2006年2月5日
もうすぐスーパーボウル
日帰り出張から帰ってきました。新幹線では田辺イエロウ「結界師」(9)(10)と、椎名高志「絶対可憐チルドレン」(1)〜(3)を読みました。おなかいっぱいです。
さて、いよいよ明日はスーパーボウルです。むっちゃ楽しみです。もう何回もこの決戦の日を迎えてますが、今年はスポーツブログをはじめて2回目。レビューにも力が入ります。今回はSEA.vs.PITといういい組み合わせ。いい試合が見られることだととっても楽しみです。
今日仕事の前に池谷裕二・糸井重里「海馬」を読み終えました。数年前にはやった本ですが、ばかのかべよりもこっち読んだ方がいいですね。脳のメカニズムを知るという本よりも、人間の可能性を示して元気出そうぜ!っていう本です。脳の方でもとても参考になったのですが。
日本のラップはあまり社会批判とか問題提起をしないことがだめなところだという意見がありますが、あまつさえ最近は「決して君は一人じゃねえ」とか「できるオマエはスゲー」とか、変に人を励まそうとします。正直そんなうさんくさい格好した、変な動きをする兄ちゃんにいわれたくないというか、何を根拠に人を励ましているのか問いただしたいような気にさせられます。
「自分はこれだけのつらい人生、激しい人生を送ってきた、だからあなたにもできる」とか「自分はこれだけ努力して、これだけの華々しい成功を収めた、だからおまえもがんばれ」というのも嫌いです。ああそうですかと思ってしまいます。人を励ますってほんと難しいですよね。これは僕の人間が小さいせいでもありますが。
でも「海馬」はいいと思いました。なにしろ誰もが持っている「脳」はこれだけの可能性を秘めていて、そのメカニズムはこれこれで、でもあまり使われてなくて、その活用でもっと人生は広がる、だから元気出せといわれたら、そりゃ気力も出るってもんですよね。ただの脳の話に終わらせなかったところがすばらしいと思いました。
そしてそれを読んで、自分がなぜフットボールが好きなのかということにも思い当たりました。プレーヤーは勝利のためにすべてを尽くし、結果が出る人でない人が出てくる。でもそのプレーは一流で、その中でも超一流のプレーと超一流の作戦、そして超一流の組織を持ったチームが勝ち上がっていく。そこには別に誰かを励まそうとしているという意思は介在しません。逆説的ですがそれが一番人を励ますことにつながるんだと思います。
スーパーボウルに進出したチームは、負ければすべて失うプレーオフを勝ち進んできました。進めなかった30チーム、特にプレーオフで敗れ去ったチームの無念が背景にあるからこそ、その2チームは輝きます。そこにだめなプレーはまったくなく、全力を尽くした人々が出場します。
シーズン中のけがを乗り越えて、チームをスーパーに連れて行ったベン・ロスリスバーガー。
ランTDの新記録をひっさげて、脳しんとうも乗り越えてきたショーン・アレキサンダー。
引退を目前に、確実に1ydsをとるプレーで地元に凱旋したジェローム・ベティス。
あちこち傷めながらもチームのエースWRに成長したダレル・ジャクソン。
大事なところで頼りになるキャッチのスーパーWR、ハインズ・ウォード。
アレキサンダーの走路をもりもりあけるウォルター・ジョーンズはじめとするOLたち。
小柄なパーカーのために走路を開けまくった、アラン・ファネカはじめとするOLたち。
もはやルーキーとは思えない1stダウンメイカー、ヒース・ミラー。
口もプレーも伸び盛り、長身でプチ三銃士の1人に成長したジェレミー・スティーブンス
。
黄色い四連星を中心で引っ張るジェームズ・ファリアー。
LBの中心にルーキーで定着したローファ・タトゥープ。
パスラッシュでQBをおそれさせるアーロン・スミス。
こちらも歴戦の勇士グラント・ウィストロム。
もはや人のレベルを超えたプレーを見せる、黄色い彗星トロイ・ポラマル。
パスカバーからいつでもINTを狙うアンドレ・ダイソン。
ラン主体のチームで確実に3点をとれるジェフ・リード。
勝負を決めるFGを決めてきたジョシュ・ブラウン。
じっくりと選手・コーチを育て、ついにチームを大舞台に連れて行った名校長、マイク・ホルムグレン。
選手に気合いを注入し、結果を残し続けてきたビル・カウワー。
そして、長い下積みを経て、絶望を何度も味わいながら、堅実なクォーターバッキングでついにスーパーボウル進出を果たした、マット・ハセルベック。
両チームともスーパーボウルにふさわしいチームだと思います。明日はきっといい試合になるんだと思います。そう期待したいし。
だから今からすごくエキサイトしてるんだと思います。そこに励ましの意思はいらない。チームの戦ってきた軌跡がすべてです。
今日眠れるかな。あと8時間です。あまりNFLみたことない方も、ぜひ今回はごらんいただければと思います。なんとかかんとかボールを前に進めるスポーツで、4回で10yds進めると攻撃を続けられます。タッチダウンは6点+1or2点、フィールドゴール(キック)は3点です。ぜひ。
第40回スーパーボウル ピッツバーグ・スティーラーズ.vs.シアトル・シーホークス
2/6(MON) AM8:00〜 (LIVE)
2/6(MON) PM7:00〜 (録画)
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コメント
いつになく真面目なマイクさんに驚きましたが(笑)。
あー、緊張してきました。
そういえば「海馬」、買ったまま読んでない。
読んでみようかな。
投稿者 yama : 2006年2月6日 00:44
いよいよですね。録画の準備しっかりしておかなければ(有休とれなかった。ガオー)
予想ですが、これまでの勝ち上がり方や内容を見てもPIT有利なのは間違いないでしょう。INDをも撃破したD#をそう簡単にコントロールできないでしょうし。デトロイトもホーム状態らしいですし。
SEAが勝つには、とにかくロスリスバーガーをおさえることができるか、これにかかってると思います。今のPITの勢いは、D#よりも彼の活躍によるものの方が大きいと見てます。やっぱりQBはチームの顔ですから。彼に攻撃のリズムを出させいこと、ぜいたく言えばINTとかできれば、D#も勢いを失ってSEAのO#が出るようになるのでは、と予想してます。
ということで、巷ではPIT優勢の声が多いので、SEA応援しながら見ます。ひねくれものなんで。SEA有利のデータないかな〜と思ってたら、ABCが中継したSuperBowlでNFCのチームが負けたことないらしい。ABCはしばらくNFLからサヨウナラなのでぜひ有終の美を。
投稿者 ふむふむ : 2006年2月6日 01:43
おはようございます。
現在8:20、中継始まりました。スタンドかなり黄色いです。
今年はEVENな気持ちで観てます。いやベティスはちょっと応援しましょう。
投稿者 すえぞう : 2006年2月6日 08:25
yamaさん、ふむふむさん、すえぞうさん、こんにちは。コメントありがとうございます。もう終わってしまいましたが(笑)。
>yamaさん
> いつになく真面目なマイクさんに驚きましたが(笑)。
柄にもないことを書いてしまいました。きっと日帰り出張で疲れていたんですね。
> そういえば「海馬」、買ったまま読んでない。読んでみようかな。
富井も同じです。でもとても読みやすいですし、糸井重里のすごさがわかりますよ。
>ふむふむさん
> SEA有利のデータないかな〜と思ってたら、ABCが中継したSuperBowlでNFCのチームが負けたことないらしい。ABCはしばらくNFLからサヨウナラなのでぜひ有終の美を。
実際終わったあとでコメントしづらいのですが(笑)、どちらが勝っても複雑な試合でしたね。PITが勝ってうれしい部分もあるのですが、ハセルベックやホルムグレンのしょんぼり顔を見るとつらくなります。
> 現在8:20、中継始まりました。スタンドかなり黄色いです。
むっちゃ黄色かったですよね!ホーム状態とは聞いてはいましたが、あそこまでとは。PITのファンは阪神ファンかと。
投稿者 マイク松 : 2006年2月7日 17:02