フィギュアスケートグランプリシリーズ2013 カナダ大会(3):女子シングルFS

ちょうどBS1のワールドwaveトゥナイトで、ソチ特集がやっているのですが、ロシアの新型MSをもりもり紹介しています。ラジオノワが出てました。ロシアとしてばんばん援助して失われた10年を取り戻そうとしているのですが、ロシアは男子シングルに興味はないんだろうかと思うマイク松ですこんにちは。国威の発揚にならないから?でもまあ女子シングルががんばってるからいいか。
ということで(強引)カナダ大会、女子シングルFSです!

フィギュアスケートグランプリシリーズカナダ大会、女子シングルFS。実況は森下さん、解説は荒川姐さん。
アメリカのコートニー・ヒックス。なんかカネコチヒロみたいな分け方の髪型だ。「エビータ」。表現しようとするあまり不思議な動きがありました。3F+3Tをまず決めてきましたね。3Sはちょっと傾きましたがリカバー。スピンにもう少し勢いがほしいですね。曲が変わってスピン。ステップはあんまり得意そうではないですね。終わりに2Aを入れてきました。3Lz+2T+2Loはサードで転倒。もったいない。曲が変わって3Lzは成功。ジャンプは基本的に得意そうです。3Lo+2A+SEQもリズムがよかった。あとは滑りの質を上げていくことですね。最後の3Fも決めました。ジャンプのミスは最小限にできましたね。トータル162.00。
カナダのベロニク・マレー。「ファニー・ガール」。3F+2Tからスタート。次の3Lzはツーフット。3Loは豪快に転倒。スピンで立て直しましょう。回転が速い。つなぎの部分もなかなかよく表現をしています。3T+2Tはしっかり成功。3Loはまた転倒。ループは苦手なんですかね。ステップは片足の部分が長い。エッジが揺れている部分が多いと荒川姐さん。検討課題です。2Aからコレオシークエンス。2A+2T+2Tを最後に決めて、コンビネーションスピンでフィニッシュ。この経験を次にいかしてほしいですね。カナダの層はそんなに厚くないので。きっといい選手になりそう。138.13。
ウクライナのナタリア・ポポワ。「ラ・バヤデール」。フランス語でインドの舞姫だそうです。3Fはあぶないところでしたがもちこたえました。3Loはまずまず。もっと流れていきたいところ。きれいな紫の衣装。3T+2T+2Tを決めてスピン。シットスピンはまずまず、レイバックスピンが回転が速かったです。3T+2Tも成功。ポポワこんなにできるやつでしたっけ。3S+2Tはジャンプはほとんど止まってますが成功はしてるんですよね。3Sはシングルになりました。どんまい。2Aは決めました。ステップは体を大きく使ってます。スタミナも十分です。コレオシークエンスからコンビネーションスピンでフィニッシュ。145.88。
カナダのアメリー・ラコステ。「アメリ」より。最初はしっかり演技しながら、3Loからスタート。3Fはツーフットでオーバーターン。コンビネーションの予定だった。3S+2Loは成功。スピンからステップ。恵まれたからだといい筋肉をしてるのにぜんぜん演技にいきてないのがすごい。ロシェット先輩を見習って。曲が変わって2F+2Lo。2Aはもちこたえました。3Lo+2Lo+2Loとループ3連発。多くないか。コレオシークエンスは笑顔で。最後の2Aで転倒してしまいました。スピンでフィニッシュ。うーんなんとも表現しようがない演技。地元なのに盛り上がってない。163.11。
後半、オズモンドは棄権したようです。朝の公式練習で太ももを痛めたらしい。ざんねん。
アメリカのクリスティーナ・ガオ。「天使と悪魔」。3F+1Tはフリップで体勢が整いませんでした。2Aは成功。二面性をよく出せてます。いい表現。3Lz+2Tも決まりました。ステップはこれまでと違ってキレがありますね。音楽にもしっかり調和してるし、終わりもしっかり。てきぱきとシットスピンのあとステップから3Fはダブルになりました。跳び急いでる感じか。3Loからスピンはきれいなポジション。ガオの持ち味ですね。で音楽にあわせてしっかり雰囲気が切り替えられてるのがいい。3Sは成功、3T+2T+2Loも決まりました。後半にまとめてきましたね。コレオシークエンスでは表情をつけてます。このへんがずいぶんかわったと荒川姐さん。最後のコンビネーションスピンでフィニッシュ。いい演技でした。173.69。しっかりトップにきました。
鈴木明子。いい演技頼みます。「オペラ座の怪人」。スピードに乗ってます。3Fは3連続の予定でしたがステップアウトで単独に。2A+3T+2Tを決めてきました!これをもってましたか!3Lzは成功。スピンからステップの流れがよく考えられてる。そしてこのステップはなんという表現か。エレメンツを超えた物語。すばらしいです。3F+2Tは成功。今度はいけました。3Lz+1Tは最後に1つつけましたね。3Loと後半にジャンプまとめてきます。コレオシークエンスもすごい滑りが伸びています。その終わりに3S。スピン2つもクライマックスにふさわしい物語を含んでいました。いやーいい演技でした。193.75。納得の得点ですが、それでもこのプログラムはまだまだよくなる。それが楽しみです。
ロシアのユリア・リプニツカヤ。うっかりリプに塚やんって打ってしまいました。誰だこの人。新型MSの名前じゃない。「シンドラーのリスト」。滑りが速い。3Lz+3Tはセカンドで高さ出てました。2A+3T+2Tも成功。ドーナツスピンからさらに変化するポジション。さすが。ステップも超絶技術を惜しみなく投入。柔軟性もメリハリをつけてますね。ここからジャンプの連続。3Fは成功。ちゃんと合間に表現も忘れてませんね。2A、3Loはせわしない中でも決めてます。スパイラルからの3Sも流れよく。3Lz+2Tもしっかり踏んばりました。そして超絶ビールマンポジションのスピン。コレオシークエンスも技術が満載。最後はコンビネーションスピンからキャンドルスピンでフィニッシュ!うーんこれが新型MSの威力か。今日は万全の滑りでしたね。今の精一杯ができました。198.23。いいのでましたー。
アメリカのグレイシー・ゴールド。きれいな衣装です。「眠れる森の美女」。3Lz+3Tは大きなジャンプでました。加点つきそう。2Aはちょっとタッチがあったか。3Loはクリーンです。コンビネーションスピンはシットポジションで加速。いいスピンです。ステップは丁寧です。エッジものびてる。ここまではかなりいい出来ですね。3Fはしっかり踏んばりました。スパイラルから3Lzは転倒。これは残念。3Sはダブルになって前向きに降りてきてしまいました。スピンで立て直そう。大きなスパイラルで魅了します。2A+2T+2Tを決めてスピン。ビールマンスピンもいいポジションでした。これはいい演技でしたね。186.65。3位ですかー。でも今トップをとるのに大きな意味はない。徐々にコンディションを作っていけばいいんですからね。
○最終順位:(ゴールデングラブ的に)
1. ゴールデンリプニツカヤ
2. ゴールデン明子
3. ゴールデンゴールド
4. ゴールデンGAO
5. ゴールデンになれるか微妙なラコステ
優勝はリプニツカヤ。超絶技術のオンパレード。よかったですね。「シンドラーのリスト」をそれなりに解釈してるのがすばらしい。オリンピックでてきますかね。
2位は鈴木。スケーティング技術がかなり円熟してきている。以前ならゴールドにかわされていたでしょう。加えてあの表現、物語のすばらしさ。人生がのっているからこそ人の心を動かす、しかし誰でも乗せられるわけではない。
3位はゴールド。むしろ全米に向けて順調でしょう。あのプログラムも完成したら一気にアメリカにゴールドボーイズが増えるでしょう。4位はGAO。結構まとめきれなかったみたいですが、それでも4位。5位にラコステが入りました。繰り上がり。

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フィギュアスケートグランプリシリーズ2013 カナダ大会(3):女子シングルFS への2件のフィードバック

  1. みーちゃん のコメント:

    こんにちは。
    いよいよ始まりましたね。オリンピックまであと100日です。乗り遅れないようにしなくては!
    鈴木選手の演技は本当に素晴しいですね。ただただ感激です。今までのジャッジの評価に不満だったので嬉しい限り。
    リプニツカヤの「シンドラー」はちょっと驚きでしたが(若い選手にはちょっと重たい)、荒川姐さんの解説で納得。成長しているのは嬉しいけどライバルが増えてしまう・・・・
    そういえばロシア男子は何処に出てくるの?

  2. マイク松 のコメント:

    みーちゃんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    僕もわりと重い曲選ぶなと思ったんですが、そうやって成長していくもんなのかもしれませんね。タラソワが浅田に「鐘」やってもらったように。
    ロシア男子、どこにいるんでしょうね…。

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