2006年1月24日
大相撲1月場所:千秋楽と総括
ばたばたしていてうまくレビューできませんでしたが、1月場所も終わりました。やっぱり皆さんも見ていて、大相撲に風が吹いてきたとお感じになりますか?僕は感じます。新大関誕生、大関の優勝、時代のホープの成長、下位の充実。これがずっと続いてほしいです。
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千秋楽。実況は刈屋さん、解説は正面が北の富士さん、向正面が舞の海さんのトリプレッツ。朝青龍が優勝を逃したことについて北の富士さんは「しっかり稽古してきたらまだまだ差がある」とのこと。
玉春日×片山。千秋楽も幕内でとは演技がよいのう。立ち合いは片山だったが刈屋さんの言うとおり「押されてからが強い」玉春日。しっかり威力は吸収した上で突き落とすと片山ばったり。グウウウウッッド!!これで12勝ですか!来場所は幕内で大丈夫でしょう!復活だ!
武雄山×若兎馬。武雄山は下から下からの相撲。若兎馬も大きな相手ではないが、なんか前に落ちそうにないまとまりのようなものが戻ってきた。舞の海さんも「ねばり強い相撲は貴重」。
土佐ノ海×潮丸。土佐も慎重に圧力をかけていって土俵際に押し込むが、潮丸がのこのこのこっとまわりこむと土佐ノ海が外に飛び出していった。あ、スローで見たらとったりをしてた。潮丸は戻ってくるんだろうか。
北桜×琴奨菊。北桜は勝てば敢闘賞。一度菊がつっかける。右四つからがぶって寄り、そこから右上手投げ。北桜も残せなかった。残念!でも菊も勝ち越しがかかってたので仕方ないか。北の富士さんも「終盤疲れましたかね」。
稀勢の里×豊ノ島。豊ノ島立ち合いでもろ差し。絶好の体勢で振り回す。キセも首投げで応戦したりするがうしろにつかれたりもする。しかしキセも懸命におっつけて突き放してふりほどく。豊ノ島も手を離してしまって送り出された。豊ノ島負け越し。うーん。キセももっと早くに勝ち越さないと。舞の海さんは左四つの型を見失っていると指摘。北の富士さんに振ってみるとやっぱり聞いてなかった。「そこが悩ましいんじゃないの?」などと適当なことを。
嘉風×普天王。立ち合いから突き放して張ったりして左四つの体勢に。ブログ王の型になるが、嘉風もあきらめずに強烈に引きつける。場内歓声。しかし嘉風も上手が一枚でのびてしまい、ブログ王も反撃の寄り。自力の差が出たか。嘉風も勉強の場所になったが期待の力士であることは間違いない。がんばれ!また幕内で!ブログ王は出直しの場所で9-6。次は上を目指そう。
十文字×駿傑。十文字が左を差してかいなを返し、右のど輪で押し出した。いい形。今場所は負け越したが本来の場所ではなかったかも。来場所は奮起して。
若の里×垣添。若の里は張って垣添の勢いを止めようとするが、それくらいで垣添の出足は止まらない。下から攻められ最後は引いて寄り切られ。何やってるんですか。北の富士さん「元気なときからああいう相撲は取っていましたからね」。あららら。垣添は久々の勝ち越しでうれしそう。もっと白星重ねてもいいのに。
安美錦×春日王。ふわっとした立ち合いで両者攻め手を探るのかと思ったらすぐに春日王の出足。一気に寄り切った。アミーももう出足かよ!と思ったかも。両者9-6。春日王も復活してきましたね。
豊桜×出島。DDDで出て行った出島だが、豊桜もろ手からの引き落としが決まった。北の富士さん「できれば右をのぞかせて出た方が」。なるほどー。
旭鷲山×春日錦。シュウは変化気味にジャンプして肩越しに上手を取り、そのまま振り回して上手投げ。正直4,5個くらいのシュウスクリプトの中で、相手によって使い分けている印象がある。それさえわかればイージーな気もするが、娘さんがきてない日以外。
豪風×栃乃花。豪風いつものように下からの押し。前へ出る栃乃花が受けっぱなしだが、最後土俵際で突き落とした。豪風あそこまで攻めていたのに。うーん惜しい。2人とももっと星を重ねてもよかったが。
高見盛×黒海。7-7同士の対戦。勝った方が勝ち越し、負けた方が負け越し。毎場所ぶん殴ってるだけにまた血を見るかと思ったが、今日は立ち合いから黒海がかちあげ、何発か突きはなすと、人造人間もぜんぜん対抗できず。低い姿勢の黒海を今場所覚えたはたきで使ってみたが、さっぱり。北の富士さんは決めに腹を押したことを「理詰めの相撲」と評価しながらも「三賞でしょ」。
露鵬×北勝力。もろ手から引く北勝力。また汚い相撲を。まあそういうやつですからね。でも露鵬は以前自分がやってた引き技をやられて悔しいと思います。それで引きをやめればいい。露鵬を育ててくれてると。この借りはしっかり来場所返しましょう。
白露山×時天空。肩でかちあげたキューピーだが、時天空にしっかりつかまってしまう。キューピーも上手を取ってふりまわしたが、ここで得意の足技が炸裂。内掛けで片足でけんけんしながら、体重を預けた。すばらしい。時天空ももう少し勉強が必要だということだろう。あ、もちろんキューピーもな。
雅山×安馬。安馬に子供の声援が。でも雅山は勝ち越しがかかってる。北の富士さん「安馬は何ももらえなかったの?」と。今場所は立ち合いのパワーがついたのが躍進の要因だと思う。しかし立ち合いから雅山が突っ張り突っ張り。刈屋さん「雅山体重で圧倒しました!」。さすが小さい力士ととるのがうまい。安馬は決まり手の時に足が危なかった。よかった大事なくて。今場所の活躍には満足です。
岩木山×玉乃島。岩木山左上手をがっちりがっちりとった。玉乃島は痛めている右側をとられてしまったので力が出なかった。岩木山はつっぱりで形を作った。でも玉乃島ほんとがんばった。僕的敢闘賞は今場所玉乃島です。「味のある場所でした」という玉乃島。この経験は自分の財産になると思います。
旭天鵬×朝赤龍。右四つ左上手をがっちりとった旭天鵬。あの形になったら強いが、朝赤龍もよくがんばった。というかこんな星なのか朝赤龍。今場所はすごく印象に残ったんだけど。
琴光喜×時津海。これより三役。なんか汚れたものがないわけではないが少ない。公害で汚れた川がきれいになったみたいな感じか。立ち合いミッキー兄さんがしっかり当たって押し込むが、時津海がうまく回り込みながら残った。同時に左からすくって、体勢を崩し最後は投げ。実際これが時津海の本来の力ですよね。本来の力じゃないのに勝ち進んだ北勝力とは違います。しかしミッキー兄さん8-7か…。序盤よかったのに。まあこれも本来の勝負弱さなんですが。
白鵬×琴欧州。この対決を千秋楽にもってくるあたりマッチメイクの妙を感じますね。白鵬もすごく気合いの入った表情。こんなのはじめてみたよ。立ち合いからしっかり左前みつをとり、当たりで琴欧州の左をとらせない。そしてすぐに上手投げで崩して寄り倒した。すばらしい相撲。この人が立ち合いで攻めるとここまで強いのかと。琴欧州に何もさせませんでした。この対戦は大相撲史に残る名対決になっていくんだろうと。そしてこの二人が大相撲を背負っていくんだろうと思います。
朝青龍×栃東。これで栃東が負ければ優勝決定戦になるんですが、横綱の右腕を痛めたのが当の白鵬ですから皮肉です。因果は巡りますね。立ち合いから左四つで右上手をとった栃東、すぐに朝青龍を上手出し投げ。栃東の優勝。久しぶりに大関の優勝です。いやめでたい。いちおう地元ですから大喜びです。今日は栃東は最初からまわしを取りに行きましたね。それにしては横綱のコンディションの悪さが。本来なら相撲が取れる状態ではなかったのかもしれません。
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今場所は久々に明るい話題=新大関誕生のある場所になりました。実際お客の入りもよかったようですし、お客さんが待ち望んでいた変化だということになったようですね。それに応える形になったのか、横審か協会の指導があったのか(たぶんないですが)、はたまた初場所くらいはと思ったのかわかりませんが、今場所は熱戦が多かったように思えます。終盤は力士に疲れが出たのかあっさり相撲が多かったですが、特に序盤はなかなか落ちずに懸命に突っ張ったり動きのある相撲があったり四つでずいぶん時間がかかったりと、簡単に終わらない相撲がたくさんあり、見応えがありました。お客の数や期待の多さに励まされてというのは本来プロスポーツとして順序が逆ですが、これで土俵が活気づくのであればいい傾向だと思います。
まああまり手放しでも喜べませんが、朝青龍以外の力士が、特に昨年はまったく存在意義の見いだせなかった大関が優勝したというのも変化の1つではあると思います。来場所は実際横綱も引き締めてくると思いますし、さらに熱気のある場所になるよう期待しています。大事なのはこれを続けることです。
そして玉春日。もう玉春日はグッドとかバッドとかそういう問題ではないのです。玉春日こそが相撲なのです。今場所は十両で12-3という好成績。勝ち方もばっちり。ようやく本来の相撲を取り戻しました。来場所はぜひ幕内でいい相撲を取ってほしいです。いろいろな話題がありますが、真の大相撲は玉春日の相撲の中にいつもあるのです。大相撲の良心、常に見据えるべきは玉春日。その存在を示してほしい。来場所もゆけ!
○今場所のグッド力士(^^)
・白鵬…いや別に角界のアナキンとかいってるからといって嫌いな力士ではないんですよ。むしろ期待の力士だからこそだったのですが、今場所はこちらの期待に十分に応える内容でした。どこかのだめ大関に似て小手に振り回したりとあまり勝ち方はよくないときもありますが(アレは迷惑だからやめて)、一番にあげたのはやっぱり千秋楽がとてもよかったということです。あれでダークサイドを振り切ったというか。先を越されたライバル琴欧州を絶対に倒すという気迫が感じられました。立ち合いも鋭く踏み込んで攻めていましたし。あの相撲は実際横綱の相撲だと思います。世間は大関に向けてとかいいますが、あせることはないので、あと2場所でしっかり結果を出してくれれば十分です。くれぐれもダークサイドの方へ戻らないように。
・栃東…やっぱり優勝してますし、手負いとはいえ横綱も倒してますし。大関が優勝したからといってあまり手放しで喜ばないことも必要ですが、実際今場所の栃東はあのいい時代の栃東だったようなだったような気がします。しっかりおっつけて。終盤引きはたきが目立ったのは事実ですが、ちゃんと崩れず最後まできましたし。いいときにはしっかりほめないといけません。でもだてにサンオーゼキの一角を占めてませんし、僕は油断してません。とにかく精進してください。
・玉乃島…負け越してしまいましたが、こういう力士をしっかり評価するためにこのコーナー、このサイトはあるのです。かなりの重傷だった右肩のけがをおして、かといってその場しのぎの汚い相撲を取らず、勝利に向けて全力を尽くしました。終盤の連勝は相撲が教えてくれることのすべてを表現していたような気がします。来場所は平幕だと思いますが、片男波スピリッツを存分に見せつけたということで、フォルススタート敢闘賞でもあげたいです。
・安馬…これまではそのスタイルから「小さくても真っ向勝負でがんばる力士」として応援されてきた感もなくはなかった安馬ですが、今場所はそこから脱却したような気がします。要は立ち合いの圧力が増し、しっかりと潜り込んでまわしをとり、一気に出るというスタイルが確立してきました。つまり「小さくても真っ向勝負でがんばり勝つ力士」になったわけです。われわれの期待を一心に受けながら、どんどん強くなる安馬。けがをせずにこれからもがんばってほしいです。富井の応援する選手が不遇な運命をたどっている中、安馬だけは結果を出してくれてうれしいです。
・北桜…終盤は体力がなくなってきましたが、大きな体をうまくつかって、なおかつ決して引かない熱い相撲をとってくれた幕内最年長。勝ったあとのガッツポーズもいいです。土俵上ではだめっていわれてますが、これも時代の流れですし、ソルトシェイクと合わせてお客さんを楽しませてくれてるので。これからもけがせず長く熱い相撲を見せてほしいです。
・時津海…前回の返り入幕の時にはうまく結果が出せませんでしたが、今回は最後まで優勝争いに絡み、なおかつ技巧派の相撲で楽しませてくれました。時津海の復活です。本来これくらいはできる力士ですから驚きはしませんが、本当におめでとうございます。
・露鵬…ついに三役が見えてきたロシアン。今場所はなんといっても四つに磨きをかけて、そのパワーを見せつけたことですね。上手を取ってすぐに投げるというスタイルは新大関もだめ大関も撃破。できれば2桁勝ってほしかったですが、負けの中にも勉強できているのでよしとしましょう。もう突き押しに戻らず、自分の型を磨いてください。そうそう、それを考えると、君を育ててくれたもと大鵬親方の教えが活きてきますよ。
・琴欧州…もちろんカロヤンも忘れてはいけません。興業上では一番にあげてもいい功労者。ちゃんと大関の使命として優勝争いにも絡みましたし、左上手という万全の型も磨いています。初日に緊張したりするのは貴乃花もそうでしたし、そんなに気にしてません。大事なのは今の気持ちを忘れず、だめな大関を駆逐することです。きゃつらがその限界を悟るまでしっかり痛めつけるように。そのためにはもっと腰を落として。
・黒海…8-7はものたりませんし、三賞も逃しましたが、ばたばた感がなくなったかわりに四つでもとれるどころか必殺の型でもあるということを示した点で評価できます。これまでの突き押し一辺倒から、突き押しをかわしてもこの四つがあったかと後悔させるような。特に万全の横綱を完璧に倒したあの一番は賞賛に値します。もちろん突き押しを究めてもいいですが、そこから四つに持って行く攻め手も考えてもいいでしょう。下からエストニアの人が上がってくる前に固めておくのも悪くないですよ。
・次点
安美錦…9勝を挙げてるわりにあまり目立ってませんが。もちろん技が光りました。早く上位でだめ大関をやっつけてください。
嘉風…来場所は十両かもしれませんが、角界が期待するわけがわかります。今場所は勉強でしたが、その熱さは幕内でこそ発揮されるべき。その清涼感で勝ち上がり、上位の淀みを浄化してください。
豪風…大負けしてるけど相撲は悪くない。Cを葬ったことを考慮して。
出島…四つでも悪くないことが判明。ひょっとしたらDDDの進化型が来場所みられるかも。
垣添…辛くも勝ち越しも、相撲はどんどんよくなってきてる。立ち合いの圧力をもっと磨け。出る出る垣添(DDK)を確立するんだ。
●今場所のバッド力士(´д`)
・C・魁皇…まああえてあげるまでもなく定位置ですが、この大相撲の変革のときに来場所ダブルカド番て。どういうことですか。もう世間は一刻も早い引退を願っていると思うんですが、また脱出するんですか。引き際が肝心ということを誰か教えてやって。
・若の里…前頭16枚目という超下位で、高校野球にプロの四番参上という感じで大勝ち&優勝争いが期待されていながら、早々に優勝争いから脱落。まったくなにやってますか。番付下位の力士に勝つ喜びを教えたのはいいことですが、しっかりしてください。
・稀勢の里…また迷いの中に突入してしまった大器。稽古が全くいかされていません。相撲がばらばらです。いいときと悪いときが激しくなるのは例の病気の前兆ですよ。自分の相撲とは何か、型とは何かをしっかり見つめ直して稽古してください。期待の表れとして早めにあげておきます。
・普天王…9-6でも問題は勝ち方。そりゃ足のけがはまだまだなのかもしれませんが、悪いなりに自分のスタイルを貫けばそれなりにとれるはずです。コンディションをしっかり整えて。
・次点
高見盛…期待が大きいが故に負け越しは痛いが、それよりも今場所はたきを覚えてしまったことに対する評価。そんなサブルーチンはさっさと消してください。
琴奨菊…これはたんに期待の表れ。まだ自分の型がわかってない。お客さんが求めるものは何かを考えればすぐにわかりますよ。
旭鷲山…ひきすぎ。世間が許しても僕が許しません。
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昨日、実家が檀家を勤めている寺の前住職夫人(かなり以前から危篤状態だった)が他
道楽者の徒然日記 : 2006年1月25日 11:18
コメント
今場所はヨーロピアンの3人が好調で グッド力士にも
選んでもらえてて 私としても嬉しい場所でした
12日目の「2大関が休場していることなどもう忘却の彼方ですね。」には
「確かに〜(゚∀゚*)」っと大笑いしてしまいました
投稿者 Маша : 2006年1月26日 15:34
マーシャさん、こんにちは。コメントありがとうございます。初場所おつかれさまでした。
> 今場所はヨーロピアンの3人が好調で グッド力士にも選んでもらえてて 私としても嬉しい場所でした
今場所はヨーロピアン躍進の場所になりましたねー。黒海も四つで強いことがわかりましたし、露鵬はもう自分の型を形成しつつあります。露鵬は来場所は三役(たぶん)なので期待したいです!
> 2大関が休場していることなどもう忘却の彼方ですね
僕、ほんとに「そういえばいたよこいつら」と思いました。そういう場所になってほんとよかった。
投稿者 マイク松 : 2006年1月27日 00:29
あくまで休場なんで 番付にいるんですよね まだ...
しかし 自分等が出なくなった途端にすごい盛り上がりになってるのを見たら 考えないだろうか?
全然関係ないのですが たまにこちらにTBさせて頂こうと思うのですが 送れないのです 避けられてる?(;_;)
投稿者 Маша : 2006年1月27日 14:09
> しかし 自分等が出なくなった途端にすごい盛り上がりになってるのを見たら 考えないだろうか?
考えてほしいんですが、カイオーとかは今稽古できない状態でも考えないんですよね…。
> 全然関係ないのですが たまにこちらにTBさせて頂こうと思うのですが 送れないのです 避けられてる?(;_;)
こちらでなにもしてないんですが…。すみません。きっと一般にはないスクリプトなので、何かあるのかもしれません。
とりあえず以前受けたこともありますし、懲りずに送ってみてください!
投稿者 マイク松 : 2006年1月29日 23:35