関ヶ原の戦いをカーリングみたいに実況してみる

新日本風土記で温泉特集をやってて、日本人のお風呂好きにあきれつつも、温泉入りたくなってるマイク松ですこんにちは。いいなー温泉。別府とかは自分の家に引けるんですよね。

さて、今日はカーリング日本選手権の男子決勝をみていたのですが、さすがのレベルの高さ、さすがの熱戦でした。ところで実況と解説がとてもきいていて勉強になるのですが、このスタイルって他のところでも使えるんじゃないかと思いました。

たとえば実況が「ここで阿部晋也(札幌のスキップ)は何を考えていますか?」といったとしたら、魏蜀の激闘では「ここで司馬懿仲達は何を考えていますか?」となるわけです。なるわけですといわれても困ると思いますが、この調子で昔の戦のことをカーリング的に考えてみたいと思います。うまくいくんかな。

今日の男子決勝の実況解説、曽根さんと敦賀さんが関ヶ原の戦いを中継するという感じで考えてみます。カーリングはメンバーは固定されていますが、今回はいろんなメンバーが出てきます。あと実況は富井、解説はマイク松でお送りします。

富井「今日は東軍と西軍の一戦になるわけですが、勝負のポイントはどこになると思われますか?」
松「どっちが早く戦リーディングができるかが鍵になると思いますね。両チームのコンディションもそんなに差はないと思います」
富井「両チームとも必勝を期して臨んでいますからね」
松「そうですね、この試合に勝ったチームが幕府を開けるわけですからね」
富井「注目する選手を教えていただけますか?」
松「東軍はやはりスキップの徳川選手ですね。大ベテランですし、選手のコントロールもうまい。西軍の出方をよく見極めた作戦の立て方が注目です」
富井「西軍の方はスキップを石田選手がつとめますね。これまでフロントのセットアップに徹してきた印象があるんですが」
松「とはいえサードには試合経験豊富な大谷選手がいますので、作戦面では心配ないと思います。ただ大谷選手ちょっと体調がよくないと聞いてますので、そこは選手がみんなでカバーしないといけないですね」

富井「これまで東軍はライバルだったチームの選手達を自分たちのチームに引き入れてきたという経緯があるんですが、まとまりとしては大丈夫でしょうか」
松「あのですね、徳川選手がそのへんはうまくやってると思うんですよね。結構細かくコミュニケーションとってきたと聞いてますので大丈夫だと私は思います。ただ予選リーグで、頼りにしていた秀忠選手がチーム真田に敗れるという波乱がありました」
富井「ありましたね。チーム真田の作戦に考えすぎて、持ち時間を使い果たしての敗戦となりました」
松「徳川選手としては秀忠チームが準決勝あたりで接戦を演じてくれればもっと楽な試合になったはずなんですが、あてがはずれた感じですねー」
富井「逆に西軍のモチベーション面で心配はないですか?」
松「スキップのモチベーションは高いんですけど、選手の方は試合に集中してほしいですよね」

富井「第1エンドはやはり様子見という感じで、まずは戦の状況をつかむことが重要でしょうか?」
松「男子の試合はいきなりガードを置いてくるという感じで、攻めに入ることが多いですね」
富井「東軍はそもそも有利な展開に持ち込みたいところですよね」
松「決勝トーナメントで一度当たったときは、しっかりガードしてきた西軍に対して、ハウスの奥を狙うと見せかけて、ガードを取り払って広いところでのテイク戦に持ち込めたんですよね」
富井「徳川選手はテイクが得意ですからね」
松「ですので西軍はできるだけストーンを多くためて、スキップの徳川選手にドローを強いていきたいですね」
富井「それで第1エンド、まずリードの井伊選手がハウスの中に入れてきましたね。これは狙いとは違うんですか?」
松「そうですね、徳川選手はもっと様子をみたかったところだったんですが、ちょっと突出してしまいましたね」
富井「西軍の宇喜多選手はガードですが、東軍の福島選手はウィックショットに失敗してしまいましたね」
松「福島選手ちょっと意気込みすぎましたかね。もともと闘志を前面に出す選手ですが、まだ序盤ですからね」
富井「セカンドの小西選手はそれをうまくいなすようなヒットアンドロールで、ガードの後ろに回り込みました」
松「これは石田選手を助けるショットになりそうですね」

富井「第4エンド、宇喜多選手も小西選手もよくがんばっていますね」
松「そうですねー、2人ともスキップの石田選手の信頼が厚いと聞いてますからね」
富井「戦前の予想では東軍のパワーカーリングに分が悪いという予想もあったんですが」
松「テイク戦になってくると苦しいかもしれませんが、こうやって粘り強くミスなくやっていけば、スティールのチャンスもあると思います」
富井「ただ心配なのは大谷選手のコンディションですね。先ほど第3エンドではホックラインをこえずに無効になってしまうということもありました」
松「序盤からかなりスイープする展開になっていて、肩で息してましたからね。でも第5エンドが終われば少し休みになりますからね」
富井「その大谷選手の2投目、前のガードに当たってしまいました。これはどういうことですか?」
松「本当は前のガードの後ろに回り込むはずだったんですが、やはり予想よりもウエイトがなかったので、Bプランで前のガードに当てることで後ろをしっかり守るというのに変えましたね。石田選手のコールがよかったと思います」
富井「ここからスキップの投球に入りますが、東軍としては?」
松「ここに(チョークボードを書いて)置きたいんですね。先ほどの福島選手のテイクショットが井伊選手のガードに当たって割れてしまいました。これは西軍にチャンスなんですね。またはBプランとしてはここにおいて(チョークボード)、2点パターンを作りたいですね」
富井「さあスキップ石田のラストショットは…あーちょっと長くて1点止まりになってしまいました、もったいなかったですね」
松「2点とれるチャンスだったんですけどねー、試合が進んで戦コンディションも変化してますから、コミュニケーションが重要になっていますが、ちょっとコールが聞こえてなかったみたいですね」

富井「第5エンドが終わってハーフタイムに入っています。ここまでは互角の展開とみていいでしょうか」
松「そうですね、東軍のテイクショットに対して、西軍は粘り強くガードを置いて、複数得点をとり続けていますね」
富井「お互い先攻の時にスティールも狙いたいところですが、逆に後攻で1点とらされる展開になってますね」
松「なかなか複数点とれない展開で、両チームともじりじりしているんじゃないですかね」
富井「後半戦のポイントはどのへんになりますか?」
松「もちろん後攻のときに複数点とることが重要ですが、先にスティールしたほうが波に乗れるんじゃないでしょうか。スティールというのは自分のチームはいける!っていう気になりますし、相手チームは大きなダメージを受けるんですよね」

富井「第7エンドに入って、西軍のリードは毛利選手ですが、いいところにガードがおけませんでしたね」
松「ここに置いてしまいますと、むしろ東軍のストーンのバックガードになってしまいますね」
富井「ここまでよく戦ってきたんですが、福島選手のショットはTライン前のいいところにおかれてしまいましたね」
松「あのですね、ここに置かれてしまいますと、1回で出すことは難しいんですよね。先ほど毛利選手が置いたストーンにジャムしてしまいますので」
富井「ああっと!セカンドの小早川選手のショットが!テイクショットにいったんですが、自分のチームのストーンを出してしまいました…。」
松「そうですね、いい位置にあった自分たちのストーンだったんですが、逆に東軍のストーンだけになってしまいましたね」
富井「こうなると大谷選手のショットはかなり難しいものを強いられてしまいますね」
松「全部出すのは難しいですね」
富井「大谷選手のショットはガードにかかってしまいました。東軍はスティールのチャンスですね」
松「このままですと東軍は2点、よければ4点スティールの可能性も出てきますね」
富井「最後の石田選手のショットはなんとか失点を防ぎたいところ、ラストショットは…あーっとこれもガードにかかってしまったっ!」
松「惜しかったですけど、もうちょっとでしたね」
富井「これで東軍は4点スティールになってしまいました、ビッグエンドになりました」

富井「8エンドは後攻が西軍ですが、自分たちの形になかなかできませんね」
松「そうですね、小西選手も宇喜多選手も自分たちの置きたいところに全部ガードが置かれているので、どうにもならないですね」
富井「最後の石田選手のラストストーンもドローが届きませんでした。あっとここで石田選手が握手を求めました!試合終了、東軍の勝利となりました」
松「小早川選手が東軍のストーンをハウスの中に入れてしまって、大量失点につながってしまいましたね」
富井「勝負のポイントはどこにありましたか?」
松「ゲームの前半、第5エンドまでは両チームとも互角にいけていたんですが、やはり第7エンドのスティールが痛かったですね。敵を助けるようなショットになってしまったため、東軍を楽にしてしまいましたね」

うん、これっておもしろいのかいまいちわかりませんが、やってよかったです!もともとこのサイトはこういう記事でできているのです!

2 Comments

  1. ゆば より:

    今までカーリングを見たことなかったんですが、たまたまBSで男子予選のSC軽井沢-札幌戦を見てしまい、ものすごーくおもしろくて、決勝まで両者の戦いを見続けていました。女子は脚光を浴びているのに、男子はほとんどテレビでやってないんですね。男子の方が一挙に石を出したり、最後まで逆転できたりしておもろいのに残念ですね。
    歓声をあげる女子とは違い、淡々と続く男子の試合。野太いコールとぼそぼそ聞こえる北海道弁。どんな時も無表情の阿部スキップ。たまりません。(ここまで書いてみて、テレビであまりやらない理由が少しわかりました。)
    そして、カーリングファンの商会さんの記事を見て、カーリング「観戦」の奥深さを目の当たりに!なんてこったい、カーリングの魔力おそるべし。
    こうなる前に、カーリングから引き返すなら今のうちですね(笑)

  2. マイク松 より:

    ゆばさん、こんにちは。コメントありがとうございます。

    日本選手権すごくおもしろかったです。今でも見返しています。
    富井はむしろ男子の方が好きで、海外勢との戦いでは目を疑うテイクショットとかが連発しますよ。世界選手権も放送あるみたいです。
    だいじょうぶです、引き返さずにどんどんいきましょう!

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