フィギュアスケートロシア選手権2015(2):女子シングルSP・FS

弓弦羽神社にいってきたマイク松ですこんにちは。ハニューの名前が入っているからか、境内にはハニューがんばれという絵馬がものすごいたくさんかかっていました。1スペースすべてハニュー関連の絵馬。もう生き神様としてまつってもいいんじゃないかと思いました。そうでなくてもとてもいい神社でしたよ。

今日はロシア選手権の女子シングルSP・FSです。出てくる選手は全部すごい選手。世界選手権でもないのに。

フィギュアスケートロシア選手権2015、女子シングルSP・FS。実況は小林さん、解説は岡部さん。

最初はアリョーナ・レオノワ。チャップリンメドレー。マイム部分の演技はほんとにうまい。ますますうまくなってきてます。3T+3Tはきれいなジャンプでした。つなぎの部分の演技もいきいきしています。キャメルスピンもてきぱきしてまたつなぎ部分。もうチャップリンとしてがんばってもいいんじゃないか。ステップは表現と技術をしっかり融合させています。カメラ寄りすぎ。ステップからの3Fはきっちり決めました。アピールもうまい。2Aもいけました。コンビネーションスピンから最後はレイバックスピンでフィニッシュ。ノーミスでいけましたね。67.99。最後のレイバックスピンでレベルがとれなかったそう。

サラフィマ・サファノビッチ。14歳なのに3回目の出場だそうです。もうジュニアGPSファイナルで2位とかになってるらしい。シットスピンは難しい入りからしっかり軸がきまってます。まじか。ここからステップに入ります。1つ1つのスケートののびをしっかりだせていますね。メリハリをしっかりつける工夫。そこから3F+3Tはセカンドで転倒してしまいました。片手あげだったのですが。3Lzも片手あげでこれは成功。2Aはステップアウト。レイバックスピンはまったく軸がぶれない。スピン得意みたいですね。コンビネーションスピンもすごい回転速度が速かったです。スピンはほんとにうまい。ジャンプそろえばすごい選手になりそうです。覚えておこう。59.21。

ユリア・リプニツカヤ元帥。「メガポリス」。3Lz+3Tは決まってますね。キャメルスピンはてきぱき。ステップは1つ1つの滑りの技術は向上してますね。その中で柔軟性も見せながら。なんと高度な。体がよく動いています。2Aはあぶないところでしたがなんとか。3Fは成功。レイバックスピンは高速回転。キャンドルスピンポジションにもっていきました。そしてコンビネーションスピンではスーパーI字ポジションまでもっていきました。ジャンプで点が取りきれるかは微妙ですが、目立ったミスはありませんでしたね。すばらしいです。結構プレゼント多いですね。ぬいぐるみの部下をいっぱい従えています。66.90。うーんレオノワを上回れませんでしたね。

エリザベータ・トゥクタミシェワ。ラヴェル「ボレロ」。3T+3Tはばっちり。セカンドで片手上げ。幅がありました。3Lzはしっかり流れ。終わってもすぐ演技。シットスピンはしっかり低く低くなっています。表情もしっかりつけてます。ほんとに18歳かな。ステップもエッジワークは言うまでもなく、ボレロのリズムにあわせてすばらしいダンスをつけていますね。2Aは片手あげ。レイバックスピンはビールマンポジションにもっていってます。コンビネーションスピンはさまざまなポジションでいい回転でした。73.62。あとでみると欧州選手権の方では少しレベルアップしてるみたいですね。

アンナ・ポゴリラヤ。イル・ディーヴォ「アダージョ」。3Lz+3Tはばっちりですね。回転に強烈なキレ。キャメルポジションはディフィカルトポジションにしっかりもっていってます。すぐコンビネーションスピン。あのウインドミルって独特の力強さですよね。3Loは少しバランスを崩しましたが悪くない。2Aはばっちりです。ステップはスピードを維持しているのがいいですよね。音もはずしてない。レイバックスピンは高速スピンの速さでした。あーすごいですねー。71.17。トゥクタミシェワに次ぐ順位。

エレーナ・ラジオノワ。「チギリージョ」ほか。3Lz+3Tをまたきっちり決めてますね。シットスピンも速い。そこからステップにいきます。音楽のリズムと一体化してるし、体がよく動くんですよね。その流れのステップのまま3Loを成功。またステップに戻って2Aという感じです。コンビネーションスピンも普通のポジションがなかなかないスピンでした。高度だ。レイバックスピンはビールマンポジションになっても速さが変わりませんでした。いい演技でしたねー。なんかみんながすばらしい演技をしているので麻痺してしまいますが、すごいことやってきてますよねー。74.13。

エフゲーニャ・メドベージェワ。ジュニアで負けなしだそうです。「シェルブールの雨傘」。滑りの質がすごい高い。なんだ。コンビネーションスピンから入ります。1つ1つのポジションがすばらしいし、I字になってから加速。つなぎの部分からステップに入ります。スピードはそれほどでもないですが、しっかりとした表現の意志を感じますね。エッジが深い。2Aは手あげ。3F+3Tは片手あげ。いずれもきっちり決めてます。3Lzも片手あげで成功。エッジどうだったかな。キャメルスピンはドーナツポジションから難しいポジションに。レイバックスピンは高速スピンでした。まだでてくるのか新型。これもすばらしい演技でしたねー。何人出してくるんだ。あの先生はミノフスキー博士か。72.57。

○SP終わっての順位(回転寿司的に)
1. ラジオノワぜいたく三昧
2. 泳がせトゥクタミシェワ一匹握り
3. シャキシャキメドベージェワ巻き
4. まるごと活ポゴリラヤ握り
5. あぶりとろレオノワ握り
6. 本リプニツカヤづくし元帥軍艦

FS。

マリア・ソツコワ。14歳、SP8位。「ティファニーで朝食を」。ヘプバーンぽいですね。3F+3Tからきました。しっかり跳んでます。3Lzも決めました。結構足細いですねー。早く体ができてほしいですが、でも表現力はすでについています。ステップでも表情つけたり。しっかり踊れてるし。これからスケーティングが伸びてくれば。3Lz+1Lo+3Sはこのジュニア世代でも普通に決めてきますね。「ムーン・リヴァー」になってつなぎの部分もしっかり。2Aも成功。3Loもしっかり。コンビネーションスピンは全てのポジションにクオリティの高さを感じます。3Fもいいジャンプ。コレオシークエンスではいいスパイラルも披露。この曲をよく表現してますね。2A+2Tはセカンドで手上げ。レイバックスピンではビールマンもばっちりでした。あーこの人は覚えておいた方がよさそう。とても雰囲気がある選手です。186.06。

セラフィマ・サファノビッチ。「オブリビオン」。スピード出てますね。3F+3Tは片手あげ。もうここまで跳べるんか。3Fもレベル高い。コンビネーションスピンはポジションが明確できっちりしてます。ステップは体がよく動いてるばかりか、しっかりとした強弱もつけられてます。スケーティングがのびていると岡部さん。3S+3T+2Tはしっかり成功プラス片手あげ。3Loも片手あげ。すごいきれいな片手あげなんですよね。2A+2Tも片手あげ。2Aのあともしっかりつなぎも手を抜かない。3Lzはなんとかこらえました。レイバックスピンは軸ばっちりでビールマンまでもっていくし、コンビネーションスピンでフィニッシュ。いい演技でした。もうここまでできるんか。また覚えておかないとですね。191.84。

アリョーナ・レオノワ。タンゴのプログラム。すごいもりもりと雰囲気出してます。これはちびっこには出せないわー。たぶん。あいつらならやりかねんけど。3T+3Tはセカンドで転倒。もったいない。3Lzはいけました。3Loはあぶなかったです。FSはあまりジャンプがよくないですね。キャメルスピンからコンビネーションスピン。回転よりもポジション重視ですね。3F+2Tはきっちり。3Fもいいですね。つなぎの部分も細かく入れてるし、コレオシークエンスから3S+2T+2Loはランディングがいまいち、次も1Aになりました。とはいえステップはよく踊れてました。今日はあんまりいい滑りじゃなかったですが、新型MSとの差別化はできてましたね。184.33。

エレーナ・ラジオノワ。チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第3番」。滑りが伸びてますね。3Lz+3Tは全然大技感がないですね。当たり前のように跳んできます。3Fもいいジャンプ。3Lzは跳ぶ前に間がありましたが問題なしですね。ステップはエッジワークもありますがほんとに体が動いてる。よく踊れてます。地上みたいに。コンビネーションスピンはいろいろ難しいポジションをいくつも。しかも回転速度変わらない。3Lo+1Lo+3Sは1つの流れとして順調。2Aからステップからの2Aとつなげてきます。3Lo+2Tとまったく安定感ありますね。コンビネーションスピンからいいポジションのスパイラルが入ったコレオシークエンス。レイバックスピンは直接下からビールマンにもってきてました。いやー技術のオンパレード。217.45。すごくしっかり笑顔でお礼が言える。

エリザベータ・トゥクタミシェワ。インディアン・リズミック・ダンス。3Lz+2Tは3-3の予定だったか。3Lzは高いジャンプでした。加点つくわ。3Fもいいですね。レイバックスピンはポジションがすばらしい。シットスピンから音楽が変わってもそれにあわせて。次は2T+3Tになりました。これ気をつけないとですね。3Loはしっかり。3S+2Aはセカンドで片手あげ。ステップはチェンジオブペースがいいアクセントになって曲の変化につながります。2Aはでかいジャンプでした。コレオシークエンスもしっかり踊れてる。ほんとにかっこいい。コンビネーションスピンでフィニッシュ。ジャンプがいくつか入りませんでしたが、さすがレベルの高い表現をみせてくれましたね。212.35。プル兄さんが見に来ていました。

ユリア・リプニツカヤ元帥。「ロミオとジュリエット」。ステップからの3Lz+3Tはばっちりでした。2A+3T+2Tをここでもってきます。強いなー。ステップはエッジワークで表現する強弱はほんとかっこいいです。スピードに乗ったまま3Loはシングルになりました。3Sは手をつきました。スパイラルからの3Fは転倒してしまいました。ちょっとミスの流れが続きますね。スパイラルをはさんで2Aはジャンプになりませんでした。3Fは転倒。きついですね。キャメルスピンからコレオシークエンス。これは味わい深いです。こういうところで物語を表現できるのが強みです。レイバックスピンはキャンドルポジション。そしてスーパーI字スピンでフィニッシュ。後半ジャンプが入りませんでしたね。強みは出せてました。辛抱ですぞ元帥。169.70。辛抱ですぞ。

エフゲーニャ・メドベージェワ。「夏の夜の夢」。3F+3Tは片手あげ。幅もありましたね。3Lzは片手あげ。コンビネーションスピンは新しいY字スピンみたいなポジション。脚が長いです。ステップはよく動けてるしエッジがめっちゃ伸びる。3Fは片手あげ。3Lo+2T+2Tも片手あげ。すごいな。スパイラルポジションもすばらしいコレオシークエンス。つなぎ部分も情感がこもってます。2Aもしっかり、後半に3S+3Tを決めています。もう2Tは跳んで終わってるところでの3-3。2Aからコンビネーションスピンはすべてのポジションが難しい。レイバックスピンでフィニッシュ。技術ありますねー。さすがの新型MSの性能を見せつけましたね。覚えておかないといけない選手ですし、覚えてなくてもどうせ出てくるでしょう。209.81。これだけ出して3位か。

アンナ・ポゴリラヤ。ストラヴィンスキー「火の鳥」。スピードに乗って3Lz+3Tは少し着氷乱れました。でも大丈夫。3Lo+1Lo+3Sも余裕です。コンビネーションスピンはすべて回転速度が速い。ステップはパワフルでこれは持ち味。音にもしっかり合わせてきます。3Fはエッジが微妙。3Lzは手をつきました。2A+2Tは見事。キャメルスピンはすごい鳥っぽさが出てるんですよね。そういうポジション。2A、3Loを決めてコレオシークエンス。レイバックスピンでフィニッシュ。ジャンプがちょっとうまくいかないところもありましたが、プログラムの完成度はほんと高いですね。204.51。こんだけとってるのに4位。

○最終結果:
1. ラジオノワぜいたく三昧
2. 泳がせトゥクタミシェワ一匹握り
3. シャキシャキメドベージェワ巻き
4. まるごと活ポゴリラヤ握り
5. サファノビッチフライロール
6. ソツコワバター磯辺巻き

もう何がすごいのかわからなくなってきました。

優勝はラジオノワ。SP・FSともすばらしい演技でしたね。強さがすごいよ。トゥクタミシェワは2位。欧州を先に見てしまったのですが、ロシアをみてもようやくスルツカヤの真の後継者が現れたという感じですね。表現力が群を抜いています。ポゴリラヤは4位。ジャンプさえ入れば3位いけたでしょうね。そういうこともあります。

というか上位陣にジュニアあがりの選手がばんばん上がってきています。メドベージェワが3位に入りました。いいジャンプをはじめいい演技してきてます。ジュニアで負けなしもわかりますね。5位のサファノビッチもなんでもできるし表現力もあるし、6位のソツコワは他にはない雰囲気をもっていました。えらいことになってますねロシア女子。

結局リプニツカヤ元帥は9位になりました。ジャンプに苦しんでいるみたいですが、元帥はきっと復活します。しっかり見守っておかないとですね。トゥクタミシェワも一時期同じように苦しんでいましたがしっかり復活してる。元帥復活を心待ちにして応援しましょうね。

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