フィギュアスケートグランプリシリーズ、カップ・オブ・チャイナ(4):女子シングルFS

中国のシュ・シュウエイは棄権だそうです。残念。
カナダのダイアン・スミット。オペラ座の怪人「ファンタジア」。3Lzで転倒、続いても1Sに、1Fといいところがありませんが、スピンはきれい。がんばれ!2T、2Aと少し持ち直しましたが、3Tは転倒、そして1A・・・むーん。ちょっと今年は調子が悪いのでしょうか。95.43
韓国のカク・ミンジョン。16歳、相変わらず細い!「ジプシーの主題による奇想曲」。3Lz、3Fで転倒・・・Lzジャンプをじゃまする妖怪でもいるんだろうか。2A+2Tが決まってお客さんもほっとしたのか拍手。スパイラルはきれい。3Lzで再び転倒。3S、3S+2T、2Aは大丈夫。立て直しまして最後は笑顔で締めました。113.98
アメリカのクリスティーヌ・ムサデンバ。「幻想曲アフリカ」他。3Fはオーバーターン、1A+2T、3Sと転倒しないだけでほっとするわと思っていると、3Loで転倒。難しい入り方だったんで、得意だと思うのですが・・・残念。3S+2Tはオッケー。3Tは手をついてしまいましたが最後の2Aはふんばりましたよ。119.45
アメリカのアマンダ・ドブス。美人ですよねー。「レッド・バイオリン」。3Tはきれい。3Fは転倒。2Aからスピンの流れはいいですね。ペアをしていただけあって若いのに腕の筋肉がきれい。3Sも着氷が乱れてしまいましたが、3T+2T+2Loはきれいですね。3S+2Tも大丈夫です。2Aもきまりました。ステップも多彩な動きですね。132.45
スウェーデンのヨシ・ヘルゲソン。「交響曲第五番“運命”」他。3Lz、3Lo、3T+2T+2Loと転倒がありません。と思ったら3Lzで手をついてしまい、コンビネーションになりませんでした。SlStはちょっとゆっくりかな。3Tはちょっと斜めになってしまいましたが大丈夫。3S、2Aもなんとかオッケー。転倒がなかったのは良かったですね。よく動いていました。131.40
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ここまで富井に書いてもらいました。後半は飲み会で居酒屋にいったところ、安いなりにめっちゃ料理が少なくってへこんでいるマイク松ですこんにちはがお送りします。
アレナ・レオノワ。アマゾンライダーみたいなかっこいいポーズから。衣装もアマゾンぽい。リスト「ため息」、映画「イーストウィックの魔女たち」より。3Lzはインサイドでオーバーターン。3T+3S+SEQを決めてきました。3Loはダブル。ジャンプはまだあってませんか。最初のスピンはきれい。3F+2Tはなんとかがんばりました。いい笑顔は健在。スパイラルをいれてきます。2A+3Tは回転不足でツーフット。2A単独は成功してますね。3Fで転倒。最後だったのに。まだジャンプの調子をつかみきれていないですかね。SlStは雰囲気をよく出せているだけに、ジャンプを合わせてなおかつ滑り込んでいけば、いいプログラムになりそうです。魔女っぽい感じでフィニッシュ。魔女というか魔女っ子という感じでした。148.61。
コウ・ヒョウワ。顔が丸い。FSでどこまでのばせるかですね。「アランフェス協奏曲」。最初の3Lzはしっかり成功。3Fもいいですね。ジャンプ得意な選手なんでしょうか。3Sからのコンビネーションの予定は転倒。跳んでおきたかったですねー。スパイラルのポジションもとてもきれいです。3Lz+1Tになってルッツはタッチがありました。3Tはなんとかかんとか。SlStに入っていますが、ステップとしてはまだまだでも体力は残っていそう。2S+2T+1Tになりました。サルコウはあんまりよくないみたい。2A+2A+SEQはがんばりました。最後はドーナツスピンでフィニッシュ!これは上々でしょう!もちろんミスはありましたが大健闘。少しずつのばしていけばいいんですよ。142.48。あー!李成江がキスクラにいる!あいつもコーチになったんやなー。李成江の弟子なら大応援ですよ!
安藤美姫。グリーグのピアノソナタ。からはじめますね。ステップからの3Loも問題なし。スピンもクオリティが高く歓声が起きます。スパイラルは問題なく。2A+2Tは2-3を変更。3Lz、3Sとぽんぽん跳んできてそれほど書くことがないくらい。なんとも安定してますね-。そこからさらに3T、2A+2Lo+2Loと決めてきました!おおー。SlStはかなり密度の濃いステップ。最後のスピンまでまったく安定していました。これはいい演技でしたねー。手堅い安藤の演技でした。持ち味出せましたね。172.21。キスクラでプーっぽいくまをだいていました。
鈴木明子。「屋根の上のヴァイオリン弾き」。いい曲選んできますねー。3Lzは高くていいジャンプ。2A+3Tは決めたかったがツーフット。回転もぎりぎり。切り替えていこう。スピードもあるステップからの3Lo+2Tはがんばりました。スピンはほんとに物語を感じますねー。音楽とばっちりマッチしてます。スパイラルは以前よりもポジションがきれいな印象。3Lz+2T+2Loを決めてきました。演技の中でしっかりおさまってるし。3Fがシングルになりました。これは痛い。3Loはオーバーターン。3Sがシングルになりました。うーん終盤でジャンプが決まりませんでした。SlStは最高の躍動感。ここまでステップで表現と物語を紡げるのは鈴木だけですね。ほんとかっこいい。スピンでフィニッシュ!やはり3連続ジャンプのミスが痛かったなー。跳び急いでしまいましたでしょうか。でもほかの部分はかなりよかった。完璧なプログラムは感動的なプログラムになりそうです。たのしみ。キスクラはしょんぼりしていましたが162.86。ジャンプ跳べてたら勝てただけに、あせりが出たんでしょうか。
ミライ・ナガス。足は大丈夫でしょうか。心配です。映画「SAYURI」より。3Lz+2T+2Tから入りました。さすがスピードでてますね。2Aからのコンビネーションの予定は抜けてしまいましたか。3Fはツーフット。スピンのクオリティはさすが。3Lzは回転が足りないとのこと。やはり足の影響はあるんでしょうか。3Lzは転倒。3Lo+2Tは決まりました。2A+2Tと確実にジャンプを跳びます。軽快なSlStからスピン。この軸の確かさ。調整不足の中でよく滑ってくれました。146.23。惜しくも表彰台を逃しました。
○最終結果:
1. 安藤総裁
2. 鈴木幹事長
3. レオノワ政調会長
4. ミライ総務会長
5. コウ・ヒョウワ国対委員長
6. ドブス選対委員長
優勝は安藤。手堅く点を取って表彰台を狙うしたたかさが安藤の演技ですよね。FSは堅実なジャンプとレベルの高いスピン・ステップがでました。こうなると強いですね。
2位は鈴木。終盤のジャンプのミスがなければほんと優勝でした。でも勝てなくても今回のFSもとても情感豊かに演じていましたね。今や表現系では女子でトップクラスですよ。今シーズンも物語を感じさせる演技がみられそうです。ありがたい。
3位はレオノワ。するっと3位に滑り込み。これはさい先いいですね。まだまだシーズン序盤、ジャンプを合わせればあとは安定感でのりきれそう。4位はミライ。とにかくけがからの回復を最優先させてほしいです。あせりは禁物。
5位はコウ・ヒョウワ。ジャンプがなかなかいいなと思っていたら李成江の弟子とは。もう当サイトでは熱烈応援態勢を作っていきたいと思います。まだまだホンダバンは女子の方には手が回らないようですが、いつかホンダバン.vs.李成江の弟子対決がみたいものです。

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