フィギュアスケートグランプリシリーズ2013 フランス大会(4):女子シングルFS

hangの活用がhang-hung-hungということを今日知りました、しかも絞首刑の意味の自動詞、他動詞はhang-hanged-hangedなんだそうです。そんなん知らんがな、富井です。ほんと知らないことばかりですわ。知らないといえば、このフリーの結果も全く知りません。荒川さん、清水さん。
ウクライナのナタリア・ポポワ。「ラ・バヤデール」。3Fは転倒。3Loもステップアウト。3Fも手をついてしまってコンビネーションにならず、3つジャンプミスが続きます。スピンは上手いんだけどなあ。3T+2Tは成功。3Sもステップアウト気味。もう一つ3Sが単独に。2Aも着氷が悪いですね。ミスがなかったのは3T+2Tだけでしたね。最後はきれいなビールマンスピン。136.43。
スウェーデンのヴィクトリア・ヘルゲソン。「ハーレム・コブラ・ゴッデス」ほか。3Tは手をついてしまいました。3Fの予定が1Fに。3T+2T+2Loはオッケー。スピンの回転が速いですね。レイバックスピンの形がユニークで面白い。3Lo+1Tは最初のジャンプで手をついてしまいました。ステップは上手ですね。でももうちょっとスピードがあればなあ。3Sも手をついてしまいました。氷の状態が悪いのかな。3Lo、2A+2Tは成功。ちょっと疲れた感じで終わりました。面白いプログラムなのでちゃんとジャンプが入るとすごくいいものになりそうなだけにもったいない。153.27
カナダのアメリ・ラコステ。ラコステのジャンプはどうかな。映画「アメリ」より。3Loは成功、なんかほっとします。3Lzも成功。3Fは体勢を崩しかけましたがよくコントロールしました。スピンはお芝居をしながら滑っているような余裕がありますね。1Fになってしまいましたが2Aは持ち直します。3Lo+2Lo+2Loは最初のジャンプに高さがあります。最後の3Sも成功して遠くでコーチが飛び上がって喜んでいます。ラコステも満足そうな笑顔で終わりました。昨年、一昨年の失敗を思うとよく立て直せてます。やっぱこのコーチすごいんやな。158.11
フランスのマエ・ベレニス・メイテ。「ウィ・ウィル・ロック・ユー」ほか。2Aは成功。3S+3Tもいいジャンプ。3Lzは片手をついてしまいました、残念。3Fは大丈夫。3Lo+2Tも高い。ステップも抜群のリズム感。ビートだけで滑っています。3Loはまた手をついてしまいました。もったいないなあ。3T+2T+2Tはオッケー。この後のスピンがかっこいい。バレエジャンプも高い。最後のレイバックスピンもロックですね。いい出来に会場が盛り上がります。すごい大騒ぎなのにぬいぐるみとかがが投げ入れられないのはなんでだろう166.11
アメリカのサマンサ・シザリオ。「カルメン」。3Lzは成功。3Lo、3F+2Tも成功します。3Sもいいんですが、どのジャンプももう少し高さがあると良いなあ。レイバックスピンはちょっとスピードがなくなってしまいましたね。3Lo+2A+SEQ、3F+2T+2Loと後半でもジャンプにミスがありません。ステップもきびきびしています。足換えのコンビネーションスピンではちょっとバランスを崩しましたが、最後の2Aに至るまでノーミスです。本番に強いのは素晴らしいですね。172.70
アメリカのクリスティーナ・ガオ。映画「天使と悪魔」より。3F+2Tはバランスを崩しながらのセカンドジャンプ。2Aはきれいに決まりました。3Lzの予定が2Lzで転倒。ステップは音楽が難しいのに良く合わせています。スピンも回転がきれい。3Fも転倒。3Loは両足着氷。ジャンプミスが続いていますががんばって欲しい。でも次のジャンプも1Sに。3T+2Tもステップアウト。残念な出来だなあ。滑りはスピードもあるしスケートの美しさはあるんですが。152.85。ずいぶん順位を落としてしまいました。
ロシアのアデリナ・ソトニコワ。「ロンド・カプリチオーソ」。3Lz+2Tですが、確実に決めました。3Fは素晴らしく高い!3Loもいいですね。キャメルスピンも独創的。2A+3Tも幅のあるいいジャンプ。3F+2T、3Sもいいジャンプですね。2Aは美しい。ジャンプをミスなく決めたからかステップの動きもいいですね。上手くまとめました。でも、3-3を組み込まないプログラムって珍しい。189.81。戦略が見事にはまりましたね。
ロシアのアンナ・パゴリラヤ。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」より。3Lz+3Tはいいジャンプですね!3Lo+1Lo+1Sはちょっと流れが悪かったけど成功です。3Lzもおっけー。ステップも音楽に合わせておもしろいですね。3L+2Tはセカンドで片手をあげています。2Aはきれいなアクセル。レイバックスピンの回転も速い。つぎの2Aはちょっと小さかった。3Fもオッケー。最後のスピンも回転が速い。すごい15歳だ。184.89。うーん、ちょっとソトニコワと差がつきましたね。本人も納得いかない表情。3-3がきれいなジャンプだったからなあ。
アメリカのアシュリー・ワグナー。「ロミオとジュリエット」。3F+3Tは2つとも両足着氷のように見えました。2Aはいいジャンプです。3Sもいい。ステップはさすがに上手い。音楽に良く合ってます。スピンの回転もすばらしい。イーグルからの3Lo+2A+SEQはきれい。3Lzもいい。3Loも見事。3Fはバランスを崩してセカンドジャンプをつけられませんでした、もったいない。最後のスピンがドラマチック。ワグナーのスケートは物語がありますね。ちょこちょこミスはありましたが、プログラムコンポーネンツは一番ですね。194.37。さすがの優勝です!
○最終結果(柿をもらったので)
1.ワグナー柿
2.ソトニコワ柿
3.パゴリラヤ柿
4.シザリオ柿
優勝はワグナー。納得の採点、美しい大人の滑りでしたね。でも2位のソトニコワ、3位のパゴリラヤは逆でも不思議ない気がしました。でも、ソトニコワのほぼ加点のついたミスのない演技は素晴らしかった。ああ、それからソトニコワはジャンプ構成で後半に得点の高いジャンプを配置していたんですね。それから滑りが大人で選曲もよかったですね。でも二人とも素晴らしかったです。
4位はシザリオ。ノーミスの演技はすごいですね。アメリカ女子の代表も日本男子やロシア女子並みに大激戦になりそうですね。もしかしたらシザリオもあるかもなあ、と今回思いました。

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