大相撲7月場所2012:初日

昨日カアプの試合をみた帰りに、「えいせいー、えいせいー」と人を呼んでいる人をみかけたマイク松ですこんにちは。よりによってなんでそんな名前にと思いましたが、人の名前ですからね。名前があって人があるのです。
さて、いよいよ今日から名古屋場所ですね。たのしみです。
で今日はオリックス×ロッテ戦を録画していて、もう1つのW録で相撲を録画してあとでみようと思っていました。ところがそれまで生で見ていたカアプ戦がいい試合で、それもみたいと。かくなる上はカアプの試合をW録で録画して、相撲はリアルタイムで別の部屋で見ようということになりました。
そしたらふと、英語の実況はどうなってるんだろうと気になりました。ということで勝負が決まってからリプレイのところだけ英語実況を聴いてみようという突発企画がスタート。フォルス・スタート商会は(おそらく)多国籍企業ですが、極東事務所の社員の英語力は頼りないので、適当に拾ってはさみこんだらルー語っぽくておもしろいと思いました。

初日。実況は白崎さん、解説は正面が北の富士さん、向正面が舞の海さん。リポートは吉田さん。どうもオリンピック体制で、アナウンサーは出払っているみたいですね。英語の実況はマレー・ジョンソン、ゲストはデビッド・シャピロ、通訳は二宮友佳子さん。通訳は何をするんだろうと思っていたら、どうも物言いがついたときにリアルタイムで通訳するらしいです。
勢×千代大龍。勢が返り入幕、千代大龍もけがから復帰してきました。千代大龍がひくくいい立ち合い。勢は差そうとしましたが受けてしまい防戦一方でした。Good forward pressure, Chiyotairyu. Excellent Sumo. 千代大龍はずっと引く相撲はとってないといってますが、北の富士さんは懐疑的。
宝智山×若の里。宝智山が突き押しで若の里を崩そうとしますが、若の里が左からの差しからすくい投げ。これはタイミングがよかった。Hochiyama wasn’t able to break Wakanosato down.
栃乃若×舛ノ山。栃乃若のひじはどれくらい戻ってるんでしょうか。舛ノ山が立ち合いから起こして起こして。栃乃若もあてがうことができなかったところをみると、まだひじは万全じゃないのかなあ。Masunoyama does drastic attack, good position, good pressure.
大道×隆の山。合同練習はjoint practice。相撲は大道が右を差して起こして寄り切り。隆の山も何かを仕掛ける前にやられましたね。Takanoyama should have done something on Tachiai. 胸を合わせるのはchest to chestか。基本的に英語実況は日本語実況と同じことをいってるようです。
佐田の富士×北太樹。佐田の富士はよく稽古しているみたいですね。北太樹もサポーターがないので調子いいのかな。北太樹が立ち合いから当たっていなしにいきますが、佐田の富士崩れず、外四つで引きつけて寄りたてます。北太樹も残そうとしますが及ばず。あー佐田の富士流血していますね。激しい当たりでした。Sadanofuji found Mawashi, and got it on right hand.
玉鷲×宝富士。玉鷲は右をねじこみますが、宝富士がそれをうまくブロックしながら左から絞る。そして起こして一気に出ました。左のまわしの位置がよかった。Takarafuji did good job, Shallow his left hand.
玉飛鳥×時天空。TamaasukaはTamakasugaの弟子で、Nagoya出身だそうです。がんばりたいところですが、時天空が立ち合いすぐ左をとって肩から寄っていきましたね。玉飛鳥もなかなか攻め手が見つけられませんでした。Tokitenku’s right hand was very fast. Tamaasuka couldn’t break Tokitenku’s charge。
雅山×魁聖。魁聖は腰が不安であんまり稽古できてないみたい。雅山はいつも通りか。雅山の突き押しをあてがう魁聖。回り込もうとする雅山ですが、魁聖の左からの突き落としが決まりました。確かに魁聖の状態はよくなさそうですが、落ち着いてはいますね。Miyabiyama circles, and keep forward pressure.
嘉風×豊響。嘉風が立ち合い豊響をいなして左を差しますが、豊響が落ち着いて腰を落として寄り切りました。嘉風もいなしからの展開がなかったかなあ。Yoshikaze tried to break balance, but couldn’t break.
臥牙丸×翔天狼。翔天狼がしっかり当たってガガの当たりを相殺。そこから引き落としました。翔天狼いい当たりでした。ボーン・ディス・ウェイを止めていました。This is a good example against strong tachiai like Gagamaru. eat low head. …だったかなあ。字幕でてくれるといいのに。また太ったか?ときくと「OOPS!」的な反応をしたそうです。
新十両鬼嵐、初日はいきなり変化してました。大丈夫か。
豊真将×高安。高安が起こそうとするのをしっかり頭を下げてディフェンスする豊真将。徐々に前に出て押し出しました。この相撲はグッド。今場所は豊真将いけそうですよ。Houmasho dig in, dig down. 突きがdigらしい。
阿覧×豪風。豪風が左を差しましたが、すぐに阿覧が小手に振り、そのまま小手投げで出しました。いい反応。Takekaze made mistakes, He got in. Alan took lose arm.
栃ノ心×松鳳山。松鳳山も3枚目まで上がってきました。たのしみ。栃ノ心がかちあげで身体をいかして松鳳山を中に入れません。松鳳山もはねあげて中に入ろうとしますが、栃ノ心がはたきこみました。Tochinoshin slap down, and exchange position. 張り手がspap down。
豪栄道×若荒雄。ゴーエードーは取り口に重みが出てきたと舞の海さん。しかし今日は若荒雄がてきぱき細かく突き押して、ゴーエードーの攻め手を封じるよう。そのまま前に出て押し出しました。すべての手数が理詰めの作戦のよう。これが閣下も評価する若荒雄の力なんでしょうか。いやいやまだわからん。Wakakoyu pull, push, push. good hand placement, good body placement. Goedo no push ago, No placement to circle.
隠岐の海×鶴竜。左四つで隠岐の海が鶴竜を引っ張り込んだ形。隠岐の海が上手をとりました。がっちり組んでますね。引きつけて出ますが、鶴竜が土俵際で体を入れ替えて寄り切り。作戦でしたね。旭天鵬譲りか。Okinoumi should wait. Ozeki shift, and side way.
琴欧洲×安美錦。カロヤンは両足に不安があるみたい。大丈夫かな。また初日にアミー。カロヤンが出て行くところをアミーがいなしますが、送り出すまでには至らず。カロヤンもしっかり見て押し出しました。だいぶ身体は流れてましたが、落ち着いてましたね。Ozeki keep eyes on. good cover. Ozeki has responsibility of rank.
碧山×日馬富士。碧山は初の大関戦でめっちゃ緊張してるみたい。がんばれ。ハルマも稽古は十分のよう。碧山は立ち合いから突き放して距離をとりますが、はたきに頼ってしまいましたね。いい場面もありましたが、下がってしまってはいい相撲はとれないです。突き押しも通じず、逆に低く突き押すハルマの押し出し。北の富士さんも初顔相手に全力でとっていてすばらしいけど最後のだめ押しはだめと、めずらしく評価していました。very very impressive example of Harumafuji’s sumo.
把瑠都×旭天鵬。相変わらず体の張りがいい旭天鵬。ぱんぱんですね。でも遠くから把瑠都と比べると絞ってきているかも。やせてはないけど締まってる。右四つで先に上手を旭天鵬がとりました。引きつけていきますが、把瑠都がうまく肩から寄って、切り返し気味に崩して寄り切りました。落ち着いてたなー。でも旭天鵬健闘してました。Baruto is patient, wait moving on.
栃煌山×琴奨菊。菊はけがさえなければわりと優勝していたような気がしていたんですが、まあそれも摂理ってやつですからね。栃煌山の今後については北の富士さんと舞の海さんで意見が分かれていました。立ち合いから下から起こして前に出る栃煌山。巻き替えに乗じて出ますが、すくいで崩した菊が逆に押し込んでからいなして最後は送り出しました。Ozeki get perfect start. 終わったあとには北の富士さんも攻めだけじゃなく引きずるような稽古もしろといってました。
稀勢の里×妙義龍。なぜかキセコールが。妙義龍の兵庫の方が近いやろ。立ち勝ったキセ、どんどん前に出て行くが、妙義龍もまわりこみながらしのごうとします。土俵中央まで戻しますが、左を差したキセが寄り切りました。妙義龍立ち後れましたね。Myogiryu uses the skill of circling away, but can’t break Ozeki’s pressure.
白鵬×豊ノ島。両者いい立ち合いですごい当たりでした。横綱が身体を寄せて一気に押し込みますが、土俵際で豊ノ島がひっかけて、両者が同時に出たように見えました。物言い。Yokozuna is going down first, but Toyonoshima is flying away. 取り直しになりました。これは納得でしょう。まだ調子が戻ってなくて勝負を急いでいると実況陣。立ち合い白鵬が今度は右前まわしをとりました。引きつけて体勢を作り、慎重に出て寄り切り。今度はばっちりでした。
英語実況陣が大関が全員初日を出して、HAHAHA!まじかよ!的に喜んでいたのがおもしろかったです。そんなに珍しいか。珍しいですよね。

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大相撲7月場所2012:初日 への2件のフィードバック

  1. YM5 のコメント:

    英語実況、楽しませていただきました。
    基本NFLを見る時はストリーミングのネット中継かネットで拾ってきた現地の映像なので気持ちは分かりますw(でも、日テレよりはジョー・バックとエイクマンの方がよっぽと分かりやすい不思議)
    NFLも暇な時は試合そっちのけの雑談がメインになりますが、英語でMickeyという名前が出たら感動ですよね。
    来年の8月7日に兄さんのその後を描いた”Run Mickey Run”というドキュメンタリー映画がやるらしいぜ!
    とか、そんな事を言ってたりして。(大嘘)
    元ネタのRun Ricky Runではデビュー当初のギラギラした表情+やっちゃうぞオーラを纏ったリッキーさんとキャリア晩年の穏やかな表情+いい人オーラ全快なリッキーさんの対比が印象的でしたが、兄さんもどれだけ変わったのか気になります。
    勝手な想像である事を承知で、愛子様プロデュースで本当にRun Mickey Runという映画がやらないかなー。
    絶対に映画館に行きますよw

  2. マイク松 のコメント:

    YM5さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    英語実況は難しいですが、外国人にはありがたいですよね。僕もできるようになりたいです。

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