2005年5月9日
大相撲初場所:2日目
2日目。実況は刈屋さん。刈屋!刈屋!解説は秀ノ山さん、向正面は田子ノ浦さん。
玉春日×闘牙。立ち合いから闘牙のもろ手と引き落としの連続。いつもの攻め方だが、玉春日はそれを熟知していたのか、まったく動じない。土俵際に押されてもしっかり回り込み、足を送る。そして闘牙の引きに乗じて一気に押し出した。素晴らしい!そういう愚直な相撲が見たかった。その調子を忘れずに、玉春日の相撲を見せてほしい。
霜鳥×片山。立ち合いから右上手十分の霜鳥の体勢。しかしここから左かいなを返しながら片山怒濤の寄り。さすが美しい四股が踏める下半身がある。
琴奨菊×時天空。立ち合いからいい出足で土俵際に押し込む琴奨菊だが、土俵際で時天空逆転。惜しい。
豪風×追風海。豪風が意外な器用さを発揮し、すそ払いと突きで追風海を土俵に突き倒した。秀ノ山さん「意外に器用なんですよね。短い足で」。刈屋さん「確かに長いとはいえない足ですが…」。いうたらんとって。でも今場所は稽古十分の豪風。期待できますね。
武雄山×豊ノ島。豊ノ島の立ち合いはよかったが、やはり昨日痛めていた左足が悪化。調子良さそうだったのに。痛い。
隆乃若×時津海。張り差しから前に出る時津海だが、土俵際で隆乃若の逆転。
普天王×稀勢の里。まわしをとってからの攻防はあったが、稀勢の里はちょっと攻めが強引すぎたか。逆に普天王の相撲のうまさが光った。
安美錦×豊桜。一貫して前さばきと突き押しの応酬。押し込んだり押し込まれたり。最後は安美錦が出ようとするはたき込もうとする豊桜だったが、前に落ちそうになりながらも豊桜の足をつかんでいた安美錦の細かい技がグッド。
琴ノ若×旭鷲山。今日のベスト取り組み。立ち合いから胸をあわせての右四つに、ミスター1分琴ノ若の長い相撲虐殺ショーかと思いきや、旭鷲山ここからついに技のデパート大開店。ゆるいまわしの間(布の間)に手を入れて上手を取り、同時に琴ノ若の下手をきめるというスーパーテクニック。そこから出し投げを打つと琴ノ若はあっさり土俵に出て行った。田子ノ浦さんによると、アマチュアでは時々あるらしいのだが、大相撲ではなかなかないらしい。旭鷲山はああやるとびっくりするんだと全部意図的だったらしい。素晴らしい。久々に技のデパートの真髄を見た。まだまだ見せてほしい。老け込むには早いぜ。
安馬×朝赤龍。激しい相撲を期待したが、安馬の力強さが朝赤龍を圧倒した。身体全体から発する圧力で、朝赤龍の身体を浮かせ、二本入れて一気の寄り。この全身武器の安馬が見たかった。
出島×十文字。刈屋さん「二日目で出ました、出る出る出島!」。
高見盛×北勝力。また立ち合いで突っかける人造人間。またカトーに戻りかけたが、なんとか変身して立ち合い。左四つのいい体制にはなったが、北勝力に一気に出られる。しかし左前三つをがっちりとっている高見盛、そこから強引に右上手だけでうっちゃろうとする。そりゃ無茶だと思ったら意外に相手が浮いた。勝てはしなかったが、なかなかいい相撲だった。あとはあせらず。突っかけるな。
黒海×琴欧州。ここでウィーン少年合唱団が招待されたというニュースが。黒海のグルジアはオーストリアから2時間くらいでよく知っている、いい相撲を見せたいとのこと。一方の琴欧州は音楽にはあまり関心がないとつれない返事。ところが横にいた露鵬が、ロシアでもよく公演をしていて、聞きにいったことがあるとのこと。さらに弟の白露山が、自分は小さい頃は合唱団に入っていた、歌ってくれるのか、などと乗ってきたそう。意外なところで盛り上がっているウィーン少年合唱団の話題でした。取り組みの方は黒海のあたりに負けない立ち合いをした琴欧州が、黒海の突っ張りをかいくぐって二本差し、一気に出た。ああいう相撲ができれば。
玉乃島×露鵬。大型力士同士の対戦。立ち合いから露鵬を振り回す玉乃島だが、露鵬落ちない。そこから得意の左下手を取り、出し投げ。前に出ていた玉乃島を突き落とし気味に土俵に投げた。田子ノ浦親方は露鵬の下半身の不安定さを指摘、張り差しよりも正攻法を期待していた。「張り差しはごまかし」は秀ノ山さんも指摘。なるほど。
琴光喜×垣添。立ち合いで垣添の足がすべってしまった。悔やまれる相撲。
白鵬×海鵬。立ち合いから激しい突っ張り合い。白鵬も突き起こそうとするが、海鵬もそれをかいくぐり、いなして一気に前に出る。しかしそこで土俵をうまく使って回り込み、突き落とした。田子ノ浦親方「小さい者に対するとり方を知っている。あの回り込み方が見事」とのこと。田子ノ浦親方は舞の海さんの次にテクニカルに解説できる人だと思う。それにしても海鵬、勢い余って土俵際で回転するほど。動きはすごくいいのでがんばってほしい。そりゃ白鵬はいきそうだけど、海鵬に期待したい。
岩木山×土佐ノ海。これまた大型力士同士の対決。立ち合いからお互いの突き押しの欧州だったが、右四つで探り合う。そのあとうなり声をあげて土佐ノ海の一気の寄り。岩木山を寄り切った。すべてを出し切ったいい相撲。土佐ノ海は寄ってもうまくなってきましたよ。
魁皇×雅山。立ち合いから右上手をとった魁皇、あとは出し投げて後ろについて送り出し。万全だけど雅山はとりあえず右上手やるな。わかってるのに。
旭天鵬×千代大海。立ち合いの当たりは止められるが、左を取りに来た旭天鵬の動きにあわせて頭を押さえてはたきこみ。しかし痛めていた方の足で残ったようで、明日が心配。
若の里×栃東。立ち合いから若の里に押し込まれながらも、体勢低く頭をつけて徐々に栃東のペース。引きにも足を送り、はずについて前に出た栃東だが、土俵際若の里の強烈な右の突き落としが待っていた。よく攻めていただけに「あいつも長い間三役やってきたんだ 侮ってはいけなかった」と田岡監督並みに悔しがっているでしょう大関は。
朝青龍×栃乃洋。立ち合いから栃乃洋の左を徹底マーク、そこから内無双、小手投げの流れ。簡単な相手ではないが、左手をつかむ右の力が強い。持ってるだけなのに。
今場所は待ったが多いですね。きっと魁皇の相手のペースを乱す待ったがほかに波及しているのだと思います。大関陣は後輩にいいことを伝えてください。
○明日の注目の一番
高見盛×旭鷲山 …トリッキーな取り口でいつも力士回路を狂わされる相手。でも今日の相撲で技のデパート本格開店かも?
安馬×北勝力 …好調同士の対戦。ただただ注目。
琴欧州×露鵬 …ユーラシア対決第1ラウンドを制した琴欧州。第2ラウンドはどうか。
黒海×土佐ノ海 …当たりの良さに定評のある両者。立ち合いの「音」を聴け!
海鵬×栃東 …海鵬が大関に挑戦。まごまごしていると連敗もある。
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豪風−追風海追手海が勝った!――と思った瞬間、豪風の裾払い。豪風は解説に「短い足でよく〜〜」実況には「あまり長い足とは言えない〜〜」と「短足」の太鼓判を押されました。豪風的には褒められているのか、貶...
- GRAND SUMO blog - : 2005年5月10日 03:46
コメント
3日目以降のお相撲の記事は書かれないのですか?
大変だと思いますので、催促するわけではないですが、楽しみにしているんだけどなあ、、、(充分催促していますね)
とっても面白いです。楽しみにしています〜
投稿者 usagi : 2005年5月14日 11:57
usagiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ちょうどusagiさんがコメントを書いていらっしゃった時間に、新しい記事をまとめていたんですよ〜。申し訳ございません。先程アップしましたので楽しんでください。催促されるのはうれしい限りです。
土日は中継の方をチェックしようと思いますので、またそちらの方も読んでやってください。よろしくお願いします!
投稿者 マイク松 : 2005年5月14日 12:52