スポーツシンブンに空元気の出し方を学ぼう

朝からウォーキングにいってきたマイク松ですこんにちは。フォルス・スタート商会では従業員の健康促進のためウォーキングを推奨しています。基本的におかねがかからないからです。
さて、どんなときでも元気を出すということは大事なことです。それがたとえ空元気でも、自分や周囲に与える影響は小さくはない。元気があれば何でもできるとの格言通りです。とはいえなかなか空元気は出そうと思っても出せないもの。誰か空元気の出し方を教えてもらえないものでしょうか。
ウォーキングの途中でコーヒー飲んで休んでいたのですが、そのときにスポニチを読んでいました。まったく関心の薄いらしい関東圏と違い、こちらは大盛り上がり。昨日も今日も歩いたのですが、なんだか街中に人がいないんですよ。僕らがいった喫茶店も客は僕らだけ。きっと甲子園に詰めかけているか、家で中継を待っているかのどちらかだと思います。そんな虎党のテンションを高めるのがスポーツ新聞。スポニチはその中でもそっち方向に努力を惜しまない新聞として知られています。
ご存じの通り昨日のCS第1戦はブラゼルのホームラン以外は特にいいこともなく敗れてしまいました。それにもかかわらず第2戦に向けて気持ちを高める努力がとにかくすごい。すごすぎて新聞なのに何を書いているかよくわからないくらいです。前置きが長くなりましたが、今日はその様子をお知らせしたく存じます。

まず1面です。もちろんその日の顔的な大見出しがおどるわけですが、そこにはこう書いてありました。

「号砲だけで終わらせるな!!ブラ弾できょうも!!あしたも!!逆転突破へ扉開け」

順番は前後しますがこんな文字がおどりまくっていました。とりあえず最初の意味がよくわかりません。よーいどんでピストルは鳴ったが誰も走らなかったということでしょうか。その通りですが。自分で答え出しちゃった。でも紙面からはすごい勢いを感じました。
その勢いは1面リード文でも続いています。最後の方の「負ければ終戦の崖っぷちに立たされた猛虎。B砲が2戦連発となるアーチをかけ、奇跡の扉をこじ開けろ」の部分は、往年のプロレスのような勢いと雰囲気を感じます。崖っぷちなのに猛虎とか、B砲以外の人がなんとかしてほしいとか。そしてその勢いはブラゼルのコメントをこのように変えてしまうほどです。

「初球からという気持ちはなかったけど、体が反応するところにボールが入ってきたので自然とスイングできた。明日も全力でやっていくだけよ

これって話してるのA-岡田ですよね?別のところでは「何ともいいようがないよ」と普通に外国人翻訳口調なのに、最後だけA-岡田が補足しているのでしょうか。きっと編集する人も長年A-岡田の記事を扱っているので気づかなかったんだと思うのですが、ブラゼルが関西人になりつつあるのかもしれません。CSだから。
そしてマユミカントクのところが何よりすばらしかった。

「真弓監督の大予言 きょうこそ『びっくりする打線になる』 整いました!内海KOイメージ

その横には「崖っぷちでも動じず指揮官不敵な笑み ダイナマイト爆発や」とも書き添えてあるのですが、大予言ときましたよ。まあ大予言の内容は打線の組み替え、しかもシーズン中と同じ打線に戻すというものなのですが、大予言ですから。おまけに内海のKOイメージが整いました!として今日の先発は朝井。せっかく整えたのに。でもハラカントクがこの記事を見て「整えられてるんなら朝井にしようかな…」となればしめたものですよね。試合の行方を空元気で変えていく記事。
ほかにも「能見やられた 久保やられへん」という見出しや、3面いっぱい使ってアライのだめっぷりを伝えたり、昨日活躍した向こうの松本のナイスキャッチを悪意たっぷりのおもしろ写真で報じたりと、全力で第2戦に向けて虎党をアジテートする記事満載。これが空元気のお手本ですよ。僕もここまでの勢いある空元気を出してみたい。
そのかいあって今日はハンシンがリードしていたんですが。序盤は。無念。ということで明日のスポーツ新聞がどんなものになるかも楽しみにしたいと思います。
そして来年からブラゼルがどんどんA-岡田っぽいしゃべり方に書かれるとおもしろいですね。「こんな形で負けてなんもいうことないよ。あるわけないやん」とか「あと1試合あるし、しっかりやらんとな」とか「そういうことやんか」とか。

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