マリーンズHOTホットメニュー2015 レビュー

今日は仕事で見られませんでしたが、サンテレビボックス席の今年最初の試合でした。サンテレビボックス席はサンテレビという神戸ローカル局のハンシン戦中継で、万全の体制をもって試合を終了まで中継してくれるありがたい番組で、ハンシンファンにも「オレたちの味方や」といわしめる番組です。そしてユニークなラテ欄も見所の1つ。今日はこんなのでした。

「85年優勝95年はおいといて05年優勝、そして」

いいたいことはわかりますがたぶんこの流れだと2015年はおいといてということになるんじゃないかと思うマイク松ですこんにちは。
さて、今日は毎年この時期にお送りしている、マリーンズのHotホットメニューチェックです。この謎のメニューはこの時期は寒い日もある野球観戦のお供に、体が温まるメニューを特集する企画です。選手を無理矢理引っ張ってきて、おもしろコメントをつけるのが見どころで、当サイトでは2012,2013,2014とチェックしてきています。今年は2015です。
今年かり出されたのは登場順に、大谷、今江、石川、藤岡、クルーズ、鈴木、岡田。今まで不動のメンバーだったミスターHotホットメニュー、Hotホットメニューのエース成瀬が移籍してしまい、その穴を埋めるため満を持して今江を登場させました。順にみてみましょう。
まずは大谷、「つゆダコ」。たこ焼きのつゆがけ。きっと海坊主にかけているんだろうと思いますが、ここで海坊主大谷のあったかつゆダコなどと名前をつけないのもロッテならでは。弁当ののろいを回避するためですよね。それはともかくコメントは「だしがあったかくて良いですね。明石焼きに近いので親しみやすいです。」とわりと無難なコメントです。対して写真は初めてはしを持たされた外国人みたいになってます。
続いて今江の「担々麺」。ベテランらしいおもしろコメントがほしいなと思っていたら、「辛いのが苦手な自分でもおいしく食べられるのが好き!とても濃厚だし、生姜が入っているのも珍しいアクセントですね!」という不思議コメントを出してくれました。レフト線2塁打というところか。なんだ珍しいアクセントって。写真はおっけー。
次は石川、「牛すじ芋煮込みうどん」。なかなかオリジナリティあるメニュー。「関西文化で育った自分にとっても牛すじと芋というのは新しい組み合わせ。だしの味と煮込み具合がちょうど良くておいしいです!」とのこと。味をしっかり表現したナイスコメント。石川ははしを持たない派ですね。
続いて藤岡の「サケ茶飯丼」。藤岡はピッチングはぴりっとしませんが、そのスマイルでHotホットメニューでは次期エースの座を確実にしています。コメントは「ダシが効いていておいしいです。緑茶の香りと味もさっぱりとしていて、自分好みのお茶漬けです。」とのこと。ちょっとふわっとしているコメント。逆に食べて確かめたいと思わせます。
「おしるこ」では今江がまた登場。「こしあんとお餅の食感が良くてとても美味しいです!甘い物が大好きで普段からよく食べますが、このおしるこはオススメできますね!」とのこと。実際おいしそう。おしるこになっても戦意あふれるファイティングポーズがかっこいい。
藤岡は「オニオンスープ・コーンクリームスープ・ポテトポタージュスープ」と3種類のスープをまとめて。「オニオンスープが大好きで、飛行機の移動中も必ず注文するくらい。けどこのポテトスープも後味でポテトを感じられて良いですね。」飛行機内のスープおいしいですよね。「後味でポテトを感じられて」といった表現がなかなか豊かです。これくらいピッチングも表現できれば。
今回最大のインパクトはクルーズ。中南米系のメニュー2つを担当しています。まずは「辛口メキシカンライス」。まず写真の瞳孔が開きっぱなしなのがクール。刑務所で最初に撮られる写真みたいですが、スプーンの位置が微妙なのもおもしろみに拍車をかけます。しかしコメントは「ひき肉のピカディージョがとってもおいしいね!辛めのライスも僕の好みにピッタリ!みんなにも食べてもらいたいよ!」とのことです。専門用語を混ぜながらもオーソドックスな推薦コメント。ナイスです。
鈴木は「マリカツカレーうどん」というがっつりメニュー。躍動感溢れる写真のポーズに加えて、「試合の日はよくカレーうどんを食べるけど、この組み合わせは間違いないおいしさ!カツが2個入ってるのもお得ですね!」としっかりアピール。お得を指摘するのもスキルフル。さすが中心選手。
最後に登場するのが岡田。苦労人&ベテランでいつもその外野守備同様堅実かつアグレッシブなコメントをしてきます。扱う素材はずばり「豚汁」。「味噌汁が好きで、特に豚汁は野菜がたくさん取れて体にも良いのでよく食べます。寒い日には温まれるのでとってもオススメです!」とのこと。豚汁でここまでいえるのが苦労人。体にもいいと健康をアピールするのがテクニック。もっと顔で表現できればベター。
同じ豚汁を担当して岡田に挑むのが石川。こちらは若さを押し出して「豚汁が大好きなので味にはうるさいですが、この豚汁は美味しい!具も量も両方多いのが嬉しいですね。たくさん食べたくなります!」とのこと。がっつりをアピールしつつ味をこだわり的に押し出すあたり、技術を感じます。あと笑顔は石川の完勝。
鈴木は「肉そば」を担当。「これはおいしい!スープで体が温まるし、柔らかいお肉にも感動!ラーメン好きの自分がオススメできる一品です!」。メニューのうまさにずいぶん助けられている。モビルスーツの性能のおかげで勝ってることを忘れないでほしいですが、姿勢の良さは一番。
絶対この割り当て意図的やろという大谷の「グリーンカレー」。はしの持ち方はより不思議になり、微妙な笑顔も移民してきたばかりかな?と思わせます。しかもコメントは「辛いのが好きで、グリーンカレーの缶詰をよく買って食べます。本格的なルーだし、トッピングのピクルスも合いますね!」とのこと。缶詰を使うのが妙にリアル。かつ現地でもそうしてるのかと思わせます。大谷にもっとおかねをあげてほしいと思います。
岡田は「牛すじ辛みボロネーゼ」というトリッキーなメニューにもそのスキルを発揮。「最初は牛すじの和の感じが口に広がり、後から辛味が追いついてくる。ソースと牛すじがマッチしていて、とってもオススメです!」とのこと。描写もおもしろいしクリエイティブで、結局よくわからない感じを出しているのがさすが岡田。お皿をもっている手首の角度がなんだかよくわからない感じになっているのがポイントです。
最後は今シーズンの最終兵器のクルーズ。「ピリ辛チキンウィング&ナチョスチーズ」というスペシフィックな担当。相変わらずの不思議な視線と持ち方にあわせて、「どんな料理にもアボカドを入れるくらいアボカドが大好きなので、このナチョスは最高!お皿も気に入ったので僕の子供に使わせるよ!」アボガドとお皿というどこにも説明文に書いていないところをアピールするあたり、一筋縄ではいかないところをうかがわせます。
今シーズンは7人という過去最大の人数を投入して、成瀬の抜けた穴を埋めようとしています。もっと不思議コメントを出していた成瀬の穴を埋めたかったところですが、岡田、大谷というビルドアップからリーサルウエポンのクルーズで得点という流れができていましたね。クルーズは所属する限り起用してほしいです。
今年こそ食べに行きたい。

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