大相撲1月場所2014:千秋楽とプチ総括

口先のフリースタイル部門の金メダリスト。おもしろくディスってるんだろうと思うんですが、結構かっこいいんじゃないかと思うマイク松ですこんにちは。ちょっとフリースタイルラップみたいですよね。YO!ダズビダーニャー!
ちょっとおそくなりましたが、初場所千秋楽をみておきます。優勝は誰かな~?

千秋楽。実況は藤井さん、解説は正面が北の富士さん、向正面が舞の海さん。
三賞は敢闘賞に遠藤、技能賞は勝てば遠藤と里山だそうです。あとキセが休場。やっぱすごいしんどそうやったもんね。
鏡桜×東龍。東龍が幕内で。東龍が上手をとったときには鏡桜がもろ差しになってました。いい形で終わった。
常幸龍×時天空。常幸龍が幕内で。右差しから寄り切りました。常幸龍も戻ってきそうですね。
千代鳳×嘉風。2人とも今場所は敢闘賞候補に挙がったらしい。とったりにいった嘉風。千代鳳もまわしをとったりしていたが、すごいスピードで動き回る嘉風。しかし粘った千代鳳がつかまえて押し出しました。好調同士のいい一番でした。
貴ノ岩×遠藤。遠藤は勝てば技能賞。立ち合いからプレッシャーをかけ、左四つ右上手をとりました。万全の形かと思いましたが、貴ノ岩が出し投げから下手投げで逆転。あの形でいけたと思いましたが。インタビューでは「2ついっぺんにとるより目標をもってやれる」と前向きでした。これはよかった。
佐田の富士×大砂嵐。大砂嵐、佐田の富士ののど輪をはずして左四つに。より立てられるがなんとか残し、押し戻す大砂嵐。いい流れかと思いましたが、佐田の富士のすくい投げが豪快に決まりました。
高安×里山。高安の突き押しになかなか中に入れない里山。長い相撲になりました。なんとか下手をとってもぐりこみ、寄り倒したように見えましたが、まげをつかんだととられ反則負け。悔いの残る負け方ですねー。どうしても勝っておきたかった一番だけに。
舛ノ山×栃乃若。舛ノ山押し込んでいきますが、右上手をとった栃乃若。内股にいこうとする舛ノ山をうまくしのいで、最後は胸を合わせて寄り切りました。栃乃若の相撲でした。
北太樹×徳勝龍。北太樹右上手をとりました。いい体勢。しかし徳勝龍も粘っていい体勢に持ち込みます。北太樹が投げにいったところで呼び込んでしまい、徳勝龍の寄り倒し。長いいい相撲でした。
宝富士×翔天狼。翔天狼ののど輪をしのいだ宝富士が逆につかまえて寄り切りました。粘りのでた一番。
臥牙丸×魁聖。ガガの上手に対して魁聖がもろ差しになりました。がぶって寄り切り。両方とも仲良くハチナナ。
安美錦×富士東。アミーも戻してきてますね。しかし今日は富士東の突き押しで押し出し。結局連敗が続いてもアミーは6-9でした。
碧山×旭秀鵬。旭秀鵬の突き押しに碧山もいなして対応。旭秀鵬がヘッドロックのように組み止めました。碧山も粘りますが寄り切られました。
旭天鵬×勢。勢もろ差しになり寄り切りました。
千代大龍×豪風。豪風に押し込まれた千代大龍がもろ手で逆襲するも、土俵際で突き落とされました。引きはたき対決みたいになった。
豊響×隠岐の海。豊響押し込むも隠岐の海受け止めてもろ差しを狙います。右を差して左はおっつけ。最後は上手を引いて寄り切りました。
豊ノ島×松鳳山。勝った方が三役らしい。松鳳山突き押していきますが左四つに組んでしまいました。松鳳山が先に上手をとりました。巻き替えを警戒しています。膠着しますが豊ノ島が巻き替えて、結局上手をとって送り出しました。いい相撲でした。
玉鷲×栃煌山。玉鷲少し動くも栃煌山が立ち勝ちました。肩すかしで栃煌山の勝ち。あ、これより三役でした。
豪栄道×琴欧洲。7-7のゴーエードー、立ち合いで変化。懸賞は渡さなくていいと思う。というか北の富士さんも「せっかくいい相撲が続いていたのに」とおかんむり。
稀勢の里×琴奨菊。キセ休場で菊不戦勝。ラッキー。今日は相撲とらなくていいから段ボールみたいなテーピングもなかったですね。あれめんどいよね。
白鵬×鶴竜。鶴竜、白鵬の右差しを許さず、もろ差しになって寄り倒しました!おー!!てっきりあっさり白鵬の優勝かと思ってました。おもしろくしてますねー。立ち合いはとてもよかった。やはり離れたときの張り手がよくなかった。常に動きでは先手をとってただけに。
優勝決定戦、白鵬×鶴竜。今度は白鵬もいい立ち合いから左四つになりました。お互いに逆の四つ。しかしかまわず白鵬が出て寄り切りました。最後は白鵬の強さが出ましたね。鶴竜は優勝のチャンスだっただけに残念。

ミッキー兄さんがタイホされてから初めての場所になりましたが(関係ない)、なかなかいい場所でしたね!
千秋楽はみんな疲れてだらっとした相撲になることも多いのですが、今日は結構熱戦も多くて、よくやってくれた、これは満員御礼のお客さんも喜んでくれるという感じでした。よかった。
まあキセの綱取り失敗はいつもの流れだなと、仕様だなという感じなのですが、良くも悪くも勝ち越してきただけに、さすがに千秋楽休場でカドバンというのは想定外だったかもしれませんね。カドバンパゥワーなどなくてもクリアするでしょうけど、ノーマークになれば優勝もあるかも。
カドバンといえば毎日段ボールみたいになって相撲をとっていた菊も無事カドバン脱出。サンオーゼキどもの時代に培われたカドバンパゥワーは受け継がれています。他方でカロヤンは10勝できず、千秋楽ではゴーエードーに注文相撲で負けて結局何かに導かれるようにハチナナに。来場所は関脇でがんばらないとですね。
暗い話が多いですが、鶴竜がおもしろくしてくれたのは間違いないところ。序盤中盤はなんとかかんとか勝ってる、なぜか勝ってるという感じでしたが、終盤は波に乗っていました。来場所綱取りがかかりそうですが、まあ見守りましょう。ハルマも帰ってくるし。
期待の若手といえば遠藤の躍進は光りましたね。やはりけががよくなれば強い。来場所はさらにけがが治ることだし、もっといけるでしょう。大砂嵐もしっかり勝ち越しています。これからは技にいかに磨きをかけるか。
里山のカムバックも印象深い。幕下まで落ちても、くさらず上がってきたのはほんとすばらしい。帰ってきたらおもしろい取り口を究めていました。今日の一番は勝ちでよかったと思います。
勢や隠岐の海、松鳳山などがそこそこがんばってる中、あまり目立たず勝っているのが栃煌山。ほんと目立ってない。栃乃若も本来の強さを取り戻してきています。あとは妙義龍がしっかり復活すれば、いい場所になりそうです。
世代交代が進む中、土俵もおもしろくなってきています。この調子でじっくりよくなってほしいですね。

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