フィギュアスケート世界選手権2011:エキシビション

エキシビションの実況は藤吉さん、解説は田村さんと藤森さん。何だか不思議なトリオですね。
オープニングもちびっこスケーターたちの演技が見事。この中に未来のオリンピアンがいるんだろうな。
ロシアのシニシナとジガンシン。アイスダンスです。ジュニアらしいです。ダンススピンがステキですね。フリーレッグが良く揃っています。ローテーショナルリフトもいい。最後までエキシじゃなくて競技会のようなプログラムでした。
ロシアの世界ジュニア2位のエリザベータ・タクタミシェワ!!この人すごいですよ。「ハーレム」まずは3Lz。3Loもすばらしいですね。オリエンタルな動きもばっちり。片手をあげたアクセルがシングルになるのはご愛敬。スピンも回転がいい。まー、この人が来年はシニアにデビューするらしいですから。シニアへの挑戦状ですかね。首洗って待ってな、と。
ロシアのアレーナ・レオノワ。あー、あの後はちょと気まずい。がんばれ!去年のSPのナンバーですね。2Aを決めて表情もいいですね。スパイラルもワキワキ。3Fはちょっと転倒してしまいましたが、昨日燃え尽きてしまったのでしょう。それにしてもタクタミシェワに負けてたまるか的にがんばってくれました。ありがとう
カナダのウィーバー・ポジェ。アイスダンスです。リフトでぐるぐる回してます、さすが巨神兵。氷の上で不思議な踊り。ロックナンバーがよく合います。
小塚崇彦。帽子をかぶって登場。赤いパンツが意外。すごいスピードから3A!かっこいい。3Tもかっこいい。ストレスのない滑りというか滑らかですね。かかとで帽子を拾い上げるというところに実況陣がくいつきすぎです。曲が変わって踊りまくる小塚。巧みなフットワークが見事。足元の華やかさで魅せます。そして高速スピン!いいですね。プログラムが抜群に良かった。小塚の魅力を引き出して余りあります!余談ですがおじいちゃんはロシア語が話せるらしいです。
ロシアのバザロワ・ラリオノフ。ペア。バザロワのポジションがきれいと藤森さん。いいですね。リフトもポジションがきれい下ろす時も工夫が。ペアスピンもバザロワのレイバックポジションがきれい。背中に乗せたアイスダンスのようなリフトも美しい。薄いブルーの衣装がきれい。ラリオノフは目立たない黒の衣装。
イタリアのカロリーナ・コストナー。椅子を持って登場。椅子に座ったところからはじまるセクシープログラム。ショーガールのような衣装。3Tもばっちり。椅子を引っぱりながらのスパイラル?2Aも大きくて素晴らしい。美しかったですね。曲中ずっといかにカロリーナのフリープログラムが素晴らしいか藤森さんが熱弁をふるっていました。
アメリカのシブタニ兄妹。アイスダンス。日本名はハルミとヒデオ。ヒデオがイーグルポジションのリフトが見事。柔らかな滑りが音楽と調和して素晴らしいですね。ロマンチックでステキ。
チェコのミカル・ブレジナ。大きな3Fは競技の時以上か。イーグルが見事。白のシャツに黒のパンツでも男前だからいいですね。2A、3T共に高い。バレエジャンプも雄大だ。解説の田村さんのバレエジャンプ(at神戸)を思い出します・・・ね。
ロシアの川口・スミルノフ。「千と千尋の神隠し」。多彩なポジションチェンジのリフト。ジャイアントスイングでポジションチェンジ。何でもできるんだな。スロー3Loも空を飛んでいるよう。離れて跳ぶ2Aもきれいですね。おとぎ話のように素晴らしい時間でした。会場からも大きな拍手。
アメリカのアリッサ・シズニー。黒の衣装がステキ。アメリカらしい曲で3Lo。アイドルのような肩の使い方。かわいいですね。2Aも入ってます。スピンが長くて華やか。最後はレイバックスピン。回転の速いビールマンはメリーゴーランドみたいです。最後は氷の上にちょこんと座ってアイドルフィニッシュ。全米チャンプの声が鳴り響きます(わが社で)
カナダのバーチュー・モイア。アイスダンス。すっかりベテランな雰囲気。ムーディーな「アイ・ワナ・ホールド・ユア・ハンド」相変わらずリフトがすごいですね。・・・あ、特に書くことがなかった。素晴らしかったんですが。すいません。
ロシアのエレーナ・ロディオノワ、12歳だそうです。3Sを軽々と。3Lo、2Aと着氷の足が良く伸びてますね。一蹴りが長い。片足のステップも長い。ジャンプよりステップの方がいいですね。スピードもある。イーグルもきれい。スピンの回転も速くてビールマンスピンも良かった。はーすごい。これはエキシというよりソチに向けたプレゼンテーションか。
ロシアのモンコ・カリアビン。ダンスの世界ジュニアチャンピオン。フラメンコの曲によくあった動きですね。エッジの深さが揃っていると藤森さん。雰囲気がしっとりと大人ですね。ロシアは激戦ですね。
ロシアのアデリーナ・ソトニコワ。わー、ついに大本命。世界ジュニアチャンピオンの登場です。黒いチュチュ。もちろん「白鳥の湖」。いきなりキャッチフットのスピンから。バックスパイラルからの2Aは楽々、しかも高さがある。音楽にぴったり合った表現。バレエを踏襲した振り付け(あんまりよくしらないけど)スパイラルも見事。3Loもばっちり。片足のステップもさいごの吠えるようなフィニッシュまで見事!お見事!プルシェンコの女の子版の登場ですよ。来年をお楽しみにー。
ロシアのアルトゥール・ガチンスキー。ハートの形から手をひらひらさせてはじめました。2Aは高さがありますね。黒のTシャツとジーンズは私服か。3Aも高い。観客席をかまってるのもプルシェンコっぽい。3Tもいいなー。バタフライの連続はウィアーのよう。高速スピン速い!なんか自由だったなー。
ロシアのボロソジャル・トランコフ。メガネをかけてオタクな感じ。スーパーマリオの音楽でマリオになるボロソジャル。ゲームに熱中するトランコフ。そしてトランコフがボロソジャルを何の勢いもなく持ち上げてまわしはじめました。スロー3S。ルイージに変身したトランコフ。トランコフ、解放されたかのように楽しそう。以前のペアは辛かったのかといろいろ考えさせられるな。
韓国のユナ・キム。2Aを軽く跳ぶとテクノっぽくよく踊ってますね。ふたたび2A。もう1回2Aと、なんだか気が抜けたようなプログラム。表情もさえないですね。リンクを降りてからやっと笑顔。
フランスのペシャラ・ブルザ。アイスダンス。ワニを抱えて眼鏡っ子のペシャラ登場。ワニに驚いて倒れるペシャラ。そしてワニを退治するターザン的なブルザ。どうせズーリンが考えたんだろ!というプログラムだな(実際は知りません)。ペアでもないのにジャイアントスイング!ブルザのめちゃくちゃさが楽しい。
高橋大輔。流れのある3F、3Aとまるでステップの一部のようですね。3Tのあと試合の時よりいいんじゃないかと思うくらいのきれいなスピン。最後は倒れ込んでフィニッシュ。くるくると回り続けるオルゴールのような美しいプログラムでしたね。
中国のパン・トン。ペア。「見果てぬ夢」。トリプルツイストは高くて会場からどよめきが。デススパイラルもきれい。かがんだところから起き上がってくる不思議なリフト。スロージャンプも滞空時間が長い。曲が盛り上がるところで大技が入りますね。
安藤美姫。白の衣装がゴージャス。2A、3Tとジャンプもいいですね。滑りがよくなったと藤森さん。最後は3S。しっとりとした滑り。片手をあげたスピンがとてもきれいです。最後は感極まって涙ぐむ安藤。前回よりレベルの高いチャンピオンと藤森さんも賞賛の言葉を惜しみません。アンコールは氷の上に横たわったところから「レクイエム」。鬼気迫るレクイエムに解説陣も無言。アンコールの方が数百倍よかった・・・さすが世界チャンピオン。
アメリカのデービス・ホワイト。今度はホワイトが眼鏡。眼鏡ばかりやー。くるっと回して肩にのせるリフト。ホワイトの顔芸が光ります。ケント・デリカットさん?最後はなぜかデービスが眼鏡をかけてホワイトはしょんぼり?アンコールは名作のインド舞踊のプログラム。最初のポーズを取っただけで客席も沸きます。
カナダのパトリック・チャン。今度は椅子でなく長いす。手品がはじまるのでしょうか。めざめるマイムから。大きな2Aだな。スピードのある3Lz、にょろっとしたところから3Tは回りすぎ。3Fもでかいなー。なんかすごいのか、すごくないのかよくわからないよな振り付けで超絶技巧をみせるというトリッキーなぷろぐらむでしたね。アンコールはSPでしたがジャンプ失敗でみんな「あらら・・・」と。しかし自由自在なエッジワークはすごかったですね。
ドイツのサフチェンコ・ソルコビー。スロー2Aはきれいですね。サイド・バイ・サイドのステップもぴったり揃ってますね。スロー3Sのランディングもきれい。美しいジャイアントスイング。珍しく正統派の美しいプログラムですね。アンコールはピンクパンサー。色を抑えた衣装だと印象が違いますね。
フィナーレは安藤がセクシーに踊って決めると手下の高橋・小塚が出てきて3人揃い。ロシアのスーパージュニア選手たちに取り囲まれました。いろいろ華やかだったんですが、小塚→高橋→チャン→ブレジナ→ガチンスキーのステップ対決は見応えありました。それにしてもソトニコワがすごかった・・・。

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フィギュアスケート世界選手権2011:エキシビション への4件のフィードバック

  1. YTiffawin のコメント:

    安藤選手の、これまでで最高の「レクイエム」、被災地への思いが痛いほどまっすぐに伝わってきて涙が止まりませんでした。スケートで「心」を伝えられるミキちゃんは本物の世界チャンピオンだと思いました。「心」を伝える滑りができるなんて、本当に素晴らしい選手に成長しましたね。真央ちゃんはやせ過ぎてかわいそうでした。先ず、身体をもとに戻してほしい。そうしたら、あの強い心を支えられる3Aが来季は花を咲かせることでしょう。かなちゃんは、SPが幼すぎたと思います。特にロシアのジュニアやノービスの選手たちの素晴らしい演技を見ると余計に。日本では16歳は子供扱いですが、シニアの舞台で「子供らしさ=かわいらしさ」は、通用しません。世界選手権のプログラムとしては選曲ミスだったのだと思います。ロシアのジュニアたち、すごいですね!美しい。ソチでは、真央ちゃんの成長・成熟したパフォーマンスがみられることを信じています。できれば来季は休んでほしいなとも思います。でも、休まないのが真央ちゃんらしいのでしょうね。千と千尋の神隠しの川口ペア―、こちらも涙しました。日本人であることを誇りに思った今年の世界選手権でした。ロシアのスケート連盟から日本へのメッセージ、JスポーツESPNでしか流されませんでしたが、フジTVの放映の仕方には大変疑問を持ちました。同じ時間に放送開始しているのですから、何故LIVEで流さないのかと...。編集の必要もないし、アナウンサーのうんざりするようなへんな実況は演技の美しさにひたりたいスケートファンにとって「うるさい」としか言いようがありません。Jスポーツのように、演技が始まったら、ひたすら視聴者がその世界にひたることを尊重してほしいです。美しいものに言葉はいらないのですから。本物はストレートに心に入ってくるのですから。世界陸上の織田さんを彷彿とさせる「じゃま」なアナウンサーは本当に要らないのです。最後になりましたが、エキシビション出場各選手の細かい説明、ありがとうございました。Jスポーツを見られなかった方々にとって何よりの描写だったと思います。ありがとうございました。

  2. masayan のコメント:

    がーーーん 録画失敗しておりました・・・
    『曲中ずっといかにカロリーナのフリープログラムが素晴らしいか藤森さんが熱弁をふるっていました。』
    聞きたい・・・ここぜひ聞きたいw。安藤のレクイエムの次に大切なポイントですよ!!わたしからしてみればw

  3. サクマ のコメント:

    お久しぶりです。
    このところバタバタしていてやっとレビュー拝見できました。
    男子FSの最終グループでごっそり気力と体力を持っていかれて女子のあたりでは息も絶え絶えでしたが、やっぱりスケートは面白い。
    クチピーのSP落ち、将軍の跳び過ぎ(コンテとマカロワもですよね)、高橋のビス、フラットちゃんの疲労骨折…
    でもその分喜びも大きかったというか、選手の皆さんがベストを尽くしてくれたのは充分伝わりました。
    EXの演出も素晴らしかったし、安藤レクイエムには思いっきり泣かされてしまいました。
    その後に酔っぱらったリーマンが公園で目覚めました、にしか見えないパトリックちゃんに笑っちゃいましたが。
    ペアとアイスダンスも激戦で凄かった!
    お二人の感想が楽しみです。

  4. 富井副部長 のコメント:

    みなさま、コメントありがとうございます。
    >YTiffawinさん
    >被災地への思いが痛いほどまっすぐに伝わってきて涙が止まりませんでした。スケートで「心」を伝えられるミキちゃんは本物の世界チャンピオンだと思いました
    素晴らしかったですよね。まさに女王!何度も見たプログラムですが、以前とは同じプログラムとは思えないぐらいの輝きがありました。
    >日本人であることを誇りに思った今年の世界選手権でした
    こんなに素晴らしい選手ばっかりなんだと改めて驚きましたよね。しかもさらに上手くなっているのがすごいです。
    >masayanさん
    >聞きたい・・・ここぜひ聞きたいw
    正統派の評価なのだろうと思いつつ、好みだったのだなと思ったりしました。ぜひぜひ再放送でじっくりお聞き下さい。ファンとしては首がガクガクするほど頷きながら聞きました。
    >サクマさん
    >EXの演出も素晴らしかったし、安藤レクイエムには思いっきり泣かされてしまいました
    心が伝わりました。鬼気迫る感じですごかったですよね。
    >その後に酔っぱらったリーマンが公園で目覚めました、にしか見えないパトリックちゃんに笑っちゃいましたが
    そうなんですよねー。もっとジェフリー・バトルとか男前スケーターに、わかりやすくかっこいいプログラムを作ってもらうべきだと思いました。ああさわやかにはならないにしても・・・。

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