全日本フィギュアスケート選手権2017(4):男子シングルFS

早速キングスマン・ゴールデンサークルを見てきました。面白かったです。なんか、Twitter見てたらこのサイトを見ている人は映画好きが多いらしいのでこれから映画の事もちょいちょい入れていこうと思います、富井です。
さて、全日本のフィギュアスケートも最後、男子FS。解説はホンダバン、実況は西岡さん。
男子は個人的にファンなので(女子の白岩優奈も同じ理由)山本草太から。
山本草太。「ジキルとハイド」それにしてもこの人、人気ありますね。3Lz+2Tですが流れの良いジャンプ。3Loも成功。3Tはスピードがなかったけど成功。コンビネーションスピンはキャメルポジションはもう一つだったけどシットポジションは回転が速い。ステップシークエンスはSPのようなスピードはないけど無駄のない滑り。2Aも成功。3SもOK。3T+2Tも着実に。2A+1Lo+2Sのあとフライングシットスピンはきれいですね。コレオシークエンスも美しい。2LoもOK。コンビネーションスピンもいいですね。慎重、かつジャンプは女子でも低いレベルの構成でしたがノーミスでかつ流れのあるジャンプで揃えたのは素晴らしい。力を出し切りました。怪我を乗り越えた今後が楽しみですね。208.27
ここから最終グループ。
友野一希。「ウエストサイド・ストーリー」4S+2Tは高さのあるジャンプ。2Sになってしまいましたが続く3A+3Tは成功させました。フライングシットスピンも回転が速い。ステップシークエンスは踊っているような躍動感。3A+2T+2Loも高さがある。3LoもOK。3Sも成功。3Lzはやや詰まった感じ。コンビネーションスピンはOK。コレオシークエンスも躍動感があります。3Fも成功。コンビネーションスピンもOK。最後まで勢いがありました。若さが爆発してます。231.21
村上大介。オペラ「道化師」より。4Sは高さがあります。良いスタート。しかし次が1Sに。もったいない。3A+2Tは幅のあるジャンプ。バレエのような振り付けのステップシークエンス。シットスピンは回転が速くて良いです。3LoもOK。ここのパートがちょっと物足りないな。3Aはバランスを崩してしまいました。3Lz+1Lo+2Sは成功。3Fはすぐに足をタッチしてしまいました。3TはOK。フライングキャメルスピンはきちんとレベルが取れています。コレオシークエンスをはさんでコンビネーションスピンは上から撮影しているのでよくわかりませんでした。何で上から撮るのかな。でも、村上は以前より高級感が増しましたよね。格が上がったというのかな。230.95
佐藤洸彬。「セビリアの理髪師」より。3A+2Tはちょっと流れがありませんでした。4Tは手をついてしまいました。2回目の4Tも転倒。ちょっと焦ってしまっているような。持ち直して欲しい。ステップシークエンスは丁寧。シットスピンも回転が速いしユニーク。3Aは成功。3Sもいいですね。3Lzもバランスを崩してしまいました。コンビネーションスピンは曲に合わせて非常にユニーク。3Loは飛び上がる前にバランスを崩してしまってました。3Fは成功。歌っているようなコレオシークエンス。最後のコンビネーションスピンも曲調をよくとらえてます。ああ、完璧とは言えませんでしたが、良くやりました。214.85
無良崇人。送り出すお父さんが笑顔。つい、お父さんばかり見てしまいます。お父さん、まさかこの子が小塚崇彦より長く選手生活をおくると思いませんでしたよね!ほんと、もうはじまる前から親戚の気分。崇人はがんばりましたよ。
「オペラ座の怪人」4Tは何とか着氷。3Lz+3Tは素晴らしいジャンプ。良く滑っていますね。3Loも成功。ステップシークエンスも上手くはないけど丁寧にがんばっています。シットスピンの回転も速い。3A+2Tも成功。無良らしい高さのある3Aも成功。3F+1Lo+2Sも成功。フライングキャメルスピンはやや止まりそうだったけどOK、OK。3Sも幅のあるジャンプ。3Lzはステップアウトしてしまったけど良くやりました。コレオシークエンスもスピードがある。コンビネーションスピンも丁寧に回っていました。がんばりました、3Lzが残念だったけど、無良の全てを出し尽くしました。これ以上はできないよ・・・。258.41
田中刑事。この後はやりにくい。でも、やるしかない。「フェデリコ・フェリーニ・メドレー」4Sは余裕のあるジャンプ。美しい。4Sは単独でステップアウト。しかし3Aは高さのあるジャンプで立て直しました。足換えのシットスピンも回転がいい。ステップシークエンスも高橋大輔を思い出すなめらかな足裁き。無理なく滑っている。4Tも加点のつく大きなジャンプ。3Aも良いジャンプでしたがバランスを崩して単独に。3F+3Tもステップアウト。フライングキャメルスピンもOK。3Loは良いジャンプ。3Lzも成功。コレオシークエンスもユニーク。最後のコンビネーションスピンは音楽にあった素晴らしいスピン。うーん、迷うな。完成度の無良か、難度の高い田中か。全体的な滑りは田中刑事に分があるんだけど、無良の情熱的な滑りはオリンピック出場に値すると思う。267.15。あー、やはり田中ですよね。
宇野昌磨。「トゥーランドット」素晴らしいスピードですね。4Loも難なく成功。イーグルからの3Aの飛距離のすごさよ。弾丸みたい。3Loも素晴らしい。フライングキャメルスピンも回転が速い。コンビネーションスピンも一つ一つのポジションが美しい。うっとりとしてしまうスピードを自在に操るステップシークエンス。4Fは転倒ですが美しいアリアに全く負けないこの滑りはどうでしょう。4Tもコントロールされています。2A+2Tですが、滑りに戻るとすぐに美しさが戻ってきます。3A+1Lo+1Fのあと、3S+3Tは成功。クリムキンイーグルの後加点がいくらあっても足りないと思えるコンビネーションスピン。うーん、すごい。ミスはたくさんありましたが、あの無良と田中のバトルもありましたけど、やっぱり優勝者はこの人だと思えるジャンプだけでない素晴らしい滑り。すごい。すごいという言葉じゃ足りないぐらいすごい。283.30
○最終順位(将棋にちなんで)
1.うの王将
2.けいじ飛車
3.むら角
4.ともの銀
5.むらかみ金
6.すもと香車
1位の宇野は別格ですね。もう2A+4Tに挑戦とか別次元の戦いをしていました。その上、日本には羽生結弦がいるのです。忘れるわけ無いんだけど忘れてた。羽生が絶好調ならヤグディン、プルシェンコみたいな感じになる・・・と思いきや、あの時代と違ってライバルはいっぱいいるんですが。まあ、それはさておき。
2位の田中と3位無良もすごかった。2人ともよくやりました。もう7人だけだけど見てて疲れました。4位、友野、5位村上、6位須本もお疲れ。もうお腹いっぱい。女子の激戦もすごかったけど男子はなんか、より疲れました。知ってたのにこれだけ疲れるなんて。男子もレベルが高いなあ。無良も村上もあと4年やれそう。やってください。

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