フィギュアスケートグランプリシリーズファイナル2015(3):アイスダンスSD

ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」はフィギュアスケートでよく使われる曲ですが、いつか「仮面舞踏会」と思って身構えたら少年隊のが流れて「そっちかーい!」というつっこむ展開にならないかと思うマイク松ですこんにちは。アラフォー限定の壮大なボケ。なんて突っ込もうかなー。
今日はファイナル、アイスダンスSDです。シャイな言い訳は仮面に隠して。

フィギュアスケートグランプリシリーズファイナル2015、アイスダンスSD。実況はシミズさん、解説は河合さん。
ロシアのエカテリーナ・ボブロワ&ドミトリー・ソロヴィエフ。ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」ほか。とる角度もありますが、もっと洗練されたような気がする。ツイズルもしっかり。パターンダンスもファイナルレベルになるとしっかりできてますね。正直わからん。みんなうまいと思う。RoLiはスムーズなバリエーション。ステップの終わり方もかっこいい。パーシャルステップは離れてはいけないという条件をしっかり守りながらも、入れ替わりでスピードが落ちないです。最後もかっこよかった。詰めてきてるみたいですね。65.43。
アメリカのマディソン・ハベル&ザッカリー・ダナヒュー。初ファイナル。「ハレルヤ」。そろいの紫の衣装がかっこいいです。ちょっとしたつなぎの部分がとてもかっこいいです。パターンダンスもエッジワークが正確でスピードもある。ツイズルはスピードもあるし終わりのユニゾンもばっちりですね。パーシャルステップは曲にあわせた盛り上がりがいいですね。CuLiはクライマックスによく合わせてましたね。いい滑りでした。66.21。おおっ勝った。ロウゾンもうれしそう。
アメリカのシブタニ兄妹。「コッペリア」。ワルツ全開で入ります。このワルツのうまさはやっぱり別格。アレックスのホールドがほんとにワルツを表現してます。スピードもあるしつなぎ部分もしっかり表現。ツイズルはパーフェクトな出来。完全にシンクロしてます。パーシャルステップも滑りのなめらかさは変わらず。ホールドがマイアの自由さを引き出しています。RoLiは回転のキレもよかったです。これは素晴らしい出来!69.11。ワルツのシブタニズの面目躍如。
前半はNHK杯でみたことあるカップルばかり、後半は今シーズンはじめてみるカップルばかり。
イタリアのアンナ・カッペリーニちゃん&ルカ・ラノッテ。わーいみられる。フランツ・レハール「メリー・ウィドウ」。おー滑りの質が高い!優雅さを醸し出してる。Lのホールドの確かさもあり、どんどん進んでいきますね。パターンダンスはすごいなめらかで規定感ゼロ。エッジの正確性は群を抜いていると河合さん。パーシャルステップは音楽変化にあわせて雰囲気をしっかり変えてる。そのへんが評価の対象と河合さん。ステップの優雅さ、気品はさすが。RoLiも舞踏会を表現しているようでした。これぞベテランの味!Lもよくがんばってる。70.14。
アメリカのマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ。イル・ディーヴォ「アンチェインド・メロディ」ほか。入れ替わりの華やかさみたいなのがありますね。テーマが明確でおもしろい。まずはパーシャルステップ。雰囲気をしっかり作ってきますね。曲がほんとによくあってる。ツイズルはユニゾンに加えて距離もほんとに一定。パターンダンスもぜんぜん規定感がなくて、むしろクライマックスに向けて作っているエレメンツみたい。CuLiもチョックのバリエーションがすばらしかったです。盛り上げてきますねー。71.64。
カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ。きれいな衣装です。なんとも。ヨハン・シュトラウス・メドレー。すてきなワルツのステップで観客を引き込んで、CuLiでどーんとアピール。すぐパターンダンスに入ります。スピードもあるしフリーレッグの上がり方もばっちり。こういう優雅な課題曲は2人にあってると河合さん。ツイズルも華やかに決めました。パーシャルステップは音楽にしっかりとはまって優雅さがもりもり。最後はまたワルツに戻ってフィニッシュ。はーいすばらしい。ジ・アイスダンスというプログラムでした。72.75。

○SD終わっての順位:(1980年ヒット曲ランキング的に)
1. ダンシング・ウィーバー・ポジェ
2. チョック・ベイツのソネット
3. 不思議なカッペリーニちゃん with L
4. シブタニ酒
5. 私はハベル・ダナヒュー
6. よせばいいのにボブロワ・ソロヴィエフ
アイスダンスのファイナルってほんとに楽しい。最初から最後まで楽しめるから。
でもどのカップルもなんだか自分らしさをしっかり出せてる感じがしました。ウィーバー・ポジェのクラシカルなよさ、チョック・ベイツの物語性、カッペリーニちゃん with Lの信頼関係。どれもすばらしい。シブタニ兄妹のワルツは極上だし、ハベル・ダナヒューのドラマティックな展開もよかった。ボブロワ・ソロヴィエフが最初に出てくるあたり、このふぁいなるのレベルの高さがわかりますよね。

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