フィギュアスケート四大陸選手権2012(4):女子シングルFS

昨日のマラソン、走る公務員の川内選手は14位とふるいませんでしたが、無職の藤原選手が2位という結果に驚きました。ここは無職の力士を大阪場所に呼んでもいいんじゃないですかね。そういうことなんじゃないかと思ったのですが、違いますね。

さて、職があるとかないとか、そういうことをを忘れさせてくれる美しいスポーツ、女子シングル。解説は藤森さん、実況は小林さん。

レジェン・マレー。映画「ホリデイ」。3Loは回転不足で両足に。2Sは3Sを狙っていたようですが、2Aはきれい。2A、2Fともう一つのジャンプが続きましたが、2F+2T+2T、2Lo+2Tとコンビネーションジャンプはちゃんと入りました。スピンはなかなかきれいなラインですね。SlStもまずまず。もう少しスピードがあればなあとは思いますが。コーチはお母さんらしいです。94.34

台湾のクリスタル・キアン。生まれ、育ちはアメリカ。完全に北米の選手の雰囲気。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」。3Lz+2Tはランディングが両足。すごくゆっくり3Lo、3Fはスピードがないし、おそらく回転不足。コンビネーションスピンはトラベリングがすごいですね。スパイラルはきれいです。2Lz、2A+2T。滑っててもジャンプを跳ぶ前にきゅっとスピードが落ちますねえ。93.79

オーストラリアのシャンタル・ケリー。ブランドン・ケリーはお兄さん。コーチはお母さん。「アリス・イン・ワンダーランド」。2Aは回転が足りてたかな。3Loは両足。2F+2T+2T、手足が長く、スタイルがきれいなのでスパイラル、スピンなど映えますね。シットスピンのフリーレッグもおもしろい。2A+2Tはオッケー。2Lz+2T、2F。SlStの後2Lo。102.29

メラニー・スワン。映画「アメリ」より。藤森さんによればまだトリプルの技術を習得してないとのこと。2Lz+2Lo+2Lo、2Lo+2Lo、2F+2Loとループの連続に実況席もどよめいています。1A、2F、スピンはいいですね。SlStもすごく北米っぽい。2F、2Lzのあと、ビールマンスピンで終了。トゥループを入れないプログラムは初めて見ましたよ。96.16

フィリピンのジャイラ・コスチリアーノ。16歳。マニラ生まれ、練習はアメリカだそうです。2Lz、3S+2Tと、ジャンプの高さはあるのですが、次の3Sで転倒。レイバックスピンはビールマンも。2Aは両足着氷で回転不足。SlStは力強い。2A、2Lzと、後半に入って疲れてきたような雰囲気。2F。最後のスピンは回転もゆっくりでしたね。87.46

韓国のユン・イェジ。17歳。韓国も次々出てきますね。「シンデレラ」。3S、2Aは成功。3Fは転倒してしまいましたが、今までの選手より落ち着いてみられます。レイバックスピンもポジションがきれい。2S+2T、2A+2Tはステッピングアウト。スパイラルもポジションがきれい。身体が柔らかいですね。2Lzのあと、ドーナツスピン。2F。滑っているときは無表情だったのに、キスクラでは表情豊か。96.85

佐藤信夫コーチの世界殿堂入りの表彰があったらしいです。メダルをかけてもらっています。すばらしいですね!拍手に手を振っているところを有香ちゃんが写真を撮っていました。そのあと、有香ちゃんとふたりで写真に収まっていますね。そして、現役時代の写真も!信夫コーチ、若い頃も素敵ですね。有香ちゃんの現役時代の写真も!先生が育てた金メダリストが4人もいるんですね。みんな女子なので、次は小塚君の番ですね。

ここからグループ2。

シュア・チェヨン。「スペイン奇想曲」。3Tは転倒ですが、たぶん、ここまでではじめてみました。2Aはオッケーですね。3S+2T、スパイラルはきれいですね。というか、韓国の選手はみんなからだが柔らかくて小枝のように細い。3Sは転倒。転倒で痛めたのか、スピードがなくなりました。1A、2Lzとうまくいきません。でもSlStはがんばって大きな動き。2F+2T。最後のポーズはきれいに決まりました。うーん、なかなか良かったのですが、2転倒は痛かったですね。94.95。

アレクサンドラ・ナジャロ。映画「ブラック・スワン」。動きは良かったのに最初が1F。3Fは転倒。動きは音楽をよく表現していてさすがカナダ代表だと思うのですが、3Loはステッピングアウト。レイバックスピンは回転も速くてきれい。2T。3S+2Tで初めてジャンプ成功。2A+2T+2Tもオッケー。調子に乗っていけるかな。SlStも音楽によく合ってますね。バレエジャンプからイーグル、3S。後半の印象がいいのがよかったですね。でも本人はしょんぼり。117.11

ミミ・タチソン・チンダスック。映画「ミッション」。2Aは回転不足。3T+2Tは成功でにっこり。2F、2Lo+2T、シットスピンで回転を失敗してしまいました、残念。3Tで転倒。2F、SlStは少しからだが重そう。最初はスピードのあるいい滑りをしていたのですが。イナバウアーはきれいです。おお、客席にアリッサ・シズニーが!でも、隣がジェレミー・テンが座っているのはなぜ?97.19。

では、ここからはアリッサ・シズニーの隣にジェレミー・テンを見つけて「けしからん!」と波平並みの怒りを見せたマイク松がお届けいたします。

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客席のシズニーをみてうれしくなっていたマイク松ですこんにちは。地元ですからね。シズニーの応援でアメリカ勢も気合いが入るでしょう。

サンドラ・コーポン。SP17位。「ミス・サイゴン」。滑るポジションはいいですね。2Aを決めてきました。2F+2Loも流れよく。3Sはツーフットですね。まずまずの出足。2Aからスピン。このあたりからスピードは落ちてきますが、スピンやスパイラルのポジションはいいですね。これからの選手。103.15。回転不足をだいぶとられて、あんまり点がのびてないですね。おしい。

チューイン・ジュー。「セント・オブ・ウーマン」。最初の3Tはステップアウトで転倒。3T+2T、3Sはしっかり決めました。スピンから2Fは転倒。全体的にスピードがないですね。次も1Aになってる。がんばってー。スパイラルで持ち直そう。2Aはステップアウト。2F+2T+2Loはなんとか。ジャンプが決まらないとしんどいですが、コンビネーションスピンはポジションもしっかりしていました。ジャンプをまとめれば演技全体もまとまりそう。キスクラで号泣していました。102.77。元気出して。

台湾のメリンダ・ワン。「トスカ」。3T+1Tから入ります。2F+2Tとしっかり自分のできるジャンプを決めてきますね。2Loも成功。今の力なのかミスなのかいまいちわかりづらいですが今の実力でしょう。2Aからスピン。スパイラルのポジションもいいですね。ちゃんと曲の変化に応じて雰囲気を変えてるのもいい。2Tとジャンプがまだまだですが、ジャンプを鍛えていけばすぐ上の方にいける素質はありそうですね。充実した演技で笑顔。103.69。

第3グループは今井遙から。「マイ・フェア・レディ」モダンバージョン。3T+3Tはセカンドでオーバーターン。3Lzはタイミングがあわずに転倒。トランジションでもっと表現力を発揮したいところ。3Fはステップアウト。がんばれ。3Lo+2Tは決まりました。スピンは安定した軸ですね。スピードはあります。すばらしい。3S+2T+2Tをまずは後半で成功。スパイラルからの滑りをみてもかなり有香ちゃんの滑りになりつつありますね。3Sは転倒、2Aは決まりました。ジャンプの安定が鍵になりますが、この調子で長い目で見守ればいい選手になるでしょう。まじ期待してます。レイバックスピンはとてもいいスピンでした。134.49。キスクラでは残念そうでした。

シンシア・ファヌフ。カナダのどんぐり2号。本人は意気軒昂です。「パガニーニの主題による狂詩曲」。3Lzはシングルに。やる気はあるんですが。3Loはいいジャンプでした。3Loはシングルに。がんばれ。スピンはとても速くて質がいい。3Sは決まりました。この先はきっちりいきたいですね。スパイラルから2Aはシングルに。3Tは成功。3T+2T+2Tも決まりました。なんともいえない中途半端な出来ですが、決まったときはいいんですよね。安定感さえあれば。147.47。

アメリー・ラコステ。カナダのどんぐり1号。今のファヌフの演技に対してどうか。「エビータ」より「アルゼンチンよ泣かないで」。ステップからの3Loをきっちり決めてきました。3Fも決まりました。確実にいってますね。3Sはステップアウト。転倒とられるか。レイバックスピンはとても質が高いです。SlStは途中でちょっとよろけました。うーんまさにどんぐり。3Fはシングルに。やばい。3Lo+2Loは回転どうだったか。スパイラルから2Aは転倒。追い込むように。2Sから最後のスピンはよかったです。こりゃどうかなー。147.65。うわーまさにどんぐりでした。

ビンワ・ゲン。「シルヴィア」。3Lzはツーフット。2Aは転倒しました。今日はみんなジャンプがよくないですね。2Tと決まりません。スピンからスパイラルの流れは表現力あります。あの手の動きがいいですね。3Lz+2Tは決まりました。ここからここから。2Sからフライングキャメルスピン。だいぶスピードが落ちてきました。疲れてきたか。3Tは転倒。がんばれ。1AからSlSt。だいぶへろへろですがなんとか。最後までなんとか演じました。きつそうでしたね。127.89。

ヴィクトリア・ムニス。ムニスきましたー!!ムーニスムーニスムーニースー。どんどどん、oi!どんどどん、oi!「シェヘラザード」。突き押しのような動きから3Lz+2T+2T決めてきました!よっしゃ。2Fは予定通り。3Lzは転倒。ドーナツスピンは妙に重量感がありますがポジションはめっちゃいいです。曲が変わっても特に表情の変化はなし。ムニス。1A+2Tになりました。3Loも転倒。がんばれムニス!スパイラルから3Loはステップアウト、2Aはオーバーターン。SlStは疲れているというよりもともと動きが足りないんだろうと思います。最後のコンビネーションスピンはすばらしい出来でした。相変わらず素質を感じますね。でもジャンプが決まりませんでした。117.83。だいぶ回転不足とかとられてますが、これを糧にがんばれムニス!ムーニスムーニスムーニースー。

カク・ミンジョン。ラフマニノフ「ボヘミア奇想曲」。3Lzは上に上がったようなジャンプでしたがなんとか。3Sは流れよく決まりました。2A+2Tからスピン、スパイラルはさすがのいい出来。でもつなぎの演技にはあんまり興味がないみたい。2Lz+2Tになったり3Sで転倒したりと最初のまとまりがなくなってきた。レイバックスピンで持ち直そう。しかし3Lzはダブルになります。SlStも最後はだいぶ疲れていました。しかし最後のスピンもよくがんばりました。だいぶ疲れていたみたいですね。130.52。終わって満足の笑顔。疲れたみたい。

最終グループはキャロライン・ジャンから。ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」。3F+2Tからしっかり。3Lzも決めてます。2Aも問題なし。いいですね。コンビネーションスピンはとても軸が安定しているし、シットスピンも低い姿勢。3Loも成功です。これはいい演技になりそう。スパイラルもなめらかで安定してます。3F+2T+2Loも決めてきました。ジャンプの矯正はうまくいってますね。3Lo+2TからSlSt。前半片足もスピードは落ちないです。2Aもばっちり決めて、音楽に乗って最後のパールスピン→ビールマンスピンでばっちり決めました!おおー!!これはすばらしいです!キャロラインのクリーンプログラム久しぶりにみましたよ。ばっちりばっちり。176.18。きました!

アシュリー・ワグナー。ワグナーがどういう演技をするかたのしみ。「ブラック・スワン」。3F+2T+2Tを流れよく決めてきました。2A+2Tも大きなジャンプ。3Lzも流れがすばらしい。どんどん自分の世界を作っていきますね。スパイラルもかくかくした動きで魅了します。レイバックスピンもばっちり。イーグルからの3Loも成功、心配の3Sも決めました。これはすばらしい。3Lo+2Tに続いて3Fもばっちり成功。SlStも音楽にしっかりフィットしてます。寄り添うようなステップ。バレエジャンプも高い。最後のスピンまですきなしでした。おおおベリッシモです!ついにワグナーもこの領域まできましたね!大きな物語を演技全体で作り上げていました。黒い猛禽の誕生です。やっぱ全米チャンプは違いますねー。192.41!でかい!いっこく堂の師匠も呆然としています。

アグネス・ザワツキー。ガーシュウィン「ラプソディ・イン・ブルー」。2Aはオーバーターン。3Fは決まりました。レイバックスピンもてきぱきと。スピードに乗った滑りから3Lz。質が高いですね。スパイラルのしかし次は2Lz+2T、1A+2Tとぬけます。3T+2T+2Loは決まりました。2SからSlSt。体力はありそうですがのりきれてないですね。I字スピンでしっかり決めました。でも実力は出し切れなかったですねー。クリーンプログラムでがっちり決めたかったところですが。157.23。

村上佳菜子。いい挑戦してほしいです。メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲」。3Lzから入りました。これは高さもあります。3Loも入り方からしてクリーンです。3Fはぎりぎりステップアウトか。レイバックスピンは軸ばっちり。シットスピンも回転速かったです。こういうところをしっかりまとめられるのはすばらしい。スパイラルも表現できてますね。3T+1Tとセカンドで抜けました。3F+1A+SEQ、2Aとしっかり。SlStは音楽をよくとらえてるし、手の表現力が格段にあがった印象です。3S+2LoからI字スピン、コンビネーションスピンでフィニッシュ。がんばりました。終わってすごい苦しそうな顔してました。きつかったんですね。169.32。

浅田真央。いい演技してほしいです。リスト「愛の夢」。いい滑りから3A決めてきました!よしよし。3F+2Loも成功。3Lzは手を着きました。コンビネーションスピンは1つ1つのポジションがグッド。2A+3Tもしっかり成功。キレありますね。3F+2Lo+2Loもスムーズです。3Sはダブルに。スピンからSlSt。さすがの浅田でもきついか。がんばってます。3Loからスピン、最後はスパイラルでフィニッシュ。いやーすばらしかったです。おそらくトップには届かないかもしれませんが、猛烈な幸福感を届ける演技ですね。あれだけの世界観をリンク全体で作り上げるのはさすがです。この力は世界トップにしかもてないんでしょうか。188.62。おしかったです。思ったより出てた。3Aはダウングレードですかー。

最終滑走はクーシン・ジャン。滑りづらいけどがんばれ。「恋は魔術師」。3T+3Tを決めてきました!気合い感じますね。3Lz+2Tも成功。3Lzも決めてます。いいじゃないですかー。回転の速いドーナツスピンからしっかりつなぎ部分も。スパイラルから後半にいきますが、3Fで転倒。このへんからきつくなってくるんですよねー。3Loは決まりました。スピンの回転がとても速いです。3S、2A+2Tもなんとか決めてます。気合いです。SlStからスピンまでしっかり演じきりました。これはいい演技でした。最終滑走であの演技は自信になりますね。162.59。

○最終結果:
1. 黒い猛禽先生
2. 浅田先生
3. キャロライン先生@アメリカ
4. 村上先生
5. ジャン先生@中国
6. ザワ先生
12. ムーニスムーニスムーニースー先生

ワグナーが四大陸を制しました。すごい演技でしたからねー。納得です。全米チャンプになってからますます状態をあげてきていました。それを地元で100%出しての優勝。世界選手権に弾みがつきますね。

2位は浅田。世界選手権に向けていいステップにできたのでは。大事なのは1つ1つ階段を上がっていくことですからね。でもどしどし滑っていくことで、プログラム全体のメッセージ性が上がっていたのは発見でした。やはり考えて滑ってるんですねー。

3位はキャロライン。クリーンプログラムで復活を印象づけました。もちろん一番よかったときに比べるとまだですが、あの無敵ぶりを思い出させるような。あの頃と違って自分の力を1つ1つあげる、地に足のついた演技がうれしいです。がんばれ。4位は村上。空気薄いのにがんばりました。

そしてムニスは12位のまま。なにげに上がらなかったけど下がらなかったですね。誰かあの素質を磨いてやってほしいです。ムーニスムーニスムーニースー。

それにしてもアメリカ勢がんばってましたね。やっぱシズニーの応援あってこそだな!

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