2005年5月19日

大相撲夏場所:10,11日目

おひるごはんを食べに家に帰った時、少し時間ができました。ということで10,11日目。

1. 玉春日連敗ストップ!

6連勝から連敗が続いている玉春日。なにぶんいい相撲が続いている。10日目の普天王戦なども押し勝ってるし、いい攻防を見せている。本人が「自分が思っている通りの流れ相撲はとれていると思うが、もう一つ白星が。まあまずまずこれからです」と。連敗も気にしてないことも相撲の充実ぶりを自分でも感じていることがうかがえる。
そして11日目、時津海戦では立ち合いからものすごい押しで時津海を押し込む。終始前に出る相撲。そして時津海のつっかえ棒のような左腕をはずすためか、すばやくターンする玉。TUBEふうにいえば「ターンを決めて Push him」だろうか(「ダンス・ウィズ・ユー」)。土俵上のダンサー。そしてすぐに押し込んだ。魅了されまくりです。勝ち越しまであと1勝ですが、これまで通り自分の相撲を取れば大丈夫。ゆけ!

2. 旭鷲山のってます

今回の舞の海相撲研究所でもとりあげられた旭鷲山。9日目の分析がまあまあ自分も気づいていた点で満足だが、なるほど頭も使って押してましたか。10日目の豪風戦では一気の出足。舞の海さんに「立ち合いが苦手」といわれたのを聞いていたような感じ。でも11日目は北勝力とがんがんにらみあった末、ひいてひいて下した。10日目の一気の出足に「13年取っていて、あんないい相撲は初めて」などと口にするあたり、この人は発言がおもしろいですね。最後まで場所を盛り上げてください。

3. 時天空スペシャル

これは特集記事ではなくて技の名前です。僕のつけた。10日目安馬に対して、まさに岩佐アナウンサーのいうように柔道のすくい投げで安馬をひっくり返した。ただ寄り切るすくいなげではなく、モンゴル相撲をバックグラウンドにした豪快な技を見せてくれるのも魅力。とりあげざるを得ないでしょう。すばらしいです。安馬が体重を増やしたいと考えているのもわかりますが、やっぱり稽古で増やしましょうね。

4. 片山名をあげる

取り組み前の四股がすでに幕内の名物になりつつある片山。そういう正統派の技能でお客さんに喜んでもらうのはとてもいいこと。11日目の時天空戦では組んでも寄りの強さがあることを見せつけた。四股が基本であることを象徴する下半身の強さ。ぜひ今場所も勝ち越してほしい。

5. 人造人間失速

人造人間高見盛ががんがん失速しています。力士回路がたぶん休場中の魁皇の吹く笛とかで狂わされているんでしょう。あいかわらず差し身はいいし、ダイナミックにまわしをとりにいく野性味もあるのですが、一度組み止めてから寄りにこだわっているんじゃないかと。あそこから積極的に投げをうって体勢を崩してから寄ればいいんじゃないだろうか。いつでも動き回ることも大事だと思う。

6. ヨーロピアントリオは勉強の場所

まだ勉強かよという感じもしますが、琴欧州、黒海、露鵬のみなさんは勝ったり負けたりで勉強中という感じです。琴欧州は10日目では土俵際で粘って出島を下したが(あれは上手投げじゃない?)、11日目では横綱のエルボースマッシュをくらってダウン。支度部屋で壁を殴って、報道陣に「写真とるな」とあたる始末。お気の毒です。ものを殴るとすぐ杉内を思い出して、城島ばりに「利き手はやめろ!」などと叫んでしまうのですが、力士なら大丈夫でした。
露鵬は10日目の琴光喜、11日目の黒海戦と四つを勉強している感じ。もうちょっと戦略考えた方がいいとは思いますが、進化の方向性としては間違ってないような気も。来場所が楽しみです。黒海は11日目の露鵬戦はだめだったが、10日目の若の里戦は見事。あたって若の里を棒立ちにさせたあと、しっかり相手を見て突っ張っていた。今後は当たったあとのバリエーションをもっともっと増やすことですかね。

7. ファッ金変化、ファッ金大関

謝れオマエら!土佐ノ海に謝れ!何がって大関2人ですよ。10日目栃東、11日目千代大海と2日連続で立ち合い変化。何を考えているんでしょうかこの大関どもは。ローズ風にいえば「ファッ金、大関。みんな書いていいよ。これも相撲(と)千代大海言った。大関大嫌い。(あいつは)7回カド番(だし周囲からの)尊敬ない。自業自得。大関みんな卑怯。大嫌い。幕内で変化が増えるのもアイツラのせい」ですよ。
まったく呆れてものがいえません。常に真っ向勝負の土佐ノ海に対するあれが大関の威光、大関の誇り、大関のとるべき相撲ですか。強い横綱がいるからお客さんも終わりよければすべてよしという感じなのかもしれませんが、あれは今後の大相撲にとってマイナス以外のなにものでもない行為。もっと協会も横審もがつんというべきです。番付下位の力士ならいざ知らず、模範を示すべき立場にある大関があの卑怯千万な相撲では、先般問題にしている幕内での変化、あっさり相撲の多さはまったく改善しません。協会の人々が一生懸命やっている、大相撲にかんするさまざまな改革の動きを、あいつらはすべて水泡に帰すのです。自分さえよければいいという悪い大人の見本。力士は人々の見本になるべきだといいますが、悪い見本になってどうするんだと。
それにかんして10日の岩佐アナウンサーのおことばがとてもよかった。

「『こういったことも相撲のうちですから』と栃東は口にしますが、今日国技館に足を運んだ観衆の気持ちになれば残念です。今日のこの一日の切符を買い求めてごらんになった方々からはため息です。分析して頂くには技術面よりは精神面だと思いますが」
岩佐アナ最高です。そういうことをもっともっと実況もいうべき。やはり実際とっていた親方解説陣からは、どうしてもそれも相撲のうちという考えが消えないんですよね。あの北の富士さんでさえ無言が精一杯なんですから。ですから今回の岩佐アナの実況には大拍手です。こうやって世論を起こしてほしいものです。

投稿者 マイク松 : 19:00 | 大相撲

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夏場所11日目鷲の快進撃は続く

旭鷲山−北勝力睨みあう二人。塩を取りにいくときも睨みあう。蹲踞でも睨みあう。「睨んでくるんだから仕方ないよ」(by.鷲)1回目の立ち合い鷲が「待った」2回目は北勝力が「待った」鷲、仕切りなおしのため立...

- GRAND SUMO blog - : 2005年5月20日 04:31

コメント

やー、千代大海はなんなんでしょうね。勝ち星の半分がはたき込みと突き落としの大関て。
変化で勝った時に「考えがまとまらないうちに立ってしまったので思わず」みたいな言い訳言ってましたけど、今日琴欧州に転がされた後でも「考えがまとまらないうちに立ってしまった」と同じこと言ってたのには笑いました。どうも彼は三日に一回くらいしか「考える」ということが出来ないかわいそうな人みたいです。
ホントさっさと消えて欲しいです(というか、消し飛ばすような力士が出てきて欲しい)。
とりあえずは、朝青龍にキツイお灸をすえてもらうしか。

投稿者 石塚 : 2005年5月19日 23:27

石塚さん、こんにちは。コメントありがとうございます。またNFL以外の記事に(笑)。

> 彼は三日に一回くらいしか「考える」ということが出来ないかわいそうな人

よくいってくださいました。その通り、つまり彼は何も考えてないんですよ。せめて三日に一回くらい相撲を考えてくれればいいのですが、きっと仕切り線のところでも、片山晋呉と共同経営しているスポーツバーのことでも考えているんでしょう。ぜひそちらに専念してくれるとうれしいのですが。

> 朝青龍にキツイお灸をすえてもらうしか

それを期待したいのですが、昔のBE-BOP HIGH SCHOOLのように、千代大海も「弱い奴は寄ってこい、強い奴はこんでいい」なので、それはそれはヘタレな相撲を横綱の前でとるんですよ。
そうすると横綱も武士の情けというかお前と相撲とると綱が汚れるわというか、あっさり仕留めてしまうんですよね。ここ2場所はそれこそ介護の練習のようなソフトな相撲になってます。
ぜひ11日目の琴欧州戦のようなエルボースマッシュを期待します。シャイニングウィザードでも可です。

投稿者 マイク松 : 2005年5月20日 00:19

幕内後半の審判に九重親方がいらっしゃると 千代大海の取組の時に必ずカメラがいきますが ひ〜ややか〜な目をしていらっしゃるんですよね(^^;)  

ヨーロピアンの勉強は まだしばらく続くと思います  
相撲歴がレスリング歴を超えるまで だったり...(^^;)いやん  

投稿者 Маша : 2005年5月20日 01:27

マーシャさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

> ひ〜ややか〜な目

実際ほかに幕内力士が上がってこないので、親方としても複雑でしょう。千代白鵬があがってきたらどうしてくれようと、心の中に青白い炎を燃やしているんだと思います。

> 相撲歴がレスリング歴を超えるまで

でも最近露鵬は評価が再浮上しています。四つ相撲を覚えたらひょっとしたら大関に一番近いのは露鵬なんじゃないかと思いはじめています。なにぶん親方にいい人がいるので、しっかり勉強してほしいですね!

投稿者 マイク松 : 2005年5月20日 22:59

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