2005年11月3日

アンモニアのにおいをかがせるジム・モーラJr. week7 NYJ@ATL

その週のいちばんの注目カードを月曜日に開催し、全米中継を行うマンデーナイト・フットボール(MNF)。みんながたのしみにするカードです。しかし事前の予想とは異なり、実際やってみると大差がついたりしてあまり盛り上がらないこともあります。こういうのを「ガックリマンデー」といいますが、今シーズンはけが人続出ということもあり、やる前からガックリマンデー確実という試合が多すぎます。今日はそんな試合です。レビューするのも少し憂鬱。今日が文化の日じゃなかったらきっと消してました。

***

MNF、NYJ@ATL。実況は拓実、解説は川口。

いきなりヴィックの紹介で「2005年 ヴィック劇場」という見出しが。うわー!劇場!もう「劇場」という言葉は悪い意味にしかとれないんですが。ある意味これで致命的なけがしたら劇場ですね。今日は先発。河口は「パスにこだわらずに走れ」などとQBにかける言葉とは思えないアドバイスを。一方のNYJは相変わらずネクロマンサー継続のようです。大丈夫かなテスタバーディ。

まずATLオフェンス。最初はいつものようにラン中心で始まる。でもTのトッド・ワイナーがあちこちけがしてて休みみたい。ヴィックがつかまりながらも高いパスを投げ、WRマイケル・ジェンキンズがナイスキャッチと思ったが、インコンプリート。でも3rd&9でヴィックのスクランブル。タックルを2つかわして1stダウン。速いなあ。これが赤い彗星か…。河口は「レベルの低いQBはTEやRBに投げる」とか「パスが高いのはヴィックの特徴」とか手厳しい。なんかパス中心だこのドライブ。レッドゾーンは近づくも、NYJのDBがよく守る。FGでもよかった気もするがここはパント。

NYJオフェンス。テスタバーディでてきた。と思ったらいきなりエクスチェンジミスでファンブル、TO。CマワイのかわりのケンドールはもともとGでコンビネーションはあわないらしい。でも最初にいきなりて。うわ、ATL大チャンス打線!(最近この言葉ブーム) 河口によると、Cの中にはスナップのあとものすごくDLを押し込むCがいて、その一人がマワイらしい。つくづく離脱は痛い。ヴィックがまた追いかけられながら、スピードとスピンでタックルを2人かわして1stダウン。ウォリック・ダンがもりもり元気に。先払いのFBをうまく使ってた。最後はヴィックがスクランブルでTD!最後はDBとすれ違うようにかわしたように見えた。ファントム・ドリブルか。1発の軽いフェイントでDBを足止めした。すごい走りだ。

キックオフの前に「ジェッツ 怪我人」という見出しのまとめが。笑っちゃ悪いがおもしろい。もうちょっと書きようなかったのか。相手にボールコントロールされているというデータも。むー。どうも相手の位置によってCはどっちの手でスナップするかを変えるらしいんだが、さっきエクスチェンジミスがあったから、もうどっちかの手に決めろという意味のリプレイが。河口の解説がとてもよくなってびっくり。と驚いていたらテスタバーディがサックされファンブル、TO。チャレンジするも覆らず。これは痛いなー。またATL大チャンス打線。FBグリフィスがテールバックに入ってもりもり走る。ゴール前は詰め切れずFG。…なんかATL祭りの予感。

NYJオフェンス・ATLオフェンスが1回ずつあったが得点なし、2QのNYJオフェンスから…と思ったらまたテスタバーディがコールマンにサックされ、チャウンシー・デービスにリカバーされてリターンTD。あーらーらー。サイドラインでしょんぼりするハーマン・エドワーズHC。今日は死霊の笛の調子が悪くて、テスタバーディがうまく操れないみたいですね。もう17-0。ああ。これはMNFじゃなかったでしたっけ?

NYJオフェンス、アンネセサリーラフネスでアシストをもらっていいところからの攻撃。でもテスタバーディはすでに3ファンブル。マーティンのランは出ず、テスタバーディのパスは通らずパント。ATLディフェンスものってるので、スクリーンとかはこういうときは出ないらしい。

ATLオフェンス、いきなりウォリック・ダンのビッグゲイン。NYJのデビッド・バレットよく追いついた。もうちょっとでTDだった。すごいスピードだ。ダンは恵まれない子供達に家をプレゼントすることばかりとりあげられるけど、もっとフィールド上のプレーもみてほしいといってた。みてますよダン。TB時代からみてます。ヴィックがファンブルしたりしてTDは無理だったが、FG決めて20-0。いじめ?

NYJオフェンス、いきなりキックオフリターンTDが決まるも、必要ないところでホールディングがあって無効。とれないか。しかしここからコールズ、マケアレンズへのロングパスが決まってビッグゲイン。お、テスタバーディ砲台モードか?キャタピラ分離か?マーティンのランも出てきた。ATLはエド・ハートウェルがけがして、LBは手薄らしい。テスタバーディはオフは休んでたとかこのサイトでもいってたが、実はトレーニングしていて、その内容は10年間ずっとメモしてたらしい。まあ僕は何もしてなかった方が話としておもしろいからということなんだけど。ゴール前、4thダウンギャンブルも更新し、最後はQBスニークでTD。気合い入るテスタバーディ。

ATLオフェンス。お年寄り先発QBの記録は、3番目はわれらがフルーティ(42)らしい。4番目がテスタバーディ(41)。まだまだ終わっちゃいねえぜ。ヴィックのマイ・マンデーナイト、有名人になっていつでもVIP扱いしてくれるのはいいこと、ファンにいい中古車を見つけてくれと頼まれたことがある、携帯電話は2台持っている、一度につきあう女性は1人以上ということだそう。そんなこといってるから元カノに訴えられたりするんだ。というかなんでヴィックに中古車のことを聞くんだろう。知ってそうな気もするけど。そうこうしているうちにいいパスを投げても落とされパント。

NYJの2ミニッツオフェンス。クレベットが微妙な感じでキャッチをしたが、そこでタイムアウトをとってしまったために、やぶへびでオフィシャルレビューすることに。これでひっくり返ってインコンプリート。1stダウンがパントに。親切にATLに時間も残してあげて、トリプルパンチ(河口)。誰だとったの。

なぜかここでNFLニュース。STLマイク・マーツは今シーズン中の復帰は厳しい。GBアーマン・グリーンが太ももの筋肉断裂で今季絶望、ファーガソンも今季絶望かも。OAKチャールズ・ウッドソンも足骨折で2ヶ月お休み。アーマン…。いったいGBの座敷童は誰だったんでしょうか。それか同地区からいなくなった悪モス?このニュースにびっくりしたのか、ヴィックのパスをINT、TO。めまぐるしいな。NYJは時間がなくてプレーせず、前半終了。NYJ 7-20 ATL。一方的に見えるけど、ATLの攻撃は必ずしもうまくいってはいないので、やっぱりNYJの3TOが大きい。

安田さんのready for football。つい数年前まで「身長180cm以下のRBは通用しない」といわれていたが、その通説を覆したのがDETのバリー・サンダースだということ。みたことなかったのでようやくバリーの偉大さがわかりました。

後半。ATLオフェンス。ATLのOLはわりと小柄で、しかもドラフト下位の選手ばかりらしい。それでもばりばりダンを走らせているのはすごい。まーたマイケル・ジェンキンズが落としたよ。河口「ヴィックはシステムを理解しているといわれてきたけどあまり成長してない」。またヴィックに厳しい。パスが通らなくてもランで1stダウン。ダンは小柄だけど、中に勇敢に飛び込んでいくタイプらしい。確かにATLにきて中を突き破っていく圧力がでてきた。どうもT.J.ダケットは足を痛めて出られないらしい。3rdダウンのランはとれなかったが、4thダウンギャンブルでヴィックのQBドローでTD。強い。

NYJオフェンス。連続シーズンTD記録が実はテスタバーディはかかってるらしい。さっき拓実がジョニー・ユナイタスを「ユニャイタス」っていってた。かわいい。パスプレーはうまくいかない。サイドラインではボーリンジャーが練習してる。がんばれ!と思った矢先にディアンジェロ・ホールにINTされる。あー…。というかさっき足を押さえているという情報も。大丈夫か。

ATLオフェンス、サイドラインではジム・モーラHCが選手にアンモニアのにおいをかがせて興奮させてるらしい。あれって興奮するもんなんや。合法らしいんだけど、ちょっとおもしろい。アンモニア・リーダーシップだ。でもフィールド中央まで進むもパント。

NYJオフェンス、あ、ボーリンジャーが出てきた。テスタバーディはアキレス腱を痛めたらしい。でもこんな試合だから休んでもいい。と思ったらいきなりファンブルさせられTO。うわー!でもフォワードパスじゃないかというチャレンジが成功して事なきを得た。ふー。しっかりしてくれよボーリンジャー。オマエがテスタバーディよりまさってるのは生きてるってことだけなのか。(テスタバーディも死んでません) 3rdダウンで懸命にスクランブルするも届かずパント。河口「チャレンジ成功してみんな喜んで出てくると思ったら、みんな暗かったですね」。そりゃ暗くもなると思いますけど、全米中継ですよ。

ATLオフェンスはランが出てたが、ヴィックにヴィルマが激しいプレッシャーをかけて、ボールが浮いたところをタイ・ロウがINT。これで通算40INT。TOでNYJオフェンス。テスタバーディはもっとFBジェラルド・ソウェルを使ってもいいと思う。ボーリンジャーは近い位置のレシーバーを捜してちょこちょこオフェンス。それでいい。ATLはDEグレイディ・スミスはつま先骨折、マイケル・ジェンキンズは左足首ねんざ、アレン・ロッサムは足がつったらしい。だいぶしんどそうですねATLも。でもNYJは300分TDパスがないらしい。誰かとってやれ。でも最後はマーティンのランTD。通算99TDラン。見事。

ATLオフェンス。ヴィックのレーティング、13.3。ここまで見せられるとオマエは無理してパスしなくていいという感じはしますね。でもこのドライブはパスの練習か?と思ったら強すぎるパスをクランプラーがはじいて、デビッド・バレットにINTされる。やっぱり河口もパス練習していると思ってる。「ヴィックはまじめな男だから、パスがうまくなりたいんですよ」。ちょっと雰囲気悪くなってきたぞ。相変わらずちょこちょこオフェンスで前進するボーリンジャー。拓実「ボーリンジャーの肩にすべてがかかってきました!」…ってこれはほんとにMNFなんですか。短いパスは通るんですが長いパスは微妙に長すぎて通らず。ATLディフェンスもたっぷり時間を使わせよう作戦になってきたか。そして最後は4thダウンのパスをディフレクトして勝負あり。ATL 27-14 NYJ。今日のインタビューはダン。話しぶりにもまじめな人柄が伝わってきます。

***

ATLはそんなに攻撃が好調かというとそうでもありませんでした。というか好調でないのはヴィックさま。11/26,116yds,3INTってどういうことですか。もちろんランは好調で2TDとってはいるんですが、さすがにNYJディフェンスを前にするときっちり網を張られますね。あやうく最初の見出しのようにヴィック劇場で逆転されるところでしたよ。要練習、というかもっとコールの通りに投げればいいんじゃないだろうか。とりにくいパス多すぎ。対してランはウォリック・ダンは24回155ydsともりもり。これだけで安心ですね。INT連発はヴィック育成ということでまあご愛敬の範囲か。ディフェンスはマワイの抜けたOLが守りきれないテスタバーディにプレッシャーをかけて4サック。ダレント・ウィリアムズの10タックル1サックをはじめみんながんばりました。

NYJはここぞとばかりにガックリマンデーを大演出。テスタバーディは11/18,140yds,1INTも3ファンブルロストがいずれも相手の得点につながってしまいました。馬車馬は14回28ydsとばっちり抑えられ。レシーバー陣はがんばっていたし、ディフェンスは最初から大差を付けられたのに、ヴィルマの7タックル1サックをはじめ3サック3INTと盛り上げました。それはオフェンスに届きませんでしたが。ボーリンジャーはATLのディフェンス方針もありましたが、いちおう12/20,94ydsと希望が見えてきました。それでもテスタバーディには及ばないと思うのですが。悩みは深いです。

投稿者 マイク松 : 22:41 | NFL

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コメント

なんだか去年より悪くなっている気がします。Vick。
まあランが去年以上にとんでもなくなっているので
いいっちゃいいんですが。
Schuabが「僕が一番オフェンス上手く使えるんだ」
と思いはじめる日も遠くないと思います

投稿者 pappy : 2005年11月4日 02:27

> なんだか去年より悪くなっている気がします。Vick。
> まあランが去年以上にとんでもなくなっているのでいいっちゃいいんですが。

まわりはみんな「はしっとけよ」っていうんですが、本人はパッサーとして認められたい気持ちがあるようですね。それでINTされると元も子もないんですが。

> Schuabが「僕が一番オフェンス上手く使えるんだ」と思いはじめる日も遠くないと思います

たぶんもう思っていると思うのですが、むしろシュワブはガンキャノンで、きっとOCがカイ・シデンみたいな感じなんだと思います。オレはあの白いモビルスーツよりこっちの方が使いやすいと。何がニュータイプかと。


投稿者 マイク松 : 2005年11月4日 23:50

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