フィギュアスケートグランプリシリーズ2012 NHK杯(8):エキシビション

大谷が日本ハム入り表明。うっほーい!うれしいマイク松ですこんにちは。そりゃメジャーに挑戦するのもいいですが、いっつもMLBや金満球団の意向が通ってはつまらんですよね。がんばれ大谷!もうがんがん!
今日はNHK杯のエキシビション。やっぱりNHK杯はいいですねー。

フィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯、エキシビション。実況は向井さん、解説はジュンジュン。
演技の前に「豊の部屋」ががっつり展開。部屋でしたー。
選手の演技は今井遥から。「ピュア・イマジネーション」。スポットライトが当たったときの雰囲気はすごい。今の選手になかなかない要素をもってますね。2A+3Tを決めてます。手のやわらかな表現力、エッジワークのリズム感。3Sからビールマンスピンの回転も速い。滑るときの氷上もとてもいいです。もっと上にきてほしい。最後のドーナツスピンからビールマンスピン、高速スピンもとてもよかった。シズニーからもっともっと吸収して、いい選手になってほしいです。
アメリカのシメカ・クニエリム。「ジャスト・ア・キス 幸せの予感」。なかなか将来性を感じさせるペアでした。両方とも黒の衣装。大きなワンハンドリフトからダンスリフトもみせてますね。3Twからキャリーリフト。このカップルはキャリーが安定してて見せ所です。2LoThは高さあるし、ときどきみせるダンスリフトがうまい。ペアスピンでフィニッシュ。がんばれがんばれ。
アメリカのロス・マイナー。今日は普通の衣装ですね。フランク・シナトラ「ラック・ビー・ア・レディ」。ステップも雰囲気を出してるし、3Sも流れを切らない。音楽をよくつかんでます。日本にもファンの多いと紹介されてますが本当だろうか。あのTシャツがインパクト大だったんだろうか。3Fから低空の滑り。カート・ブラウニングに似た雰囲気がありますね。きっと帽子だけじゃないはず。見せ方もよくわかってるし。バレエジャンプがでかかったです。ジャパンでグッズでも買って、ジャパンパワーを持って帰ってください。
カナダのオーフォード・ウィリアムズ。「アクロス・ザ・ユニバース」より。RoLiはパワフルです。SlLi+CuLiはちょっと重そう。がんばれがんばれ。MiStはよくあってる。エキシだけどちゃんと練習してますね。RoLiはダイナミックで、ウィリアムズがよくホールドしてました。これは期待のカップル。もっと大きくなれます。
中国の李子君。「エクスプレス・ユー」。帽子を使った演技もできます。3Fはばっちり決まりました。3Lzは転倒しましたがだいじょうぶ。音楽に合わせてステップシークエンスを元気に演技していました。中国のエースに成長してきているので、大事に育ててほしいですね。おなかを冷やさないように。腹筋をみてよくトレーニングしているとジュンジュン。
アメリカのカステリ・シュナピア。「フィーリング・グッド」。最初のダンスリフトはかっこいいポジション。スターリフトは大きなポジションでよく決まってます。安定したDsから3SThは高さがありましたがちょっとでかすぎて転倒。キャリーリフトはI字ポジションになったまま。そしてジャイアントスイングきました!たいへんそう。身長差があるからまあ安心ですね。身体能力をいかして上を目指してほしいところ。いいカップルです。
スペインのハビエル・フェルナンデス。「レイジー・ソング」。スムーズなエッジワークからウォーレン2連発からの3T。やっぱり基礎技術があがってますよね。3Loもほとんど助走なし。会場をしっかりあおって、ちょっとあぶないみなごろしイーグルが。1A+2A+SEQで、高速スピンで目を回して倒れ込んでフィニッシュ。おもしろいです!安心して見られる雰囲気も作ってたし。ぐんぐん成長してますねー。
これで第1部終了。また豊の部屋に戻って、ハニューと浅田のインタビュー。2人とも地蔵尊との会話を楽しんでいました。うそ。地蔵尊だから。
第2部はリード姉弟から。「祈り」。CuLiは入り方もいいしなめらかです。SlLi+CuLiは大きな表現。音楽表現がみるたびに上がってますよね。少しでもホームのアドバンテージを感じてくれるとうれしい。
ミライ・ナガス。「クレイジー・ドリームス」。エキシのうまさには定評があります。でもミライがエキシビションでみられるの久しぶり。イナバウアーで場内をわかせます。スパイラルがとてもいいポジション。スピードに乗った3Fも見事。そしてダイナミックなI字スピン。ステップから大きなイーグルで清らかな表現。これはいいですねー。2Aから高速ビールマンスピンでフィニッシュ。特に凝った演出はなくてもこれだけみせられるんですからね。全米に向けてがんばってほしいです。
カナダのムーア=タワーズ・モスコビッチ「ドリーミング・ウィズ・ア・ブロークン・ハーツ」。ユニゾンがよくあってる滑り。3SThは殺人スライディング的な転倒。やっぱりペアFSが直前にあった影響は少しあるのかも。小さいダンススピンから大きなスターリフトにつなげてました。キャリーもとてもなめらか。Dsも振り付けの一部のように自然です。いい演技でしたね。世界のトップを争う選手になってきています。
鈴木明子。「シェルブールの雨傘」より。とてもいい雰囲気。音楽と一体になった表現ですね。3Tも流れがある。I字スピンはスポットライトに照らされてとてもいいですね。エレメンツがほんとにつながって、すばらしい物語を紡いでます。2A、3Sと決めてステップからレイバックスピン。なんという叙情。ステップから最後のスピンまでが1つの物語のようでした。すばらしいです!ヴォーカルがなくてもここまで表現されたら別に必要ないですよね。アンコールもばっちり決めていました。ラストの部分はやるたびにうまくなってる気がする。
アメリカのシブタニ兄妹。「ロスト 愛の導き」。SlLi+CuLiから。新たな表現を追求中という感じですが、それが血肉になってるのはこの演技をみてもわかりますね。ステップもすごいスピード。CuLiも音楽にしっかりあってます。ダンススピンまでの一連の動きが流れる水のよう。最後の部分まですばらしい表現でした。なんかシブタニ兄妹でしか表現できないテーマはあります。感激します。
どこの仮面ライダーがでてきたのかと思ったら高橋大輔さんでした。びっくりした。「ブエノスアイレスの春」。もう思う存分盛り上げてもらえれば。3Fも複雑な入りからでした。いちいち小さいステップが入っていてかっこいい。3Aは転倒してますが、スピンから曲が変化。氷にごろごろしてリスタート。なめらかなステップからの3Lzも見事。しっかり助走をつけてステップ。これがまた見事。物語と一体になってます。高速スピンのあとばっちり決めてフィニッシュ。もはや歌舞伎のようでした。アンコールは「エル・マンボ」。ほんとにマンボ好きですねー。もう2年前の振り付けよりも細部がバージョンアップしてる。マンボに出会って、高橋のエンターテイナー性は完成しましたよね。
ロシアのバザロワ・ラリオノフ。「リメンバー・ミー」。3Twは高い!空中に浮いてるようでした。3LoThはめずらしく転倒。やっぱ疲れてるんかな。スパイラルは見事に同じポジションです。Dsが間髪入れず入ります。Dsって上手く使うとほんとにエモーショナルなエレメンツですよね。スターリフトからキャリーリフト。まったくゆるぎないホールド。ペアスピンはラリオノフの片足だけでまわってる。叙情的なリフトでフィニッシュ。チャンピオンらしい演技でした。アンコールまでしてもらって悪いですねー。ソロスピンをほんとによくこのカップルはあわせます。
浅田真央。例の「メリー・ポピンズ」ですね。ゆっくりとした小スパイラルから傘をたたんで。傘を持ったまま2A。楽に跳んでます。傘をおいて加速。3Fもスカートがじゃまそうなのによく跳んでますね。音楽が変わってもリラックスして滑ってます。3Loから音楽が変わってコミカルパート。おもしろいです。2Aから180度開脚スピン。このスピンが大きな武器ですよね。最後はステップでフィニッシュ!すごい歓声ですねー。いいプログラムです。浅田の良さを普通に引き出してくれますよね。アンコールはSP。滑りがよくなるにつれてダイナミックさもさらに表現できるようになりました。
アメリカのデイヴィス・ホワイト。「サムワン・ライク・ユー」。SlLiはぱぱっとももに乗せるし。キレがあります。もう1つSlLiも振り付けの一部になってる。音楽にまったく遅れないてきpかいとしたポジションチェンジ。だからスピードが落ちなくてあっという間に向こうにいってる。ダンススピンへの入り方も見事。2人の距離と視線のコントロールを絶妙におこないながら、すぐに強烈なRoLiへ。アイスダンスの表現の頂点をいつもみせてくれます。すばらしいの一言。アンコールはFS。タイミングを計ってすぐにトップスピードにのって、すぐSlLi+RoLiを発動させる。どこまでも訓練されてますね。途中からはじめてもしっかりテンション高く演技できる。チャンプですわー。
羽生結弦。「花になれ」。選曲はいまいちだけど演技は最高。技術の頂点をみせてくれてます。3Aもぱぱっとキレあるジャンプ。ビールマンスピンもみせてくれます。衣装もあってか、大衆演劇のようなわびさびのある感情表現にもみえます。指先まで集中した表現。歌いながらメリハリのあるステップ。どこまでも王子。どこまでもスターの輝き。どんな曲でも技術をみせればそこに感動が生まれる。さすがですわー。オマエが華になっとる。すでに。アンコールはSP。ジュンジュンもアピールの強さにあきれ感動しているようでした。わかったから。オマエがスターなのはわかったから。
あまりにハニューのスター性がすごくて前のこと忘れそうですが、今回のNHK杯が少しでも震災復興に役立てばいいですね。GPSの中でNHK杯は埋没せずにオリジナリティを出せてる大会だと思うのですが、今回もそれができていたと思います。よしよし。

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フィギュアスケートグランプリシリーズ2012 NHK杯(8):エキシビション への2件のフィードバック

  1. えりこ のコメント:

    松さん、お疲れ様です。
    今年も『豊の部屋』楽しかったですね。
    私はNHK杯前宣番組「あなたの選ぶNHK杯」の一位は『豊の部屋』と思ってたんですが…おかしいなぁ。
    そして着ぐるみ職人の私は今年もどーもくん達にジェラシーです。
    あ、羽生君どーもくんの口は覗き込んで手を振るちゃダメよ〜。

  2. マイク松 のコメント:

    えりこさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    どーもくんの中に何が入ってるのか想像するのがほんと楽しいです。将軍とか。
    口のぞきこむのおもしろかったです。ハニューは何やってもおもしろいからいいですよね。

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