フィギュアスケートグランプリシリーズ2014 ファイナル(3):男子シングルFS

オリックスの糸井は、来期キャプテンに指名されたらしいのですがそのときに「去年は坂口や平野恵さんに引っ張ってもらい、みんな心も体もひとつになれた。引き続き、チームをいい方向へ持って行けたら」と語っていたそうで、心が一つになるのは良いけど、身体も一つになるって、オマエたちはロボなのか?と混乱気味の富井です。こういう時はフィギュアスケートで心を静めよう。実況はしんどうさん、解説はさのさん。
無良崇人。「オペラ座の怪人」。4T+3Tは成功。4T単独も着氷までばっちり、そして3Aはさすがの高さ。ステップもスピードがありますね。3Loは1Loになってしまいましたが、まだまだ良い流れは続いています。3A+2Tは3Tの予定だったのかな。3Fはオッケー。キャメルスピンから音楽が変わって3S+1Lo+2Sは予定通りらしいですが、ちょっとよろっとしてしまいました。疲れたかな。しかし3Lzは流れもあって良いジャンプでした。最後のコンビネーションスピンから最後のポーズまできっちりこなしました。やっぱり今までの無良じゃない!着実に強くなってますね。235.37
スペインのハビエル・フェルナンデス。「セビリアの理髪師」。軽快な滑りから4Tは大きくてきれいなジャンプ。3S+2Tと4Sの予定が3回転に・・・こうなるといろいろ難しい。しかし次のジャンプ3Aも高さがあって調子がよさそう。ステップも軽快。オペラとフェルナンデスのポジティブな雰囲気が良くあってますね。4Sはやや流れが途切れましたが成功。3F+1Lo+3S、3Loとジャンプが決まる度にすごい声援。1Lz+2Tと最初のジャンプの踏切があいませんでしたかね。3Tはオッケー。コンビネーションスピンの回転も速いな。音楽のテンポが上がって滑りのエネルギーも増します。最後のスピンも良かった。力を出し切りました。253.90
ロシアのセルゲイ・ボロノフ。「マンズ・マンズ・ワールド」。東北弁?4Tはオーバーターン。慎重に3A+2Tを跳びましたが、高い。3T+3Tと4回転の予定が3Tに。次の3Lzは成功。キャメルスピンもオッケー。ボロノフのステップに歓声が上がります。かっこいいけどもう少しスピードが欲しい。しかし、ボロノフってこんなにアピールする選手でしたっけ?3Aは助走が長いけどかっこよかった。3Sもオッケー。3Lo+2T+2Lo、2Aとジャンプを固めてきました。シットスピンもいいですね。コレオステップも投げキッスしたり沸かせます。足換えのコンビネーションスピンもいいですね。3T+3Tになってもちゃんと計算できるのが偉い。さすがベテラン。244.53
ロシアのマキシム・コフトン。「エクソジェネシス交響曲」。4Sの予定が2Sに。めずらしい。4Tは見事。3A+3Tも高いし回転が速いですね。シットスピンの後ゆったりした音楽に合わせてステップ。滑りが良いですね。スピードを上げて3Aはちょっと着氷が乱れました。3Lz+2T、3Lz、3S+2Tと続けてジャンプが入りました。コレオステップの後2A。体力ありますね。アップライトスピンの後にコンビネーションスピンと最初の4S以外は見事な出来。コフトンも華がある選手になりましたね。242.27
町田樹。ベートーベン「交響曲第九番」。4Tは転倒・・・残念。続く4Tは手をついてしまい、コンビネーションにならず。3Aも1Aに。珍しくミスが続きます。お客さんからはがんばれという暖かい拍手。キャメルスピンはオッケー。3Sは成功して大きな拍手。ステップは曲に良くあっていてステキ。3Loでも転倒。どこか痛めているのでしょうか。3Aも転倒。3F+2Tはオッケー。コレオステップは合唱とあっていいですね。3Lzも成功。最後のコンビネーションスピンは回転が速くて素晴らしい。インタビューを聞く限りでは怪我とかではないようです。よかった。216.13
羽生結弦。「オペラ座の怪人」。4Sは高さもあるしきれいですね。4Tはタイミングもばっちり。3Fもオッケー。コンビネーションスピンの回転も素晴らしいし最後はビールマンポジション(回転は止まってしまったけど)。ステップも浮いているようなスケーティングですね。3Lz+3Tもセカンドで両手を上げて。3A+3Tも完璧。3A+1Lo+3Sは凄いとしか言いようがない。3Loも見事。しかし最後の3Lzで転倒。でも愛嬌ですね。イナバウアーも完璧なタイミング。シットスピンもステキ。最後のコンビネーションスピンも表情も完璧ですね。歴史的に残るスケーターになりつつある羽生。いや、もうなっているのかな。すごい、同時代にフィギュアスケート見てて良かった。288.16
1 ハニ
2 ハビ
3 ボロ
4 コフ
5 無良
6 マチ
1位の羽生はグランプリファイナル2連覇。いや、それよりもスターがまだ階段を上っていくのを見られたのが嬉しい。このままだとプルシェンコ越え(個人的感想)もあるんじゃないかと思います。私の中で史上最高のスケーターはプルシェンコだと思っていたのですが。
2位はハビエル・フェルナンデス。良くショートから立て直せましたね。さすがだと思いました。でも、ミスのない羽生を超えるのはちょと難しいかな。3位はボロノフ。このメンバーで3位に入ってくるのはすごい。まだまだ成長中。メンショフおじさんもだけど、20代後半から力をつけてくるのはやはりロシアのフィギュア王国としての力があるんでしょうかね。
4位はコフトン。コフトンも良かったんですけどね。2Sが響きました。でも見る度にいいなと思います。来年はもっとすごくなっていそう。5位は無良。言うことありません、優勝でも良かった。ただ、周りもすごかっただけ。そして6位の町田くんは残念としか言いようがありません。でも年に一度悪い日があるような気がするので、これで町田くんの全日本は大丈夫な気がします。

カテゴリー: フィギュアスケート パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)