フィギュアスケートグランプリシリーズファイナル2015(5):ペアFS

あと12日で今年も終わりというのは一体どういうことなんだと思うマイク松ですこんにちは。いつも年末はあせりますが、今年は早すぎてあせりも出ない感じ。忙しいのに「戦国時代の兵粮事情」とか読んでました。
今日はファイナルペアFS。いい演技期待したいです。ファイナルですからね。

フィギュアスケートグランプリシリーズファイナル2015、ペアFS。実況は三上さん、解説は小山さん。
中国のチェン・ペン&ハオ・ジャン。FSに4回転の技を入れてきています。たのしみ。ビゼー「真珠採り」より。4Twは成功。ちょっとキャッチがうまくいきませんでしたが大丈夫でしょう。ソロジャンプは3T+2Tをしっかり決めました。タイミングもあってた。つなぎの部分はもっとスピードがほしいですね。4SThは回ってましたが転倒。ハオのパワーでもっていってますねー。コレオシークエンスから3Sはペンが回転不足。ソロスピンは結構2人が離れてますね。というかだいぶ離れてる。なかなかスピードが上がってこないですね。グループ4リフトはハオのワンハンドホールドがパワフル。3LoThも転倒。衝撃を受け切れてないか。Dsはいい出来でした。グループ5リフトはキャリーになっても余裕のワンハンド。ペアスピンはまずまず回転速い。リバースラッソーリフトもばんばん回してました。大技にチャレンジしたのはよかったです。183.04。
アメリカのアレクサ・シメカ&クリストファー・クリエリム。上を狙いたいですね。「エリザベス:ゴールデン・エイジ」より。4Twはいいキレでしたがうまくキャッチできず転倒になりました。うーん。3Sは降りましたがクリエリムがステップアウト。3SThはきっちり成功。いいキレでした。Dsは体勢が低い。この2人もなかなかスピードが出てないですね。もっといけるのに。3Tは両者がシンクロして転倒。これは珍しいですね。ちょっと加点があってもいいくらい。リバースラッソーリフトは移動もスムーズ。コレオシークエンスはCuLiも入れたりして工夫がありますね。3FThは大きなジャンプでした。いいですね。グループ4リフトは降り方が工夫。ソロスピンはだいぶずれてましたね。アクセルラッソーリフトはローテーションが安定。ペアスピンはもっと速くてもいいかもでした。大技もうちょっとうまくいってれば。177.42。
中国の于小雨&金揚。次代のエース候補。映画「クリエーション」より。最初に本当になんでもないところで于が転倒。いったいなんだ。3Tはしっかり成功。2A+2A+SEQはセカンドで于がシングルになりました。4SThは転倒。結構激しく転倒してました。大丈夫かな。3Twは高さもキレもありました。アクセルラッソーリフトはキャリーに。ちょっとあぶないところもあったか。Dsは回転がスムーズ。ソロスピンは両者ともだいぶトラベリングしてました。コレオシークエンスではスパイラルがいいし、つなぎの部分もダンスリフトを加えてます。リバースラッソーリフトは上のポジションが難しい。後半に3LoThはタッチがありました。グループ3リフトは上でばたばたしてる感じでした。ペアスピンでフィニッシュ。今日は実力通りとはいかなかったですね。最初の転倒で動揺あったかも。186.87。でもトップにはきました。
カナダのジュリアン・セイガン&シャルリ・ビロドー。思い切っていってほしいです。「青い影」。3Twはキャッチで少し当たってしまいました。3T+2Tはタイミングもあってました。グループ4リフトは難しい降り方。いろいろレベル上がりそう。3Sは踏んばって決めましたね。いい出だし。ソロスピンはきっちりずれてましたね。つなぎ部分は情感のこもった演技。3LzThは途中で軸が傾いて転倒。惜しいです。コレオシークエンスからDsに。ビロドーのホールドにも余裕ありますね。3LoThは大きく幅のあるジャンプ。ステップラッソーリフトはずっとワンハンドでした。アクセルラッソーリフトはキャリーにいってもビロドー余裕。笑顔でアピールです。ペアスピンもきっちりいけました。転倒はありましたがいい笑顔でできましたね。大きく成長しそう。200.98。ロウゾンがついてれば安心です。
カナダのメーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード。上を狙おうぜ。アデル「ホームタウン・グローリー」。いい気合い感じる。3Twをまず確実に。3Lzを成功。決めることが大事。4SThにトライ。大丈夫か。決めてきました!デュハメルがんばりましたね。3T+2T+2Tも成功。これは上を追いそうですね。ソロスピンは回転をきっちり合わせてきます。合うんじゃなくて合わせてる。リバースラッソーリフトは安定したローテーション。3LzThはステップアウトも転倒はしない。アクセルラッソーリフトは降り方も工夫。確実です。コレオシークエンスがまたかっこいいんですよね。ツイズルを入れたりして。CuLiを入れたつなぎ部分からすぐにペアスピン。ポジションもいいけど回転が速い。グループ3リフトからローテーション、キャリーへとスムーズに移行。すぐにDsに入る工夫もあります。そのまま情感あるフィニッシュ。これが世界王者の力ですね。216.67。プレッシャーかけます。
ロシアの川口悠子&アレクサンドル・スミルノフ。がんばれがんばれ。チャイコフスキー「マンフレッド交響曲」。3Tは川口が転倒。2A+2A+SEQも転倒でした。4回転スロージャンプに2つチャレンジしてくるそうです。4SThはすばらしいキレで成功。すばらしいジャンプ。3LoThは自重ですがいい判断。ソロスピンは結構近くでやってますね。ユニゾンはばっちり。コレオシークエンスはスーパーなCuLiが見事。きれいです。3Twは音楽に乗って。アクセルラッソーリフトはおそろしい降ろし方。Dsは入り方が迫力あります。つなぎ部分の表現もバージョンアップですね。バックラッソーリフトは迫力をそのまま表現するような気迫。グループ3リフトもキャリーは片足。川口のポジションもビールマンですね。ペアスピンでフィニッシュ。このスーパープログラムもほんとに芸術の域に高めてきてるんですね。今回はソロジャンプが残念でしたが、もっとみてみたいです。206.59。タマラコーチにみかんあげたい。「マンフレッド交響曲」ってすごいいい曲ですよね。
ロシアのクセニア・ストルボワ&ヒョードル・クリモフ。SP1位。「ジ・アンノウン・ノウン」より。スピードに乗って3Twから。スムーズな実施。コレオシークエンスをここでもってきます。いい流れだ。3T+3T+2Tをなんとか決めました!すごい!3FThはすばらしい流れで成功。いいぞ。リバースラッソーリフトは安定したホールド。クリモフがんばれ。3Sもユニゾンばっちり。決まりましたね。3SThも幅のあるでかいジャンプ。これは勝てたか。Dsもなめらかだしソロスピンは回転がとても速かった。そして合わせてきました。バックラッソーリフトはずっとワンハンド。グループ3リフトは入り方に工夫、終わりもCuLiにつなげてます。ペアスピンもポジションがきれいでした。すばらしい演技!ついに努力が実を結んだでしょう。これは勝った。229.44!ファイナル初制覇です!

○SD終わっての順位:(1981年ヒット曲ランキング的に)
1. ルビーのストルボワ・クリモフ
2. デュハメル・ラドフォード慕情
3. 川口・スミルノフぶる~す
4. セイガン・ビロドー・ララバイ
5. 長い于・金
6. ペン・ジャンしぐれ
7. 街角シメカ・クリエリム
ストルボワ・クリモフが優勝。この日のために周到に準備してきたという感じですね。勝ちきりました。しっかり演技にも技術だけじゃない表現がありました。2位はデュハメル・ラドフォード。しっかり王者としての演技はできましたね。まあまだ終わらんでしょう戦いは。3位は川口・スミルノフ。3位はしっかりとれたし、スーパープログラムの進化はまだ続くでしょう。またみてみたい。4位にセイガン・ビロドーが入ってきたのは大きい。いずれカナダを支える存在になりそうです。

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