NFLハイパーハイテンションホームコメディ「マイクさん」

第11回「マイク、新人の仮装を考える」

ラムズの本拠地にあるクラブハウスの一室。いつものメンバーが集まっている。
ブルース:やっぱりあれくらいのインパクトが必要だよね…。
ホルト:だしぬけになんだよブルース?7サック4INTの夢をみてたってことかい?
フォーク:そりゃインパクトあるね!現実逃避にもほどがあるねえ。
バルジャー:僕もよく似たような目にあわされたけど、カトラーさんも大変だね…。
マイク:そらみろ!(現世で)オレを批判した報いだろ!オレがいなくなっても被サック祭りは変わらねえじゃねえか!
バルジャー:おじさん…。やっぱリズミックパスオフェンスはできなかったんだね…。
ブルース:ちがうよみんな!なにいってんだよ!
ホルト:オマエこそなんだよ!なんのこといってんの?
ブルース:これだよ!
マリナーズ川崎・岩隈が新人仮装イベント
フォーク:なんだいこの変態どもは?
ホルト:アメリカにも妖精がいるってきいたけど、これは妖怪じゃねえか?
ブルース:どうもMLBでは新人には移動中にかなり恥ずかしい仮装をさせるという変なイベントがあるらしくて、ジャパンのプレーヤーがそれをさせられてるんだよ。
バルジャー:いじめかっこわるいね!
ブルース:まあぶっちゃけいじめっぽいけど、このカワサーキとかいうプレーヤーはかなりはじけていて、逆にインパクト大だと思わない?
マイク:インパクト大というかよくタイホされなかったな!だけどこれって自分がやるんじゃなくて、ほかのやつらにやらされてるんだろ?それにしちゃよくできてるよな!
ホルト:それだけチーム愛を感じるじゃねえか!
ブルース:だからさ、うちのチームにも新人が入ってきたら、こういう仮装をさせて歓迎するのはどうかなと思ったんだよ。
マイク:新人歓迎イベントの企画か!なるほどな!うちのクラブハウスもオマエたちだけじゃなくて、誰か入ってきてくれたらそりゃうれしいな。ディフェンスの連中とか何やってるんだろうな!
フォーク:ディフェンスどころかあたしたち以外のやつ、ワーニャー以外はみたことないけどね。でも備えあれば憂いなしってやつだね!
マイク:決まりだ!じゃあバルジャーを新人役に見立てて、仮装のアイディアを考えようぜ!
みんな:おー!!
間。
バルジャー:…ってあほかみんなー!!なんで僕が実験台になるのさ?!いいよアイディア出しで!
マイク:この中で一番若いんだからいいじゃねえか!まずやってみることから始まるんだよ!ということでオマエら!今から仮装の材料を買いに行くぜ!
フォーク:ジャパンでいうドンキとか東急ハンズみたいなお店にいくんだね!
バルジャー:いいよいちいち言い換えなくても!
一同、お店に材料を買いに行く。帰ってきた。
バルジャー:みんな!なんだよその大荷物は!試しじゃないの!?
フォーク:やっぱああいうお店は楽しいね!たくさん買っちゃったよ!バルジャーをおもしろ選手にするために!
ホルト:まずはオレからだな!やっぱおれたちラムズだから、羊の着ぐるみは基本だろ!
バルジャー以外:イヤッホオオオウ!
バルジャー:みんな盛り上がりすぎ!
ホルト:そして羊毛をゴールドに染めて、角は巨大なクロワッサンにしてみたぜ!メディアの前を通るときに、ちょっとちぎって食べるんだよ!
ブルース:いかしてるね!
ホルト:まあオレはみんなの仮装のベースに徹するけど、あいてるところには小さいリボンとスパンコールをちりばめるくらいはやってもいいよな!
バルジャー:もうベース作りの時点ではじけまくってるよ!いいって!これで十分だって!
フォーク:次はあたしだね!あたしはメイクにこだわってみたよ!意外にみんな顔に手を加えないみたいだけど、重大な工夫ができると思うよ!
バルジャー:いらないよ重大な工夫!メディアの前を通り過ぎるだけなのに!
フォーク:羊の特殊メイクにしようと思ったけど、芸がないから、両側にSTLのマークが入ったオオカミの特殊メイクにしたよ!
マイク:羊だけどただでは食われねえ、逆に食ってやるぜ!ってところだな!
バルジャー:うまいこといわなくていいよおじさん!
ブルース:次はオレだね。やっぱ仮装といえばジャパンのコスプレだと思うんだ。ここで強さをイメージするエレメンツを加えてみようと思うんだ。
バルジャー:うーん…まあ僕らいちおうNFLプレーヤーだからね。戦う姿勢はみせた方がいいけど。
ブルース:ということでヨーロッパでも人気のセーラームーンのパーツを加えてみるよ。
バルジャー:変態だよ!今まででも突き抜けすぎてどん引きだけど、それ加わったら明らかにタイホされるよ!
ブルース:このスティックをもって、「月にかわってTDパス!」ってメディアにいうんだよ。
バルジャー:あまつさえその決めセリフ!よく考えてるけどいらんいらん!
マイク:よーし!もう完全に破滅的な出来になってるけど、オレも1つ加えようか!やっぱり仮装といえば天使の羽だろ!輪っかといっしょに、巨大なやつ作ったぜえ!
フォーク:これはすごいねえ!飛べるくらいでかいよ!
バルジャー:できればこのまま飛び去りたいよ!
ブルース:この羽もあわせてゴールドに作られてるんだね!黄金聖闘士みたいだよ!
マイク:あとパンクスピリッツを加えるために、右羽には「リズミックパスオフェンスは時間を使わない」、左羽には「INT上等、狙いはいつもディープゾーン」って墨書しておいたぜ!
バルジャー:なんで余計なことするんだよ!もうよごれは十分だって!
マイク:何いってんでえ!まだまだこれからだぜ!でもまあ今日のところはこれくらいにしといてやるぜ!
ホルト:これだけやったら十分歓迎できそうだな!
バルジャー:僕が新人ならすぐ移籍考えるレベルだよ!
そんなところにワーニャー登場。
ワーニャー:みんな元気か!なんか7サック、4INTの夢をみてるやつがいるらしいぜ!
みんな:ワーニャー!
ワーニャー、仮装したバルジャーを目にする。
ワーニャー:なんだ!なかなかいい出来じゃねえか!
バルジャー:そんなことないよワーニャーおじさん!
ワーニャー:これ新しいラムズのマスコットだろ!?いかしてるじゃねえか!パンキッシュでクレイジーでプリティでホラーで!なんだ、レディ・ガガにでも作ってもらったのか?アートなエナジーを感じるぜ!
マイク:(笑いをこらえながら)そうだろ?オレたちもそう思ってたんだよ!
フォーク:(笑いをこらえながら)いつもサイドラインであたしたちに気合いを入れてくれるよ!
ブルース:(笑いをこらえながら)ワイヤーでつって、空を飛ばせようとも計画してるんだ。
ホルト:(笑いをこらえながら)今大急ぎでフィギュアも発注してるんだぜ!
ワーニャー:いいじゃねえか!いいビジネスになりそうだぜ!そうだ、今ちょうどハリウッドの知り合いがきてるから、めしでもくいながら、映画化について提案しねえか?
マイク:さすがワーニャーだぜ!おもしろくなりそうだ!みんないこうぜ!
みんなごはんにいってしまう。残されるバルジャー。
バルジャー:僕はずっとこの格好していないといけないんだろうか…。

(つづく)

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