カーニバル・オン・アイス2013

小野と藪田が引退。ほんとにおつかれさまでした。最後の登板がんばってました。そんな試合にしっかり勝利するオリックス。来シーズンが楽しみだ。
さて、フィギュアスケートは昨日のジャパンオープンに続いてカーニバル・オン・アイス。毎年ありがとうございます木下工務店。

カーニバル・オン・アイス2013。実況は板垣さん、解説はジュンジュン。スペシャルリポーターとして昨日に引き続き舞ちゃんが出ていました。ホンダバンどこいったん?
織田信成将軍。「ラストサムライ」。このエキシナンバーも結構将軍にあってますよね。もともとこういうの得意なはず。3Fまでの流れもいい。滑りがよくなってます。スピンも安定してるし。ジュンジュンも調子がよくなっているとのこと。3Lzもキレあるし。今のところダークホース的な扱いをびんびんされていますが、こういうノーマークなところから奇襲を仕掛けるのは先祖代々の得意技ですからね。でも絶好調のときに頓挫するのも先祖代々の得意技ですからね。
アデリーナ・ソトニコワ。「オブリビオン」。不思議な黄色い羽根みたいなのをもってきました。これは新しい。光に当たって大きな翼みたいにみえる。誰が仕込んだんだろう。大天使のようです。からんだりすることもなくて、うまく使えてます。1つ捨てて巻き込むような演技のあともう1つもおいて滑る。3Fもしっかり決めて。音楽をしっかりつかんでるし、抑制された感情表現がすばらしいです。いいプログラムでした。新型MSはこんなのもできるんですね。すごみを感じました。
村上佳菜子。「キング・オブ・エニシング」。3Fはきっちり、3S+2Lo+2Loも流れがいい。昨日の演技よりもいいですね。楽しんで滑っているのはとてもいいこと。3Tもいいですね。このプログラムは有香ちゃんが作ったそうです。きっと滑り込んでいくともっとよくなると思います。最終的にいいプログラムにしてほしいです。
町田樹。おっ元気?「エデンの東」より。SPだそうです。まあぱっと見てわかるとおりランビエールの指導入ってますよね。4Tは着地はあぶなかったですが成功してます。スピードもあるし滑りの質もいい。いい状態で入ってきてます。3Aもしっかり演技の一部として流れてます。スピンもイグジットがかっこいい。3Lzもしっかり跳べてます。ステップも最初から最後までしっかり気合い入ってるし。最後のスピンはよろよろしてましたが、今シーズンはかなり期待できそうですね。3人の中に入ってても驚かないです。
アシュリー・ワグナー。「スウィート・ドリームス」。3Fもしっかり。ワグナーのいいところはアメリカらしい滑りを追求して、そこからぶれないことですよね。これが全米チャンプたるところ。実況はセクシー以外のことを口にしてほしいです。もともと踊れるプログラムは得意ですが、今日もしっかり踊れてるしコンディションは現時点でばっちり。これからあげていくベースとして必要・十分です。今シーズンも楽しみです。
荒川静香姐さん。「カヴァレリア・ルスティカーナ」より。相変わらずよく滑りますねー。2Aも質が高い。Y字スピンも質が高い。すごいな。音楽によく乗ってるし、3Loもよく流れてる。やりたいこと、意図したいことを明確に演技に出して、今の現役選手ができないことを平気でやってのける。最後まで何もかもすばらしかったです。さすが姐さん。
ジェフリー・バトル。「エニグマ変奏曲」。イーグルのなめらかさもすばらしい質の高さ。3Tもきれいに決めてます。このプログラムは自分の人生を表現しているそう。あまり練習しない先輩とか、生意気な後輩とか、クワドルプル至上主義者との戦いとか表現されてるんだろうか。というちゃちゃを入れるのを忘れるくらいきれいな滑りです。自分の人生を誰でも投影できそうな、人生を表現するプログラム。いやーすばらしかったです。何度も繰り返してみてほしい。さすが。
宮原知子。「ポエタ」。3Lz+3Tを最初に入れてます。現時点でしっかり滑り込んでる感じ。3Fもきっちり。3Lo、2Aもなんか余裕ですね。2A+3Tもいけてる。これFSですかね。ステップからの3Lzは転倒。エキシビションですがFS的にみてしまいます。レイバックスピンは回転が速い。3S+2T+2Tもいれて、スパイラルからスピンでフィニッシュ。うん、十分仕上がってますね。これをしっかり演じられると3枠もひょっとしたらひょっとしますね。
ハビエル・フェルナンデス。ラジカセとかばんもって出てきたぞ。「エアロビック・クラス」。おもしろいプログラムの構成ですが、3Tを突然跳んできてます。すごいな。全体的にステップワークでしめられているのに、普通に難しいジャンプが助走なしに入っているのがすごい。曲に自分で声を吹き込んで作ってるらしい。凝り性だ。そして普段着っぽい服を脱ぐと新しいスーパーマンの衣装に。「J」の文字が入っている。ばんばん踊る。ばんばん動く。一度止まってマントをスカーフに変えて踊りまくる。そういえばエアロビがテーマだ。踊って踊ってばてたところで水を浴びせられて、さらにエアロビ加速。踊りきってフィニッシュ。うーん、ここまでおもしろいプログラムを作ってるとは。フェルナンデスはオリンピックでも3位以内に入りそうですね。なんかそう思いました。
小塚崇彦。「アンスクエア・ダンス」。これもSPみたいですね。4Tにエキシでも挑んできます。3Aはきれいに成功。7拍子の難しい曲を使いこなす、これも小塚の能力の高さですね。スピードもすごい出てるし。3Lz+3Tもパワフルに決めてきました。すごい速い滑りをここで見せてます。ステップがすごい高度。深いエッジに全然止まらない、そしてジュンジュンのいうように重心がまったくぶれない。すごいステップです。これはよかった!このSPならいいところいけそうです。
イリーナ・スルツカヤ。こっちにも出てくれるんですね。「ア・ナイト・ライク・ディス」。本職のアイスショーはさすがの出来。3Loもこちらではしっかり決まってます。曲のチョイスもいいし、その解釈にスルツカヤらしい味がたっぷり含まれてます。難しい動きがなくても、ないからこそ伝わる美しさとメッセージがあります。最後はビールマンスピンも入れて。さすがです。
高橋大輔。「ヴァイオリンのためのソナチネ」。今シーズンのSPです。最初のつなぎの部分からよく考えられてますね。3Fから入りました。よく解釈されてるし、動きも曲にしっかりあわせてます。3Aも高さがありました。3Lzはステップアウト。ステップはさすがの高難度ですが、それにとどまらない、滑り全体からの分厚い表現力を感じました。今すぐにでも全日本選手権でやれそうです。気合い感じました。大歓声に後押しされてアンコール。「eye」はぱっとやれるんですね。場内もすごい盛り上がってました。
浅田真央。こちらもSP。「ノクターン」。最初の部分は3Aが入るところですね。3Fも流れがあります。曲に乗せて流れるような滑りが、音楽によくあってますね。スピンも流れの中にあって。3Lo+2Loも決まったし、ステップから最後のスピンまで、1つの表現でした。あんまり書くことがない。あっという間に終わって、すごくいいプログラムでした。アンコールでもう1回出てきました。FSの濃密なステップをやってくれました。というかもうばっちり仕上がってるんですね。
フィナーレ。あれ?そういえばアボットどうしたんだ?ホンダバンも出てきてる。ほんとは滑ってるのかな。すごい中央でアボットは元気にスピンしているので、きっとやってくれてたんでしょう。そういえばロシェット姉さんもいる。ちょっとセレクトおかしいんじゃないか。

いやーたのしめましたね。
日本選手がほとんど実際に使うSPやFSを滑っていて、その披露会みたいになってました。だからこそソトニコワやワグナーのプログラム、荒川姐さんやスルツカヤの演技が光る感じになってましたね。さすがオリンピックシーズン。その中でもやはりおもしろぷろぐらむといえばフェルナンデス。技術もおそろしく向上させながら、その傍らでなにやってるんだと思うと頼もしいです。
個人的に今回はエキシの曲ですごいいいの選んでるような気がして。スルツカヤや荒川姐さんのも含めてかっこよかったです。オリンピックシーズンやから?
テレ東の実況は小島さんは安定の高品質なのですが、今日の人はもうちょっと修行が必要みたいですね。とはいえ副音声を場内音声のみにするという硬派な中継はすばらしいです。あとはできるだけ全員の演技を中継してほしいです。とばされたホンダバンという人が過去何回全日本選手権を制しているか知っていますか。
でも今回のCOIは結構テンションあがりました。シーズン始まりますね。

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