NFLハイパーハイテンションホームコメディ「マイクさん」

第8回「マイク、フットボール・コップになる」

ラムズの本拠地にあるクラブハウスの一室。いつものメンバーが集まってくる。
最後にマイクが入ってきたが、なにやら考え込んでる様子。
ブルース「あ!ボスこんにちは!…どうしたの?」
フォーク「なんだい、考え込んじゃって。気味が悪いね」
ホルト「どうしたんだいボス!今度の試合のプランでも考えてるのかい?」
バルジャー「え?ほんと?ほんとに試合があるの?僕先発だよね?ね?」
ホルト「オマエ自分の境遇を心配しすぎだよ。そりゃワーニャーも入ってきたわけだけども」
ブルース「先発はオマエだよ」
バルジャー「ブルースさん…!」
ブルース「リズミックパスオフェンスじゃないときはね」
バルジャー「ないよ!このチームとこのメンバーとこのHCでそれはないよ!そして僕は先発じゃないってことかよ!」
フォーク「そんなに心配するんじゃないよ。それよりマイクに聞いてみようじゃないか」
ホルト「ボス!今度の試合はどこが相手なんだい?」
マイク「オマエらに相談したいことがあるんだよ…」
バルジャー「なんだいおじさん?どんなプランなんだい?」
マイク「これだよ…」
フットボール・コップ
全員「…なにこれ?」
マイク「どうやらあのいけすかねえマニング兄弟がおもしろいことやってるみたいなんだよ。オレたちよりおもしろいことをよ。だからオレたちも負けずにフットボール・コップ的なもの作ってみようと思ってよ」
ホルト「なんだよ!試合じゃないのかよ!」
バルジャー「ほんとに、ほんとに、ほんっとーに心配して損したよ!大損だよ!」
フォーク「まったく、ようやく試合かと思ったらそんなことかい!いつあたしたちゃ試合できるんだよ!」
マイク「いやいや、とりあえずこれみてみろって」
ブルース「そんなにおもしろいの?」
全員、映像をみてみる。
全員「あはははははははははは!」
バルジャー「あはははは!なにこれ、イーライさんが!マニングさんが!」
ホルト「がはははははは、アホや!どあほうや!(ほめ言葉)」
フォーク「それにしてもなんだい!あいつら兄弟もなかなかやるじゃないか!」
ブルース「ここまで作り込んだ笑い、確かにジェラシーだよね」
マイク「な?おもしれえだろ?そしてオレたちもこのよごれメンツがそろってる以上、やっぱあいつらには負けられねえと思うんだよ。あれを超えるものを作ろうぜ」
フォーク「誰がよごれだい!あんただけだよよごれは!でもあれを超えるものを作るということはいいことだね。やろうじゃないか!」
ホルト「よしよしやろうぜ。あっちは兄弟QBだからな、どうする?」
声「そんなの決まってるだろ!」
ワーニャーおじさん登場。
全員「ワーニャー!」
ワーニャー「オレとバルジャーで師弟QBだ!これであいつらにも勝てるだろ!がんばろうぜ!」
バルジャー「確かに!よろしくワーニャーおじさん!やったー!僕も主役だ!」
フォーク「頼むよワーニャー!」
ワーニャー「いいってことよ!あいつら兄弟にはいろいろ怨みがあるしな!」
バルジャー「ワーニャーおじさん…」
マイク「いいじゃねえか!QBは2人そろったとして、あいつらに勝つにはどうすればいいよ?」
ホルト「敵役も全部オレたちがいいんじゃないかな?」
フォーク「あたしたちがボールが胸に刺さったりするのかい!やだよ!なんかほかの考えるんだよ!」
ワーニャー「もっと大きな悪に立ち向かうっていうストーリーがいいんじゃねえか?」
バルジャー「なるほど!僕らがそれを倒すんだね!でもどうやって?」
マイク「もっとよ、ハリウッド映画みたいな、大きなスケールで敵を倒したいよな!」
ブルース「僕らが全員で力を合わせてすごい攻撃をするっていうのはどうかな?」
ホルト「どういうことだよ、ブルース?」
ブルース「こっちでいうパワーレンジャーの元祖で、ジャパンにゴレンジャーっていうのがあるんだけどさ、」
フォーク「またジャパンの知識かい!でも子どもはみんな好きだね、パワーレンジャー」
ブルース「必殺技にゴレンジャーストームっていうのがあるんだよ。みんながボールをパスやキックで受け渡すたびにそれぞれのパワーが充填されて、最後にそのボールを敵にぶつけて倒すんだよ」
ホルト「なるほどわかったぜ!オレたちもそれと同じように、全員が参加するプレーを作って、それで敵を倒すんだな!」
ブルース「それでペンタゴンとかホワイトハウスとかが木っ端みじんになるんだよ」
バルジャー「だめじゃん!なんでペンタゴンなんだよ!それ完全に悪だよ!極悪だよ!
マイク「まあ敵の設定はあとで考えるとして、とにかくその方向で考えてみようじゃねえか」
フォーク「じゃあまずあたしのランで進もうじゃないか!バルジャー!あんたがまずスナップからヒッチパスであたしにバックパスしておくれ!」
バルジャー「じゃあ僕からプレー始まるんだね!わかったよ!それでフォークおばさんが敵を蹴散らしてラン、それから?」
ワーニャー「最後はやはりロングパスにしたいからな。敵を十分引きつけたあと、フォークがオレにバックパスだ!」
ブルース「フリーフリッカーだね」
ワーニャー「そしてオレが敵陣奥深くにロングパス!それを複雑なルートを走っていったブルースとホルトが、ダブルキャッチでTDだな!」
ホルト「かっこいいじゃん!オレとブルースで敵に特攻、勝負を決めるんだな!」
全員「やったー!」
マイク「そしてオレがそこにチャレンジフラッグを投げて大爆発だな!」
間。
マイク以外「違うよ!
バルジャー「今まで聞いてなかったのおじさん!ちゃんときれいに決まってたじゃん!」
フォーク「なんでばっちりTDとれたのに、味方のプレーにチャレンジするのさ!」
マイク「うるせえ!オレもプレーに参加したいんだよ!」
ホルト「ボスはHCなんだからいいじゃねえか!プレーコール出してくれりゃいいんだよ!」
ブルース「スラムダンクでいえば安西先生なんだから。あきらめたらそこで試合終了だよ?」
マイク「じゃあいいよ、オレは謎のエージェント役とかでよ、先に敵をチャレンジフラッグである程度倒しておくよ!」
バルジャー「だめだよ!僕らのラムズストーム(いつの間にか名前がついてる)でおじさんもふっとばしちゃうよ!」」
フォーク「もういっそのことそれでいいんじゃないのかい?
マイク「違うぜべらぼうめ!先に敵を壊滅させて、オマエらが本拠地をふっとばすだろ?そして最後にオレがあの爆発でも生きていた的な感じで最後に登場してジ・エンドだよ。勝ったッ!プレイコール・コップ、完!」
ホルト「タイトル変わってるよボス!」
フォーク「まったくつきあってられないね。よし、マイクはやっぱり悪の首領の方にして、最後はアジトといっしょに派手に吹っ飛んでもらおうか
バルジャー「それがいいね!
ワーニャー「じゃあテレビ局の企画書はメシでも食いながら詰めようぜ」
ブルース「そうしようそうしよう」
みんなごはんを食べに出て行ってしまう。
マイク「ちきしょーオマエらー!みてろ!必ずプレイコール・コップの方も実現させてやるぜ!」
バルジャー「それよりおじさんは試合相手探してきてよ…」

(つづく)

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