フィギュアスケートグランプリシリーズ2011 アメリカ大会(2):男子シングルFS

休養。この休養はまた微妙だなと思うマイク松ですこんにちは。横浜しか使わないのかな。でもこういう形で休養させておいて、実はものすごい至れり尽くせりのセレブな休養ライフをエンジョイしていたら逆にいいのにと思います。実際極度に疲労しているはずだし。新しいオヤガイシャが激怒するような、ものすごい休養をよろしく。いっしょに休養するコーチ陣も含めて、ほんとにおつかれさまです。
さてこちらは始まったばかりのGPS、今日はアメリカ大会の男子シングルFSです。いつもはいい演技をしてくれればいいと思うのですが、なんかケビンとかいう人がSP終わって4位に入ってるんですよ。上位を脅かしちゃうぞ!?

フィギュアスケートグランプリシリーズ、アメリカ大会、男子シングルFS。実況は森下さん、解説はサノさん。
サミュエル・コンテスティ。「バラ色の人生」。最下位からリカバー期待。3Aはしっかり成功。よしよし。3Fも慎重に決めてますね。3Lzはステップアウトにおさめました。スピンにはもうすこし速さがほしいところ。2つめはよくできました。CiStはさすがの表現力。ポケットの中身を細かく工夫してますね。後半に入って3A+2T、3Loとしっかり決めてます。観客におもしろアピールも忘れない。2Aは流れを切らさないいい感じ。3S+2T+2Loは間にターンが入ってます。3T+2A+SEQを決めてからスピン。しっかりまとめました。よしよし、今日はコンテスティの滑りをしっかり演じられましたね。表現の工夫もさすがのこだわり。みていて楽しかったです。トータル190.20。
アメリカのダグラス・ラザーノ。ライサチェックの代役ですね。今日23歳の誕生日だそうです。がんばれ。「アディオス・ノニーノ」ほか。3Aは流れがある。3Tはダブルになってしまいましたね。ここにトゥーループがあるということは4Tを将来的に入れるんじゃないかとサノさん。3A+2Tも成功。アクセル得意なんですかね。3Lzからスピン。ポジションもいいし回転速度もあります。技術的にまとまってる感じですね。後半に入って3T+2T。イーグルから3Sとしっかり。3LoからSlSt。ぱっと終わってる感じか。最後に2A+2T+2Loをもってきてます。スピンでフィニッシュ。丁寧な演技が光りましたね。コンビネーションのレベルをあげていけば普通に上で戦えそう。192.95。パーソナルベストだそうです。そんなにうれしそうじゃない。
フローラン・アモーディオ。出た!虎縞の衣装だ。ミナミで大量に買ってきたんかな。「ベサメ・ムーチョ」ほか。ジャパンオープンの演技ですかね。最初は4Tにチャレンジしますがトリプルになりました。3Aはきれいに決めました。あとはしっかりまとめていきたいですね。スピンからダンスパートに。サンデュ先輩の霊を召還せよ!さすがのダンスレベルです。3Loは軸がぶれましたがリカバー。3Aはダブルでコンビネーションにならず。3Lz+3T+SEQみたいな感じになりました。3A、2F、2Aと跳んでます。だいじょうぶかな。SlStはちょっと乗り切れないか。昨日は最後のスピンがLv.1になったらしいですが、今日は無難にまとめました。うーんジャンプを気にしすぎてダンスも乗りきれない感じでしたね。守りに入らずもっとはっちゃけていっていいのに。187.60。
アメリカのアルミン・マーバヌーザデー。きましたね。映画「キル・ビル」より。4Tは転倒で回転足りず。ちょっと高さが出せなかったか。3A+2Tは決めました。ステップから3Lzはシングルに。うーん。3Loはおっけー。CiStはエッジよく使えてますよ。若い頃の小塚みたいな滑り。3Aは高さが足りず転倒。スピンはさすがの出来。3Fは手をつきました。ジャンプがまだ調整できてないか。2Aでスピン、最後の3Lzはステップアウト。うーん。SlStはすいすいと滑っていきました。確かにサノさんのいうように4Tの失敗からリズムを立て直せない感じはありましたね。もっと全米チャンプ&ファイナルチャンプのシズニー先輩を見習って、そこからどうリカバーするかを考えるのです。179.07。
カザフスタンのデニス・テン。髪型がぽいぽいおもしろい感じでいわゆるアホ毛がいっぱいになってます。小宇宙が燃えているのか?「アディオス・ノニーノ」ほか。4Tは詰まりましたがしっかり決めましたね。3Aも流れに乗って成功。もっとスピード出してほしいな。3Lz+3Tもばっちり決めて波に乗ってきたぞ。CiStはローリー・ニコルっぽい振り付けですが、よく消化してますね。スピンもおっけー。後半もしっかりまとめてほしい。2A+2T+2Tは3Aにはならなかった。3Fで転倒。ちょっと疲れてきたか。持ちこたえて!3Lzもダブルに。3Loからスピン。このポジションはかっこいい。3Sもステップアウト。SlStは最後の力を振り絞る感じ。気合いはまだありますが、ステップ終わりに0.5秒ほど休んでる時間があった。うーん前半の出来を維持したかったですねー。あのままいったら表彰台もあったかと思いましたが。197.98。これから体力つけましょう。うしろの模様からキャロルおじいちゃんのうしろに後光が差してるみたいだった。
リチャード・ドーンブッシュ。「荒野の用心棒」ほか。いい出だしだな。4Tはやわらかいひざでなんとか吸収して成功。かっこいいです。3Lzもおっけー。3Aはツーフットになりましたね。まずまずや。SlStをここにもってきてるんですかね。おもしろい構成。ドーンブッシュはいつも一工夫してきますよね。スピンはばっちり。西部劇のおもしろさをへんな笑いの表現でもってきてます。後半に入って3Aは抜けてしまいました。3S+2A+SEQはクリーンに決めました。スピンから3Lz+3Tを決めて、一発銃を撃って笑わせます。3Fはダブルに。馬に乗ってCiSt。これもエキサイティングな構成。最後の3Loは転倒してしまいました。スピンでフィニッシュ。おおーこれはすばらしい。ジャンプのミスはありましたが、ついにアメリカに小芝居王が登場しましたよ。ジュベールお父さんの後継者は北米にいました!でもまったく流れを切らさない、ステップからも西部劇の緊迫感が出てくるような。こいつはやりますね。アメリカのガールズたちも応援してあげておくれ。202.27。
ケビン・バンデルペレン。またおもしろい衣装きてきたよ。がんばれ表彰台!「仮面の男」より。4Tはばっちりでした!あんなに助走にスピードないのになんで成功するんだろう。3Aはステップアウト。3Fはおっけーですね。基本的にあとはぐるぐるまわっているだけなのですが、なぜか目が離せない。ケビンもここでSlSt。もう疲れてるみたいに見えますが、ただたんにつなぎの演技に興味がないだけです。3S+3T+3Tきました!3-3-3!さすがですじゃ。3Lzはダブル。このへんでさっきのを帳消しにするあたりもケビン。3F+2TからCiSt。そのおわりに合わせて3Loもばっちり。2A+2Tから最後は止まりそうなスピンでフィニッシュ。うーんまさにKVDPの滑り!ビッグジャンプで驚かせても、あとではきっちり悪い方に帳尻を合わせてきます。そしてエレメンツ以外に興味はなし。これぞ漢の滑りというものですよ。212.48!おートップにきました!いちおう点にガッツポーズをしたりしてますが、ほんとに点に興味あるのかわからないところもすごい!
村上大介。映画「グラディエーター」より。3Lz+2Tは3-3の予定だったみたい。気にせずいこうぜ。3Aは高さもありましたよ。3つめにクワドルプルを用意。4Sは転倒してしまいました。おしいなー。CiStはしっかり戦いを表現してますね。動きもいいしケビンのあとのせいもあるけどすばらしく見えます。スピンも曲にうまくあわせてる。3Aはツーフットっぽかったか。3Fはおっけー。3Fはツーフットでコンビネーションにならず。3Loはクリーンでした。イーグルとかのエッジワークはとてもいいですよね。3SからSlSt。がんばってます。最後のスピンも回転速度ありました。がんばりましたね。曲全体で表現しようという意思を感じましたよ。193.32。村上もキャロルおじいちゃんなんや。
小塚崇彦。上を狙っていきましょう。「風の谷のナウシカ」より。さすがのスピードから4Tにいきますが転倒。ちょっとタイミングあわなかったですね。3Aはその前のステップからして最高です。3Lzで転倒してしまいました。これもタイミングずれた。スピンで取り戻しましょう。CiStは片足で長く滑ってましたね。曲にしっかり乗ってます。3A+2Tは詰まってしまいましたがなんとか。3Fは左足でウォーレンを入れているのはかなり高度とサノさん。なるほどー。3Lo、3Sもおっけー。3LzからSlSt。この表現もいいですねー。伝わってくるものがあります。スピンでフィニッシュ!よしよし少しずつ演技が固まってきましたね。でもジャンプの調整にはもう少しかかりそうですね。じっくりやって完成型をみせてほしいものです。212.09。うわー!1位じゃないのか。このままじゃケビンが優勝しちゃう!
ミカル・ブレジナ。しっかり優勝してくれよ。映画「アンタッチャブル」より。3Aはでかいしきれい。3F+3Tをここで入れてきました。4Tの予定を変更したか。3Sはここも4Sの予定を変更。賢明な判断ですね。CiStはさすがのうまさ。もっとエッジワークがよくなってます。と思ったら足ついたか。スピンから後半に入って3A+2Tはなんとか。3Fはほんとに高くて長い。3Loはシングルに。しっかり。ステップからの3Lzは転倒。最後も1A+2Tになってしまいました。大丈夫だよね?スピンももっと質を上げている感じ。SlStもでかい演技ですねー。1つ1つの演技が大きくて迫力がある。スピンで締めました。よしよし大丈夫でしょう。でもシーズン最初としてはよくまとまってますよ。これから詰めていきましょう。216.00!なんとか逃げ切りました。あぶねー。ケビンが携帯で電話してる。iPhoneかな。
○最終結果:
1. ブレジナ薬局
2. ケビンファーマシー
3. 小塚製薬
4. ドーンブッシュ薬店
5. デニス・テン漢方
優勝はブレジナ。結構リードつけてたけど、終盤でミスが続いて、すわケビン優勝かと思いましたが、しっかり逃げ切りましたね。いやーそれにしてもすべての面でパワーアップしてますね。きっと昨シーズンの終わりよりも、けがする前よりも大きくのばしてきてるんじゃないでしょうか。ヤグディン以来のイケメンパワータイプの復活でしょうか。ジュベールお父さん?お父さんはお父さんです。カテゴリーはお父さん。とにかくブレジナはファイナルにも出られるでしょうしこれからが楽しみ。
2位にバンデルペレンがきました!まじで!?あんなにジャンプ以外興味なさそうなのに。チヨタイカイに勝てない若手力士みたいな状況が。なにしろFSは1位なんですからね。電話してたのは「もしもしおかん?オレ表彰台あがったから!ビデオとっといて!」みたいな感じだったのかもしれません。すごい迫力のジャンプ、クワドルプルに3-3-3とたんなるジャンプマシーンを超えた存在。まじでもうちょっとで優勝でした。ブレジナが4Tと4Sに挑んで両方転倒してたら優勝でした。ケビンが完璧な演技?それはちょっとなさそうなので考えなくてもいいのですが、それでも2位でも最高にうれしいです。にやにやがとまりませんよ。おめでとう!
3位に小塚がきました。本人も収穫はあったといってましたが、この時期にあの難しいプログラムを仕上げるのは至難の業。むしろ3位に入ってすこぶる順調ですよね。どこまでも気持ちのよいスケーティングはすでに完成しているだけに、ここから完成型に仕上げていってほしいところです。提案ですがファイナルあたりからナウシカの伝承にしたがって、衣装を青くして、スケートのブレードをゴールドにするのはどうですかね?
4位はドーンブッシュ。すばらしい小芝居王の誕生です。アメリカから出てくるとは驚きですが、このままその表現力を磨いていってほしいところ。というかジャンプもいけてますしね。5位はデニス・テン。スタミナがもてば表彰台もいけたかも。相変わらず素質十分のやつです。
というわけでスケートアメリカはケビン・バンデルペレンが2位にきました。ヴェテランの活躍がリンクに嵐を巻き起こす!小規模の!

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フィギュアスケートグランプリシリーズ2011 アメリカ大会(2):男子シングルFS への2件のフィードバック

  1. 桜もち のコメント:

    今、録画したのを見ました。
    小塚選手のプログラム、本当に良いですね! 美しい曲と端正な滑りがぴったり合っていて、完成したらどんなに素敵になるんだろうと思うとワクワクします。
    本人も現時点では納得のようですし、ぜひ時間をかけて丁寧に仕上げていってほしいですね。
    マイクさん、バンデルペレンの扱いがちょっとひどいです! チヨタイカイにされてるし。(でも確かにそんな雰囲気ですけど)
    >「もしもしおかん?オレ表彰台あがったから!ビデオとっといて!」
    ビデオって… いかにもチヨタイカイが言ってそうなセリフですよね? でもバンデルペレンが活躍すると、これからもマイクさんがどんどん面白い記事を書いてくださるような気がするので、ぜひリンクに嵐を巻き起こしてもらいたいです。(小規模の!)

  2. マイク松 のコメント:

    桜もちさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    まあケビンへのコメントはすべてラヴの裏返しですから。Cを出しているのは若手よ奮起せよという北の富士さん的アプローチです。
    もううれしくてしょうがないんですよ!あのケビンが2位って。ほんとにがんばってほしいです。(小規模に)

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