプログラムだなあというのが見たいです。

  3. もりまさまる のコメント:

    富井副部長さん、はじめまして!
    愛溢れる文章、いつも楽しみにしています。
    なんとタイムリー!
    わたしも、ちょうど今日、図書館にジョニ本を返してきたトコロです!
    こんな本が出てたを知ったのはいつだったか・・・予約したのは数ヶ月前でした。
    厚さと率直さにビックリしましたー。
    来シーズンの復活で、どんな扱いされるのか、リンク裏の映像をガン見してしまいそうです。
    五輪の演技が素晴らしかったこと、薔薇の冠がお似合いだったこと、想い出しました。
    「the ジョニー☆」な演技と、その後のblogを楽しみにしてます^^

  4. 富井副部長 のコメント:

    もりまさまるさん、コメントありがとうございます。
    >わたしも、ちょうど今日、図書館にジョニ本を返してきたトコロです!
    そうでしたか、奇遇ですね!しかし、ジョニーはまだ20代なのに濃い本でしたね☆
    >来シーズンの復活で、どんな扱いされるのか、リンク裏の映像をガン見してしまいそうです
    楽しみですね。全米選手権はどんな得点になるんでしょうか。ロシアでは大人気なんだろうし・・・発言も衣装も目が離せませんね。

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