わたしを憶えていますか? M喜

東海地方に出張してきたマイク松ですこんにちは。みそかつ食べたら超おいしかったです。がっつり系のお店で歓喜。
さて、新幹線の中で柴田よしき『激流』を読みました。ドラマになっているそうですが、その日のうちに読み終わりました。いいエンターテイメントだと思います。今日はこの作品についての話なので、まだ読んでないからという方はとりあえずここで終わっておいてください。

物語は修学旅行の最中に失踪したクラスメイトを名乗る人物から「わたしを憶えていますか?」というメールがくることで始まります。そこから修学旅行の同じ班だった人たちにいろんなことが起こるという話です。
こんなメールきたらかなりびっくりするだろうなと思うのですが、僕がいちばんびっくりするメールはこれです。というかタイトルに書いてありますよね。

「わたしを憶えていますか?  M喜」

いや憶えてる憶えてる。わりと詳しく。そしてこれ以上進まない。だって覚えてるもん。焼き肉屋やもん。でもこれはびっくりする。どきーってする。原作のあらすじ的にいえばこんな感じですね。

両国。名ばかりの優勝争いをしていた6人のオーゼキ。中日に向けた夏場所中に、その中の一人の永世大関・琴M喜が忽然と消息を絶った―。3年後。親方やらベテランやらになった5人に、突然、ツイホーされたM喜からメールが送られてくる。「わたしを憶えていますか?」運命に導かれて再会したオーゼキたちに、次々と不可解な黒星が襲いかかる…。

うん、事件はともかく内容が普通すぎる。やつらの黒星は不可解でもなんでもなく弱いからでした。
でもこの設定はわりとおもしろそう。原作を読んだらわかっていただけると思うのですが、複雑な設定を全部置き換えてみると、みえないものがみえると思います。

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