2005年8月4日
ジャパンインターナショナルチャレンジ開催
新しいユニフォームもできて、いよいよトリノイヤー突入という感じのフィギュアスケート。ああちなみにアルペンスキーの佐々木さんは、安藤とショートトラックの神野さんを両手に「これってすっげーおいしいよね?」などと浮かれていました。しっかり浮かれておくといいと思いました。
さて、GPも含めたトリノの前哨戦として、10/1に東京で「ジャパンインターナショナルチャレンジ」が開催されます。日本と海外から、3人ずつ出場しての団体戦です。
フィギュアスケート:ジャパン・インターナショナル・チャレンジ トリノ五輪へ第一歩(まいにち)こういう大会がおこなわれるのは大変いいことです。意味は違いますがサッカーのトヨタカップのように、大きな大会になっていけばいいと思います。
今回の問題はその参加するメンバーです。主に日本側の事情から、男子と女子ではかなり試合の色彩が違うようです。まず女子から。
○Round 1:女子シングル
| 荒川静香姐さん 村主章枝姉さん 安藤美姫 | VS | イリーナ・スルツカヤ(ロシア) ユリア・シェベスチェン(ハンガリー) スザンナ・ポイキオ(フィンランド) |
これはなかなかいい試合になりそうです。3人の合計で競うので、柔道のような1対1の試合ではないのですが、張り合えるんじゃないでしょうか。火影.vs.麗とか、千駄ヶ谷.vs.浜名湖というガチンコ勝負な感じ。ポイントは2つですね。
(1)スルツカヤ.vs.姐さんのポイント差
GP、世界選手権と連覇し、現在無敵モードのスルツカヤ。1つはこのファッションセンス以外すべてを持ち合わせたチャンプに荒川姐さんがどれだけ迫れるかということです。とはいえけがが完治していれば十分その力は持ち合わせている姐さん。現在修得中のビールマンとかがしっかり決まったりすれば、同点、逆転は可能でしょう。逆にここで大きく差を開けられたりするとなかなか苦しいですね。時間はないですがしっかりプログラムを仕上げてほしいものです。
(2)姉さん&安藤のリード
ある意味GPを捨ててまで演技の幅を広げる戦略に出て、それが見事に花開いている感のある村主姉さん。渡米でモティベーションを取り戻し、演技に華やかさを加えた安藤。この二人がどれだけスルツカヤ以外の二人からリードを奪えるかということに、勝負の帰趨はゆだねられるでしょう。相手は04年欧州選手権優勝のシェベスチェンと05年欧州選手権2位のポイキオですので簡単な相手ではないのですが、昨季はあまり二人ともいい印象がないので、ここで勝てれば勝負は決まります。ぶっちゃけ今の村主姉さんは負ける気がしないので、あとは安藤の新プログラムがどれだけ完成度を上げられるかにかかっています。ちゃんとポイントを計算して、4回転に頼りすぎないように表現力を上げてください。
日本スケート連盟としては、ここで見事に勝利してトリノに向けて盛り上げてほしいという意図が見えまくりです。アメリカ勢を入れてこないのがその証拠ですね。完璧超人とかきたら間違いなくチケットをとるんですが、まあトリノイヤーですしここはいいでしょう。期待通り勝利できればいいですね。シェベスチェンとポイキオにしっかり足を引っ張ってもらいたいです。
○Round 2:男子シングル
| 本田武史 高橋大輔 織田信成 | VS | エフゲニー・プルシェンコ(ロシア) ジェフリー・バトル(カナダ) ジョニー・ウィアー(アメリカ) |
なんですかこの試合は。というかこれは試合になりません。「てめえの血は何色だ」という具合に、「オマエたちの世界ランクは何位だ」といってやりたいです、両方に。劉備軍.vs.金旋軍とか、三方ヶ原の戦いとか、黄金聖闘士.vs.冥闘士(サガ・シュラ・カミュ抜き)という虐殺ショー的な感じですね。ポイントは2つです。
(1)海外組の華麗なる演技
もう世界のベスト3を呼んできたといってもいいでしょう。皇帝プルシェンコ、オマエはどんだけ日本が好きやねんという感じですが、ほんときてくれてうれしい。屈託のない純なスマイルのバトル、世界選手権2位の実力が見られます。そしてNHK杯で真・王子誕生を印象づけた(プルシェンコは芸人王子から芸人皇帝に昇格)、新星ジョニー・ウィアー。きっと今回はウィアーのファンがどしどし詰めかけるんじゃないかと思います。
もちろん人気だけではなく実力も、GPチャンプ、世界選手権2位、GPかくれ1位+世界選手権4位という折り紙付き。世界レベルの華麗なる技に酔いしれましょう。1つ気がかりなのは、対戦相手に張り合いがないので、レベルを下げた演技構成や気のない演技をしないかということです。
(2)ホンダバンの華麗なる転倒
対して日本のメンバーは、ジャンプするたび足首を痛める宇宙刑事ホンダバン、GPフランス大会ででのSP3位からFSで転倒しまくり、観客から励ましの拍手、もうすこしで会場にサライが流されそうになった高橋、そして期待の新星織田・末裔・信成。どこに期待しろといわれれば、もちろん万人を青ざめさせるホンダバンの転倒「ホンダバン・クラッシュ」でしょう。これについては世界の追随を許しません。許しても追随してこないけど。そう考えれば高橋も実はそういう意味での後継者なのかもしれません。ダイスバン?そういうことで織田は戦力というよりも明らかに次々代(ひょっとしたら次代)のエースに国際経験を積ませようとするねらいがあると思います。
日本スケート連盟としては、日本勢の戦いには期待せず、海外からのゲストの華麗なるスケートでお楽しみくださいという意図が見えまくりです。男子が先なら前座、後ならプレエキシという感じでしょうか。まあ日本メンバーに誰を入れたら勝負になるんだといわれても、誰を入れてもならないのでしかたないですね。期待通り大差で勝つような演技が見られればいいですね。ホンダバンにはとにかくけがなく滑ってもらいたいです。
しかし僕はここに城田強化部長の隠された意図を見ましたよ!これは世界のトップを集めて圧倒的な力を見せつけ、完膚無きまで敗れ、ここから男子を復活させるというスクール・ウォーズ作戦なのです。きっとリンク上で泣いている織田とぐったりしている高橋、そして足を痛めて苦しんでいる(またかい)ホンダバンを前に説教する強化部長の姿がみられることでしょう。10年後くらいに男子の実力がつけば、プロジェクトXでとりあげてもらいましょう。
ともかくこのメンバーに変更がなければ、かなり楽しめる大会になりそうです。日本スケート連盟にはぜひレギュラーイベントとして盛り上げてほしいですね。ちなみに冠スポンサーは再春館製薬所。チケット買って、みんなでドモホルンリンクル使いましょう。ついでに村主姉さんのスポンサーになるっていうのはどうですかね。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.falsestart.biz/tt_tb.cgi/337
コメント
こんにちは。またやってまいりました。
もう三十を過ぎてかなり経つのですが、ドモホルンリンクルは使ってないんです。
チケットが買えたら記念に使ってみようかしら。
男子選手の豪華さには私も驚きましたが、まさかスクール・ウォーズ作戦とは気付きませんでした。
プロジェクトXが楽しみですね!(こちらのこのようなノリが大好きです)
前回書き忘れましたので、今書いておきますが・・・
ご自分でヨゴレなどとおっしゃってますけど、こちらは私にとって正統派であり王道なんですよ。
私好みとでもいいましょうか、お世辞じゃなくて本気で私の一番好きなブログなのです。
こちらを見つけた時は「よっしゃあっ!」(ガッツポーズ)でしたもの。
これからも楽しみにしてますね。
あ、それと、ブリザードアクセルに反応して下さってありがとうございました。
マガジンも読んでました(過去ですが)ので、ミスター味っ子ネタにもついていけてます。
投稿者 ニョロ : 2005年8月6日 17:28
はじめまして。
ポエムアナの記事を読んで以来こちらのファンです。
毎回笑わせてもらってます♪
スクール・ウォーズ作戦は爆笑しました!そーいう意図があったとは目からウロコ。
ホンダバンの華麗なる転倒、期待(?)しましょう。またサライがながれることにならなければいいのですが・・・。
それと、勝手に当ブログにリンクさせていただきました〜。
投稿者 トミー : 2005年8月7日 10:24
ニョロさん、トミーさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>ニョロさん
> もう三十を過ぎてかなり経つのですが、ドモホルンリンクルは使ってないんです。
> チケットが買えたら記念に使ってみようかしら。
再春館がほんとに姉さんのスポンサーについたら、ぜひ使ってください!
> ご自分でヨゴレなどとおっしゃってますけど、こちらは私にとって正統派であり王道なんですよ。
ありがとうございます。まあ僕もよごれはいい意味でしか使ってませんので(そうだったのか)。
このブログは笑いをとってなんぼですから。
>トミーさん
> ホンダバンの華麗なる転倒、期待(?)しましょう。またサライがながれることにならなければいいのですが
でも流れそうですよね〜。でもずっとステップで終わったりするわけにもいきませんし。どうするホンダバン?
僕は心でサライを歌ってやりたいと思います。とにかく足だけは痛めるな。
> それと、勝手に当ブログにリンクさせていただきました〜。
拝見しました。情報もりだくさんのすばらしいブログですね。
これからもよろしくお願いいたします!
投稿者 マイク松 : 2005年8月8日 00:56