2005年11月4日
フィギュアスケートGP2005:カナダ大会(1)
今ようやくブリザードアクセルがおもしろくなってきました。こうやってあまぞんのリンクで紹介していますが、今はまだ正直買い時ではありません。せっかくおすすめしておいて「なんだマイク松はこんなまんがが好きなのか」と思われると心外なくらい、最初はおもしろくありません。おもしろいのはちょうど今サンデーで連載されているところ、つまり競技会に入ったときからです。今ペアの演技をやってるんですが、そこが微に入り細に入りの説明と描写で勉強になります。それまでは正直読んでて腹が立つような展開です。たぶんあと3,4ヶ月くらいしたら今連載されている部分がコミックスになりますから、その部分はいっそ読まなくても楽しめます。主人公はがんばりやで、とりあえず空中姿勢では4回転半を跳べる人です。それで今週号でペアの勉強をしたので、より楽しめました。興味のある方は、本屋さんで今週のサンデー(No.49)を手に入れてみてください。先週の(No.48)もあるとより理解できます。そんなカナダ大会です。
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ペア。実況は鳥海さん、解説は五十嵐さん。そういえば鳥海さんはNBAシーズン開幕しましたけど、今はどうなんですかね。できればこちらにいてくれるとうれしいんですが。
最初にペアの魅力を紹介するVTRが。ダイナミックな技と繊細さ・調和が同時に求められる、とのこと。それよりもブリザードアクセルをみせてあげた方がよくわかりそうですよ。今の。
SPから。最初はペトロワ・ティホノフ。27歳・33歳。「円熟した演技が見られそうです」。ヘンデル「サラバンド」。ソロジャンプでティホノフ1つ抜ける。ダブルツイストは余力ありあり。スロー3Loも迫力ある。ソロスピンがすごく調和してる。このへんが円熟ってやつか。リフトはダイナミックで降り方に工夫。このリフトが味だな。最後のポーズだけがなんかおまぬけさん登場って感じだけど、盤石の演技。五十嵐さん「技の間に隙間がほとんどない。これが彼らの強さ」。五十嵐さーん!60.10。
ドイツのサブチェンコ・ソルコビー。誰だ。ジャール「スーベニール」。ソロジャンプは3Tきれい。サブチェンコは遠くから見るとプルシェンコに見える。服もジャージみたいだし。まあ悪いのはサブチェンコというよりむしろプルの方だけど。でもダブルツイストもスロー3Tもとてもきれい。でもサブチェンコはもとウクライナの選手で、世界ジュニアで優勝してるらしい。3月の世界選手権は6位。ミスなくいい演技を終えた。五十嵐さん「盛りだくさんの演技。何か技の前にいつもある。難しいプログラムを組んできた」。60.54、ペトロワ・ティホノフを上回った!まじで!?
SP終わってサブチェンコ・ソルコビー、2位はペトロワ・ティホノフ、3位はカナダのマルコー・ブンタン。いきなり聞いたことない人たちがでてきた。びっくりよー。五十嵐さんの言うとおり「チャレンジするためのプログラムを持ってきた」ということなんだろうと思う。
FS。まずマルコー・ブンタン。ぶんたんっていうみかんがありますよね。クニギス「アワソング」。いきなりデススパイラルから。きれい。トリプルツイストはキャッチがうまくいかなかったが、ソロジャンプでコンビネーションジャンプを跳んできた。アピール。さっきのツイズルジャンプといい、スパイラルでの調和といい、この二人は仲がいい印象。(そうなのか?)すごく近い位置からのツイズルジャンプが失敗するが、リフトは見事。経済的な問題でスケートをやめることも考えたそうで、確かに滑る喜びが感じられた。最後のスロージャンプが転倒してぐだぐだになってしまったが、好感の持てるプログラム。五十嵐チェック「全体的によく仕上げてきているが、スピンの回転軸が安定しないとか、ジャンプの高さがないとか、仕上げるポイントはまだある」とのこと。聞いとけよ。158.90。
ペトロワ・ティホノフ。「NHK杯の顔といってもいいこの二人」。そうなんや。フェリーニの曲セレクションだそう。また最初のソロジャンプ、ティホノフが抜けたが、2A2Tのシークエンスだった。今度の3Tはペトロワが抜けた。スロー3Loは決まる。ちょうど今週のブリザードアクセルに載ってるダブルツイストをやってくれた。シンプルなレベル1ではなく、まずスプリットポジションでの踏みきりで1up、腕を組んでではなく上に上げてのツイストで1up、そして女性が男性に触れない形でのキャッチで1up、それでレベル4になるのだ。わかる、わかるぞー。(ムスカきどり) あれは基礎点5.0みたい。ペアスピンで足を替えたりとレベルアップ。今度のスロー3Sはきれいに決まる。リフトは安定していて、片手だけで降りた。次のリフトがまた上がり方と降り方に工夫。さすがの技術。最後のティホノフのスマイルがよかった。33歳なのに屈託のない笑顔。五十嵐チェック「スパイラルの時フリーレッグの高さまで一緒。そのへんがベテランの味」。174.14。高いスコア。
SP4位、カナダのラングロワ・ヘイ。今年ペアを組んだばかりで、半年しかたってないらしい。ロドリゴ「アランフェス協奏曲」。最初のスロー3Loは両足着氷か。でも滑りがなめらか。ソロジャンプはラングロワがオーバーターン。ジャンプ苦手?得意そうな脚してるけど。ソロスピンがむっちゃずれてる。あわなさすぎて最後はあった。ラングロワは昨シーズンまで7年間違う人とペアを組んでたらしい。またジャンプ失敗。スロージャンプも転倒。今日はジャンプだめデーか。ちょっと演技もしょんぼりしてきた。最後は工夫のあるペアスピンでフィニッシュ。五十嵐チェック「滑り込みが足りないので、滑り込んでタイミングが合ってくると、ジャンプも決まってくる」。あたたかいぜ五十嵐さん。142.76。
サブチェンコ・ソルコビー。なんか茶色の衣装だ。土っぽい。バンゲリス「ボン・ボヤージュ1492」。まずダブルツイストリフト。3Sと2Tのソロジャンプシークエンス。なんかお互いの距離感がちょうどいい印象。スロー3Fも片足で持ちこたえた。でもリフトがなんか重そうだぞ。しっかり支えんかいソルコビー。ペアスピンは回転が速い。ソロジャンプ2Aは今度はソルコビーが持ちこたえた。スロー3Sはきれい。おおっ、このソロスピンはよくあってる。去年のGPロシア大会で3位に入ってるらしい。覚えてないなあ。サブチェンコはとっても表現力があり、しっかり魅せた。五十嵐チェック「ソロのツイズルスピンも最初あわなくても調整して、中盤からはちゃんとあわせてくる」。パーソナルベスト175.60で初優勝。ペトロワ・ティホノフを破った。
最終結果はサブチェンコ・ソルコビー1位、ペトロワ・ティホノフが2位、マルコー・ブンタンが3位に入った。思わぬ伏兵登場。実際滑りもよかったし、チェックしていきたいペアですね。しかし確実に勝っておきたかったペトロワ・ティホノフだが、2位ですか。NHK杯で挽回できますかね。
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女子シングル。実況は森中さん、解説は城田強化部長。おおっ、おかえりなさい森中さん!MLBのまとめ番組の打ち合わせはすみましたか?(予想)日本からは村主姉さんと中野が出場します。
まずはSP。村主姉さん。右の股関節を痛めてるらしい。クック「悲歌、トスカ オリージャ」。最初の3Lz2Tをなんとか成功。相変わらず滑りはなめらか。そして苦手な3F…おっ!両足っぽいけど跳べた。森中さん「表現力が豊かな村主の真骨頂です」。城田さんはスピードがないと指摘。でも「なんとか2:50を滑りきったことをほめてあげたい」。めずらしくねぎらってる。と思ったら「本当の村主はもっとスピードがあって…」といつもの強化アピールモードに。それはわすれませんね。
シズニー。クック「プレリュードとクアデュッカ」。スパイラルとスピンだけで客を熱狂させるという。そのスピン、スピードはやはりある。ジャンプはあまり得意じゃないのか?でもふつうに跳んでる。スパイラルは3回ポジションを変えたり。3Fも無難に。そして見せ場、キャッチフットからダイレクトにビールマンスピンに。速くてなめらか。城田さんは「スケーティングスキルやつなぎの滑りはまだまだ」と厳しい。というかスケートアメリカは補欠出場だったらしいですね。どういうことだ。ビールマンの回転スピードならスルツカヤ以上だ。58.54。トップ。
SP終わってシズニー、村主姉さん、ロシェット、4位に中野。中野のSPはハイライト。「1つ1つの要素をきっちり決められるようになった中野」だそう。最初のジャンプで手をついても引きずらずスピンなどできっちり得点とった。早くダイジェストじゃないSPにしてくれるようがんばれ。ロシェットが5位。
FS。SP7位のヤン・リウ(劉艶)。三宝「私の両親」。3Lz2Tから。ジャンプシークエンスもそつなく。まだ表現力ではしんどいけどさすが中国の浅田舞、素質を感じますね。中国勢はアメリカやカナダのコーチを連れてきて、研究してきているらしい。それと中国のナショナルチームはお正月とお盆以外はずーっと選手とコーチが一緒に生活してるらしい。さすが中国。すべてのジャンプを難なく決める。スパイラルやスピンはまだプログラムを追ってるなあという印象だけど、これから伸びてきそう。見た目は浅田舞ですがスケーティングはコストナーっぽいですね。来年、再来年のGPとかではいいとこきそう。注目しましょう。142.58。
中野。佐藤コーチが送り出す。ミンクス「ドン・キホーテ」。最初のステップバックがちょっと盗人っぽいけど、それを払拭する3A。なんとか持ちこたえた。これで基礎点7.5。「最近の中野は表現力を身につけてきました」。スパイラルでぷるぷるするのをみて「3秒のらないといけないんです。ほら、がまんしてるでしょ」と城田さん。がんばってるやん。でもいやいや、昔と違って表現力ついてきましたよ中野。手の動きにすごく神経が通ってるというか。足の動きはいまいちですが。終盤の3T2Lo2Tでアピール。このへんのジャンプがやっぱり見せ場です。森中さん「いいパフォーマンスを見せて会心の笑顔です」。こんな滑りができたのかとびっくり。城田さん「頭から突っ込むくせがあったんですが、佐藤コーチが少しずつ直してくれて」。やっぱり佐藤コーチの持ち味はこの辛抱強い指導ですね。でもキス&クライでいつもティッシュの箱を持ってるのが気になります。パーソナルベストが出て149.54。見事ですぞ。
シズニー。ミンクス「舞姫」。最初は3Lz2T。スピンの速さは今季ぴかいちですね。新型の赤いザクってことか。そうなのか。ドーナツスピンから直でビールマン。シズニーは回転が逆なんだけど「練習の時はぶつかりそうで大変なんですよね」と強化部長の迷惑発言。もっと演技を楽しませてください。森中さんも少ししんどそう。でも「このあとのスパイラルシークエンスが注目です」という予告。コーエンばりのいいスパイラル。そしてラストのスピンで盛り上げてフィニッシュ。すばらしい。スケートアメリカからの勢いをそのまま持ってきてる。スピンで足を替えてもちっともスピードが落ちない。そのVTRをみてまた強化部長「日本の選手も負けてないなと」。得点が出てTE54.66!パーソナルベスト168.32。強い。
ジョアニー・ロシェット。「枯葉、愛の賛歌」。3Lz2T2Loから入り、前半にジャンプを固めてきてるぞ。ちょっと大人のムードを演出か。安藤美姫といっしょの振り付け師デビッド・ウィルソンらしい。似てる。強化部長「ジャッジが喜びそうな曲ですよね。ほら、曲に助けてもらってるでしょ?」スパイラルからスピンへ、情感あふれる滑るという感じか。大きなミスなく終えてガッツポーズ。ここでけがしてるファヌフに差を付けたかな。カナダチームは心理学の先生もついて、気持ちの持って行きようをアドバイスしてるらしい。でも「その先生は本田にもついてますけどね」。あああてになりませんね。それかきっとホンダバンにはロールシャッハテストばっかりやってたとか。
村主姉さん。正直結果を知ってるだけにあまりみたくないのですが…しっかり見届けなければ、姉さんの戦いを。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」。最初の3Lz2Tは成功。いいぞ。次はフリップ…不安だ…ああ転倒。3Sも抜けてシングル。強化スタッフは4分間はもたないだろうということだったが、姉さんは何も言わずリンクに立ったそう。さすが姉さん。すべてのジャンプがシングルに抜けてしまうが、しっかりスパイラルで見せ場を作る。2A2Tの降り足の右足がしんどそう。もうかなり限界がきているが、がんばれ姉さん。最後の高速スピンでしっかりアピール。やりとげた。結果は伴わなくても姉さんの根性、心意気はしっかり見届けました。十分だ。村主章枝はこれで十分だ。お疲れ様。
最終結果、シズニー優勝、ロシェット2位、そして中野が3位。中野のインタビュー「SPで最終グループに残ったのもはじめてだし、表彰台もはじめてなのでうれしい。3Aは夏からしっかり跳んできたので、ぜひ決めたい」とのこと。その目には確かな自信が。楽しみです。村主姉さんはけがさえ治れば。ともかくゆっくり治してください。それにしてもシズニーの強さが光った大会でした。これでファイナル決定、どうなりますかね。
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コメント
こんにちわ。Libraです。
昨日は女子シングルしか見れなかったんですが、村主さん、痛々しかったですね。ふんばる力がないのか、成功しているジャンプの着氷ですらふにゃっとしていました。この先、大丈夫なんでしょうか?無理してGPシリーズに出場したところで、ポイントは稼げないし、体調は良くならないし・・・どうなんでしょう?また、解説がその時のバックグラウンドを知っている城田さんだっただけに、より悲壮感が漂う番組になってしまいましたね。。・゚つД`)゚・。
ところで、シズニーのSPの時の事です。ストレートラインステップで、森中さんが城田さんにステップの出来を聞いた時、城田さんが「このステップでレベル3をもらったと思うんですが、出来としては・・・レベル0(ゼロ)、んーゼロですね。」とぶった斬り。
城田さん、あなたがこのスケカナの責任審判だったら、どんな結果だったのか。
投稿者 Libra : 2005年11月5日 11:40
Libraさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
> 村主さん、痛々しかったですね。ふんばる力がないのか、成功しているジャンプの着氷ですらふにゃっとしていました。この先、大丈夫なんでしょうか?無理してGPシリーズに出場したところで、ポイントは稼げないし、体調は良くならないし・・・どうなんでしょう?
ファイナルで表彰台に上がると実質トリノ内定は出るんですが、けがを悪化させるのはしんどいですね。実際精神力を養っているんじゃないかという向きもありますが、姉さんは十分ありますからね。
とにかく確実に3つのうち1つがとれるように、治してほしいものです。
> 「出来としては・・・レベル0(ゼロ)、んーゼロですね。」とぶった斬り。
まあ実際いろんなところを斬ってましたよね。だいぶ聞きづらいのは事実なんですが、でもこんな大事な時期ですからね、解説になりきる方が無理かもしれません。
ここは佐藤有香さんとかをうまく使って乗り切ってほしいです。
投稿者 マイク松 : 2005年11月7日 15:53