ロシアフィギュアスケート選手権2017(4):女子シングルFS

球辞苑みたマイク松ですこんにちは。満塁は結構内容も充実してていい回でした。このおもしろい番組がレギュラー化はほんとにありがたい。オフシーズンにあるのが助かる。早めにキーワードを使い切ってしまうくらいなら、シーズン中は休んでてもらってもいいくらいです。
ロシア選手権、今日は女子シングルFSです。世界の最先端ですよね。

ロシアフィギュアスケート選手権、女子シングルFS。実況は小林さん、解説は岡部さん。
アナスタシア・グバノワ。Abel Korzeniowski「ロミオとジュリエット」。3Loから入りました。3Lz+3Tもしっかり。14歳でも跳べます。ステップはエッジを深く深く使おうとしてますね。スピードがついてくればもっといけるはず。キャメルスピンは安定してます。でももっとチェンジオブペースつけたいですね。メリハリが大事。後半は3Lz+1Tになりました。2A、3F+3T+2Tを跳んできました。2Aからコンビネーションスピンは難しいポジションを次々と。3Sからコレオシークエンス。大きくリンクを使ったあとレイバックスピンでフィニッシュ。197.26。
スタニスラワ・コンスタンチノワ。「シルク・ドゥ・ソレイユ」より。3Lz+3Tから入ります。背が高くて手足も長いですね。なんかジャンプするところでしたがやりませんでした。なんかあったのか。キャメルスピンからステップは手の動きをよくつけてて、ワルツのリズムをうまく使ってます。3F+1Lo+3Sを中盤で成功。ジャンプのテンポがいいですね。と思ったら1Loを跳んだりしてます。2A+2Tは傾いてましたががんばりました。コンビネーションスピンもてきぱきまわってます。3Lzは手上げ。3Loも手あげですね。2Aからコレオシークエンス。ちょっと疲れてきたか。レイバックスピンでフィニッシュ。最後もパントマイムっぽく決めました。しっかりまとまったプログラムを作ってましたね。200.19。喜んでます。ジャンプ跳ばなかったのはあとでリカバーしてるらしい。すごいな。
エレーナ・ラジオノワ。「トゥーランドット」。3Lzから。コンビネーションの予定でしたか。3F+3Tはセカンドの降りが乱れましたががんばりました。コンビネーションスピンはもっと速度ほしいですね。ステップはなんたる芸術表現。もちろんエッジワークも最高ですが、エレメンツの芸術性を高めてますね。コレオシークエンスはスパイラルがきれい。3Lz+1Lo+3Sをがっつり決めました。大きいですね。3Loは手をつきました。2Aを跳んで3Lo+2T。2Aからコンビネーションスピン。最後はレイバックスピンでフィニッシュ。終盤の流れはよくなかったですが、全力を尽くして演技できました。209.24。トップにきましたが心配そう。
アンナ・ポゴリラヤ。「モディリアーニ 真実の愛」より。いいスピードでてます。3Lz+3Tはまずまず。3Fはロングエッジみたい。2Aは流れよく。音楽変わってステップ。大きなエッジワークですねー。このへんがポゴリラヤの持ち味。コンビネーションスピンは入り方に工夫。3Lz+1Lo+3Sは間が開きましたがだいじょうぶ。3Lo+2Tと連続でコンビネーション。コレオシークエンスは動きが大きい。会場も応援してます。3Lo、2Aからコンビネーションスピン。最後はレイバックスピンでフィニッシュ。いい演技できましたね。215.62。FSはいい笑顔で終われました。
エリザベータ・トゥクタミシェワ。「ペール・ギュント」。また薄布を使うプログラムに戻してきましたね。2Aはふわっと降りてくる感じ。3T+3Tでも加点がもらえるジャンプです。3Fは転倒しました。シットスピンはゆっくり。レイバックスピンはいいポジションです。そしてなにげないつなぎの部分がほんとに情感深い。3Lz+2Tを決めて大きな拍手。3Loもスピードがないのにじっと見入ってしまいます。3Lzは転倒。ステップはこの芸術性の高さよ。3S+2A+SEQからコレオシークエンス。音楽表現がすばらしい。コンビネーションスピンでフィニッシュ。ちゃんと存在感は示してくるのがすばらしいですね。194.52。
ロシアのエフゲニア・メドベデワ。無敵超人。「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」より。今までと比べてもスピードとキレが最初から目立ちますね。3F+3Tをそのまま高いレベルに決めてきます。3Lzも手あげ。コンビネーションスピンも回転が速い。1つずつのエレメンツをえらい高い質をもって決めます。ステップは滑るごとに音楽表現と解釈が詰まってくる。3Loから音楽が変わってもうまくあわせてくる。3F、2A+2T+2Tは全部手あげ。3S+3T+3Tを跳んできましたが、3連続が2つめなので3つめは入らないらしい。でもそれって跳べるんや。2Aからレイバックスピンでフィニッシュ。すごい演技でした。もうルール改正も近いですね。233.57。3-3-3を跳べるってことを示したかったのかな。どのジャンプにも3Tつけられるらしい。
マリア・ソツコワ。「アダージョ」。大事やでソツコワ。ゆったり入ってくる。3Lz+3Tはでかいジャンプですね。ゆったりとした滑りから3Fも大きく決める。これがソツコワのスタイルですね。キャメルスピンも手足の長さがいきてますね。若い頃のコストナーみたいな滑りですね。じゃあ積んでるエンジンがいいってことなのかな。ステップはとにかく滑りがのびてる。3Loはまた高い。3F+1Lo+3Sも決めてきました。3Lzも音楽にあわせて降りてきます。次は1A+2Tになりました。コレオシークエンスは大きなスパイラル。そのまま2A。コンビネーションスピン、レイバックスピンでフィニッシュ。よっしゃよっしゃ!ソツコワの滑りできましたね。なんか違うステージでやってる感じ。みんなと違うからライバルが少ない。219.90。やりました。ポゴリラヤに勝った。
アリーナ・ザギトワ。最終滑走です。注目したい。「ドン・キホーテ」。ジャンプはすべて後半にもってきてるらしい。コレオシークエンスからきました。スパイラルもいいポジションですね。キャメルスピンは音楽の雰囲気をよくとらえてます。ステップは王道的な構成。曲調をいかしてますね。ジャンプ以外を全部やってしまうつもりか。そして3Lz+3Tが最初のジャンプですね。2A+3Tも決まってます。3F+2T+2Loも成功。レイバックスピンをはさんでいます。これも質が高い。3Lzも両手あげ。3S、3Fもきれいに決めてます。2Aからコンビネーションスピンでフィニッシュ。うわーやりきりましたね!すごいのが出てきました。赤いチュチュでわかるとおり、ちょっと違う出来のモビルスーツのようです。221.21!うわー2位にきました!
○最終滑走(お茶漬け的に)
1. メドベデワ鮭茶漬け
2. ザギトワ地域限定ふぐ茶漬け
3. ソツコワのり茶漬け
4. ポゴリラヤわさび茶漬け
5. ラジオノワたらこ茶漬け
6. コンスタンティノワ地域限定うに茶漬け
横綱メドベデワが優勝。あまりに強すぎて話題にならないくらい。
なんといっても今回は2位3位でしょう。ザギトワはまだジュニアなのに2位にきました。ジャンプをすべて後半にもってくる鬼構成もさることながら、それにきっちりこたえてくる。まだ技術的に成熟してないところを考えると、1年後に背が伸びる前にオリンピックがくればえらいことになるかもしれません。そしてソツコワが3位。自分の滑りを滑るごとに構築しつつあります。コストナーはわりと時間がかかったのですが、あの滑りを手に入れられれば国内でも戦っていけそう。
ポゴリラヤは4位。まさかの表彰台逃す。あんなにがんばったのに。まあそういうこともあります。ラジオノワは5位。あんなにが(略)コンスタンティノワが6位に入りました。
さすがロシア選手権、未来の若手がいっぱいみられました。今回でてないリプニツカヤ元帥やツルスカヤも含め、層が厚すぎますね。もう2つくらい国がいる。

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